格闘する者に○ (新潮文庫)
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格闘する者に○の感想・レビュー(1080)
デビュー作。現在の三浦しをんの文体や考え方の原型がほぼ出来上がっていることにビックリ。著者自身の就職活動を小説化したようで、K談社や集A社の面接話は誇張しているだろうが事実ありそうで大いに笑わせる。タイトル「カクトウ」がこんなところで出てきたのか、言葉を扱う企業にいて「カクトウ」は痛すぎる。弟の旅人は、デビュ後のエッセイに出てくる実の弟とそっくりだし、山奥の樵の忍や寿はその後「神去なあなあ日常」で出てくる。西園寺さんの存在が気になる。重松清の解説に○。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/14
葉書でエントリーをするという昔の就職活動。いつの時代でも就活生は同じようなことを悩み、経験しているのだろう。久々に自分の就職活動について懐かしく思い出した。女性だからこその質問もあったし胸糞悪い雰囲気の面接もあった、あった。ありえない設定と就職活動のリアルとが合わさって面白いストーリーだと思う。印象的なものは正直ないけれど…。個人的におじいさんと女子大生の恋愛ってどんなものなのかをもっと見たかった。皮肉を言われようが面接におとされようが、きっと格闘した者は合格なんだ!彼女はきっとどこかに入社できると思う。
目の前のことを一生懸命頑張る。後悔しないためにも。でも、ダメな選択肢なんてないのかもしれない。人生にはすべて必要で、全て通るべくして通る道なのかも。そんなことを思いながら、楽しい文章ですらすら読めた。恋に仕事に友情に、それぞれの人生を生きようではないか。
妄想臭プンプン。こんなに妄想力豊かならさぞ毎日が楽しいのではないかとうらやましい。可南子が実際に近くにいたら、私は仲良くなれるのだろうか。それとも、「あの人ちょっと変わってるよね~」と遠巻きに陰口をたたくのだろうか・・・・。
しをんさんデビュー作。デビューのいきさつとかプロフィールはwikiとかで知っていたけど、デビュー作からちょっと普通ではない人を描く人だったのか。漫画系出版社でいうなら白泉系?(でもちょっと前の。)主人公をとりまく人々の話と出版社への就活話がちょっと分離してるというか、私情というか私怨入ってて、面白かった。けど、逆にK談社から、本出せないのでは?と心配してしまった。ここから小説とエッセイに分岐していくんだなーと重松さんの解説を読んで思った。それにしもて、私も「ぶ〜け」好きだったなー。
三浦しをんと同年代なだけに、当時の就活状況を思い出して楽しい。「人の孤独について〜」なんて、ナニの漫画から出典されているのも嬉しい限り。最終的に何処へ向かうのかもわからないままに、只日々は過ぎて行くのですねって言うことではあるんだろうけど、そんな徒然なるままにを描くのが本当に上手な作家さんだなぁと納得してしまう一冊。
解説の重松氏が、本書を『吾輩は猫である』になぞらえているが、自分の感想は『坊っちゃん』だ。おそらく国会議員である父を持つ裕福な家庭の主人公・可南子の独白を中心とした語り口調。そして、実在の出版社を容易に想像させる就職試験での試験官を、心の声で罵倒する様は、まさにそうだ、と強弁してしまう。また、どこか遠いところに森見氏を感じるのは私だけだろうか? 本書のタイトルが、まさか就職試験の試験官がのたまった読み間違いだとは・・・笑える!
漫画好きの女子大生が就活(出版社希望)する話。冒頭の作文が印象的。この作文から既にしをん作品に魅せられてる。面接のシーンは状況が目の前で繰り広げられているってくらいテンポが良かった。個性溢れる登場人物との関係もぎゅっと詰まっていて人物像がしっかり見える。やっぱりしをんさんの作品はおもしろいや~!
想像していたより軽くてサラッと読めた。登場人物は主人公含めみんなキャラが濃い。就職活動の件は、自分とオーバーラップさせて読んだ。私も女の子扱いされた質問をされたな〜、と。いつの時代もつまらんことを訊く奴はいるもんだ。
デビュー作。基本笑いがベースにあるんだけど、やっぱり毒というか皮肉も満載。あとがきの重松清さんにも笑えた。吉田秋生のBANANA FISHが面接で連想できるあたり主人公はかなり変だと思う。この本を文庫化した新潮社は受験企業に出てこない。出てきたら、どんな風だったんでしょう。。。
就活奮闘記と思いきや、濃いキャラがいっぱい出てくる面白い小説だった。就活の切実さ。同時に感じるアホらしさ。両方が毒のある文体で表現されていてとても引き込まれた。
就活・恋・家庭環境・弟の家出…作中でいろんなものと格闘する主人公のまばゆい毎日。これが処女作だなんて思わせない構成力の高さ。(就活してるときに読んでいたらまた違う感想を持っただろうなぁ、とも)
三浦しをんさんのデビュー作。女子大生の就活奮闘記×ちょっと複雑な家庭事情、プラス祖父程の年齢の男性との年の差恋愛がスパイスに。冒頭から、ひき込まれました。しをんさん、凄い。
就職活動中なものでだいぶ励まされました(笑)出版社志望の就活生におススメですね。歳の差恋愛や家族との関係などのサブストーリーとの兼ね合いがいい具合で心地よく読めました。
可南子の就活日記のような目次。だが、中身は、ゆるい大学生の友情と日常、へりくつの旨い弟と距離感をはかりかねる義母、父親らしくない実父、年の離れた恋人と、さまざまな視点から主人公を眺めることができる。ほどほどな就活も妙なリアリティーがあっておもしろい。弟の家出の一波乱後は、あっけなく終わった印象かな。
最近、三浦しをんさんブーム到来中。デビュー作からぐいぐい引き込む圧倒的な筆力。冒頭の挿話はそういうことだったのか!ってなって笑った。全てに含みや可能性を持たせつつ、何者にもなれないまま終わるのも面白い結末だったなあ。
軽かったけれど 主人公の妄想はなかなか楽しめました。就活前に読むと 面白いかもしれません。
軽くて、けれどつまらなくはないものが読みたくて。就職活動中の女子大生の友人、家族、恋を描く、と書けばいかにも凡庸とした感じを与えるが、中々就職活動を始めないのんびりとした友人や、生意気な出来た弟、少々ずれた政治家の父はユーモアにあふれ、恋人の古希のお爺さんは優しく、暖かい。作者の処女作だが、そうは思えないほど文章や、作風が成立している。該当するものに○を付けよ。
何かが明確に解決したということはまったくないのに、あくまで現実的に、前向きな気持ちで終わっているのが良いなぁ。西園寺さんの最後のシーンでは不覚にもうるっときました(ToT)就活、歪な家庭環境、結構重いテーマな気がするのに、こんなにも軽やかに読み進められるとは。あとやっぱり、マンガよみたくなりました(笑)
就職活動とゆるーい大学生活が面白おかしく書かれていて、楽しく読めました。後継ぎ問題やおじいさんの彼氏など、いろんなトピックスがでてきて、どうまとめるんだろう?と思っていたら、特にまとまらないまま終了。あれ…?三浦しをんさんらしいゆるゆるした空気は好きですが、特に残るものはありませんでした。
内容が軽いなと思った。心情描写とかがあんまりなくて、読みごたえがない。でも就活っていうタイムリーな内容と出版っていう興味があるジャンルで、そこはよかったかも。
三浦しをんデビュー作ということで、どんな作品か楽しみに読みました。漫画の編集を志望して出版社を志望する女子大生の就職活動を中心としながら、家族との関わり、周囲の人との関わりが描かれていました。最近の作品のように不思議なんだけど魅力的というキャラクターが主役ではなかったんが印象的でした。この作品のタイトルから、もっと就職活動で格闘するんだと思っていたのですが、まんまとすかされました。全体として若さを感じる作品だと思いますが、三浦作品が好きな人なら読んでも損はないと思います。
可南子と弟くんとの実家での暮らしが、気になるー。 一体何者? どういうお家柄なの?? ほんとに気になる! シリーズ化して欲しいくらい(笑)。
おじいさんが彼氏の女子大生、就職活動中、家は父親が政治家で母親は義理の母。弟は義母と父親との間の子。跡継ぎ問題。そして主人公の女子大生は漫画好きで、希望職種が漫画編集者。なんかこれだけ材料そろえてこの薄さで終わるの?と疑問でしたが、さらっと日常の一コマを切りとった感じで、中々考え深い作品でした。就職活動って大変だし、金かかりますね。希望就職に就くのは容易くない。昔は溢れてた職も今では椅子取り合戦。入って嫌になっても中々辞められないね。良い人生には運と実力、そのどちらも必要みたいです。
三浦さん3冊目ですが他の作品よりシンプルですっきりしている印象。語り手が女性だからだろうか?結末も楽観的すぎずいいと思います。 タイトルはナイスすぎる(笑)本当にあったことなんだろうか? デビュー作だそうですがこれを24歳で書いたとは・・・すごい
多分三浦さん初読みだと思います。読書メーターで知った作品なのですが24歳でデビュー作がこれとはスゴイですね~、優しい感じの娯楽小説の作風の中に笑いあり、現実の厳しさありと。タイトルが結構独特なので分かった時は一人で笑ってしまいましたが、人気あるのがよく分かります。これだけ前向きな主人公の様に生きる事が出来れば、自分が苦難と思ってる様な出来事もまた違ったように見えるかもしれませんね~。見習いたいものです。
エッセイ同様なユーモアで、お下劣なエピソードも品良い表現。あっという間に読めるけれど、心に響く言葉もぎっしり。デビュー作らしく?設定は就活とフレッシュながら充実でした☆
主人公のいちいち古風な表現とか付き合う人間のだらしなさとか、変わってるところとか、読んでて面白かった。言い訳作りながら頑張るみんなも気持ちわかるし、またもや性別も年齢も超えてきたなという感じ。人の魅力って一体どこにあるんだろう
重松さんの解説が良くて、あらためて書くことがないくらい。三浦さんの本が持っている雰囲気はデビューからずっとなんだとわかってなんか満足。
バブルの頃大手企業一社のみを受けて、合格しちゃった私には、到底今の就職活動は、耐えられないだろう。だいたいにして採用人数の何百倍の人間が押し寄せるのだ。採用する側にすれば、落とすのに一苦労。だけどされる側にすれば、理不尽なことこの上もない。途中、主人公がいいところまでいって、面接で何回も何回も落ちてしまうのがリアルすぎてコワイ。今の会社は妙に完成された人材を採りたがる。でも若いみなさん、会社に落ちたからって傷付かないで。途中でこの変なタイトルはどういう意味なのかわかる。会社がなんぼのもんじゃい!っての。
読み返したくなったので購入。漫画大好き大学生可南子にしのびよる過酷な就職戦線。漫画編集者という夢は遠い…。可南子が、まんましをんさんなのでエッセイのノリで楽しく読めた。就活場面は実体験が元になっているらしいけど、出版社の就職試験についてここまで書いちゃっていいのか私がドキドキした。K談社の社員の対応はちょっとショックだなぁ。S潮社は受けなかったのか気になるところ。「たとえ『毎日が夏休み』になっても、自分を信じて生きていこうと思います」と言う可南子の姿に、のんびり前向きにいこうと希望が持てたし元気になれた。
デビュー作、後のエッセイに繋がるようなおはなしできっと実際にあったエピソードとかも入ってるんじゃないの?とか、その登場人物実在してるんじゃないの、と思わせます、しをんさんは最初から面白かったんだね
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/04
デビュー作だったのね。大学からの就職活動の経験は無いけれど、すっごく楽しめる。しをんさんはキャラが面白すぎ!複雑な家庭環境も、大変な就職活動も、年の差恋愛も、ホモ暴露も、重すぎず、泣きながら笑いながら読めた。脳内殺戮はドツボだ!
格闘する者に○の
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