男の作法 (新潮文庫)
男の作法を読んだ人はこんな本も読んでいます
男の作法を追加
男の作法の感想・レビュー(292)
面白い!古き良き時代の男像が描かれている感じ。昔と今じゃ通用しないところもあるかもしれないけど、この本から学んで今の時代に活かせそうなことはたくさんあった。とくに「食」に関すること。総じてこの本は男として如何に生きるかが論点で、筆者は男を磨くことの大切さを述べる。そしてそのテーマ毎の筆者の提言が男磨きの作法なのだ。それでもやはり根底は死生観を意識することにある。死を漠然とでも意識することでどう生きるかが問題となるのだ。どうせ死ぬのだから男を磨いて良く生きようということだ。この歳で本書に出会えて良かった。
某氏についてのコメントが痛快→“本当から言えば大森海岸の江戸っ子なんてありゃしない。だからああいうのを「場違い」と言うんですよ。何も江戸っ子だとか東京っ子だとか、そんなことを自慢することはないんだからね。”
古き良き時代の紳士たる嗜み。静かな語り口で昭和の男の作法を綴っています。筆者の言う通り、今の時代には通用しないものもありますが、細かな気配りや余裕をもった人生観などは参考になります。そばを食べたくなりました。
ちょっと古い男の生き方について書いてありました。ただ、昔と今でも体格などは変わっても男らしさは変わっていないので、男らしくなりたい自分にはぴったりです。こういった作法といったものは本来、自分の父親や祖父から身に付くものでしょうが、なかなか難しいのが今だと思います。なので、この本を読めてよかったと思います。
漠然とでよいから「死」を意識しながら生きてみる。そうすればいつ死んでもわが人生に悔いはなしとするために,ちっぽけな自分の命を使って何をしなくてはいけないのかということがおのずとわかるのではないか。このような趣旨の「語り」があったのだが,これを書いている人間はなかでもこれが印象に残った。それは胸を刺すようで,しかも恬淡としているわけでも冷淡であるのでもなく,妙にあたたかかった。もっともこの人間的なやさしさは全体を通してみとめられるのだが,著者の重厚な人生経験がその強固な裏づけであることが容易に察せられた。
わさびは醤油に溶かすのではなく、刺身に乗せて醤油をちょっと付けて食す。 天ぷらは親の仇のごとくガツガツ食す。 タクシーの運転手さんにはチップを。それが自分の為になる。
すきやきの食べ方にこだわりと愛があって、すてきな年の取り方ってこういうことを言うのだと思いました。意固地じゃなくてさりげなく、けど芯がある、そんな文章表現がかっこいい。
今、読むと時代の違いからかちょっとずれてるかなと思うところもあるが、昭和の時代の一つの「生き方」として読むべきところも多い。この本を読んで久しぶりに「親の敵にでも会ったように」ばくばくと天ぷらを食べに行きたくなった。以前、作品の引用付の「新編 男の作法」という本もよんだが、この新潮文庫版の方が編集者の無駄な話がなく池波氏の話も多く収録されていて読みやすい。
男とはどうあるべきかと思っていたところ、まさに得たりという感じで飛びつきました。てめえだけの考えだけで生きていたんじゃ駄目だということ等いろいろためになりましたね。 池波さんの小説も読んでみようかなと。
古い本だが、古今東西、老若男女通じる内容。すばらしい! 死を意識して、生きるべき! 仕事に身銭をきるべき! コンサルタントの自己啓発よりも、こころに沁みる。涙
著者が亡くなったのが、65くらいか?今だと全然若いのに当時の写真をみるとかなり年をとっているようにみえてびっくり。この本が書かれたのが50歳くらいみたいだから、今の同じぐらいの人と比べるとかなり大人に 感じる。
大正生まれの著者が,30年前の若者に向けて「最近の若者は」と言っている訳で,書かれていることのすべてがすべて今に通用するかと言われると,そうではない.ただ,その考え抜かれたこだわり,姿勢そのものは,今でも十分に通用するものだと思う.食べ物にしても服装にしても「○○するのが通だから」そうするのではない.何故そうであるのか,きちんと説明できてこそのこだわりなのだ.その意味で言えば,本書に書かれている作法を守らなければならないのではない.たとえ違っていたとしても,その人なりの合理性があってこその作法なのだろう.
池波正太郎さんのエッセイは面白い。『食卓の情景』とか『散歩のとき何かを食べたくなって』とか。食べ物に拘るところなんか、もう最高です。何が贅沢で、何が無駄なことか。(お金の大小ではない)このエッセイも今となっては古い(30年前の出版だし)ことも多いけど、基本的に男子たるもの、かくあるべし。かな?私も結構いい歳になってしまったけど、こういう確固たる信念を持った大人に成れてないなあ。何十年かぶりに再読したけどやっぱり面白い。
すき焼きを食べるにあたって再読具体的な点は時代によるものもあるが男として、大人としての姿勢は現代でもあこがれるものがある。こんな大人になりたい
この本は学生時代にシンガポールの紀伊国屋で購入した。「自分の時代とは違う」何度も作者自身が述べているが、表面的なところでなく根幹の部分は現在でも十分通じる考え方や参考になる部分が満載している。正直若い頃にこの一冊に出会えた事は幸福だったと思う。でも中々ここに書かれているような大人にはなりきれない…。
これは良い。単純にカッコイイじゃないか、こんな男は。たまに「自分の時代とは違う」と一言付け加えているので、真面目に真似をしようとすると、酷い目に遭うかもしれませんが(笑) 一本筋が通ってる池波正太郎に惚れる、そんな本ですね。
寿司、蕎麦、天ぷらの食い方から着るものの選び方、果ては住まいや人生の考え方についてまで、池波正太郎が「男の作法」とはどのようなものなのかを語り尽くした一冊。どの話題もトコトン具体的に語られていて、この本を読んだ瞬間から「男の作法」を真似してみたくなる。具体的なエピソードを楽しみつつ、それらのエピソード全てに通ずる価値観について思いを巡らした。「他者への配慮」と「死への意識」を決して忘れないこと、それが池波さんにとっての「男の作法」というものなのだろう。
気骨のある繊細さ、肝の太い細やかさ、素直なダンディーさ。そういう、一見矛盾するような要素を見事に一身に体現して、鮨や天ぷらの食い方、服の選び方の話しに人生を込める。こりゃあちょっとずば抜けた傑物だ。伊丹十三以外でこれほど個人的、世代的な美意識と、普遍的な人間としての見事さ両方を背負った人間はいないだろう、まあものすごくカッコいい。面白い。通ぶってちゃダメだと勘違い俗物に小気味よく説教をかますんだけど、要は池波さんにとって本当の通ってのは、男として他者によく気を配ろう、気前よくしようということなんだね
池波氏の考えと今現在のそれとを比較しながら読むと楽しい。もちろん、今の時代潮流には合わない考えもあるが、そのようなことを経験させてくれることだけでも、この本を読む価値はある。
★★★★☆ 全ての男がバイブルにすべき本である。二十代のうちには必ず読んで、大人の男のなり方を学ばなくてはならない。長谷川平蔵や秋山小兵衛は池波正太郎自身がすごく反映されているのだなあ。何て素晴らしい人。
ブルータスで特集しているのをたまたま立ち読みし、「蕎麦屋?上等を一人前?おこうこ?何をこの男どもは熱く語っているんだ?」と興味を持ったのがきっかけで手にした本だけど、この歳で出会えてとてもよかったと思える本だった。池波さんの言ってることを理解してもらえそうな殿方に早速贈ってしまった。女の私でも思わず納得してしまった池波さんのこだわり。いやぁ、私も女としてまだまだだなと痛感させられました。時代錯誤はあるけれど、味があるいい本。
自身初の池波作品。何かの雑誌で紹介されていたのがキッカケで今作に興味を持ち、図書館にて借りる。
読みながら終始感じたのは、粋の良さ、芯の通った格好良さ。
内容的には、(時の流れもあり)今とストレートに照らし合わせにくいものもあるが、それでも良いと感じれるのは、やはりそれが本物であるからなのだろう。
まだまだなかなか1人で寿司屋に入れるような男に自分はなれないけど、池波さんのような品性ある男でありたいものである。【図】
粋で、細やかな気配りを持った池波さんの人柄を垣間見れた気がした。前書きにあるように現代と合わない考えのものも多少あるが、人間の味わい、死への向き合い方など、心にずどんとくる言葉の方が多かった。自分がいかに小手先の処世術に頼りきっていたか教えてくれたように思う。タイトルに「男の」とあるが、老若男女誰が読んでも良い本。あと、この本を読んだあと蕎麦屋に駆け込んでしまった(笑)鮨屋にも一人で入れるようになりたいが、まだまだ敷居が高いなあ。
寿司屋にひとりで行って、「お酒一本に、ちょっとつまみをください・・・」「そのあとで一人前ください」ってやりたくなった。それと、死ぬことを常に意識して生きていくこと。これは非常に重要なことだと思う。
随分、昔に読んで再読しました。池波先生の語る男の作法、大変ためになりました。若いうちにいろいろ経験しておくことのよさについて、改めて学びました。 大変面白かったです。
気配りができなくなるほど余裕をなくしているんだなと気が付かされる。このうちひとつでも心がけていきたいものだ。また読み直したい。
感覚のズレに対する多少の反発は感じるものの、得るものは多かったなあ。鮨屋では「お酒一本に、ちょっとつまみをください」「そのあとで一人前ください」と控えめに言えば良い。そんな、大人の嗜みも教えてくれる指南書です。
金ぴか時計など一点豪華主義はダメなのになんでモンブランの万年筆はいいのかはわからないけれど、男は周りに細かな気を配ること、世の中に報いるために心遣いを言葉だけでなく形に(チップなど)表すこと、すし、そば、酒のたしなみ方、浮気の考え方、少し前までの男の模範がわかる。時代が過ぎても底に流れる部分は変わらない。小遣いは自分を鍛えるためにたくさん持つこと。よろしくお願いします。
乱暴に意訳すれば、「謙虚な気持ちで文化や歴史に向かい合うことで、年齢相応に教養を身につけて行けば、自ずとそれが繰り返されていい循環が生まれますよ」ってことかな。楽しく勤勉に生きるべし。
男の作法の
%
感想・レビュー:88件















ナイス!































