関ヶ原〈上〉 (新潮文庫)
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関ヶ原〈上〉の感想・レビュー(671)
今まで三成とか加藤清正とか興味なかったんですが、もっと知るのも楽しそうだなと思いました。読んでいて思ったことは、秀吉と北政所は小姓たちの子育てに失敗してるよな~、とか。三成は西軍のNo.3くらいだったら、本人の資質的にも周囲にとってもいい結果がでたんじゃないのかな~、とか。家康って、本当に狸だな~、とか。
面白い!!太閤記に続いて2作目の司馬作品。お陰様で戦国時代の面白さにはまってますー。三成と島左近の主従関係がとても好き。結末が分かっているとはいえ、なんとかっ!!って、応援しちゃいます。なぜか本棚に(下)しかなかったので、急いで(中)を買わなくては!
上巻は慶長3年5月ごろから慶長4年10月ごろまで、慶長5年9月15日の合戦に至る経緯が描かれている。フィクションであることを忘れるほどのリアリティにぐいぐいと物語に引き込まれ、気づけば司馬史観にのまれてしまう。上中下合わせると1500頁を越える長編だが、決して間延びしておらず、着々と決戦が迫る感覚にゾクゾクする。戦国時代の理想の生き方ってなんだろうとつい考えこんでしまうくらい、様々な立場の人物が登場してすごく面白い。面白いが…家康の策略がうまく運びすぎて面白くない…!(笑)
今も昔も、政治において人間関係がいかに重要か。臣の心を掌握するための家康の立ち回りと、それがことごとくうまくいく様にはあっけにとられるばかり。対する三成は忠義の人にも関わらず、性格が災いして敵ばかり増えていく…。才能はあっても大名人気のすこぶる悪い三成が、天下の家康相手にどう太刀打ちするのか?
長い間、家康より三成の方が好きであった。しかし、最近では目的のためにはあくまでも非情に徹することのできる家康に惹かれていた。そうして再読。さても家康の権謀術数に長けた知恵には驚嘆する。天下を獲るにはここまでの腹黒さと面の皮の厚さが必要なのか。もちろん、それに対する三成の義を重んじる姿も実によい。それでも、関ヶ原の後の豊臣攻めでもあったように徳川の地盤、ひいては日本の地盤を固めるための鬼神のごとき家康の所業に畏怖の念とともに魅力を感じてしまうのだ。
三成と家康のみならず、当時の大名たちがそれぞれ何を考えて動いたのかをつぶさに書いてある。ほとんどの大名にとっては、戦う理由なんて無かったのだ
三成がどれだけ考えて動いても全て家康(正信)の手のひらの上で踊らされている状態、っていうのがなあ…三成は真面目すぎたんだろう。真面目な事が負い目になるなんて嫌な時代だ、現代もそうかもしれないけど。徳川が勝って良かったのか、豊臣が勝ったらどうなっていたかは私にはわからない。ただ私はどうしても徳川方に好感を持てないなあ。疑われた前田は、佐和山に戻った三成はこれからどう動くんだろう。
家康が策士すぎる。三成が理想を追い求め過ぎている。理想と現実は、反するものなのかと思ってしまったWWW 三成の潔癖すぎなところがまた好きです。左近も好きですよ!!本自体は、難しいかなと思って読み始めたけれど、そんなこともなかった。
三成に人気がいくのはこのよくわからん戦国ブームの中、仕方ないのかもしれないが。自分は彼よりも島左近、加藤清正、前田利家といった面子に興味が沸いた。司馬は最後の戦国武将たちをよく描いている。若く血気盛んな者から老いていく歴戦の将まで。少々デフォルメしすぎなのは否めないが、それでもそれぞれの人物をよく表しているエピソードや場面は多かった。苦無く中巻に入れる。
石田の頑固さ、家康の謀略に辟易した。島や本田の両参謀のかけひき、二人を囲む武将たちの行動、大名たちの東西の選択の過程は面白い。正義とはいったい何なのか。
秀吉が死に、義にこだわる真面目な頭脳派石田三成と彼の諌め役でフットワークも軽い島左近、対するは善人の皮をかぶり天下をわが物にするためなら手段を択ばない徳川家康と彼をサポートする智謀の正信。司馬遼作品は初でしたが、ぐいぐいひきこまれてしまいました。面白かった!石田三成のまっすぐさが眩しすぎて痛い。左近さん大変だなあと思いました。というか大谷さん出てこないんですかね?名前しか出てこない…(´・ω・`) とりあえず(中)読んできます!
幕末の小説だと時代が近く、物語が史実に対して正確であるせいか、背景や政治思想などやや構えて読んでしまうのでですが、戦国モノだと純粋に読み物として楽しめる。読みやすく、面白い。ありだな。
日本最大の合戦、関ヶ原。家康の暗躍や三成の哀れなほどの忠義心が描かれる。アンチ家康な自分としては、石田三成の断固として亡き太閤の遺訓を守ろうとする姿勢に共感を覚えます。負けるのはわかっているものの、やはり上杉と直江山城主従や石田三成と島左近に勝ってほしいと思ってしまう。中巻期待。
天下分け目の戦の起因。秀吉の死後から石田三成奉行解任まで。ただの歴史小説と思うなかれ、登場人物が活き活きと描かれている。徳川家康と本多正信の諜略がどんどんハマってゆく様に時代の流れを感じます。
著者の語り口調で時折歴史の中からリアルに戻る瞬間があって不思議な感覚になる。
石田三成という人を知りたいと読み始め、今まで抱いていた、どちらかというと悪者のイメージが払拭された。私も徳川内府に踊らされていた一人とみえる。三成の子どものようなまっすぐさに、あ、あ、そんなことしたらアカンアカンとハラハラしてしまった。それに引き替え知略謀略の限りを尽くす家康は、さこそ天下をものする人よと関心はするけれど、好きにはなれなかった。不器用なまでの忠義を掲げる三成に惹かれてしまう。結果は知っているけれど、そこに至る過程が面白い。続きが楽しみです。
5~6年ぶりの2回目。先日『太閤記』を読み終わり、時代的に続編と言える本作を再読する気持ちになった。 司馬遼太郎の小説の特徴に、主人公の欠点も容赦なく描き上げる、という点が挙げられると思う。しかし、それがかえって登場人物に人間臭さを持たせ、イキイキと見えてくるところに司馬遼太郎の小説の魅力がある。 この『関ヶ原』の石田三成は特にそう感じる。自分の10倍以上の領土を誇る家康に対抗する愚かさは、本人が一番感じていただろう。それでも正義を貫く志。三成の忠誠心の篤さに魅了される。
司馬遼太郎で初めて読んだ作品。 もともと歴史は好きだったのだが、この作品を読んで、それが爆発した。 この歴史への興味の炎は、生涯消えることなく燃え盛りそうだ。
今回も司馬さん得意の余談で「なるほどね!」と楽しみながら読めました。正信(脚本・演出)による家康の会心なる舞台は、細かい部分を知らなかった故に大変面白いです(>_<)早速、中巻へ〜三成を取り巻く人達との掛け合いも良かったし気になったし
三成のように正義を振り回しても勝てない。家康のように小異は捨て周りの人たちを味方につけることが大事である。勝ってしまってから、あとのことは考えればよい。
家康が詰め将棋を淡々と進めているような印象。つい家康間違えないかなーと期待するのだけれど、やっぱり間違えない。さすが狸。三成はもう少しがんばれ
昔読んだときは三成に同調し、家康が憎くなったものだが、再読で随分印象が変わった。どうも三成のガキくささにイラついてしょうがない。それに対し、悪役に徹する家康の小気味良さに魅了される。秀吉亡き後の人物群では完全に飛び抜けている。まさに独壇場。三成ごときでは、役者が二枚も三枚も違う。もう家康が主役としか思えなくなってきた。覇王の家で読んだ「律義者家康」よりこちらの家康のほうが魅力的だ。この感想の変化は、つまるところ、私が年をとったという事か?
表紙は違うのですが下巻が見つからずチマチマ読みました。本当はあまりのおもしろさに一気に読みたい!結果はわかっていてもやはりハラハラしてしまう。天下分け目の関ヶ原の前の知略戦…徳川内府の狸っぷり。三成のあまりの義将っぷり。貴重な?島左近のこと、司馬先生なのでとても読みやすいです。
秀吉が死に、関ヶ原に向けての前哨戦ががはじまる。きつねとたぬきの化かしあい。家康と本多正信がなんとも憎たらしい。とうとう芳春院も人質に。あまりにも有名で結末も経緯もわかっていますが、気分は盛り上がってきます。
司馬さんの描く三成がかわいくてしょうがない。左近の三成への情がまさしく子を見守る親そのもので、付箋を貼る手が止まりませんでした。対する家康や本多正信のしたたかさに何度も歯がみしつつ、さすがに上手いなあと嘆息。身内意識が強くて良くも悪くも真っ直ぐな清正や、義を重んじる兼継など登場人物の一人一人が光っていて読み応えがありました。
関ヶ原の合戦といえば、未曾有の激戦というイメージが強かったけど、実は短期決戦であり、戦いが始まる以前の調略でほぼ勝負は決まっていたということを、今作を読んだ時に初めて知りました。もうこの時代には信長以前の戦い方ではなくて、秀吉以降の計略・調略を中心にした戦略が主となっていたので、細心の家康や謀略が得意な本田正信ら徳川家家臣を筆頭とした東軍が勝つのは必然だったのかもしれません。ただ、個別の活躍なら西軍の方がイキイキと書かれていて、断然格好良いですね。真田昌幸や大谷吉継が主人公の面白い小説でも探そうかな。
乱への序章。いつの時代にも高虎のような人いるなー正信老人は楽しくてしょうがない時期ですねー家康タヌキは役者だ!とあらためて思う。三成くん、これからどう動くのか。関が原の戦いは他の本で経緯、結果などは知っているけどじっくり読むのは初めてなので楽しみたい。石田三成を豊臣家の優秀な執政官で頭脳明晰とある。申し訳ないが上地さんとイメージが重ならない。時代劇映画が公開されていて俳優さんは忙しかったんだろう・・正信老人の筋書き通りに進むのかさてさてどうなる
関ヶ原〈上〉の
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