破船 (新潮文庫)

破船 (新潮文庫)
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小説
吉村昭

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破船の感想・レビュー(106)

01/28:(13)
期待に違わぬ嫌な話だよー。 前半に寒村の貧しい暮らしを通期で綴ってゆき、村で如何に「お船様」の到来が望まれているのか読者にしっかり理解させたうえで、「お船様」到来!でしっかり盛り上げて、最期でどん底まで落とすというストイックな職人芸だとおもいました。 筆致も感情移入を許さない淡々としたもので村の生活を細かく描写していくのは、中盤以降のアップダウンにものすごく活きていますね。 若干期待させておいた気になるあの娘との会合も容赦無くスルーさせるところとか締めに持ってきたやつとかも意地の悪さが出ていいですね。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/29

11/28:ojaryo
「伊作は、船に乗っている者の衣服の色が船の性格をそのまましめしている、と思った。日の出の太陽の赤さが思われた。それは、一日のはじめであり、人間が生の営みをつづけられることを意味する輝きでもある。入日の朱も、その日が無事に終わったという安らぎをあたえてくれるし、明日の日の訪れを約束してくれるものでもある。朱の衣服を着た者たちの乗った船の訪れは、村にとって喜ぶべきことにも思えた」

11/14:kaz19
11/01:ケー
10/30:もずめ太郎
10/16:kaz1213
10/07:Kaori Ueda
09/21:あかろっし
09/19:nomatter
09/19:cs508
読みごたえありました。紹介文も読んではいけない 一気に読めという前評判で気になって気になって!読んでよかった。こんな無駄のない文章 好き。 

09/06:本本本
09/05:kqnkp418
08/21:maluboh
07/15:noromi
07/13:komoruS
07/11:青木ん
怖かった…。創作作品だけど、記録作家吉村さんの作品だけに本当にこういうことがあったのではないかと思わせられる本だった。破船を見つけたら助けるのが人間なら当たり前だと考えるけど、ただただ「生きる」ために破船を仏の加護として略奪し船員を打ち殺す内容は、日本の過去にどこかしらであった出来事のように思われる。嵐の夜、浜で火を焚き近づく船を座礁させようとする行為が本当に恐ろしい。冬でもスーパーには米や食材が並ぶのが当たり前の時代に生きる私には想像も出来ないひもじさです。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/07

07/07:あり
お船様の習慣は、確かに外から見れば許されないものなのだろうが、初めに1年間、辛い村の生活を目の当たりにした読者には、軽々にそれを断罪できなくなる。練られた構成だと思う。淡々とした筆致が逆に感情移入を誘う。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/06

06/23:southken
06/14:とんぼ
06/10:syasyuke
06/03:yomuco
05/31:yosobe
05/29:きしふみ
05/26:
05/26:aquarius
05/20:いづみ
ys
幸福をもたらすはずのお船様が運んできたものが村にもたらしたもの、そしてその結末にある悲劇。しかし悲劇ばかりで終わるわけではない。感情移入できるような文章ではないのに、何か心に残る。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/07

死者が村に死を運んでくる……。希望から絶望への落差が大きく、ラストも救いのない恐ろしい作品だった。略奪行為はもちろん恐ろしいが、天然痘患者を船に乗せて流してしまうのもすさまじいことである。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/04

04/26:UsutaruAsaumi
04/15:ふぉーくる
04/14:こと
江戸時代、ある貧しい漁村では作物や漁獲だけでは家族を養えないため、身売りにより得た金と、もう一つ「お船様」の到来によりなんとか生き長らえていた。この「お船様」の正体とそれがもたらしたある出来事の描写がま〜怖い。この作品は特に史実に基づいていないようだが、吉村昭のクールで淡々とした描写によってとてもリアルに当時の僻村の様子が思い浮かぶ。悲惨一辺倒という訳ではなく主人公の成長ぶりなどたくましくもあるが、全体としてはやはり暗い。一種のホラー小説でもある。面白かった。裏表紙の紹介文はかなりネタバレなのでご注意を。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/07

04/03:bono
僻地の貧しい漁村に伝わる奇習、生きていくための集団犯罪、そして悲惨な結末。物語としては面白い。これは実話なのだろうか??
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 03/31

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破船の 評価:53 感想・レビュー:28
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