井上成美 (新潮文庫)
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井上成美の感想・レビュー(56)
01/30:ゆうくん
01/20:Kazuyuki Inoue
01/05:福田 正人
12/30:こと
12/12:Ryuichiro Nakanishi
人はここまで己の信念を貫きとおすことができるものであろうか。私利私欲を捨て、清貧のままその生涯を閉じた。戦前は米英との戦いに対して断じて否を唱え続き、戦後は多くの戦死者を出した責任と慙愧の念を胸に抱いて多くを語らず、若者の教育に一身を捧げた。 文中、ヘーゲルの「歴史を書くことは凡夫には出来ないけれど、歴史を作ることなら馬鹿にでも気違いにでも出来る」に強い印象を持ったのだが、井上成美自身ならこの言葉を近衛文麿や陸軍首脳に叫びたかったであろうと思う。
考え方や姿勢、先見性、すべてが驚くことばかり。ただ、自分の考えなどを貫くためにはここまでしなくてはならないのか、と絶望に近い思いも抱いた。井上成美の生き方が羨ましく思う一方で、物怖じしてしまう。
10/31:moco0913
10/04:ぐっぴー
10/01:つだ
09/02:Fe
07/24:motsat
07/05:MmeNave
山本五十六は早くに亡くなり英雄になった。米内光政は常識人として、終戦への道筋をつける仕事を果たした。そして、井上成美はというと、海軍の戦争反対派として前記の二人と並んで名前が挙がるが、奇矯ささえ感じさせる潔癖さに、どこか近寄りがたい印象を受ける。しかし、結果的にこの人の人生がドラマチックだと感じるのは、長生きをしたからだろう。下世話な興味ではあるが、後妻となった謎の女性の存在や、明晰、合理的なことが持ち味であったはずなのに、最晩年の老いの姿にわたしはある種の感動を覚える。
05/05:岸
阿川さんの提督三部作の第三作。戦後の井上さんの「海軍大将の英語塾」から翻っていく形でのアプローチ。舌鋒鋭い「カミソリ」ゆえに、多くの敵をつくりつつも、米内-山本-井上のラインで三国同盟に反対していたあたりの話、そして終戦に向けて米内大臣-井上次官でのスクラムの話も印象的だが、戦後とも一線がつながっていく教育者としての井上成美がなかなかおもしろかった。海軍兵学校校長として、よい意味でのゆとり教育の思想であったり、英語教育維持に向けて頑張り通したことなど、おもしろい話が多い。そして、語り口もとてもよかった。
01/18:みづはし
09/04:aoisky
12/13:QQQ
12/09:たら
12/15:海J
10/06:タカヒロ
08/01:C-Sky
06/17:Shingoh
06/07:竜
12/31:Gryps
03/14:とまと
国軍の本質は、国家の存立を擁護するにあり。 他国の戦に馳せ参じるが如きは、その本質に違反す。前(第一次)大戦に、日本が参戦せるも邪道なり。海軍が同盟に反対せる主たる理由は、この国軍の本質という根本観念に発する。 いわゆる自動的参戦の問題なり。たとえ締盟国が、他より攻撃せられたる場合においても、自動的参戦は絶対に不賛成にして、この説は最後まで堅持して譲らざりき」
--/--:Shigenori Itoh
--/--:小笠原英継
--/--:iso1884
--/--:ryou142002@gmail.com
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感想・レビュー:15件














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