黒革の手帖〈下〉 (新潮文庫)

黒革の手帖〈下〉 (新潮文庫)
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黒革の手帖〈下〉の感想・レビュー(308)

最後の最後までドキドキ。途中から、すみ江さんに疑いを向けた私は、間違っていなかった。でも、あの人も、あの人も裏切り者かと思うと、もう誰も信じられない。 やっぱり女性は、ちょっとした恋愛でも本気になると真実が見えなくなるんだなぁ。 のし上がる為には、一切の色恋を捨てなくてはいけないだと痛感。 最後のセリフで、今後の展開はどうなるの?と読者は想像と妄想で 頭の中がパンクしそう。

期待を裏切らない面白さでした。上巻の華々しい成り上がりからは一転、下巻後半からの怒涛の展開は凄かった。携帯電話がない時代だからこそこういうお話が映えますね。私はすみ江さんが一番怖い。悪いことはできないな〜。

まず最初に「いやぁ、そこで終わるのか!」と、オチの締めくくりの元子の一言に笑いました。さすが昔から何度も映像化されてる作品です。下巻の後半辺りから一転して一気に足元からガタガタと崩れ落ちていくその勢いはもう圧巻でした。徹底して描かれる元子と波子の二極化はまさに光と影、月と太陽のようで、女という点を主軸にとると二人はことごとく反目しているんでしょうね。

策略で銀座でのし上がろうとした元銀行員のバーのママ元子の計算高さも、銀座の夜の闇の中でこんな結果になろうとは。ここまで全員結託して復讐されるとサスペンスを通り越してホラーだな。ラストは少し前から予想できたけど背中が寒くなった。銀座の水商売の世界、医大の裏口入学と政治の絡み、脱税など、細かい部分までよく情報収集されているようで破綻がなく、読み応えがあった。波子にもそのうち罰があたると報われるのだけど。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/07

やはり最後はえげつい末路になってしまった。こうなることを何となくわかりながら読むって嫌な感じありながらやが楽しい。バァを買う2億の商談で、ここが落としどころやとわかったが。しかし全部裏でつながってるとは。自分的には獣医のイヤミキャラがよかった。所々に出てくる政治的な話や医大の裏口入学、脱税などリアルやわ。安島はともかく、橋田はこってこてのくせに役者やわ。笑ゥせぇるすまんや世にも奇妙シリーズのような作品に影響を与えてるんやろなと思う。清張らしい作品やな。

元子の生き方って?目指しているもの、大切にしたいもの、好きなこと、がよくわからない…。小説としては、時代背景や社会の闇を描いていて、面白かったけど。

怖すぎた。調子に乗ったとはいえ、そこまでやるか。銀座の裏世界。昼間しか知らんし。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/20

多くの人を踏み躙り、欲望を満たし、銀座でなり上がって行く元子。予想されたように終盤にかけて、いっきに転落・・・そして最後は恐ろしい結末・・・最後まで感情移入できない登場人物、あまりにも予想された展開。そのためか終盤に向け、トーンダウン。最後の最後で若干盛り返して、どうにか及第点って感じ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/30

再読

一気に登り詰め、一気に奈落へ落ちる。スピード感を楽しみながら読めた。ラストのオチは途中でよめてしまったが、おもしろかった。宮部みゆきの「火車」のように法律や金融の知識で巧妙にトリックをしかけていて、より現実感があった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/31

怒涛の終盤。感情移入はできないけど、いつのまにか元子に入れ込んでたので、汗が出て、息も詰まり、それでもページをめくる手が止まらなくなりました。そして容赦ない奈落。後味悪く、でも、しびれました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/18

面白かった。 最後はどうやって終わるのかな~って思ってたけど、なるほど~って感じだった。でも、私としては元子になんとなく肩入れして読んでたから、逆転ないまま終わっちゃったのがちょっと残念でもあったな。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/30

全体的に間延びしてしまった感は否めないが、最後まで面白く読めました。人間社会に渦巻く欲と陰謀。。 面白かったです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 07/21

面白かった!終盤は息が詰まるような展開で一気に読んでしまった。淫乱と言われようが大物をパトロンにつけた波子みたいな人が実社会でも成り上がって行くんですかね(男に好かれる美貌は必要だけど)。因果応報とは言え、地味な自分と決別し、華やか世界に羽ばたこうとした元子にとっては哀れな結末でした。あと色々と社会勉強になった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/23

謀略をとんとん拍子に進めていく主人公。上手くいきすぎでは、と感じて読み進めていくと更に大きな策謀に絡め取られていく。じわじわとのし上がっていく事に較べて、奈落の底に落ちるときはあっという間だ。終盤のたたみかけ方は秀逸。松本清張の力を強く感じた。秀作。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/10

うむむ…ラスト付近で、読者である私もイヤな汗が伝った。 謀略とはなにかを教えてくれる名作。 大満足である。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/13

満足!後半から最後にかけてが読んでてドキドキした。 人間って、自分の地位やお金、異性への愛といった欲にはどこまでも求めるし、それに関しては尽きることがないんだな。 あと、裏金とか社会の闇の部分といった自分が全く知らない世界が細かく書かれてて、作品がよりリアルに感じた。

主人公として描かれているのがもともと地味で女としての魅力に乏しい人物なだけに,後半破滅していく様子は読んでいてなんとなくつらい。「連環」みたいにジゴロな奴が主人公だと追い込まれていく様子も痛快な感じがするんだけどね…
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/06

上巻に比べトーンダウンしていくのが少し残念だが、最後まで読ませる。後味は悪いが、好きなバットエンド。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/21

最後が良かった、どいつもこいつも銭ゲバ お勧めです。

いやー、面白かった!やっていることは悪どくてはっきり言って犯罪なんだけど、女一人で成り上がろうとするその姿は見応えがあった。途中で、いやそれは先走りじゃない?という展開で心配していたら、案の定見事に罠にはまってどつぼに。悪人の筈なのに主人公に感情移入してしまい、大丈夫なのか、これから起死回生はあるのか?!と逸る気持ちで頁を捲ってしまった。終盤の主人公の追い詰められ方はホラー並み。ラスト頁はホント下手なホラー映画より恐かった・・・。結論は『因果応報』なんだろうけど、でも主人公はしぶとく蘇って欲しかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/22

最後わぁぁぁ
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/21

S
我欲の為に悪を働き、成功に向かおうとする主人公。“黒革の手帖”は全て知っている。

自分を強運と信じて疑わなかった元子。舞い上がりすぎて、巧妙な策略に嵌められたのに気づくのが遅すぎましたね。すみ江の登場あたりから怪しいと思いました。とはいえ、こみ入ったトリックで何度か読み返したくなりました。再読したいです。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/28

没落の下巻。最後が怖すぎるー!(涙)このまま元子だけが損をするのは不条理だけど、そういうところ、清張は容赦がない。同性として波子にも没落してほしいもんだが…。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/13

75点 上巻は面白かった主人公はどんどん成功し成り上がっていく様は痛快だった。金銭を頂戴する過程・言葉も面白かった。下巻は没落していく様子が強く印象に残っている。嵌められ方が単純で残念だった。最後のどんでん返しは驚いたので良かったが、清張のトリックの秀逸さが靄がかかったような感覚さえ覚えた。ん~いまひとつという感じ。でも面白かったので75点。

ぐいぐい読まされるのは確かなんだけれど。誰にも同情できないし、感情移入もしない。読み終わってから面白かったか、と考えると保留にしてしまいます。

元子は悪女とわかっていても、なぜかそれ以上はいじめないでと思ってしまった。その後をいろいろ考えてしまいます。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/05

◎再読。やはり最後が圧巻。再読であるにもかかわらず面白い。「伏線」といわれ技術の最高峰だと思われる。それぞれバラバラだと思われた話の筋が、最後には一直線になるという最高の体験。ここまで読んでいて爽快になれる読書体験はそう多くない。時代を感じさせない、娯楽小説の最高峰とでもいいたい。にしても、人間の欲望とか、怨恨、復讐とは怖いものだ。『ベットでの「約束」は、男のうわ言のようなもので、無責任を承知で一時的に女をよろこばせるため男は調子のいいことを言う。』
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 04/30
フルベジ
こたえ(オチ)を知っていてもこの爽快感!スゴイ!
ナイス!ナイス! - 05/10 20:30


最後の畳み掛けも面白かった!一度成功すると上へ上へと欲の際限がなくなる…。元子に嵌められた人たちの恨み・執念も凄まじいものがあります(汗)
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/28

面白くてとまりません。気分転換に最適。

美しいとは言えないけれど凄まじい、元子の生き方に感服。銀行員からこうも転身できるものか。そして、墜落と衝撃的なラスト。恐ろしくて面白かった!!
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/09

悪女の割にはつめが甘いっす。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/01

本当によくできてる!ひたすら感心。女性が独りで成り上がるのは、やっぱ大変だ。悪女だな、と思いつつもいつの間にか応援していたので後半の落下具合がたまらなかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/18

元子が仕掛けられた罠に気付くとき、バラバラだったピースが脳内で一気につながる。爽快!初・松本清張だったので、これが松本清張か!と興奮する。ぬかりない。面白い。ただ、あの傷に塩塗るようなラストは後味が悪い。元銀行勤めという割と根は真面目な女(元子)は、天性の"オンナ"(波子)にはかなわない辺りがリアル。松本先生、女の縦社会をよくご存知で。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/07

気づかないうちに大風呂敷を広げられていた。最後凄かったです。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/05

読みやすく、下巻は一気読み。最後の落下具合が半端ない。うまい話には裏がある。つってな。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/04

☆唸った。自分の読書人生の中でも数少ない本当の満足感。伊坂、東野もびっくりな伏線の回収具合。両者が好きなユーザーさんは是非とも一読をオススメしたい。まさに芸術の域である。緻密で巧妙な構成とは本書のためにある言葉だと思う。『たしかに醜男でも見馴れているうちに、だんだんよく見えてくる男の方があります。それはその人の性質や気持がいいからです。その立派な性格がこちらの心を通って相手の顔に反映するためだと思いますわ。』
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(4) - 10/19
フルベジ
>まいごさん おひさしぶりです。僕は今年になってから松本清張の作品を読み、もっと彼の作品を読みたくなったからです。そして、たまたま今回手にとったのが、「黒革の手帖」でした。いろいろな作品があるのですが、ちょっと闇とか裏社会とかが気になってw
ナイス!ナイス! - 10/19 19:52

フルベジ
(続き)彼の作品のタイトルには「黒~」というものが多く見られます。事件のスキャンダラス性に花を持たせるのではなく、事件の当事者の心情を描くという点で興味があります。それに、彼の作品は必ずとも正義が勝つというものでもないので、面白いです。
ナイス!ナイス! - 10/19 19:54


騙したり騙されたり。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/30

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黒革の手帖〈下〉の 評価:34 感想・レビュー:52
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