点と線 (新潮文庫)
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点と線の感想・レビュー(1045)
久しぶりに実家に帰った時に、本棚から出てきて読みました。中学生以来だから、約14年振り…。それでも、犯人のアリバイを一つ一つ丁寧に崩していく面白さ、構成、情景描写等、やはり名作だなと思いました。シンプルだけど面白い。そういう作品はそう無いと思います。良かったです!!
非常におもしろかった。ここまで綿密にトリックが考えられている小説は初めて。確かに、現代の私たちからみると時代の違いが感じられるし、監視カメラや携帯の存在など浮かんでしまい、トリック破りが成立する。しかし、純粋に昭和当時の世界に入り込んでほしい。一刑事のマニュアル的な捜査による、犯人と刑事の一進一退の攻防戦が面白い。捜査が発展したと思えたのに、また新たな壁にぶつかる。青函連絡船の乗車名簿の件では、読者の私も三原と同じように落ち込んでしまった。やっとアリバイを崩す証拠が手に入るとこだったのだ。
「うわー清張だってー><アレでしょー。靴底を擦り減らした老年の刑事が苦心の末、上司を捕まえたり、汚職だの政界だの内幕だの、時刻表片手にアリバイ崩しだのーうわぁー古臭ぁーおじんー!イモー!^^」なんてことを言われるがまぁ、この作品に関しては70%ほどは当たっている。だが、だがだっ!この作品の良さは、鉄壁のアリバイだの、刑事たちのドラマだのいろいろとあるが!るがっ!ラストの構図の反転こそ最大の魅力であり、題名の真の意味がわかったときの哀愁などその逆説ぶりにある。新本格好き、現代本格好きにもぜひ読んで欲しい一冊
推理物原点回帰。なんて、ただ単に掃除したら出てきただけなんす。時代は感じますが、やっぱ名作ですね。真相に迫る緊迫感はスゴイ。
アリバイ破り。鉄壁のアリバイを前にする刑事。時代を感じるが面白くて一気読み。東京―博多が特急でも17時間以上って…昔は遠出するのに一苦労だったんだな。少しずつ明らかになっていく事実を拾って、一つの線が出来てスッキリする。新幹線のルーツとなったロマンスカーが運用された1957年にこの作品を描いた松本清張はやっぱりすごいと思う。発想の転換はいつの世も、どの職業でも大事。『汽車の交差は時間的に必然だが、乗っている人びとの空間の行動の交差は偶然である』
久々に読んだけど面白いですね(笑)アリバイトリックとかはあまり好きではないけど小説として楽しめたからいいかなって感じです(笑)
初めて読んだ松本清張作品。トリックに関してはこのくらいわかるだろ?ってのがてんこ盛りでしたが、そのハンディを抱えてもなお、小説として面白かった。思えば50年以上も前の作品、この方がいたからこそ今の推理小説が面白いのかとも思ってしまいました。それにしても当時の旅って大変だったのね^^;
《同僚‐図書館》【再読】あらためて読み返すと、策に溺れたって感は、否めない。
アリバイ崩しは正直眠かった。航空機!?盲点だった!って……古いなあ。清張に文句言っても仕方ないけど。同時代に読めればすごく面白かったろうなあ。ただ情死の真相には驚いたし、犯人の腹黒さにゾッとした。人の心は時代を越える。
面白い。主人公と一緒にアリバイ崩しを考えてしまう。一緒に一生懸命考えただけあって、結末の感想も主人公と同じで、「なんとも後味の悪い事件で」「すっきりしないのです」。
アリバイ崩し。先が気になって仕方なかった。まさか夫婦共同とは…。このような複雑なストーリーをつくり、さらにそれを文章化する著者を純粋に心からすごいと思った。
完璧と思えるアリバイを一つ一つ崩していく展開は非常に興味深く読み進めることが出来た。ただ一つの謎がすっきりしないまま読み終えてしまった。どこかに解明してあったのか?読み返したが判らない。疑問を持ったまま解説を読んだ。やっぱり謎のままだったことが判明した。でもなぜ謎のままにしたのか大変気になります。
思っていたよりも読みやすく面白かった。 やはり時代の移り変わりによる温度差みたいなものは感じるが、それは決して興ざめするものではなかった。 綿密に作り込まれた話に入り込めたので、時代を感じさせる設定すら、のめり込む一要因となった。
現代人には「だらだらしている」、「先が読める」といった方も多いのではないかと感じました。 やはり時代の推移でしょうかね。
時代を感じますな☆ 今じゃ考えらんないねぇ♪〜( ̄ε ̄)読みやすかったし、鉄壁のアリバイを崩していく様子が面白かった。刑事さんしっかりしてくださいよとは思うけど、シンプルでこれもアリかな。
僕は福岡に住んでいる。で、舞台にもなるのでという事で中学生の頃に読んだ。ただ、ガキに複雑な大人の機微がわかる訳もなく「読み捨てた本のダンボール」へ直行する憂き目に。縁があって十数年ぶりに再読。今度は作品の古さに感情移入できず「射精を我慢してたらドロッと出してしまった」様なモヤモヤした気分で読了。ヒドイ感想を書いているが作品自体は良い出来というのは凄くわかる。僕が読む時期を誤ってしまった。電車や電報など当時の空気を読む力がないと没入は難しいかもしれない。
個人的に社会派ミステリにはあまり馴染みがないが、やはり松本清張は別格である。ひとつひとつ壁を取り払いながら次第に真相に近づいていく描写が素晴らしく、非常に興奮を覚える。当時だからこそのトリックではあるが、アリバイ崩しのおもしろさに思わず夢中になってしまった。またそれぞれの息遣いが感じられるような巧みな人物描写とリアリティのある物語に、改めて感動せずにはいられない。エンターテインメントの枠を超えた日本が誇る文学である。
体当たりで少しずつ解決に向かい、巧妙だが大胆な複数のトリック、個人悪と組織悪を絶妙に絡めた動機が一気に説明されて、最後まで息つくヒマのないおもしろさ。「先入観が、慢性になった常識に盲点を作る」という言葉が印象的。
「社会派」という単語に魅力を感じないがために松本清張は未読だったのだけれど、テレビでビートたけしが主演していた2時間ドラマがじんわりと染みるよいできだったので手にとった。重厚なイメージがあったので、会話主体のとても読みやすい文章と、トリックを次々と解き明かしていくあきない内容で驚いた。時代を感じる国土の広さや、今はもうない長距離電車、電報を使った捜査もなんだか楽しめた。時刻表を使ったアリバイトリックは定時に輸送機関が動く日本ならではだと思うと、ちょっと得をした気分。「砂の器」も読んでみたい。
アリバイ崩し。超古典的作品でタイトルはずっと知っていたけど初めて読む。昔の作品過ぎて時代背景がピンとこない。「えっと、この時代は新幹線はあったっけ?飛行機は?」考えながら読んでしまった。交通手段って生ものなのだねw そして真の黒幕は他にいたわけだから、なんかすっきりしなかった。ところで、解説で最初の座席のところのトリックが弱いとつっこまれているけど、ジュースを飲んでいないのも解剖でばれそうだし、絶対あやしいんじゃないかと思った。本筋からはあまり関係ないけど。
恩田陸「ドミノ」に出てきたことから手に取る。一番印象に残るのは、それぞれの登場人物の情の濃さと筋とが絡みつく感じのところ。昭和32年の作品。新幹線開業まであと数年という時期の、長距離移動に対する感覚が良く表されている作品だと思った。
点と線の
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感想・レビュー:180件














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