不毛地帯 第2巻 (新潮文庫 や 5-41)
不毛地帯 第2巻を読んだ人はこんな本も読んでいます
不毛地帯 第2巻を追加
不毛地帯 第2巻の感想・レビュー(414)
再読。軍人時代の肩書きや縁故を利用した対防衛庁関係の仕事はしないと固辞してきたが、結局は避けては通れず、泥沼のような戦闘機商戦に巻き込まれていく壱岐正。そして、大本営参謀の本領発揮とも言うべき人使いのうまさで出世し、商社の大本営たる業務本部をつくり情報を分析し戦果をあげていく。速度はひとつの武器であり、軍においても国家の政治においても企業においても速度は重要な力。経済を舞台とした戦争はまだまだ終わりません。
大本営参謀時代の人脈を駆使し、政界、防衛庁、アメリカ等々を縦横無尽に攻略していく。商社マンとしての本領発揮はここから...しかし商社マンとしての成功の影に、仲間の屍と深い闇が絡み付く
経済小説的に読んでしまう巻。商社勤務じゃないけど、今読んでも勉強になります。数年前読んだときと、仕事も立場も変わってるので、関心を抱くポイントが違ってまた勉強になりました。スエズはこういう背景があるから、船社との契約はああなるのね。新入社員に、読ませたい巻。小説としては、微妙に壹岐さんも千里さんも好みでなくて感情移入しきれず、邪道な読み方ですが、すいません。
うわぁぁすごい。 ここまで多角的なテーマをぴしゃりと組み上げる山崎豊子の構成力には相変わらず脱帽。とてつもない速度で変化する時代と対照的に「壱岐正」の揺るがぬ人物像には安心感を覚える。一社のため、一国の経済のため、果ては世界のため、壱岐正の理念はいかに達せられていくのか。9条と自衛隊問題に一方的考えしかなかった私は、川又伊佐雄の言葉が鮮烈だった。
国防のために然るべき飛行機の受注を目指し、戦闘機の受注合戦に巻き込まれていく。徐々に元参謀としての頭角を現していくが、それと同時並行で人物や貿易の分野・地域・・・あらゆるモノや人がどこかとどこかで繋がっていくのが面白い。本巻のお題は主に飛行機と船、車だが。日本の産業構造の変化をこうして見ていくと改めて驚きの連続だ。
時代を感じさせない作りで面白いです。が、一気に何年後とか過ぎてしまうのにキャラクターがあまり変わらず、違和感も少々あります。
商社マンとして次第に実力を発揮する壱岐。次期戦闘機選定に伴う商社間の激しい競争は政界や防衛庁幹部の権力争いもからみ、壱岐は泥水をかぶっていく。その中で親友をも失い、退職を決意したものの7年後には常務となって目覚しい出世を遂げる。TVであらすじは知っているのだが、それでもぐいぐい読み手をひきつけてくる筆致はすごいと思う。
一巻のシベリア抑留とは打って変わって、内容のほとんどはFX商戦を巡る商社のお話。商社と当時のことはあまり知識はありませんでしたが、面白く読み進めることが出来ました。企業、官僚、各々の組織内の人も各々のインセンティブで動くと言うコトが、その人なりの立場で理解出来、戦争と戦後の自衛隊の存在の中で揺れ動きながらも、商社マンとして生き抜いていく主人公にぐいぐいと引き込まれます。途中の数年間が一気飛んでしまったのは驚きましたが、これも後の話に続く布石なのでしょうか。いずれにせよ、続きが愉しみ。読み進めていきます。
政治家、警察、マスコミを使った権謀術数に絡め取られ、友を失い敵を作りながら商社マンの垢に塗れていく主人公。これだけ濃密にして多岐に渡る内容が同じシリーズの小説に収められているのは凄まじい。第三巻は社内での権力争いになるのかな。でも理由あって3巻目を購入しようかどうか思案中。先が気になって禁断症状が出るかもしれない。
戦闘機&中東戦争編。特に参考人としての事情聴取の場面での主人公の冷静沈着振りが尋常じゃない…。それにしても、周囲に敵が多いのにタフだ。
商社マンとして泥水のかぶり方が足りなかった壱岐。2巻では泥水がぶ飲みする勢いで良いか悪いか、確実に近畿商事に利益をもたらし結果を残してゆく。人脈、コネの描写よりも参謀としての人使いを細かく書いて欲しかったかな。
参謀として戦争に負けた責任を負うべく一途に献身的に生きていた一巻の壹岐とはうって変わって、第二巻では、商戦という舞台でも勝つための冷静沈着で時に残酷な切り捨ても行う作戦能力、決断力が遺憾なく発揮されていた。壹岐の参謀たる所以がみられる。その能力と躍進に周囲から嫉妬され反発される壹岐は、軍と成り立ちの違う企業での目的達成に難しさを感じる。
FX商戦勝利のために参謀としてその力量を発揮し始める壱岐正 1巻のシベリア抑留期と違い一気に読み進めることが出来た 出世が絡むと人は醜くなってくるねぇ
元軍人、終戦後11年間戦犯としてシベリアに抑留され、帰国後、商社マンとして第二の人生を歩むことになった主人公・壱岐正の壮絶な半生と高度成長期の日本における商社マンたちの世界が描かれていて、政治のつながり、国際問題、貿易問題などいろいろと難しい要素は出てきて、読むのが大変でしたが、めまぐるしく展開するストーリーにどんどん読み進めることができました。
元大本営参謀としての経歴をビジネスに利用されたくない一方、国防に深い関わりのあるFX商戦を通し、商社マンとして確実に力を発揮して行く壱岐正の心情が読んでいていたたまれない感じがしました。
壱岐が商社マンとして活躍し始める。読んでいるうちに鮫島がだんだんかわいく見えてき、壱岐が怖くなってくる。内容が非常にわかりやすく、すいすい読めるようになっていて、商社のことをしらなくても普通に読めるようになってます
壱岐正が商社マンとして出世していく勢いが感じられ、またそれと同時にそれまで彼の周りの人間関係も徐々に変わっていくのが感じられて面白いです。壱岐はただひたすらがむしゃらに使命感を感じて邁進していくけど、その様を嫉妬する者もいれば、そこに着いて行く者もいる。今の世の中も似たようなところがあるなと思います。壱岐のようにひたむきに生きたいもんです。
やっと2を読了・・厚い・・壱岐さんがどんどん出世していくが、旧態勢力とのジレンマに苦しむ。ん~陶芸家との関係がどうなるか!それも気になるが、とにかくストイックでセクシーな壱岐さんにメロメロです!鮫島息子の無神経さがちょっと気に入っている。映像見ていないのが、幸いかな?
商社マンとしての壹岐が辣腕をふるい、部下からも信頼が厚く、役員から妬みをかっていくさまがおもしろいです。鮫島の悪辣ぶりがドラマより薄い気がして残念です。映像化を先に見てしまったつけでしょうね・・
入社当初は軍関係には関わらないとしていた壹岐だが、軍経験以外に何もない自分が会社に貢献するため、またそれが国の為になるかもしれないと航空機部に入り自衛隊へ戦闘機を売り込む商社の熾烈な競争に巻き込まれることに。 なんだか壹岐さんがどんどん黒く染まっていく。でも社内からの嫉妬も相当スゴイ。これからどうなっていくのか気になる。
やっと題名の意味がわかった。会社の利益のために捨てなければならないものが多くて、読んでいても苦しくなる。谷川大佐の言葉が痛い。
不毛地帯 第2巻の
%
感想・レビュー:53件














ナイス!



























