沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)
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沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇の感想・レビュー(1233)
出だしの、1サラリーマンがサバンナでゾウを狩るという内容に面食らいましたが、回想を重ねるごとにそうなった理由が明らかになり、理不尽だなぁと感じました。労働組合員のなんたるかはよく知りませんが、僻地へ左遷させられることなんて現実にはあるのかな?と考えてしまいました。矜持という言葉が深い意味を持つ作品でした。今後の恩地の動向が気になります。
航空会社という巨大企業に組合委員長として闘い、不遇の人生を送る恩地。よくあるネタではあると思うが、縁故とか、官との圧力・癒着とか巨大組織の異常な実態が映し出されていて、面白い。恩地のような真面目で、妥協のない人間は行き場がないのかと思うと、感情移入してしまう。これからの展開に期待。
昔話題になってたのは記憶にあったけどたまたま激安だったので読んでみた。えーっと面白いフィクションです。というのもあからさまに実在の人物と団体が登場して、まるでノンフィクションかのよーな書きぶりなとこが気になる…。マーケティングが素晴らしく上手で判官びいきの日本人には受けるのも納得。主人公の裏の顔が浮かんでいまいちなんだよな~…(^_^ゞ
ドラマ「運命の人」にはまり、初山崎豊子。己の矜恃に頑なで、ただただ熱く、愚直すぎる恩地。一度信じた者にあっさり裏切られるあたりも、「運命〜」弓成の描かれ方と重なる。生きる時代は違えど、一企業で働く身としては、恩地にシンパシーを覚えずにいられない。ぐいぐい引き込まれた。続きも楽しみ。
誠実で芯の強い恩地に対し、執拗な圧力を繰り返す政・官・民の癒着で腐りきった体質の会社側、という分かり易い構図でついつい感情移入してしまいました。これからが楽しみ。
うそ寒さを覚える。来年からの宮仕えにあたり、組合vs企業の因縁を描いた話として評判の本書を、その対立の温床が奈辺にあるのかと軽い気持ちで読んだが、組織のために主張したことで組織のために一個人がこれほど辛辣な制裁を受けるとは。義と我と家庭の均衡のなかで、こうも信念を貫けるのは凄い。学生運動を戦った世代のなせる業なのか。自分ならもっと違った我の通し方をするだろう。テヘラン勤務でさえ信義に悖るにかかわらず、なぜアフリカへ赴任するに至ったか、南の誘いを固辞した後、どう物語が展開していくのか。続きが気になる。
恩地さん誠実だけど、世渡り下手。 スケール壮大。2巻以降どういう展開になるのか楽しみ。
ずっと読まなければ、と思っていてやっと着手。オビや書評で何度も見かけた話題作だが、いい意味でこんなストーリーだとは思っていなかった。一流企業に就職したからには終身雇用、というのが当たり前の時代に企業の中でどう生きるか。ちゃんとした感想は最終巻で。
初・山崎豊子作品。恩地に対する理不尽、不当な人事や扱いに、いつの間にか腹をたてすっかり感情移入している自分がいます。<覚書>ナイロビからの回想→組合時代→カラチ→テヘランへ…
重い。正義ってなんだ、信念ってなんだ。自分がこの立場に置かれて、ここまで「節」を曲げることなく生きて行けるのか。恩地の悲哀と憤りが、アフリカの自然の情景描写からどことなく力強く伝わってくるようで。しかしまあ気分の悪くなる登場人物が多い小説だ。読んでて殴りたくなってくる。元ネタの航空会社の現在は、果たしてどんなものなのやら。
賛否両論ある限りなくノンフィクションに近いフィクション。 JALで実際に勤務していた社員を主人公とし、3巻では日航ジャンボ機墜落事故などを取り上げていて、主に実在していた人物、出来事をモチーフとしている。 飛行機は「翼で揚力を得ること」で飛び、「揚力は翼の上下に生じる圧力差」によって生じるという原理は知られているが、「なぜ翼の上下に圧力差が生じるか?」ということは解明されていません。 そんな飛行機に乗りJALを利用する方は、過去にJALが起こした事故について知るためにも読んでみる価値はあると思います。
初、山崎豊子。 ナイロビ駐在の主人公が、ここに至るまでの過去を振り返っていく、いわば序章。 家族は、組合は、ライバルは、上巻ラストのカラチ駐在以降どうなったのかが気になる。 恩地、行天、堂本の三人に注目しつつ、下巻に進むことにする。
権力におもねり馴れ合うことを良しとせず、己の信念と正義を貫徹するも、海外僻地に左遷、盥回された恩地に深い同情を感じると同時に、無慈悲で非情な上層部や上司に強い怒りを覚えた。このようなことは枚挙に遑がないのかもしれないが、自己保身に事なかれ主義、権力を笠にきる一部の人間によって、優秀な人材がどれだけ地に埋もれてきたことだろうか。
ちょっと時代が違うので、背景がわからない部分もありますが主人公はあついです。どう物語が進んでいくのか気になります。
無理やり組合の委員長にさせられた恩地だが、性格的なところから「正義」に対する信念を貫き通すところは共感できた。 如何せん、会社からすれば反抗分子は排除したいものだろう。 サラリーマンって、会社の指令には反抗出来ないし、反抗すれば去って行くだけ。 この時代は現代に比べ、特にそうだと思う。 それにしても、山崎豊子さんの小説はおもしろい。
初、山崎豊子さん。全5巻というボリュームになかなか手が出せずにいましたが、読んで正解でした。流石大作家さんです。冒頭のサバンナの場面から、すさまじい描写力で、あっという間に話に引き込まれてしまいました。恩地と行天に以前ドラマで見た同作家の「白い巨塔」の財前と里見が被りました。当分、恩地の苦難は続きそうですが、最後には報われると信じてついていきますよっ。
山崎豊子さんの小説、はじめて読みました。「さすが」という感じです。恩地を応援してますが、行天も結構好きです。2巻も期待しています。
(再読)経営陣の意にそまぬ組合委員長、恩地に対し、内規を無視した転勤命令。報復人事にあきれる。その根底にあるのは、現場軽視、そして人命軽視。こういう会社はいつか潰れるよ。恩地をとりまく上司や同僚もあまりに小さいヤツばかりでまったく嫌になる。特に八馬とかいう労務次長は蹴り倒したくなった。でも、基本的にはアンチ国民航空だけど、首相フライト機のストはダメだと思う。半官半民なら尚更。労働者の権利も大切だけど、そこで働くものとして会社の使命・利益は同時に考えなければいけないことだと思うから。
正義を貫こうとするその意志が、誰しもが持てるものでなく、それがために一部の人間からは、恨み・妬みを招いてしまう。どこまで、主人公が、会社からの仕打ちに耐えて行けるのか、この後が気になる。序章の1巻から、物語に引き込まれた!
映画で内容を知ってはいたけれど、主人公の恩地の誠実で仲間思いな社員は阻害され、上司につきしたがうだけの人たちがどんどんえらくなっていくのが切ない。家族はいつも一つですからと、ずっと家族を支えている奥様あっての恩地だと思った。硬い内容の割に読みやすい文章だと思う。
会社本位の経営をこれでもかと見せつけられた。事実に基づいているのだから恐ろしい。続きが気になる第一巻だった。
読み終わりました 会社での正義を貫くことでとても理不尽な仕打ちを受けるのですから日本の企業の在り方がつくづく嫌になりますね 2が楽しみです
映画があまりにもあまりな作品だったが、いつまでも国民的作家を未読ではと思い手に取った一冊。看板に偽りなしで、抜群のリーダビリティー。映画で大まかなストーリーを知っているにもかかわらず、話にぐいぐい引き込まれていく。現在の私からすると、首をかしげてしまうような部分もあるが、当時の価値観や常識に思いを馳せるのも面白い。 委員長として待遇向上という実を得たんだから、後は会社が何を言おうと大人の対応で謝っちまえよ恩地君、と思ってしまうのは駄目なんだろうなあ。
壮大な巻数にビビりつつも、『クライマーズハイ』であの「事件」に興味を持ち、手に取りました。あらすじのメカニズムや登場人物のキャラ付けはシンプルで、かなり読みやすかったです。一巻二巻に関しては長いプロローグだと捉えてますが、この位置付けがクライマックスに向けて、どう変化していくのかが楽しみです。
組合の委員長である恩地氏が、不当な圧力に屈せぬヒーローとして描かれている。経営者側の視点を持ちながらよんでみるのもおもしろい。会社が経営危機にもかかわらず、権利者意識丸出しの現在が事実としてあるのたから。
正義を貫いたばかりに報復としてあの手この手で苦しめられる恩地さんと、うまく会社や上層部に取り入って昇進する周囲の人々との対比が読んでいて辛かった。しかし、まだ話は始まったばかり。冒頭ケニアでたくましく生きる恩地さんの描写があり、それから過去の回想シーンに移る構成からは、恩地さんの環境に順応する頼もしさや、順応せざるをえなかった苦労とむなしさが透けてみえ、会社の仕打ちへの怒りが増長される。
読むのがトロいはずがあっという間に読んでしまった。君ぃ、恩地くんねぇ、と言いたくもなりそうな真っ直ぐさ(と鈍感さ)に嫌な感じもするけど、政治の世界から滲みだしてくるヘドロが巡り巡って人々を苦しめる様に、陰鬱な気持ちになる。全く知らない世界ではあるけど、描かれている組合と会社の関係にもすごく違和感というか不思議な感じを持った。それから、行天の誤解、解ければいいんだけどなぁ。彼ら仲違いするのが簡単過ぎじゃないだろうか。読みたくないが続きが楽しみ、、、、
山崎豊子作品は長いですがぐいぐいと読ませる力があり、あっというまに読み終えました。組合で人のために働いて、そのせいで懲罰人事で過酷な場所に飛ばされても日々まじめに働く恩地さんを見ていると、自分が仕事でくだらない愚痴を言ってるのが申し訳ない気持ちになりました。まあでも恩地さんもちょっと不器用・・・。でも信念を貫くのはすごいです。それにしても、ひっどい会社やなあ。
自らが望んだわけではないのに組合委員長に担がれ、選ばれたからには全力を尽くして団交をしただけなのに・・・という無念な思いが止まりません。きっとJR(国鉄)の組合もこんな感じだったんだろうな。恩地の不器用な生き方に少しイライラしつつも、困難を乗り越えて欲しい、早く続きが読みたいと思わされる1冊でした。
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇の
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感想・レビュー:200件














ナイス!






























