華麗なる一族〈下〉 (新潮文庫)

華麗なる一族〈下〉 (新潮文庫)
423ページ
576登録
amazon.co.jp で華麗なる一族〈下〉 (新潮文庫)の詳細を見る
読書メーターにつぶやく
share

華麗なる一族〈下〉はどんな本ですか?

山崎豊子
小説

華麗なる一族〈下〉を追加

読んだ本に追加
読んでる本に追加
積読本に追加
読みたい本に追加

華麗なる一族〈下〉の感想・レビュー(461)

万俵鉄平が窮地をなんとか切り抜けて阪神特殊鉄鋼を盛り立てていく‥という筋書きを想像して、そうなって欲しいと思いながら読み進めていた。結末が物悲しくてたまらない。悲しいけれど、こんなに思い入れて読んめるなんて、素晴らしい本だなと思う。鉄平にしろ大介にしろ、自身の全てをかけて、使命を成し遂げようとしている。凡人にはできない生き方だ。志半ばとなっても、形を変えて後継者に受け継がれてゆくのだろう。華麗なる一族の続きがあるなら、ずっと傍観者でいた銀平が、兄の死によりどう変わって行くの見てみたい。

この本が書かれたのは大阪万博の前後、昭和の古き良き時代の話。バブルも終わった現在に読み直すと、いろいろ考えさせられるものがあります。両親の愛情を受けられず、追い詰められていった鉄平に同情はしますが、「お坊ちゃま」だと感じました。なぜ、自分の家族を守れなかったのか?庶民には理解しがたい・・そんな登場人物達をすべて描き切り、万俵財閥の落日が見えかけたところで終わった所は凄い。個人的に興味があるのが、二子は幸せな結婚生活を送れたのかどうか?
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/02

「白い巨塔」同様、悪が主役の作品。これが、善が主役なら、 読んだ後の感想もまったく違うものになるのでしょう。 「沈まぬ太陽」以来の、山崎さんの作品。 また、娘に読ませたい作品が1つ増えました。 ・・・・・・ 「企業発展のためには、肉親でも何でも、人間的なものを一切、犠牲にし、置き忘れてしまっていいものでしょうか、人間性を置き忘れた企業は、いつか、何処かで必ず、躓く時が来るというのが、私の信条です」

山崎豊子作品2つ目。企業、男女、親子に渡り、リアルな腹の探り合いをよく描いていると思う。まさに閉鎖された世界である銀行と政治。これが世の中で本当に起こっているのだろうか…。起こってたら恐ろしいなぁ。よくもまぁこんな騙し合いをするものだ。そしてよく気づくなぁ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/06

山崎豊子はやはり「おやじファンタジー」なんだな、と実感した次第。ジェンダーな観点から読むと、ほとんどとんでも本の域(笑)

わかんない言葉いっぱいあるけど、ぐんぐん読み進めてしまう不思議。あと、裏表紙のあらすじ、めちゃくちゃKYでした。あれ、どうにかしてほしい。ぜーんぶわかっちゃう。まあ、わかっちゃっても面白いのだけどね。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/01

何とか読み終えました。文章は、他の作品と同じように山崎さんらしい力強さと読みやすさがあるのですが、主人公の大介のキャラクタに辟易しました。自分勝手に物事を考えて、他の人間は駒の様にしか考えていない、だから駒が勝手に動く事を良しとしない。結果として、自分自身ももっと大きな権力の駒でしかない事に気付いていない。上巻の最初では華麗に始まるものの、下巻の最後では影を落として終わるこの物語は、暗い部分に光をあててはいると思うが、この重苦しさは、読み手に力を必要としています。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/27

財閥のような銀行家一族に翻弄される関係者の結末が描かれていた。しかし最後まで息苦しい話しだった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/17

あと一歩のところまでこぎつけた高炉建設だったが、大爆発により死傷者をだし一時中止に。困り果てた鉄平は父、大介に融資を持ちかけるが…最終巻は息つく暇なく一気に読み切りました。ラストは途中から薄々感づきましたが、やっぱり…という感じで、とてもやり切れない気持ちでいっぱいになりました。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/08

下巻は一気に最後まで読めるくらいに楽しめたんですが精神的に消耗の激しい作品でした。救いの無さに号泣…寂しいラスト…。感想がまとまらないしうまく消化できないなあこれ。それと読み始める前に裏のあらすじ読んでしまい激しく後悔。そこあらすじに書かなくてもいいんじゃ…と思ったり。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/01

最終巻は一気に読了。二度目だけど、やっぱり涙が溢れた。学生の時と、バンカーになった今とでは考え方が変わるかなって思ったけどあんま変わらず。大介が本当に恐ろしい…。鉄平みたいに熱いだけではダメかもしれないけど、三雲頭取のようにしっかり支えられる人が社内にも家族にもいなかったことが無念です。三雲頭取が素晴らしい。そして個人的には銀平が今後人間らしさを取り戻すことを切に願う。重い、だけども考えさせられる素晴らしい作品。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/12

ずいぶん長い間かかって苦しめられた本。長さよりも内容に苦しんだ。本当に本当に苦しかった。でも、面白かった!苦しみに耐えられる人は読んで下さい。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 06/06

家族を犠牲にして築き上げたものも、三年後はどうなっていることか…。神戸を去って東京へ移り、万俵家もある意味生まれ変わる。最後の蜜子の相子への一言が痛烈。確信犯では?
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/30

鉄鋼会社、銀行を中核とした万表財閥一家の物語。個人的に鉄平が大好きだ。だからこそ父親が許せない。財閥拡大のために手段を選ばない彼に狂気じみたものを感じる。今の時代では考え難いが、一昔前まではこのようなことが平気でまかり通っていたのかと考えると戦慄が走る。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 04/25

本の裏のあらすじはひどい。そこ書いちゃダメでしょー。見たのが読み終わってからで良かった!中だるみもあって疲れたけど、楽しかった!怖い世界もあるもんだ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 04/07

4
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/21

あ~あ、終わってしまった。 でも、おもしろかった。最後はみんないなくなってしまった感じだね。 鉄平も家族を省みないところは自己中心的で、父親とあまり変わりが無いなあとちょっと思ったけど、 今後の展開を考えると大介の思い通りにはもういかなくなるだろうから、そこは愉快なラストだった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/20

自身の栄華の為には、家族さえも犠牲に。でも、上には上が・・・世の中にはもっと悪党がいるんだね
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/15

容赦ない展開。正義はどこへ?熱い時代は終わり残骸ばかりの現代だと感じてしまうのは私だけだろうか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/04

魑魅魍魎...。さて、次にどの小説を手に取ろうかと心に重しがのしかかるような内容でした。大介はもちろん悪者ではあるのだけれども、諸悪の根源はやはり祖父なのだと思う。自己の欲望のために人を人とも家族を家族とも扱わない恐ろしさ。家族故に、一族を守るためという名文の元に、長の欲望を満たすために犠牲にさせられてしまう。人間とは何とも恐ろしいモノかと思う。最後の三塚元頭取の言葉が、この小説の主題なのでしょうか。勧善懲悪ではないにせよ、最後の展開にその終焉が垣間見えるけれども、それで良いのかと疑問が後味が悪く感じる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/15

大介の銀行合併の野望は達せられるが、その代償は大きかった。二子が海外で幸せだといいですね。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/02

★★★
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/21

死ぬなら最後っぺかまして欲しかったなあ〜
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/12

ラストの寧子から高須相子へ向けた「あなたにも子供がいればよかったのに」は、初めてスカッとした気分になった。おっとりした公家のお嬢様にそんなつもりはなかっただろうけど、高須相子にとって一番きつい言葉だろう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/21

まー後味の宜しいこって。こーゆー一家に生まれなかった事を感謝しよーっと。PANAMとか海外出張の大袈裟さとか懐かしいなぁ。自民党時代と民主党政権の官僚、代議士、財界のあり方は代わったのでしょうか?政治家は世襲に近いじょーたいだけどきぎょーかつーか大嫌いだが大介の矜持には考える処ありですが・・・
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/01

権謀術数という言葉がまさにぴったりくる頭取は間違いなく非道い人だけど自分の企業への愛というただ一点では息子よりも強かったのかもしれない。でも上には上がいて・・・・。ラストのうすら寒い終わり方がよかった。数十年前の作品なのにまるで平成の大合併を題材としているかのような古さを感じさせない表現力が素敵です。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/27

『天下ヲ得ルニハ 一不義ヲ成サズ 一無辜ヲ殺サズ』この長い話は、結局これだったのかな?
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/24

★★★★★ 面白過ぎ。感謝するぜ。山崎豊子に出会えた、これまでの全てに!愛してるぜ、豊子。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/21

結局大介の思惑通りにことが運んでがっかり。長男の自殺は衝撃だったかもしれないけど、全体に最初に普通に予想できたとおりの展開になったので、ストーリーは単調だったような。次女が思いを通せたのは唯一良かった。全体に幸せな人がまったくいなかったし、駆け引きばっかりで読んでて疲れてしまった。自分には合わなかったようで残念。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/17

いまさら読んだけど、なにこれ怖いぞ。三雲頭取が大介に突きつけた「天下ヲ得ルニハ不義ヲナサズ、無辜ヲ殺サズ」という孟子の言葉が全編に対するアンチテーゼとなっているのではないか。ラストに向かう緊張感はさすが。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/12

★★★★
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/21

ふ〜〜っ。やっぱり山崎豊子らしいラストだった。いい人が残るのではなく権力や知力や洞察力の勝る人間だけが生き残るこの感じ。鉄平、阪神特殊鋼、大同銀行と自分にとっての目の上のたんこぶを一気に落し入れる方法を考えつく大介の千里眼に感心さえしたんだけど、そんな大介さえもを陥れようとする輩がいるわけで。そして、万俵家の崩壊は少し遅すぎた。寧子の自立心とか銀平の後悔とか何もかも。その家で生きていると、自分が歪んでいることには気づけないんだろう。無念の一言。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/18

一気に読了。鉄平の熱い想い故の無念に泣けた。途中、子をも道具としか思わない大介への憤りが募る。最後に残るものは理不尽なやるせなさと、権力に取りつかれた者達が繰り広げる人間模様の不気味さ。もはやキメラ。「人間性を置き忘れた企業は、いつか、何処かで必ず、躓く時が来る。」この三雲頭取の言葉を信じたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/08

やっと読み終わった。途中ドロドロの人間関係にうんざりしたが、下巻は展開もあり一気に読んだ。人は何を大切に思い、どんな信念を持って行動するのか?それによって、正義が違ってくる。大介は彼の信ずる道を、鉄平は鉄平の道を歩んだ。自分はそれでいいだろう。どちらが正しくて、どちらが悪だともいえないだろう。登場人物のなかで万樹子には一番すっきりした。自分の思っていること、違うんじゃないかと思うことはちゃんと言葉や行動で示そうよ。みんながそうやって行動していたら大介も変わったかもしれないし、鉄平も死なずにいたかもしれない
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/06

「阪神特殊鋼の煙は決してたやさない」鉄平の純粋で熱い思い。大介によってひねりつぶされてしまうが、そのおかげで大介の野望も叶ったといえる。大介はずっと亡父の影と闘ってきたが、父に勝った様には思えない。結局合併の成功に役立ったのが阪神特殊鋼の倒産だったのだから。しかしこれで終わりではない。大介の戦いはむしろまたここから始まるのだから。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/03

会社が潰れてもまだ大介を父として信じていた鉄平と、鉄平の犠牲に肉親の情を挟むことなく効果的な手段として踏み台にした大介。鉄平が勝てるわけがなかった。鉄平が思い詰めたのは人として当然の結果だと思う。でも、その大介でさえこの先はさらに大きな力に潰されるのだろう。山崎豊子の小説を読んで政治家の持つ権力について考えるようになった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/21

ずっと鉄平が父の大介からやられっぱなしだったので、最後は鉄平が父に一矢報いる展開になることを期待していたが、まさかの展開に衝撃を受けた。現実はそううまくはいかないということか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/27

3冊しっかり読み応えありました。疲れたけどおもしろかった~!私はけっこうサクッと本を読んで内容をすぐ忘れてしまうほうです。でもこの本は、内容が仕事に近いこともあってか、じっくりよんでみました。久しぶりに1カ月以上かかって読破。一般人としては、閨閥にとらわれるがばかりの窮屈さにも目がいくけれど、やっぱりその豪華さと時代ならではのおっとりとした言葉づかいに惚れぼれしました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 03/18

時代と政治に翻弄された一族の盛衰。ある種の人たちにとっては、帝王学って、確かに必要かもしれない。まともな神経じゃ、財界を生き抜くのはとても無理な気がする。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/14

もっと見る
華麗なる一族〈下〉の 評価:32 感想・レビュー:73
ログイン新規登録