華麗なる一族〈中〉 (新潮文庫)
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華麗なる一族〈中〉の感想・レビュー(462)
★★★★★ ようやく「中巻」が終了。 話が下巻に向けて、ますます盛り上がっていきます。 結末は知っているものの、先が知りたくて 一度読み始めるとなかなかやめられない。
どうも感情移入できる登場人物がいない。大介や相子は、冷徹過ぎて人間味を感じないし、鉄平は、鉄の事ばかりを考えており、余りにも経営を無視している考え方もイマイチです。銀行と企業の話しというのもあるのですが、出てくる金額の感覚、言葉もついていけないところがあり、集中して読めないです。下巻になると、どうなるんだろう?
鉄平がかわいそう過ぎる・・・と思う反面、甘すぎるとも思うのは、大介の心の裡を知って読む読者の驕りかな? 発行年が全然前後しちゃうんだけど、この親子の描写を読んでいて、田中芳樹のアルスラーン戦記シリーズでのアルスラーンと父王アンドラゴラス(だったっけ?)とのやり取りを思い出してしまいました さぁ、次は下巻だ!
万俵大介の策略でひそかに大同との合併に向けてはられていく黒い網…鉄平の情熱に吸い寄せられ、融資額を増やしていく三雲頭取…そして高炉建設にひたむきな一之瀬に心惹かれる二子…数々の登場人物がとても魅力的でした。ラストが気になる!
金融再編の裏側に、こういう話があったのかな。山崎豊子はジャーナリストとして毎日新聞に勤務、井上靖の下で記者として訓練を受けたとのことだが、自叙伝を書いたりしていないのだろうか。そちらのほうがよっぽど読みたい。盗作問題もよく取りざたされるが、何を目的にルポルタージュ的な小説を書き続けているのか。読んでいるうちに興味がわいてくる。万俵一族の反映の影に、蜜子や万樹子のように不幸になる人間が絶えない。企業のトップと政治家の癒着、人を人とも思わず一族の利益を考える姿勢が恐ろしい。
太陽神戸三井には、親戚が在籍していた事もあり、興味深く読み進めています。私が小学生の頃だったかと思いますが、神戸と太陽が合併し、その後太陽神戸三井となり、さくら・・・と、当時はトマト銀行、富士銀行、第一勧業銀行、日本興業銀行の三行合併などと...金融再編がさかんに行われていた事を思い出します。金融再編、銀行と日銀の関係。そんな事を回想しながら、読み進めていくと、当時は子供故に分からなかった事もしっくりと感じ得ます。もちろん、小説の域は越えませんが、マンガで読む歴史のようにスイスイと読み進められる本です。
くそ ますます一族がむかついてきたぞ。「おひいさま」だの「おたぁさま」だの何処の誰じゃ?助平親父の財産家の閨閥作りかたがよーく解った。我が家でも早速その通りにいたします。その時は「カレーなる一族」として、長男がボン、長女はククレと云う名で行く予定でございます。 さ、下巻へ突入だ。
大介の悪巧みがどんどん思い通りに進行していくのでストレス。長男が祖父に似てるからってコンツェルンの大事な企業をつぶすって、ちょっと尋常じゃないような・・・。もしそうでも長男には何の罪とがもないのに気の毒すぎる。次女の結婚も、あんなに嫌がってるんだし三女が気に入ってるんだから三女とカップリングすればうまく行きそうなのになぁ。時代が古い&上流階級とはいえ、心情的に理解不能。
上巻はとにかく大介がキモいと思っていたが、俄然相子と美馬がキモくなってきた。下巻では誰がキモいんだろうと思うと楽しみだ。年代はどうやら昭和45年ごろっぽいね。
大介が異常な精神を持っているように感じられた。そしてトップがそんな小心者に動かされている会社は不幸だと思った。
上巻終盤からの勢いで一日で読了。情を解さず冷酷無比な万俵頭取と、厳しくも温情溢れるな三雲頭取と…憧れるのは後者。人であることを差し置いてまでどうしてそんなに権力を追い求めるのか、私には空虚で理解しがたい。
トナカイ狩りの話。ちいさなエピソードではある。雌が撃たれ、雄は逃げもせず哀しげな声を出して後を追ってきた・・・『華麗なる一族』は愛を語っていると思う。こんなに隅々まで、しつこいくらいにそれを感じさせる小説は初めてかもしれない。だからこそ感じるものも訴えかけるものも多い。
上巻からその世界観に引き込まれてかなり早く読み終えた。こんなにも冷酷な人間にはなりたくないが、万俵大介の戦略的思考力と不動心は尊敬に値する。
『小が大を食う』合併を目指す大介。高炉建設に邁進する鉄平。立場や考え方は違っても自分の信じる道を突き進んでいく2人。だが、大介には過去の拭えない疑いがあった。父親へのコンプレックス、疑惑。それが鉄平への異常な嫉妬に変わっていく。もし二人が歩み寄れていれば、大介が妙な疑惑さえ抱かなければ・・。
時代と政治に翻弄された一族の盛衰。ある種の人たちにとっては、帝王学って、確かに必要かもしれない。まともな神経じゃ、財界を生き抜くのはとても無理な気がする。
万俵家の複雑さと、父子の確執、万俵大介の銀行への執着と長男鉄平の技術者としての高炉への執着。銀行合併や融資など難しい話しが多いけれど、それでも引き付けられるから山崎豊子さんはすごい!
華麗なる一族〈中〉の
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感想・レビュー:55件














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