マイ国家 (新潮文庫)
マイ国家を読んだ人はこんな本も読んでいます
マイ国家を追加
マイ国家の感想・レビュー(428)
初めて読んだのは中学生の頃。当時は「ねむりうさぎ」や「死にたがる男」が面白かった覚えがある。今読み返すと表題作の「マイ国家」でちょっと考えさせられた。
星新一作品を久しぶりに読んで思ったのは、SF的な設定が面白いだけじゃなくて、どの作品も人間くささを感じられることと、その人間くささを簡潔に平易な言葉で浮かびあがらせる文章力と場面の設定力がすごさ。印象に残ったのは、「特賞の男」「死にたがる男」「調整」「ねむりウサギ」の結末の意外さ、「友情の杯」「雪の女」の後引く切なさ、「安全な味」「特殊な症状」のユニークな発想、「服を着たゾウ」「マイ国家」のちょっと考えさせられる話などなど。これを機に文庫本コンプリートを目指したい。
星新一作品を初めて読みましたが、短さのなかに必ず深いものが込められていてホントにすごい!服を着たゾウ、と表題のマイ国家が秀逸と感じたが、そのほかも全て味わい深い。ちょっとした隙間時間に読めるのもうれしい。
短い文なのにこの深みはおそろしい。おちがちゃんと作られてる。どのタイミングでどの話から読んでも大丈夫だから、電車の中とかで重宝。
はじめてのショートショート。一気に読むもんじゃないかも。一話一話、ゆっくり楽しむべき。
友達と星新一の小説の話をしていて、無性に読みたくなって数年ぶりに再読。あのときは小学生、中学生だったけど夢中でたくさんの本を読んでいた記憶がある。難しい文体でなく、数ページで爽快な物語を描き、書かれてからも何十年経っても読者の年齢が上がってもその面白さが失われない、著者の凄さを改めて感じた。ショートショートも好きだが、彼の長編小説が印象に残っている。あれは、何て本だったか…。
平易な文章から、これだけの内容を創り出すのはかなり至難の技。 太宰 治と対極の作風を志したみたいだが、見事に成功していると思う。 星 新一の文章は、口当たりの良いワインみたいなもので、太宰 治のように必死に感情に語りかけてくるような文章や、大笑いするような文章でもない。 読んでも飽きない、ってのがこの作家さんのすごい所だな==
読書メモ。やっぱり他では味わえない読後感。面白いなあ。政治理論も人の心理も星新一にかかればものの数ページでエンターテイメントに。素晴らしいの一言。特に「服を着たゾウ」と「マイ国家」が面白かった。
色んな話が楽しめるショートショート。やはり星新一は面白いですね(笑)もっとブラックなオチが多いほうが好みですが(笑)
SS31編。「ガラスの花」の皮肉さが大好きです。「服を着たゾウ」を読んでると世の中のアレやコレに対して暗示をかけてもらいたくなりますが、それって「調整」の果てのディストピアと同じになりそうな気も…。
主従の逆転というのか、立場や状況が一瞬で入れ替えられるような皮肉な結末(文章や台詞)が読んでいて面白かった。表題作は『未来いそっぷ』所収の『少年と両親』同様、以前テレビの星新一特集(?)でドラマ版を見たのを思い出した。
『調整』『安全な味』『趣味』『秘法の産物』が好み。
この発想力には敬服するほかない。中学生時代に星氏の本をかたっぱしから読んで、そのアイデアに感心したことがなつかしい。でも星氏の作品、実は苦手。皮肉っぽく感じるからか、短いからか。表題作、「マイ国家」のやり取りで安部公房の『人間そっくり』を思い出した。こういう騙される感がむむむ、とうならせる。一番腹がたったのは「うるさい相手」。こうしてお金まきあげられるのかと思うと、ロボットが当たり前の未来って怖い。情け、容赦ないし。「いいわけ幸兵衛」のような話しは好み。真実味を帯びたいいわけが思いつくって得かな?
ショート・ショート、星新一の作品はやっぱり面白いなと改めて感心してしまう。通学通勤の友にぴったりな作品です。個人的には「雪の女」がお気に入り。
☆4 こういった話を1000以上も作れるだけのアイデアを持つ人はそうはいない。これは星新一という人の、その片鱗を垣間見れる一冊。鏤められたメッセージも深いものがある。面白かった。
★★★★★:初めての星新一作品にもかかわらず、早くも一番ではないかと思わせる面白さ。笑ってしまう話、皮肉な話やぞっとする話のみならず、哀愁ただようものやせつない話もあって、バリエーション豊富。好きなのは、『死にたがる男』『安全な味』『ちがい』『趣味』『友情の杯』『雪の女』『服を着たゾウ』など。星新一作品は想像力をかきたて、友達とおしゃべりするのも楽しい。たとえば、『死にたがる男』で、もし彼が本当は「きょう」が「その日」であることを知っていたとしたら・・・?など。
解説もなかなか面白い。ショートショートという形態を馬鹿でも書けると言うよりは、馬鹿はショートしか書けないと言ったほうが正しく、論理的に言うならばショート以外にも色々書けるものは馬鹿ではないということになる。
やはりこれは表題作でしょう。最近どこかで似たような話を読みましたがこれが元祖です。朴訥とした表紙に反して内容は一種の狂人話です。
「表題」銀行の営業マンが、自宅を独立した国家だとする男の家に上がりこんでしまい、その妄想に巻き込まれていく話。狂気なようで、理屈がきちんと通っている妄想男から、世の中の正常・異常は紙一重で、常識・非常識の区分は実は曖昧である事を表わしている。他30話の短編集。___ 妄想男の前提は無茶苦茶だけど、自分の思う国家観を演説してリンカーンを引用するくだりは思わず感心してしまった。「服を着たゾウ」は一番良かった。多くの人が、人としてすべきことをしていないという皮肉が秀逸に描かれていた。
マイ国家の
%
感想・レビュー:45件














ナイス!





























