蟹工船・党生活者 (新潮文庫)
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蟹工船・党生活者の感想・レビュー(859)
蟹工船やっと読めました。糞壺・・・すごかった。糞リアリズムと言うのでしょうか。その当時の漁夫達の過酷な労働を知りました。ストにたどり着くまでのブルジョアとプロレタリア格差。数年前に流行ったのは、現代の労働条件や虐げられる労働者というのが時代にマッチしたからなのかなあ。いやぁ、後味が凄まじい・・・。
この年代の本はなかなかイメージがわかず、文章も読み辛いのですが、生々しさとなんとも言えない力が伝わってきました。昔の作家さんは命を懸けているからなんでしょうね。
絶望の中で小刻みに殺されるのであれば、行動を起こしたい気持ちが湧く。現在の自分の労働を振り返りながら読むと共に、圧倒的な船上の描写からはその寒さや悲惨さが伝わってくる。東北生まれの私にはなじみ深い言葉使いもいい。厳しい時代を感じる。それは現代を見据える目にもなる。
年末にiPad2を買って、読書のアプリを入れたら今は著作権切れの作品がデジタル化されてて、無料でたくさん読めるということを知りました。ということで色々読んでます。これもその1つ。ちょっと前にブームになってたけど、今の時代の人は(自分も含めて)戦後のこういう日本の産業の底辺を支えた人たちの実情をもっとしっかり知るべきだなぁと、これを読んで改めて思いました。こういう時代を色濃く反映した文学作品は、知識的な勉強以上に時代を理解するのに役立ちますね。
逃げ場のない漁船の中で、奴隷同然に使役される人たちを描いた作品。支配人に反抗しようとしながらも、すんでのところで押さえ込まれてしまう。読んでいて、私までこの理不尽さに腹が立ってしまった。ここまで感情移入した本は私にしては珍しい。当事の労働者の実態をうかがい知ることができる名著。
圧倒的に絶望的な境遇の中、四百人の船員が人間としての尊厳を賭けて今立ち上がる。作中の極寒の大海の飛沫はまるで現代の就職氷河期を代表しているかのよう。これは日本発展期における小さなしかし大きな力を持つ尊厳による反旗の物語である。「ん、一回だ!」
視覚と嗅覚が特に刺激されて、一度挫折した作品。本当に読んで欲しい層(当時の労働者だと思う)を想定して、その人達にとってわかりやすい表現を意識して使っているのかな、と思いながら読み進めたが、その表現の生々しさに、暗さと汚らしさも併せて伝わってくる。僕の地元がしきりと出てくる。帰省したら遠洋漁業博物館にでも行ってみるか。
「蟹工船」は、当時の過酷すぎる労働環境とそこから自然発生する運動の様子が知れたが、それだけだったかなぁという気がする。「党生活者」の方は、そういう党員のミクロな生活や「オルグ」を進めていく様子は想像したこともなかったので、興味深かった。母親との別れのシーンなどはうるっときた。私生活を文字通り24時間党の活動に捧げられるようになるには相当のモチベーションとなる状況あるはずで、現にあったのだろうと思う。蟹工船を読んだ後だからこそそれがよくわかった。
青空文庫にて読了。昔の日本の姿を改めて認識した。働きだしてわかったことだが、今の日本も無能な人や何もせん人が上に立って威張ってる。それも昔の悪い習慣が残ってるような気がした。どうすれば、日本は皆で力を合わせ、自分勝手な楽をなくせるんやろぅ。
<蟹工船について> 労働者の様子を知るにはいい本だと思いますが、これを小説とみるといい本だとは思えません。 主人公は絞るべきだと思うし、話の山がなさ過ぎる。 山かなと思ったら終わってしまった・・・。
命の保障も人権もなく「工船」で働く人々。彼らへのむごい仕打ちにリアリティを感じました。日本の社会がどのような礎を築いて現在に至っているのか知らないといけないなと思いました。
今読んでも割とすらすら読めるのは、人権を殆ど無視されて過酷な労働に従事し、過労死する人たちが未だに絶えないことと関係あるのかもしれない。主人公が一人ではなく労働者たちであるのが特徴的だった。
慣れない文体や、あまり知らない言葉が出てきて少し読むのに苦労した。また、誰が話しているのかが解からない部分があった。労働者の過酷な環境と、権力者の関係を書いたお話。とにかく描写に引きこまれた。環境の不衛生さは読むだけで安易に想像でき、吐き気さえも起こった。また、最終的に労働者たちが団結し、権力者に立ち向かう様子はかなりスッキリとした終わり方であると思う。
党生活者は未読。笑。苦しい労働の事を書いているのだけど、作者の明るさが感じられる作品で、不謹慎なのだが、思わず笑えるところも、いつくか。
なかなか読みにくかった…生々しい描写で、悲惨な光景を想像できた。たまたまテレビで白人がポリネシアンを奴隷化するという番組を見ていたので、重なってしまった。時代や環境、文化は違っても、差別、迫害があったり、たった一部の人が権力を持ったり、それに耐えかねた人々が自由を求めて立ち上がるという構造はあるのだと改めて気付いた。ベルリンの壁の崩壊や、いまのリビアやエジプトも同じ。一つ気になったのは、カムチャッカ体操ってどんな罰なんだろう?
予想外に読みやすく、面白かった!党生活者なんてのは、オルグの参考になる。蟹工船は、集団を主人公として扱っているから少し、散漫な印象があった。これも読みごたえは十分。
永く読まれてる本て不思議なもんで、世の中の不変さも、また今の時代の良さも気付かせてくれる。そして今日もこんな時代だからこそって感じで読まれるんだろう。ほんと面白いもんですね。
思っていたよりとっつきやすい作品でした。どちらも素朴な筆致で書き綴ってあるがゆえに生々しくドキュメンタリー風。想像力のある方なら映像として見えるかもしれません。「蟹工船」は北の海の劣悪という言葉すらも生ぬるいほど苛酷な環境で搾取される賃金労働者の物語。「党生活者」はある軍需工場を舞台に啓蒙に奔走する共産党員の生活とその仕事ぶりについて。幾分思想が鼻につく感がありますが、プロレタリアに対しての一途な気持ちは伝わります。「党生活者」は「これなんてスパイ小説・・・」と思っていましたが、ノンフィクなんですよね。
最初はすごく読み辛かった。古い文体や、誰が話しているのかわからない、などがその原因。しかしその中で感心したのは2点。劣悪な状況や目の前の荒波の繊細な描写と、主人公が『彼等』であることだ。昔の過酷な労働状況がありありと目に映る。そしてその絶望から徐々にはい上がる彼等の心情が事細かに映し出されていた。
うおーなんか読みづらいぜー、ただ壮絶な実情は伝わりました。そして中国人が出てきた後の面白さはとてつもなく、最後のアツサはやばい!党生活者の方が読みやすいしスリルあって好きでした。こっちもアツいですしね。主人公はダメ男ですがね。。
全生涯をかけて戦った著者。虐殺されるまで命をかけて残した作品。現在の日本の民主主義の土台を作り上げた著者の作品をもっと読まなくてはと思いました。
物語は二篇収録されていた。どちらも、資本家に食い物にされている労働者について描かれたものだった。今の時代でも働き過ぎている日本人なのに、昔のもっとひどかったのか。なんだか現実感がない。文体は独特で読みにくいが、慣れるたま癖になりそう。なぜか、漫画のジョジョを思い浮かべた。
『蟹工船』の描写の生々しいこと。気持ち悪くなったり苦しくなりながらもドラマチックな展開で面白く読めた。『党生活者』の方が一人称で読みやすく、内容もこちらの方が個人的にはよかった。「全生涯的感情をもって、憤怒し、憎悪する」という言葉の切実さと覚悟に鳥肌。この小説のような出来事が現実にあった後に今の労働状況があるということを認識させられた。読めてよかった一冊。
蟹工船・党生活者の
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感想・レビュー:231件














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