楽隊のうさぎ (新潮文庫)
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楽隊のうさぎの感想・レビュー(560)
最後がまとまりのないまま終わってしまった。続編があるとしたら、続きを読ませようとして、このような終わり方をしたのかもしれないが、作品としての完成を意図した終わり方にしてほしかった。
私が去年の秋に引退したバンドは、コンクールにさえも無縁の弱小吹奏楽部だったけれども、そうなんだよ!と思える部分が随所にあって感情移入しまくりだった。曲を決めて、楽譜が配られて、毎日練習して、果てしなく未来に感じていた本番がすぐ来て、また練習して…と、ぐるぐるぐるぐる回るところとか、そんな中家庭やクラスや友達との関係も波があってイライラしたりもするところとか。克久はもちろん、その他の部員(特に私と同じトランペットの谷崎弓子とか。)に自分がものすごく重なっていた。
中学の吹奏楽部の話。 ラストが物足りなく感じたし、違うクラスの学級崩壊みたいな設定は要らん気がした。その部分を楽器初心者の苦労とか吹奏楽部内でのナンヤカンヤに割いて欲しかった。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/02
なんか小説の構成としての流れが私の好みじゃなかったかも・・・。ぐっと引きこまれたかと思えば、肩すかしをくらったようにひかれるというか。ちょこちょこ出てくる「うさぎ」も、あれ必要??全体的に暗い雰囲気があって最後までなじめなかった。
中学生にブックトークをする機会があって、テーマを「部活」にしたので、とりいれた本。部活としてはなかなか人気の吹奏楽部だけに、生徒たちにも共感を呼んだようだ。心の葛藤はあるけれど、みんなでひとつの音を作り上げていくすばらしさ! 部活っていいね。
センター試験問題集で興味を持った。タイトルが可愛く、主人公が心の中に飼ってるうさぎ、という設定に引っ張られて読み通した。さりげない心理描写が印象的で、淡い水彩画みたいな小説。主人公がお爺さんに見えるシーンがあって、そこは水墨画。新聞連載小説だったそうだが、朝の連続ドラマにも似ているかな。主人公のキャラクターには合わないか…。「交響的譚詩」という曲を聴いてみたい。
灰色の壁を作る左官屋と指揮棒をもったうさぎが心に住んでいる克久が等身大で面白かった。後半のブラバンの走りと一緒に一気に読み切っていた。音楽を演奏するブラバンメンバーが見えて、わかるなぁと思う。「太鼓打つ音 海山越えて」
10年も前のことなのに、吹奏楽部に所属していた中学時代を思い出した。ステージ上の緊張と高揚、音にノる感覚が鮮やかに蘇った。ついには課題曲を口ずさむ始末。吹奏楽を経験したことがある者なら、この小説に描かれている音楽に対する感覚は身体が分かると思う。決して楽しいとは言い切れないけど、記憶の端っこにしまわれていた、確かにあった青春を思い出させてくれた。ストーリーは微妙。主人公が困難を乗り越えるのではなく、ただなんとなく時間が変えていくので、成長物語ではない。どことなく陰湿。だからこそリアルなのかもしれないけど。
思春期独特の感情を見事な比喩で表現している。それに対する共感は中高生には痛く、大人には寂しくなるほどに懐かしく覚えることだと思う。ブラス出身からすると、そんなにトントン普門館までの道を描かれると気持ちが追いつけないよ、という感覚もあった。
場面転換が少し急だったかな。中学生男子と対人関係や家族、それぞれの心理描写と音楽の表現は上手い。またそれがメインな感じ。ちなみに2010年のセンター試験に出題。カバー裏の文章「忘れてませんか、伸び盛りの輝きを」は秀逸。
小学生の時にいじめられていた少年が、中学校に入って吹奏楽部を通して成長していく過程を描いた作品。 主人公の心理状態を「左官屋」や「うさぎ」を使って表現する辺りは面白いけど、うさぎが表している心理状態が少しわかりにくかったのと、展開が急すぎた。 「ステージに立つ前の指揮者は、音楽を構築するための現場監督で、荒々しくもあり、力仕事をしているようでもあるが、今日の指揮台に上がった指揮者は演奏家に勇気と希望と確信をあたえる存在となっていた。 つまり、指揮者というのは、そういうものだ。だから指揮棒は神聖なのだ。」
克久の気持ちがよく分かる!私も中学生の時にパーカスをやっていたので・・・特にパーカスの基礎練の時の描写には感動しました。確かにすごく地味なんです、パーカスの基礎練て。最初のうちは、管楽器の練習が楽しそうですごく羨ましかったのを覚えています。でも、あの音の粒がやればやるだけ揃っていって、心地よくなる感覚はたまらなかったな。言葉にできなかったあの頃の、あの感覚を描写してくれたこの作品に出会えて本当に良かったです。
吹奏楽の話でした。けれど、主題は吹奏楽じゃなくて、主人公の心の成長(?)がメインな感じです。スポ根もの(スポーツじゃないけれど)を期待していたからかもしれませんが私はそんなに好きじゃないかな・・・
吹奏楽を通して主人公は成長していく。臆病なうさぎはどこへ行ったんでしょうか。最初の演奏会のシーンは気持ちよかった。でも、あまりこの著者の表現、自己陶酔入った文章は合わないみたいでした。
全体的に中学生の吹奏楽って、こんな感じだよね~と謂う所は出ていて楽しめました。描写の視点切り替えが分かりづらい部分はある物のそれぞれの心理は見えるようでした!
音を文字に落とす表現力は素晴らしかった。部活がテーマではなく主題ではなく、主人公の内面的なものがテーマなのか、部活ものを期待していたので、少し物足りなかった。視点がころころ変わるのもわかりにくかったです。
空いてる教室に散らばって、メトロノームを前に練習していた吹奏楽部の人達を思い出しました。たくさんの楽器の音がひとつになって、ホールに響き渡るのはきっと凄く気持ちいいんだろうなぁ。全く楽器が弾けない私でも、克久君と一緒に演奏してる気になれる、そんな小説です。
吹奏楽部は中学校の華である。中学1年生になったばかりの奥田克久は新入部員勧誘の声に誘われて、吹奏楽部に入部する。それも生まれて初めて手にするティンパニーの奏者として。授業以外は、朝も、昼休みも、放課後も、ブラス!ブラス!ブラス!で暮れる。学校内外やクラブ内の様々な友人関係、女子との関わりや、単身赴任の父のいる家庭の出来事を経て、最後は全国大会出場へ。中学生が成長していく様は読んでいてすがすがしい。
ブラスバンドに取り組む中学生の話。主人公の成長話、としてなら面白かったんですが、音楽や部活に対してもっと掘り下げてくれれば音楽小説として読み応えが出てきたんじゃないかなと思います。ちょっと登場人物も多くて読みにくかったかな。
高校のときにハードカバーで読んで、これで2回目。で、どうやら克久は私の1つ上らしい。『うさぎとトランペット』とやっぱり時差があるようだ。そういえば有木は克久の2つ先輩。これもズレを感じる。とは言え、全国の、普門館での演奏は圧巻でした。まぁ、表現が秀逸だったかと言われると、私の脳内のティンパニとクラの狂ったような演奏が、なんですが。が、やっぱり表現がよくなけりゃいい演奏は聞こえないか。欲をいえば、音が『見える』文章だとスバラシイ!!なのですが、やっぱりここは克久に「ブラヴォー!!!」を贈ります♪
誰もが「うさぎ」を飼っている。人によっては、「虎」や「狸」、「狐」の皮を被って。一生懸命に。そのうち、飼ってる「うさぎ」と上手に不器用に折り合いをつけられるようになっていく。大人になる。自分は「狼」だったかな?? 今は「子羊」だけど… ★☆
部活に入るなんて面倒だなあと思いながらも、吹奏楽を始めた中学時代を思い出して懐かしくなった。人物が多くて読みづらいとも思ったが、これはこれで「人数が多くて先輩が覚えられない」といった焦りを思い出させてくれるような。
克久がシバの女王に取り組んでいく過程で曲作りにもっと苦悩するシーンがあれば、全国を目指す中学生を現実的に感じられたかもしれない。何かに取り組んでいる間に、今までとらわれていた障害が気づいたら解決していた部分は共感できました。
無駄に多い登場人物、ころころ変わる視点、突如出現する謎のカタカナ、青春小説かと思えば青春特有の熱さがほとんどないなどなど色々突込みどころが多くあまり楽しめなかった。前時代の栄華におんぶにだっこしてる感じ。センター試験に選ばれたというのは納得できる。だってストーリーが分かりにくいんだもの。
最近、音楽を題材にした小説が読みたくて、見つけた小説。 うーん。。。 内容うんぬんよりまず、文章を勉強してほしいなあ。 最後までそれが気になっちゃって、キャラへも感情移入できないし、あまり入り込めなかった。
文章中で視点がころころと変わるので戸惑うところが多かった。新聞掲載と聞いて、あぁだから全体としての繋がりが薄いのだな、まとまりがなかったのだなと納得してしまった。
中沢けいという名がどこかにずっと引っかかりつつ忘れていたのが、やっと読めた。心を閉ざす時の左官屋の壁塗り、もう一人の克久を表す裃のうさぎなど、面白かった。「何のために標的を探すのかと言えば、いたぶる相手がいれば、いじめる方も、自分が血の通った人間である感触を取り戻せるからだ。(略)いじめにかかる方も、あっちこっちで感情や自尊心を傷つけられてきている痛みを、押し殺して我慢しているのだから、他人の苦しみを見て初めて自分の痛みが解放できる」はふむふむ。演奏の高揚感は、『猫を抱いて象と泳ぐ』を思い出した。
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感想・レビュー:127件



















































