風林火山 (新潮文庫)
風林火山を読んだ人はこんな本も読んでいます
風林火山を追加
風林火山の感想・レビュー(249)
最初は武田信玄の話だと思って購入したけど、軍師山本勘助の話だった。武田という自分の一生の最期を捧げられる主君にお仕え出来て、勘助も本望だったと思う。 川中島の戦い半ばで本が終わるのが憎い演出だと思った。このあとの展開が気になるじゃないですかwそれを想像するのも楽しいですね
軍師山本勘助が主人公、仕官から川中島まで。信玄、由布姫、勝頼にお父さん・おじいちゃん的愛情で尽くす。最期川中島での心情は泣けた。謙信は敵としての描写のみ。
ところどころ難しい漢字がありますが、読もうと思えば小学校高学年でも読めるでしょうね。純文学を想像していましたが、戦闘の描写も奥方の人間関係もあっさりしてて。これ読んでる間、頭のなかで大河ドラマの音楽が流れっぱなし。
膨らんでしまいそうなネタを、切り口を立たせることで絞り込んでいる。よくできてるなぁ。そして、ヨシケンの解説はやっぱり何を書いてるのかよく分からないw
ソウルの新村のブックオフで買った本。先月一気に読みました。不遇のうちに暮らしていた醜い初老の軍師・山本勘助が、若き主君・武田信玄に見出され、水を得た魚のように活躍するストーリーに共感しました。井上靖さんはやっぱりうまいですね。
数年前の大河ドラマの原作。信玄ではなく、軍師山本勘助のお話。主君と姫への想いが伝わってとても面白かった。個人的には、由布姫の凛としたカンジが好き。この時代には珍しい、意志の強い女性だなと思った。読み終わった後も「みんな死んでいく。せめてわたし一人は生きていたい。」この言葉がずっと頭に残っている。合戦の場面はあっさりしていて、川中島の戦いが最後まで書かれていないので、その後の武田家がどうなったかきになるところ。勘助の最期には涙が出た。また読み返したいと思える本でした。
数年前の大河ドラマ原作。振り返ると「風林火山」以降、大河ドラマがどんどんホームドラマになっていったので、最後のまともな大河ドラマと言えるかもしれない。基本的に上杉家が好きで、武田側から読むのは稀だが、十分に楽しめた。すっきりとした語り口、魅力的な登場人物、合戦描写は少なかったが、最後の「第四次川中島の戦い」は勘助の心理描写含め、非常に素晴らしかった。良い本を読んだ。
でしゃばりすぎず身に過ぎた野心も持たず、ある意味淡々と自分の役目をこなす勘助の、主君と姫、そしてふたりの子への想いがやけに暖かく感じ、忘れられない一冊です。勘助が言葉少なくも由布姫を優しく労る姿に中世の騎士っぽい雰囲気が……女を守る男という設定はやっぱりかっこよく感じてしまいます
昭和30年代に書かれた小説。でも古くない。読みやすい。山本勘助から見た武田家の話ですね。上杉軍が好きだと物足りない。武田軍でも真田家贔屓だったりすると物足りない。でも、主君の信玄公もとても魅力的な御屋形様で、彼に従って戦い続ける山本勘助の物語としてはとても面白いです。
勘助にスポットライトを当てた作品。描写が淡々と分り易く書かれているので非常に読みやすいが、合戦の場面が大好きな私にとっては、ちょっと物足りなく感じてしまった。風景の描写が綺麗なので、場面場面をイメージするのは、楽しかったです。
再読。一方に偏りすぎた歴史小説があまり好きではないのもあって、勘助の信玄・由布・勝頼以外どうでも良いといった感じが好きでない。戦国時代の親子関係って今の時代から見ると変だとつくづくと思った。
何年か前の大河ドラマ原作。土地勘がほとんどない山梨、長野が舞台なので、地図で確認しながら読み続けた。話はさっぱりしているし、人間関係はかなり省略されているのかわかりやすい。クライマックスは川中島やけど、結末前に話が終わってしまう。その後の武田家がどうなるのか、気になる。
「武田は苦しい合戦を致して居りません。これまで、いつも作戦で勝って居ります。少ない兵力が大軍の敵を破り、損害少なく相手を屠って居ります。併し、越後勢との決戦の折は、勝敗は最後まで見通しつかぬと思います。お互いに大方の武士たちを失い、布陣は乱れに乱れます。その上での勝負でございます。もはや作戦は物を言いません。一人が一人を殪すか殪さないかであります。一向宗との絶えざる合戦で、乱戦に慣れた越後勢は勝ち、乱戦に慣れぬ甲斐勢は破れましょう」
大河ドラマ版が好きなので。硬めの文章なのに、実は非常にすっきりとした簡潔な語り口である。しかし、その実で描かれるのは非常に濃密な感情の交歓だ。勘助と信玄の絆もそうであるし、また由布姫に寄せた、恋とは似て非なる思慕の念だ。この物語の中の山本勘助は世間擦れしたように見えて、実は非常に無垢な性格の男ではないか。だからこそ自身の夢や野望を、主君やその愛妾に向ける志に昇華できたのだと思う。
歴史を知らないので、そんで結局その後信玄と謙信のどちらが勝ったのかが気になって気になって。常に一途な勘助がかわいい。あと、どことなくのんびりしている信玄もいいなぁ。
★★★☆☆ 主役は信玄ではなく 山本勘助という人物。小説としては楽しめました。が、もっとちゃんと楽しむには私にはもう少し日本史の知識が必要だ、、(汗)
最期のシーンでは私の首筋にも冷たいものが走るのを感じた。山本勘助が降りてきたのかとw おばちゃんにそんな勘違いをさせるくらい素晴らしい作品。
圧巻は、川中島の決戦。越後勢の攻撃に敢然と突撃を開始した典厩信繁の果敢さは、天晴れと感じた。武士(もののふ)とは、こうした果敢さを持っていたのだろう。▼それでも、個人的には、由布姫の墓前で勘助が出陣の報告をする場面。孔明の出師表ではないが、こうした場面では、目頭が熱くなる。▼結末を知っているだけに、想いも深い。勝鬨を聴くことなく散った一代記の終焉。今度は、熱き想いを謙信側から読もう。
これを読むまでは武田家って信玄を中心としたワンマン経営という印象でしたが、そうではなく実は、軍師の影の活躍があったんですね。と言うかほとんど山本勘助が武田家を動かしている感じすらします。スポーツの団体戦では、副将がカギを握るそうですが、それは戦国時代の戦にも言える話ではないでしょうか?ボスが嫌われ役を受けるワンマンでは、お家が持ちません。ボスの泥をかぶる心の強い副将がいるお家が生き残る。勝負のカギは副将が握る、これは正しい格言だと思います。
上杉謙信との死闘の模様がすさまじい。言葉の掛け合い、心の動きが憎いほど巧いすぎる。こういう素晴らしい小説が積み重なって歴史という形で残ってきたんだろうなと思います。
勘助は晴信(信玄)より由布姫を優先させてた印象。でも、どちらも本当に大事だったんでしょうね。一部の人物に対し「あれからどうなったんだろう」と思うけど、全体的に読みやすく面白かった。
風林火山の
%
感想・レビュー:57件














ナイス!
































