しあわせのねだん (新潮文庫)
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しあわせのねだんの感想・レビュー(214)
物(出来事)に関する値段にまつわる話。角田さんのエッセイはこれで二冊目ですが、嫌いなものをお金をかけてまで練習しようとするところが男気のある人だと感動すら覚えました。でもその発端が恋心なのはやっぱり乙女ですね。
まずいラーメンの話は同意です。これならカップラーメンの方が・・・ということあります。
「繋がる」という言葉が携帯電話とほぼ時期を同じくして頻繁に使われるようになったことを指摘していてなるほどなぁと首肯した。しかし角田さんのよさは等身大の文体だな。飾らなくていいなぁと思う。なんだかやさしい気持ちになれるんだな。
☆4つ。お金に関する体験や思いを書いたエッセイ。「見知らぬ場所に旅行にいく。そこでなんにも見ないことは、じつはたやすい。」「20代のとき使ったお金がその人の一部を作るのではないか」など、はっとする言葉がたくさんあった。いくら使った、高い、安い、だけじゃなく、その出費によって何にどう感じたか、どうしたいのか、何を大切にしたいのか、などを感じ、考えて生きたいと思った。
再読。私自身も買い物は大好きなので、作家の買い物エッセイがあると手に取ってしまう。日常的だったりじゃなかったりする様々なお買い物があって、その一つ一つに「何か」がある。虚しか残らない馬鹿な散財も、思い出をもたらした出費もある。買い物するたび白い目で見られた私は(いや、働かないせいだが……)、少し、この本に勇気をもらって、また買い物に励みたいと思う。
本表紙と題名をみて購入。でもわたしが思ってた内容とちょっと違って残念でした。わたしはかなり浪費家やけど、、、人それぞれ価値観は違うし、多少節約も考えつつ、自分に+になる投資は今後も楽しんでしていこうと思いました。
著者をtwitterでフォローしているのですが、小説の(宣伝されている)印象とツイートの内容が一致しませんでした。が、エッセイを読んで納得。「お金」を軸にしているようで内容は多様なエッセイ。カクタさんの金銭感覚は私とはまったく違いますが、個人的には「記憶」がいちばん印象に残りました。母と娘ってそういうところありますよね。
心と体とお金の繋がりだったり、意味だったり、私的に他人の事だからなおさら面白かったかな。読んていて自分と比べてみたり、自分はどう?とか考えてみたり思い出したり。過去の無駄使い?の記憶もなんか少し見直したり出来て角田さんの流れにどんどんハマってしまいました。エッセイでもお見事でした。
普通な話題。他人はどう考えているのか。そう読むと楽しい。健康診断と占いは似ている、「ご飯食べに行く」は酒飲みか否かで異なる、年齢を四捨五入掛ける千円が財布に入れておくべき金額、海外でお金を使わないと思いでも残らない
経済観念がなんとなく一緒に感じるエピソードがあったりして、嬉しくなります。例えばクリスマスのプレゼントに対する照れからゲームものをねだったり、「ご飯いきましょう」=「お酒飲みましょう」の解釈だったり。作家としての生活がサラリーマンと変わらない9時〜5時だったり。すごく自然体な文章にまかせてのらりくらりと読めるエッセイ。心地よいです。
著者がおこづかい帳をつけるつもりで書かれたお金と買い物にまつわるエッセイ集。
各話のタイトルが購入品と値段になっていて(ねぎそば390円とかすべすべクリーム4500円とか)それこそ他人のおこづかい帳を見ているようで、目次を見るだけでも楽しい。
全体的に少しオチが弱い話が多い気がするが、お金を使うということに関する著者なりのスタイルを知り、自分はどうなんだろうと反省するいい機会になった。
角田さんはけちん坊とのこと。SUICAの残金が1000円を切ると、すきま風の吹く四畳半に正座している気分になるそうですが、読みながらうなずいている自分も同質なのかなぁ。衝動買いしたものを神様が『よし、全額返してやろう!』と言ってくれたら、どんなにうれしいでしょうね。使ったお金が自分の幸せの肥やしとなっていくと、自身にハッパをかけていかなくてはいけないですね。
「パンが無ければケーキをたべたらいいじゃない」といったのは究極のKY発言とでも言うべきか。自分の人生では自らにKYな事をしてもそうそう誰も何も言ってはくれない。「お財布」をしっかり管理し自分で健康的に「空気」を「吸って」「はいて~」していくのだ。(時々咽せたりするけどね) 「空中庭園」の後で読んだので角田氏がキュートでとても近しく感じられ、また同時にその視点・感性etcモノを書く人というのはやっぱり凄いな、と思います。
言ってることが自虐だったり悪態だったりしても、どこか知的でどこか可愛い。角田さんの文章に触れ合えるのはプライスレス。
著者が手に入れたモノや受けたサービスと支払った金額を切り口にして書かれたエッセイ集。少しきつい表現もありますが、同意してしまう箇所もあります。「記憶9800円×2」の展開には涙が出ました。
決して「ほろっとくるイイ話」とかの類ではないんだが、なぜか目を細めて頷いてしまうような不思議な心地よさを感じるエッセイ集。
生活とそれに要するお金にまつわるデキゴトや感じたことをまとめた家計簿エッセイ。著者自身の価値観に独特なモノがあり、それがまた新鮮で面白かった。視点もいろいろな角度で切り込まれていて、笑えるし考えさせられるし。サラッと読めるけど、右から左には抜けない一冊だと思います。どこにお金をかけるか(かけないか)によって、その人を形作る中身が変わってくる、という考えはは面白い。そして、角田光代の文章表現のセンス、そして感性に畏敬を覚えました。スゴイな、この人。
小説の合間に、エッセイを読みたくなる。いろんな思いを交錯させる作品をいったいどんな人が書いているのか・・・と感じるから。作家さんだから羽振りよく・・・っていうのは一般人の思い込みだったようだ。でも、専業主婦には到底手の出せない金額のものや食事をしているのも事実。それは自分の稼ぎですることだから・・・文句のつけようもないけど。ただセコセコ暮らしていたら・・・いろんな作品は書けないだろうし・・・飴と鞭を上手に使い分け、たまには自分へのご褒美でより一層自分を頑張らしている努力が、角田さんの小説のあちこちに反映し
お金の使い方一つでも結構人が出るものなんだなぁ……。「二十代のとき使ったお金がその人の一部を作る」という言葉にはっとする。わたしは大丈夫かな、みみっちくなってないかな。
地下のまずいラーメン屋やバレンタインの混雑したチョコ売り場を想像している時、ふとページ右上部の「しあわせのねだん」という文字が目に入る。なんかどきっとした。
ストレスフルの時の、病的な散財の仕方を振り返ってしまった。見ないフリしていたけど。最近のは航空券と滞在費、30数万円也。病的な散財は、これからはモノじゃなく、せめて旅でしようと思う。健全な精神状態で旅の計画たてる方が良いけどね…
さらさら〜と読めるお金にまつわるエッセイ。
『しあわせのねだん』なんて人によって違う。
お金の感覚も幸せの感じ方も、それぞれなんだから当たり前といえばそれまでだが、だからこそ、角田さんの持つ生活感覚が垣間見えた様でおもしろかった。
共感あり…驚く箇所あり…。タダの『ねだん』ではなく『しあわせのねだん』と感じれること自体しあわせなのかも。。。
ひさしぶりに作家のエッセイを読みました。エッセイは人間味があふれているから好きです。鞄の話と携帯電話の話が気に入りました。ぜひ、40代でもこのテーマでエッセイを書いて欲しいです。
角田光代はあまり読まないが、買い物エッセイが好きなので読んだ。「わたしがもっとも恐怖するのが、なんにもお金を使わなくって、貯金額だけが異様に高い、ということだ」という部分には共感。
「想像力 1,000円」騙されたと考えるのではなく、想像力にお金を使ったという思考力が面白い。「記憶9,800円×2」と「一日(1995年の、たとえば11月9日) 5,964円」もよかった。
しあわせのねだん420円。角田作品はなぜか苦手なのだけれど、繊細さと大胆さ、緻密と大雑把など矛盾をはらんだ著者が愛しく感じられた。自虐的なところや悪態をつくのに小心者のところとか…好きだなぁ。既読の角田作品を読み返してみるか!…な??
しあわせのねだんの
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感想・レビュー:50件














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