金閣寺 (新潮文庫)
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07/17:ishibashimashi 金閣の美と、人間の心理の描写が非常に繊細で深い。「一ト仕事を終えて一服している人がよくそう思うように、生きようと私は思った。」という最後の一文が強く印象に残った。
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★★ コメントする(0)07/12:れどれ 美意識を絶え間なく刺激するばかりの凄味ある文章で埋め尽くされた1頁1頁は読みながらにして宝物化されていった。ゆっくり大切に熟読玩味しながらもこの小説を読み終わるのが惜しく、最後の章は数日かけて読んだ。人工的な文体もここまで完成されていれば掛け値なしの敬いを捧げる他なく、またそれに対話の瑞々しさが織り込まれるのだからずぅっと才気にあてられっぱなし。主人公の思考は狂人のものとバッサリ処理するより、歴を辿って極めて人間的なものと通釈しないと、せっかく狂気を整序しきった本作品がもったいないよう思う。
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★ コメントする(0)07/11:クジラ 自分の内側と外の世界との疎通をどうはかっていくのか。そこがうまく行かなくなる時、狂気に近付く。そんな事を思った。ストーカーなど常識では窺い知れない犯罪心理も、この主人公に近いのではないだろうか。そして、三島由紀夫自身もそこに悩んでいたのではないだろうか。でなければ、割腹自決などしないのではないだろうと思う。人の内面を描いていながら、非常に映像的な小説だった。
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★★ コメントする(0)07/07:那生 金閣寺の美(実際と言うより象徴的な?)がどれほどまでに主人公の心を取り込んでいたかをこれでもかというほどに綴った話。それだけなら他にも何か作品がありそうだけれど、やはり圧倒的な語彙が織り成す世界がこの作品を後押しする以上、これより上の作品はまず生まれないのではないだろうか。豊富な語彙で底なしの精神世界を描きながらも読みやすいとはこれいかに。やはり作者の手腕か?
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★★★★★★ コメントする(0)07/04:かりん 5:金色に輝くスペシャルカバーに惹かれて。溜息出るほど美しい文章。粒の立ったご飯みたいな(美しいけどどこか残酷な感じが)。私は、芸術家たるには傲慢すぎた。不具者も、美貌の女も、見られることに疲れて、見られる存在であることに飽き果てて、追いつめられて、存在そのもので見返している。金閣は無力じゃない。決して無力じゃない。しかし凡ての無力の根源なんだ。金閣のように不滅なものは消滅させることができるのだ。母を醜くしているのは、……それは希望だった。不治の希望。
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★★★★★★ コメントする(0)06/29:もっち 「事実を元にしたフィクション」ということになるのか、主人公のいろいろとこじらせてる感じが見事にはまっている 行為と認識…いや、それらは対立させるものではないのではないか…というのはあまりにも生ぬるい思いつきか
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★ コメントする(0)06/23:Sugi 面白かった。「圧倒的」な部類に属す小説だ。どう転んだってこんなもの書けない。「確かに遠い過去に、私はどこかで、ならびない壮麗な夕焼けを見てしまったような気がする。その後に見る夕焼けが、多かれ少なかれ色あせて見えるのは私の罪だろうか?」
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★★ コメントする(0)06/16:あやの 久しぶりに再読。やっぱり三島由紀夫の文章は綺麗だ。ただ今回は昼休憩にちまちま読んだのがいけなかった。せめて3分割くらいで読むべきだったなー次回はそうしよう
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★★★ コメントする(0)06/02:アンジ 「俺たちが突如として残酷になるのは、たとえばこんなうららかな春の午後、よく刈り込まれた芝生の上に、木漏れ日の戯れているのをぼんやり眺めているときのような、そういう瞬間だと思わないかね」「一ト仕事を終えて一服している人がよくそう思うように、生きようと私は思った。」
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★★★ コメントする(0)05/23:fruits&vegetable ☆再々読。何度読んでも、本書の文章における語彙には感服する。その語彙の豊かさが、本書の思想の輪郭を鮮明にしている(もちろん、逆もある)。本書はその語彙の難解さから敬遠されるが、辞書で語彙を調べた後に、再読を繰り返せば必ず理解できると思っている。日本に生まれ、本書を日本語で読める喜びは計り知れない。『肉体上の不具者は美貌の女とお暗示不敵な美しさを持っている。不具者も、美貌の女も、見られることに疲れて、見られる存在であることに飽き果てて、追いつめられて、存在そのもので見返している。見た方が勝なのだ。』
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★★★★★★★★★★★★★ コメントする(1)05/23:ずんだ 文章が美しすぎて、改めて日本語ってこんな美しい言語だったんだ!?って思った。こんな繊細な主人公とその周辺人物たちを緻密に描き切るなんて・・・恐るべし三島由紀夫。
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★★ コメントする(0)05/20:ふがし 金閣寺を焼くことで、友や女、希望といった今まで拒まれ続けていた世界を否定した、ということなのだろうか?文章についていくだけで精一杯で、理解が追い付かない。ただ精緻で耽美な文章が「私」の告白文ということなので、「私」を理解し難い狂人であるということはないのだろう。
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