夫婦善哉 (新潮文庫)

夫婦善哉 (新潮文庫)
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夫婦善哉の感想・レビュー(101)

02/11:ちのかずら
02/08:メッシ
整った文体の「木の都」を先に読んでいなければ、表題作の印象も違っただろう。「わが文学修業」によれば、西鶴を読み出したのは「夫婦善哉」をが単行本になってからとのことだが、西鶴はもちろん、句点が多いと言われる太宰治や野坂昭如の文章と比較してみたい。「わがー」には「スタイルはスタンダール、川端氏、里見氏、宇野氏、滝井氏から摂取した」とあるが、そう言われると「アド・バルーン」は最近読んだ「蔵の中」を思い出させる。固有名詞や細かい金勘定やメニューが出てきても苦痛でない(むしろ楽しく読める)のは、私の大阪性なのか。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(2) - 02/03
モリータ
「世相」。正直言って今からだと戦中も終戦間際も直後も、歴史として圧縮されてしまってたいして変わらない雰囲気のように思えるが、当時の人にとっては15年ぐらいのあいだにまさしく時代世相が変転したことがわかる。テーマを探しては書くことを断念する主人公が、最後には寡黙なマダムの妹に目をむけるというのも、寓話的だがおもしろい。
ナイス!ナイス! - 02/03 14:56

モリータ
寓話的っておかしいな。単に象徴的ってことか。
ナイス!ナイス! - 02/03 15:30


オダサクは放浪の作家なんだと改めて思った。「世相」に出てくる友人の姿。あれやこれやと言いくるめて主人公から金を騙して持っていくが、その姿は人でなしというよりはいっそ力強い印象だ。少し尻切れ蜻蛉の感じがしたが、当時の、終戦直後の世相を描いた作品。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/25

01/22:aiko
太宰と同じ無頼派ということで、初めての織田作之助でした。執筆された当時と現在の事情は全く異なるものだけれど、彼の描く頽廃感を十分に楽しむことができた。どの話も面白かったが、どれか選ぶとしたら、夫婦善哉、アド・バルーン、世相、競馬が良かった。夫婦善哉は、関西特有の気質というのだろうか、蝶子の気の強さ、なんとしても生計をたてて生きる気持ちの強さに、憧れてしまった。世相・競馬も重い内容なんだけど、それだけではないうまさがある。アド・バルーン。作品のなかで一番読みやすいかもしれない。

01/05:新人
12/29:Emiri Inoue
青空文庫で読了。六白金星…極端から極端にしか生きられない楢雄が哀れすぎる。妥協を知ろうよ。でもこれはこれで味のある人生だとも思う。 夫婦善哉…ヘタレも極めれば愛されキャラだ。妻がたくましいだけに余計卑屈になるのだろうな。競馬…意識的な放蕩なのか。私は競馬場には一生行かないと思うけど、歓喜と地獄が紙一重に併存する魅惑的な空間だとも思う。

無頼派として太宰治と比べられるけど、オダサクはインテリ臭さが全然ないね。表題作「夫婦善哉」は悲愴な物語で、夫のヘタレっぷりは半端ない。だけど困難を乗り越えて最後は二人で善哉をすする。こんな夫婦ってなんかうらやましい。「六白金星」や「アド・バルーン」「競馬」なんかもすごくいい。

10/30:ちっくる
自分の予想やイメージと違って、悲壮さの少ない作が多かった気がする 授業で読んだ「競馬」と比べると随分印象が違って、下町情緒のある戯作やら私小説風の話だったし、作者のこだわりのオチってのも上手かった ちょっと意外なほど、素直に面白かった この人の書くダメな男の雰囲気が何とも良かった

10/01:ミカン星人
なんというへたれっぷり。こうした作品にはイヤなくらいに感情移入してしまって、評価という言葉では語れない。大好きです、とくに「六白金星」と「世相」。

任天堂DSの文学全集で。

08/13:ar
08/04:AF瀬戸内海
07/18:渡辺雄司
07/04:みか
06/30:くさむら
06/16:〈br〉
夫婦善哉が読みたくて借りたが、他の作品もすごく面白かった。登場人物の放蕩や淡々とうらぶれてる感がすごく好き。六白金星が特に印象的。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/20

同窓がこれをネタに講演する、というので予習のために再読。私の母語が大阪弁だということを改めて強く確認した。最初から最後まで大阪のイントネーションで音読できるのがとても楽しかった。織田作、若いのに、シブイ文章書いてはる!味があります。でもこんな男女関係は全然楽しくない。こんなええかげんなオッサンと、わたしら、ようつきあいません!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 05/11
ヨーイチ
急に思い出しました。俳優、森繁久弥の最高傑作がこの映画だという説(小林信彦)を知り、映画を見て、原作を読んだ、という真面目な(?)態度で購入しましたっけ。
ナイス!ナイス! - 02/04 23:54


大阪出身なので、これは必読と思い。濃ゆ~い「情」の感じが、いかにも大阪。所々に出てくる飲食店、今もある店があって嬉しい。グルメ本としても使ってみようかな~

05/06:しま
04/07:4%
03/15:tomi
怠け癖と浪費癖のある旦那柳吉とそのダメ夫に寄り添う妻蝶子が織りなす大阪物語『夫婦善哉』ほか6編収録。川上弘美が「書き出しが一番好きな作家」と言ってたのが気になってたので読んでみた。少し文体に大阪の調子が入っていて関東人の私には忙しい感覚を覚えたが、どの短編にしても貧乏ながら強かに生きる大阪人が愉快だった。暗い世の中でも生きて行けないなんてことは無いんですね。あとはとにかく食べ物がおいしそう。天婦羅、関東煮、西瓜、善哉、冷し飴、氷金時・・・。想像するだに腹の虫がなってしまいます(笑)
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 03/07

02/23:サワン
02/02:do1ro
01/27:takemikaduchi
どれも似た作品だった。特に主人公が放浪する所とか、男は必ず嫉妬を抱いて、女には恨みを抱かせる辺り。文体は読みやすかったので他のテーマとか要素を含んだ作品があるなら読んでみたい。

01/05:CAMILLE
12/16:
12/03:つっきー
09/30:chabo
09/27:on0si
09/13:北条
こういう男には、30行目まで読んだだけで三行半を渡したくなります。本は最後まで読んだけどね。

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夫婦善哉の 評価:55 感想・レビュー:28
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