羅生門・鼻 (新潮文庫)
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羅生門・鼻の感想・レビュー(1050)
芥川らしい芥川。王朝小説。元ネタの『今昔物語』も絶対に一緒に読むべき。『鼻』が一番好きかな。コンプレックスだった物が、自分のアイデンティティと直結していることは良くあることだと思うし、それを描くさすがの筆力。個人的には『羅生門』よりもこちらを教科書に載せて、思春期の少年少女たちに読ませるべきだと思う。『邪宗門』が未完なのは本当に悔やまれる。
読んだ、あまり面白くなかったけど、これは本当に面白くないのか、あるいは面白くないと感じた僕がいたらなかったのかどっちなんだ?面白いと思ってる文学青年のみなさんすいません。
今日は「鼻」読了。羅生門は既読。短い鼻を手に入れた内供が、嘲笑よりも同情を懐かしんで再び長い鼻を得たいと願う。THE皮肉。しかしそういう人間心理のやさしさと残酷さを抉り出す筆致はやっぱり素敵
発表された当時はほぼ黙殺状態だった羅生門はいまや教科書に載り、この国の殆どの十代が読む。私は高校生の時、羅生門でどんな授業受けたかしら。
こういった作品は、読んだ後に他の人の解釈などを見るのが楽しいです、どういった価値観で物事を見ているのか、と。楽しいです。テンポがよくて奥深い作品だと思いました。
「羅生門」は芥川らしい?作品。餓死しかかっていても人間案外、良心や規律に従う(縛られる)のにそれを簡単に踏み越えてしまう部分を書いている。『罪の意識』というテーマで読み解くのも面白いかもしれない。状況がどうあっても盗みをしない者もいれば、腹が空けばタガを外す者もいる。絶妙なおかしみのある鼻や芋粥が有名だが、『袈裟と盛遠』『好色』『俊寛』が面白い。ってほとんど収録作全部か。全てに共通して人間心理が丁寧に描かれているのだがどこか偏執的で病的な感じがする。『邪宗門』の未完は「ここで?ああーん・・・」ってなった。
学生時代に読んだ時は恐いなぁと思ったけど、再読すると、人間の心の変化と醜さとが感じられて少し感慨深い作品だと思った。
久しぶりに読み直し。「鼻」は何とも面白く人間の心を描いている。「人間の心には、互に矛盾した二つの感情がある」それを、鼻を題材にして描くなんて。スッと入ってくる短いお話。読みやすいです。
高校の教科書以来の『羅生門』、面白かった。文章ひとつひとつに魅力を感じ、どんどん世界の中に引き込まれた。人の善悪、またそれ以上の問題を何度も考えてしまう、そんな作品。
いくつか『今昔物語』と比較して読んだ。末尾が少し変わっていたり、心情がより細やかに描かれていたり、比較することで芥川独自の世界観が楽しめた。「袈裟と盛遠」が好きなので、この出典も読んでみたい。
羅生門読了。少ないページ数の中に濃縮された社会図が素晴らしい。無駄の一切ない中に、善悪の問答が情緒も込めて詰め込まれている。人間は対象があって作られていく物だと確認させられる。
中学時代以来の再読。人間の多面性を時代の背景と共に描写。人間のはかなさと共に、生きていくための人間くささを感じた。「羅生門」はもちろんだが、「袈裟と盛遠」もこういった”人間性”を見た気がする。「羅生門」は、当時受験勉強の一環で読んだのだが、その終わり方は記憶深く、今回も当時の印象のままだった。
馴染みのない単語が多いけど、リズムが良く読みやすいです。どの話も登場人物の人間らしさが魅力的でした。物凄く良いところで終わっている「邪宗門」、未完なのが残念です。
鼻はやはり元々あるものが一番素晴らしい事を説いている。今の整形ブームを龍之介はこの時に既にわかってたのかな?
人間って一つの面、一つの言葉ではとうてい表せない生き物なんだなあと痛感。昔から変わらず人は失敗し、後悔しながら生きてきたんですよね。だからこんなにも、物語を“古い”とは感じない。物語は“生きている”。芥川は人をよく見て、感じて――それがあまりに鋭すぎるモノだったのかも。
「鼻」。自分の思う自分。他人から見た自分。確固とした自分というのを持たないと振り回されてしまう。ラストで安堵感はあるが、再び鼻を短くしたくはならなかったのだろうか。自分を愛し認め「らしく」生きていくことの難しさを考えさせられた本です。
読んでいてドキリとするような、人間のどうしようもない部分とか二面性が物語の中にゴロリと転がっている。飲み込むのに難儀するし、腹に残る。
歴史小説が苦手なんで、始めは読むのが辛いけど段々面白くなった。邪宗門なんかは盛り上がってきたところで未完っていう…^^ 袈裟と盛遠は読んでてどきどきした。男女間のじんわりした怖さ?みたいな?好色、俊寛は人物が魅力的。今昔物語とかいつか読んでみたい。
やはり芥川に外れは少ない。「邪門宗」の未完は残念だったけど、話広げ過ぎてて、芥川らしくなかった。「俊寛」の俊寛がいいキャラクターだった。「芋粥」面白い。
学生の頃に読んだ時は「嫌な話だな」と思った『羅生門』。「人間ってこういうもんなんだよ」と突き付けられているから嫌なんだな…とやっぱり嫌な気持ちになりました^^; それにしてもすっきり鮮やかなこの文体! 学生の頃はこの「読みやすさ」に気付かなかった^^
『今昔物語集』などに典拠をとった「王朝もの」と呼ばれる短編小説が8つ収録されている。それぞれに独自の世界観があり、古典に自らの新たな解釈を加え生き生きと甦らせている。いわずと知れた傑作『羅生門』『鼻』『芋粥』の他にも、『袈裟と盛遠』『好色』『俊寛』なども面白かった。『袈裟と盛遠』はぞくぞくする物語。男女の愛憎の心の皮を何枚も何枚も剥いでいくそれぞれの独白。最後には女の「月蝕」のような薄ら寒い心と、己への執着心がうきぼりになる。『好色』は題の通り天才的な色男、平中を描く。しかし天才であるがゆえの苦し【続く】
注解も、始めて知ることだらけで目を輝かせながら目を通した。今昔物語集など、元となった古典作品が読みたくなった。面白い!
☆☆☆☆今、「現代版羅生門」のような小説を書こうと、アイデアを練っている。
読むのが辛い。羅生門は高校で読んだころがあるはずなのだが、まったく覚えていない。なので一般常識として読んでみたのだが、私の読書能力では難しすぎて理解不能。言葉の注釈が巻末についているのだけれど、そこを見ても、よくわからない言葉もあり。「芋粥」はストーリーはわかったけど、どこが面白いの理解できず。もっと理解力がついてから読んだら、楽しめるのだろうか。「邪宗門」、未完ってなんだ。苦痛に耐えて読んだのに。未完なら載せないで欲しい。結末が知りたい。理解できないのが悔しいので、いつか再読&理解したい。
表題の2編以外は初読。羅生門はやはりすごい、と思いました。邪宗門未完は新聞小説ということもあり、もしかしたら宗教関係の何かのトラブルがあったのかも、とちらりと思ってしまったり。…収録された短編ではやはり、「羅生門」そして「好色」が好きです。堪能させていただきました。
「鼻」初めて読みました。芥川さんは、よく人を見ていたのでしょうね。昔から人間は変わらないものだ。今でも、しょっちゅうある話だから。
邪宗門未完か・・・惜しまれるなあ。羅生門は高校生の時、何回読んでもよくわからんかったけど、やっとなんとなく。鼻と芋粥はなにもいうまい。好色は思いの外よかった。
高校の国語の教科書で羅生門を読んだことを除けば、初芥川作品。それぞれの作品の裏側に潜むメッセージが、はっきりとわかりやすい形で物語が展開されていくように感じた。邪宗門の続きが気になるだけに未完であるのが残念。月並みだが、この中では羅生門・鼻が一番好きだ。
羅生門・鼻の
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感想・レビュー:131件














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