それから (新潮文庫)

それから (新潮文庫)
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それからの感想・レビュー(934)

30歳になっても就職しない、嫁もいない、父親と兄のすねをかじってる代助。現代でいうニートの代助が友人平岡の嫁三千代に恋する話。『三四郎』みたいな雰囲気だから読みやすかった。え、ここで終わるの?とまあ、区切りがいいところで終わるので続きが気になった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/13

その時々で自分の哲学に基づいて行動した結果がこれなのかぁと切なくなる。もっとしたたかでなくちゃ世の中は生きづらい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/11

甘やかされて育ったなと最近思うようになった若造は「今までは父や嫂を相手に、好い加減な間隔を取って、柔らかに自我を通して来た」の一文にハッとさせられたりもして。代助は何だか憎めない。センスはいいのに何でこんなに不器用なんだ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/06

代助は何事も哲学的に考えはするが行動は伴わず、親の金でのうのうと生活し、挙句の果てには親友(平岡)の妻である三千代を奪ってしまい、親兄弟に見捨てられるという全く同情の余地がない人物である。しかしいけないことではあるが、三千代に告白し彼が新たな人生を歩みだしたことは、平岡には気の毒だが彼自身にとっては良かったのでは。“それから”代助と三千代は幸せになれたのだろうか。 代助の心理描写の場面を読み進めるのに苦労したが、破滅への始まりである告白シーンからはスラスラ読めた。『三四郎』よりも面白かった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/03

花≒水≒自然≒(三千代)と、渇きの対照。最初と最後では「赤」がまるっきり逆のものになってる。代助を満たす血潮≒花と、代助を焼き尽くす赤と。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/01

代助、ニートのくせに偉そう。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/31

何というしち面倒くさい主人公であろうか。彼が自然=恋情を、自分の理論・哲学で整理し得ると(意識的、無意識的に関わらず)高を括っていたのではないかと思うと少々腹立たしかった。だから彼が三千代への想いを確かに認識したあたりから妙に痛快だった。それに比べて三千代の覚悟は潔い。お互いの間に直接的な愛情行為がないだけに、却ってその熱さが怖いように感じられる。代助の心理描写を読み取るのに時間がかかってしまった。何時の時代も人の心ほど複雑怪奇なものはない。だからこそ様々な物語が生まれくる。これからもそれらを味わいたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/25

時代を感じた。代助あんまりすきじゃない。三千代魅力的。手(指輪)の描写がすき。白百合の告白シーンはさすが。お互いを必要としていて、再会した今だからこそ一緒になったんだと思うよー。これから二人はどうなるんだろうね。平岡いたたまれないけど。誰かが幸せになるためには誰かが犠牲にならないといけないのね。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/20

正直結構冗長 やたらめんどくさい主人公で、また話の展開も遅くてだれる ラストの破滅に向かって行く流れで一気にエンジンがかかった感じ 代助には強く生きてほしいと思った
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/11

「もし馬鈴薯が金剛石より大切になつたら、人間はもう駄目であると、代助は平生から考へてゐた。向後父の怒に触れて、万一金銭上の関係が絶えるとすれば、彼は厭でも金剛石を放り出して、馬鈴薯に噛り付かなければならない。さうして其償には自然の愛が残る丈である。其愛の対象は他人の細君であつた。」
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/08

色々と面倒くさい主人公が面倒くさい恋愛をするお話。しかし、妥協せずに行動した結果がこれだとしたら、則天去私というのはいったいなんなのだろうか。この時点で考えることではないのだろうけど。/新潮文庫のカバーに書かれたいるあらすじはわりとネタバレ気味だと思うけどいいのかな。「妙な運命に巻き込まれていく……」というのもピンとこない紹介であります。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/08

お金を得るためにやりたくもない仕事に精を出すことは、自分に不正直だと馬鹿にして、親の金でニート生活を送る主人公が、自分の正直を貫いて友人の妻を奪うことを決意する。でもそれによって、親からの援助は打ち切られ、自分で金を稼がないといけない現実へと一気に突き落とされていく。冗長な前半(といっても全体の8割くらいか)を辛抱すれば、最後の急展開は恐ろしいくらいに引き込まれる。分かりやすい起承転結がないので、読みにくいが、やはり漱石は偉大な作家なのだと思う。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/30

世界や日本に関する洞察は今でも通じる部分が多々ある。漱石が凄いのか、それともこの時代から大きく変わってない日本に頭を抱えるべきなのか…。/主人公の代助は理想を追求しすぎかもしれません。あと友に好いた女性を譲る自分にやや酔っているような。それで3年後にみんな不幸になってどうするんだろう、と。一番可哀想なのは三千代さんでしょうか。常に受け身のように見えるけど、この時代を考えれば納得。なので余計に代助や平岡にもやっとします。話としては結構好きだったりしますが。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/15

告白からの疾走感?がすごい。引き込まれる。代助は理想を追求した高等な生き方をしているけれども、「稼いでいない」という要素がついただけでこんなに滑稽に見えるものなんだな…。現実を生きていない者はいくら彼の中で考えて行動しても、一般的に見れば異常だし見放される。社会はあまりにも大きすぎて恐ろしい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/10

ニートが家から勘当されて、社会に出ようと決心するまでの話。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/06

☆☆☆☆☆
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/06

代助の内省には鋭い所があって、今でも通じるものがあると思う。『吾輩は~』でも思ったけど、漱石の先を見る力はすごい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/29

fon
【再読】大人になって、よりいっそう代助の気持ちが心に響く。分かりたくもない感情だけどね。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/24

最初はのんびりと暮らしていたのに、平岡と再会してから代助の心情が変わっていくと同時にどんどん泥沼へはまっていく…挙句の果てにバッドエンド。代助も成り行きに身を任せておけばよかったのに、三千代に会ったことで全く変わっちゃって、家族が呆れるのも仕方がない。読んでる私も呆れてしまった。それでも最後にはある意味で代助には新たな門が開いたというわけだね。代助のそれからが気になる。この本のタイトルは本当に意味が深い。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/23

高等遊民である、代助のインパクトが強過ぎて、小説としてきちんと読めていなかった感じは否めない。こいつは私か?!「読者が唯一の自己の本領」とか、結婚しない理由をずらずら並べたてるとか、頭でっかちで不器用なあたりが。こういうウジウジした感じの小説が好き。序盤の「現代の不安」を笑い飛ばしたのが面白かった。ロシアは天候と政治状況が悪いから…確かにw
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(1) - 11/23
晴れ女のMoeco
あ、読者⇨読書、ね。
ナイス!ナイス! - 11/23 17:12


個人的には代助みたいなうじうじした男は嫌いです。平岡が最後にやり返したところは思わず「よくやった」と思ってしまった。最後の場面も赤が印象的だし、後半で百合をたくさん買ってきて香りを嗅ぐところは好きだな。イメージが沸きやすかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/16

神経過敏な代介の目から見た世界がとても繊細で美しい。でも正直に言うとなんとなく息苦しくなって描写を読み飛ばしてしまった部分も少々…。これは私の読書力不足かな…。本来と非本来(自然と現実と言った方が良いのかな)のあいだでもがく主人公の姿がとても印象的。「小説」として何となく読んでいったけど、近代人の姿を読み解くための「テキスト」として読むこともできるかもしれない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/14

高等遊民、現代感覚で言えば東大卒のニートの話、と言えばわかりやすいだろう。紹介される女性を次々と断り、友人の人妻であり唯一好きな女と駆け落ちしようという話。「虞美人草」「三四郎」において見られた情熱が静かに迸る場面がこの作品において頂点に達し、物語終盤の会話はどれも胸を貫くものである。また、代助よりも周囲の言い分の方に分があるように感じるのも作品として面白い。日本の静的な情緒と西洋の恋愛情熱が見事に融合した恋愛小説(そう単純には括れないだろうが)の傑作だと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/25

あれこれと理屈をこね、頑として働かない代助にイラッとさせられつつ、身につまされる部分も多かった。自分の三千代への想いに気づき、どんどんと八方塞がりになって、ようやく世の中に放り出される代助。結末というよりは始まりであるラストは、「それから」という表題が二重にも三重にもたたみかけてくる。怒涛の赤のイメージが凄まじい。 それにしても、「三四郎」とはまったく違う文体に驚かされた。意図してこんなにも変えられるのか〜!相手の言葉や顔色を窺いながらの、緊張感に満ちた会話が素晴らしいのと、植物や気候の描写が美しかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 10/22
つわの
しかし、自分が父親の立場だったら、兄だったら、嫂だったら、平岡だったら、三千代だったら…と想像してみると、代助の存在や振る舞いには、なんとなくゾッとしてしまう部分もある。巻き込まれる側はたまったものじゃないよな。/なんとなく、門野の存在にホッとした。物語に直接関係してこなくても、細やかな人物配置だと思う。
ナイス!ナイス! - 10/23 00:11


代助のナルシズムによる一人の女性の悲劇と復讐の話、と読むこともできる作品ではないでしょうか。自身の容姿や頭脳に対するナルシズム的な愛着を示し、愛する女ですら義侠心から友人に譲ることもできる自身に陶酔した代助。その過去を振り返り、三千代という女の密かな誘いによって、過ちに気付き、愛を取り戻そうとして失敗する。愛した女の為に初めて現実というものに飛び出し、墜落した代助。三千代はナルシズムの代償に自身を捨てた代助に対して、この時始めて復讐を果たし、代助は赤い街に沈んでいく。なんとも印象的な一冊でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/15

tom
夏目漱石の作品は文章が緻密だ。短い文節で区切られてるが、流れるような文章だ。不倫(姦通)なんて、現代ならさほど珍しくことではない?ようだが、漱石の時代はまた違ったのだろう。所謂、高等遊民がよく主人公となるが、漱石もそんな生活をしていたのだろうか。笑代助は常に相手を観察して、喋る事を選択しているようだか、こんな芸当自分にはできない。頭に出てきた事が即口からでる。天才のあたまの中は常に代助のように回転しているのだろう…
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/05

一昔前のニートの話。ってゼミで言ったら軽蔑されそうだなあ
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/03

5

監督:森田芳光 出演:松田優作、藤谷美和子、小林薫他の映画『それから』に衝撃を受けたので原作を読んだ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/25

人間が「自然」に背いた時、どのような復讐が襲いかかってくるのかが描かれていた。代助は現実の社会で職をもって活動しないことを責められても、社会の狡猾さ、虚偽を見抜いていたため平気だった。代助の誇りは、「自己本来の活動を自己本来の目的としている」ところにあった。しかし、かつてただ一度、徳義をもって「自然」に背いたことで、代助は徳義にも財源にも見捨てられ、自らの存在が虚偽になっていく苦しみに襲われた。親友から妻を奪う時、代助は徳義と自然を天秤にかけるのではなく、意志と自然を見比べるのが興味深かった。最後【続く】
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 09/24
peace28
に、いつも名前もろくに呼ばなかった書生、門野を「門野さん」と呼び、職探しに出る。地位もなくなり現実社会の中へ入って、パンのために生きていかなくてはならなくなる。「自然」に従った代助は、それからどうなっていくのだろう?切迫した状況になるにつれ、季節が梅雨から本格的な夏へと移ろっていく。夏の解放感は全くなく、ただ射るような日差しが、代助と三千代を焼き殺すようで慄然とした。
ナイス!ナイス! - 09/24 23:36


親の金を貰いながら代助は、結婚の問題などを日々先送りにして生きていた。しかし、親の勧める縁談からこれ以上逃げられなくなった時、代助は三千代が好きだと自分の気持ちに正直になれた。そして代助は初めて自分の意思を押し通し、三千代と結婚するために行動していく。これで全ては上手く行き明るい未来が待ってるかと思われたが、実際そうではなかった。特に兄が親からの勘当を伝えるシーンは凄く悲しかった。「それから」代助と三千代はどうなったのか凄く気になる。続きが読みたい、だけど知らないほうがいいのかもしれない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/21

代助の、遊民を正当化するため職業、労働を非難する一方、父のそれに依存している矛盾した思索に苛立ちを感じるにも関わらず、代助の陥った破滅には「ほらみたことか」といった感情は起こらず、同情を覚える不思議。それはやっぱり自分にも働きたくなんかない、代助のように思索にふけって死んでいきたいという気持ちがあるからでしょうね。将来、気持ち良く働いていくためにも時間があり、労働を課されない大学生の今のうちに考えられることは考えとかなきゃいけないような気がします。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/16

※ただしイケメンに限る。高等遊民の存在をうらやましくも感じながらも、その中であくまで冷静な大助を心配しつつもわくわくする作品。相変わらずもの・人の描写の繊細さが凄く勉強になる。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/02

漱石の作品に出てくる女性は、優柔不断気味の男に対して、美しく静かでおとなしそうだが芯があり腹が据わっている。ゆりの花の白や匂い、ラストの真っ赤っ赤な描写が目に浮かぶように焼きついた。物語だけでなく漱石の哲学も垣間見れ、ますます漱石が好きになりました。このあと『門』も読む。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/21

超個人的な感想をBLOGにUPしました。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/19

10年振りくらいの再読。記憶以上に面白かった。 代助の苦悩は現代人にも通ずるものを感じる。 ラスト、三千代との未来へ向けて生活のために働くことを決意してからの展開が速い。 人間、何事も決心するまでに一番時間が掛かるものだ。 夜の庭の百合が印象的だった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/19

なぜもっと早く言ってくれなかったの。といういつだか経験した気持ちを思い出しました。三千代の覚悟を決める強さがすき。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/11

代助の心理描写がとても興味深い。内容自体は波乱も何もあったものでないと思うが、こころの襞をうまく表現。逆だが、これから「三四郎」そして「門」を読む。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/09

再読。すっごいドキっとした。以上
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/06

代助は30歳になっても定職につかず親の金で生活をして、哲学や文学を語る人物だ。そんな代助が親友の妻である三千代に恋をしてから彼の運命は狂いだす。明治42年に書かれた本作は、伝統的社会と近代的な個人主義との対立、政略結婚と自由恋愛との対立といった、まさに明治時代の価値観「輸入された新しきものと伝統的な古いもの」の対立を描いており、悲劇的な結末を迎える。また代助のライフスタイルはニート(本当の意味での)のようであり、時代が移り変わり、社会が変わっていくなかでも人間の本質というのは変わらないことも教えてくれる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/02

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それからの 評価:40 感想・レビュー:187
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