坊っちゃん (新潮文庫)
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坊っちゃんの感想・レビュー(2180)
何年かぶりの再読。重い本を連続で読んで気分が沈んでいたから元気になれる本をと。坊っちゃんの語り口調に時々くすりとさせられた。マドンナって実際物語にほとんど出てこないよなーと思ったり。昔読んだ時はなんて面白い本なんだ!と思ったけど、今回は自分の気分の問題で楽しく読めなかった。もっと元気な時に読むべきだったな…。またいつか読もう。2012/105
坊ちゃん=日本、赤シャツその他=列強で当時の世界情勢を云々、という解説はやっぱり身に染まない。単に「手頃な薄さで読みやすい文豪の作品」だからなのか・・・。いえ、嫌いじゃないんです、全然。坊ちゃんの清への想いは、プリズン・ホテルを彷彿とさせてくれる(並べると妙な具合だけど)。妙ついでにもっとおかしな喩えをするけど、賞で言うなら芥川じゃなくて直木だよなあ、と思います。貧しい感想でお恥ずかしい。・・・けれど、嫌いじゃないのよ。
些事を気にせず行動に移してしまう主人公。道理に外れた行為を糾すべく、赤シャツたちを懲らしめる姿が痛快だった。また、一人称での語りが面白く、所々で思わず笑ってしまいそうになった。
名作。文豪の書いた物は全部堅苦しい物だと勘違いしてる人こそ読むべき。大人になっても十分面白い。自分の主観だけで突っ走る坊っちゃんの痛快さと、清への思いやりが清々しい。山嵐との意地の張り合いや、天ざるのエピソードはすごく理解できる。こどもの頃は結局東京に帰ったラストを敗北と捉えていたが、当時の鉄道技師というのはわりとエリートだそうで、それを知りなんとなくイメージが変わった笑
文章に力があって、読んでいて引き込まれます。中学生の時授業で使ったけど、大人になって読み直すのもまた良いですね。なんだか当時の事を思い出したり、松山にまた行きたくなりました。
こんなに面白かったんだなあ。読みながら笑ってしまって、改めて夏目漱石の才にびっくりさせられた。なんというか、語句にすごく力がある。そして、執筆当時から100年たっても人間社会はなんらかわらっていないのだということを痛切に感じさせられた(笑)
ただの無鉄砲バカかと思いきや素直に清への感謝と恋しさを語ったり、正義を振りかざしてみたり・・なかなかに面白いキャラクターだった。成敗したはいいが結果としては二人で逃げることになったのだから少しせつない。
田舎よりも都会の方が住みやすいのかなと思っていたが、結局は赤シャツがいろいろと企んでいただけなのか。山嵐がいたからまだよかったんだろう。いなかったら単に暴走して終わりだったような気もする。いいコンビだったのかも。それにしても、うらなり君はちょっとかわいそうだったな。
私の偏見ですが現代小説の主人公は周囲に流され、周囲の風に吹かれ、自分を周囲の環境に適合させなければ上手く生きていけないことを象徴するのような、個性のないものばかりだと感じている。現実においても。そんな中『坊っちゃん』は自分に正直に真っ直ぐで信念をもち、金を第一におかず、義理堅い。こういう人は現代では生き辛いことだろう。周囲との衝動が絶えない。疎まれる。悲しいかな、正直ものは。べつにそれが良い悪いってことはないだろう。時と場合による。臨機応変にってやつ。生きるのって大変だなぁ。
Hiroki natural
遠藤周作『海と毒薬』や山本文緒『プリナリア』、重松清『トワイライト』等の作品と比べると主人公の周囲と溶け込むことへの抵抗のなさが見てとれるかなと思う。
ナイス!
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12/21 16:25
遠藤周作『海と毒薬』や山本文緒『プリナリア』、重松清『トワイライト』等の作品と比べると主人公の周囲と溶け込むことへの抵抗のなさが見てとれるかなと思う。
ナイス!
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12/21 16:25
「おれ」に共感できたであろう時代に、痛快小説としても読みたかった。今や空回り振りに耐え難い。ただ侘びしくなるな。空っ風が感傷を誘う。この読了感は好きだけれどね。どうすんだこれ、という感じで投げ出されるのは『それから』でもそうだったか。あっちにあった強い象徴性すらなく、緊張の糸がはっと解れる。 むしろヘッセの『車輪の下』とか読み返したくなった。
読みやすく、読後感も爽やかで好き。主人公がただの馬鹿だと思っていたら、山嵐に喋るのは任せたりとそうでもないことが分かってきた。清の手紙を待っていたり、下宿の婆ちゃんと話す場面は微笑ましい。野だが一番たちが悪い気がした。赤シャツは、野だのような男と一緒に居て楽しかっただろうか。頭がいいので、野だの性質に気づけたはず。もっと別の振る舞いが出来たのではないか。
主人公が単純すぎて浅はかで、あんまり好きになれなかった。勧善懲悪の物語かと思っていたが、結局のところ、坊っちゃんたちは赤シャツにも地方の意地悪さにも、勝ってはいないと思う。でも、野だに玉子をぶつけるところは笑った。
痛快の一言。純粋・まっすぐさというのは いくつになっても惹かれる人間像。 古さを全く感じさせないから100年経っても読み継がれるんだろう。 いつ読んでも新鮮な、納得のクラシック小説。
授業でこころをやっているので読んでみました。昔の文体だけど気にならず、逆にそれがいいスパイスとなっていて面白かったです。いつの時代でも理不尽に正義がねじまげられていることがあるんだなぁと読みながら憤りを覚えた反面、坊ちゃんと山嵐が仲直りした場面ではほっとしました。
青空文庫にて。文章が面白い。落語を聞いているような雰囲気。猫とくらべて文章が大分読みやすくなった。それでも内容は、正直者がいかに生きにくいのかを描いている。当時のマスコミ批判も興味深い。
例え離れていても坊っちゃんの心の中にはいつも清がいた。話のテンポが良くてサラリと読めた。ほんと社会には色々な人間がいるのだなあ。坊っちゃんもそれを痛いほど知り、それでも折れずに真っ直ぐ我が道を進んでいく。…結局は逃げるのだけど、それがこの小説の面白い所だなあ。
現代にも坊ちゃんのような真っ直ぐな人間は居るんだろうか。赤シャツや野だのような人間は沢山居そうだけれど…。漱石の寂しさが何かわかる気がした。
軽快なテンポの文章、単純明快な坊ちゃんの性格、読後感がとってもさわやかです。100年前に書かれた小説を読んでこんなに楽しめるなんて、なんだかすごいですね
夏目さん2冊目。なんともテンポが小気味いい。安定のあだ名割合。それがまた登場人物を引き立たせている。そして誰がどういう役割を果たすわけでもなく、めいめいに生きている。山嵐さんは最初と最後の印象が全然違うことになったが、実際人とはそういうもんだろう。
最後の方がなかなか笑える。この綺麗な文章でこの内容だからことさら可笑しい。ヒロインは清だが、マドンナが気になる。教師と生徒の物語、ではなく教師vs教師の物語、という感じである。
文章のリズムが読んでて楽しかった。単細胞の坊っちゃんの語り口が、本人は率直にキレ気味でもとぼけて思えてまた楽しい。
再読。漱石の中では一番好きかも。文章のテンポもよくて読みやすい。ぼっちゃんのように単純明快に過ごせたら楽しそう。大変だろうけど(汗)
物語もさることながら、小気味良いテンポの流れるような文体がいい。崩れた日本語を正す意味でも読む価値あり。ストーリーは、コメディドラマといったところか?
坊っちゃんの
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感想・レビュー:400件













































