走れメロス (新潮文庫)
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走れメロスの感想・レビュー(1512)
「帰去来」、「故郷」を読み自分も故郷のことを思い描いて共感した。昨年の夏は津軽金木町の豪邸 斜陽館まで旅行に行ったので、太宰の生家が脳裏に浮かんだ。昔ながらの家長父制の中で、六男たる太宰が如何に育ったか、郷里を出た後如何に自由気ままに生活してきたかがよくわかる。津軽津島家ではこの放蕩な六男を難儀に思いながらも決して見放さず支えていた事実。太宰自身の人生の影の部分も赤裸々に交えながら語る短編集。「走れメロス」や「駆け込み訴え」「女性徒」はこれとは少し赴きの異なった短編。「駆け込み訴え」は傑作。
『走れメロス』は教科書で読んだ作品だったが、改めて読むと、友情と人間らしさの輪郭を、綺麗に、顕に、していたのだと感慨に浸った。心を躍動させたのは、『駈込み訴え』で「最後の晩餐」の絵画が頭によぎった時には、作品に強烈に引き込まれていた。短い文章でここまで、没頭させる作品を書き上げる太宰治を畏敬している。 太宰治の作品に、より入り込むには、暗い気持ちで読んだ方が良いなと気付いた。
9つの短編それぞれが素晴らしい。人間失格を書いた人間が、走れメロスを書くことができる・・・まだ太宰治のことは全然知らない。でもきっとこの人は、一人で、必死に自分自身と戦っていたんだろうなという気がした。
太宰『富嶽百景』の、あの文章はたまらない。僕が太宰作品の中で一番好きなのは『パンドラの匣』『富嶽百景』だ。そして『女生徒』の一節で、先生は、私の下着に、薔薇の花の刺繍があることさえ、知らない。僕はこの一節が凄く好き。そしてこれを読んでいる方は、僕のパンツがブリーフだということを知らない。
あれ??走れメロスってこんなに面白かったけ。リズムがいい。教科書には載ってない王様の最後の言葉が最高だった。にしても、メロス、大宰らしくない作品だと思う。オチだけ書きたくてあんな話にしたのか?笑。 (再読)
他作品の感想と同じ言葉を繰り返すが、太宰は短編でこそ輝く作家。「ダス・ゲマイネ」で描かれる支離滅裂な空虚さは素晴らしい。あの海賊メンバーが集まった場所の雰囲気は誰しも経験があるんじゃないだろうか。人間失格や太宰の最後ばかりクローズアップされるせいで何か陰鬱な作品しか存在しないと感じている方もいるかもしれないが、彼はそれだけしか書けない、書かない作家ではなくコミカルな作品も多数遺しているので、太宰未読な方は短編から入る方が彼を掴みやすいと思う。
高校生時代に読んだ短編集だが、文学のレポートに使用する目的で「東京八景」のみを再読。太宰治という男はこの「東京八景」を以て、「東京」という、自分の肥大化しすぎた自意識が手が付けられない程暴走してしまう「苦しみの町」から脱出しようとしたのではないだろうか。太宰は、「荻窪の下宿」から「三鷹町」に移る事で自らの自意識から脱却し、作家としての脱皮を遂げたのではないかと考える。前半の自虐的で情緒的な文章と、後半の行動主義的で具体的描写の伴うようになった文章を見比べても、やはりそのように感じる。
ごめんなさい……悪気はないです(>_<)。何回読んでも、読んだ時の年齢が変わっても……むしろ、年齢が上がれば上がっただけ、更につっこみどころが増えてしまい……名作なのに……「ないない、有り得ないから、ソレ……」としか思えないところがたくさんあるお話です。。。
誰でも知ってる、誰でも読めるような、誰でも読めない太宰治の作品。今更だけどこれ書いたのホントに太宰?ってなる。富嶽百景読んだら納得した。と思ったけどやっぱ不思議。
走れメロス。声に出して読みたい作品ぶっちぎりナンバー1。疑うなら声に出して読んでみるがいい。素晴らしい、本当の希望は絶望を知らない者が語れるだろうか、メロスは悪夢を見ていた、そう悪夢であったのだ。太宰だからこそ書ける。エゴイストでのんきなでお調子者の熱い男が大好きで仕方ない。裸で犬を蹴り正義を貫き走るメロスを私は愛している。他の作品も傑作が多い。富獄百景を書く素直な気持ちな太宰も好き。そして駆け込み訴え。素晴らしい。人間とはこうゆうものよ、目を逸らすな、君も人間ならわかるだろう。太宰はそう突きつける、嗚呼
人間失格を先に読んでいたので、太宰の日常を垣間見るような気持ちで読了した。メロスの行動がむちゃくちゃすぎてそこは笑ってしまった。女生徒はすごくいい青春小説。冒頭のダス・ゲマイネに釘付けになった。
これを読んだ人はどんな風に感じたのかな、が第一の感想でした。/太宰治のすごいところは、人が恥ずかしいと思って隠すところを、それも文学で表現したことのように思います。とても読みやすかったです。/「ダス・ゲマイネ」が印象的でした。題名の意味は解説にありました
学が無いので難しい事は解りませんが、ふと気付くと、無心で読了していました。それほど読みやすく、かつ読み終わった後の清爽感を与えてくれたのは、太宰治の作り出す友情物語に私も賛同しているからでしょう。再読したい作品です。ごちそうさまでした。
久しぶりに読んだら、結構メロス休んでてワロタw 行動もパンクだし、意外に突っ込みどころが多かった。名作であることに間違いはないです。
「走れメロス」は勝手にメロスは最後死ぬんだと思い込んでいた。ら、そうじゃなかった。ハッピーエンドだった。太宰治ってこういうのも書けたんだ。あとは「駈込み訴え」が個人的に好き。
有名な「走れメロス」。後半のスピード感が心地よい。太宰の作品を読んでいつも思うのは、「『なりたい理想の自分像』があるのだけど、なれない自分を知っている。今すぐやろうと思えば今すぐにでも『なりたい理想の自分』になれるのにその為の行動を『自分が絶対にやらない事を知っている』」という部分で悩んでいた人なんだろうなぁと。怠惰と清浄を行ったり来たりしている。だから、太宰には悪いけど、読者としてはその揺れ幅が非常に面白いね。走れメロスはこういう自分でありたいんだ!ってところに振り切った作品かなぁと思いました。
『東京八景』の自叙伝小説で太宰には、良い知人や親せきが多かったんだなと感じた。『走れメロス』は久しぶりに読んだが、主人公と国王の言動にはやっぱり理解できなかった。
表題の「走れメロス」からは信じること、純粋さ、正義、愛などを感じ取れる。 しかし、弱さも垣間見れ、人の在るべき姿とその難しさが描かれているかのよう。 太宰らしからぬ真っすくさ・快活さに少し驚いた。
メロスを含め9編収録。太宰本人が直接登場する作品も含め、作者の存在が行間から強くにじみ出ている短編が多い。津軽に生まれ育ったこと、生家が大地主だったこと、六男坊として育ったことが太宰文学を理解する上で重要だと解説にある。この短編集には、そういった環境が生みだした、太宰の脆くて繊細な心の様子がむき出しで表現されている。走れメロスは太宰の代表作として誰もが知る作品だが、退廃的なイメージが強い太宰作品の中では健康的で明るく、相当異色の存在だったのかもしれない。意外に多彩な作家であることがよくわかる一冊だった。
昔ギリシャのイカロスは〜♪と、走れメロスの話が頭の中でごっちゃになっていたけど、これを読んで走れメロスの方は理解した。凄く読みやすい友情物語。ハッピーでお茶目なエンドに若干にやにやした。他の短編は太宰っぽい駄目人間が描かれたものが多かった。遊びもなく物語もわかりずらい話は苦手です。
今更ながら走れメロスが国語教科書に採用されていた事に納得。友を信じること、友に信じられること。そんな友を今の若者のうちどれだけが持っているだろうか。
今まで「人間失格」と「走れメロス」ぐらいしか読んでいなかったので興味深く読めました。いろんな作品を書いているんですね。でもまだまだわからないところが多いです。何年か後にまた読もうかな?
人間の信頼と友情の美しさを、簡潔な力強い文体で表現した「走れメロス」など、安定した実生活のもとで多彩な芸術的開花を示した中期の短編集。
中学のときに音読したときも思ったが、日本語の勢いが気持ち良い。「女学生」「駈込み訴え」は難解な言葉なく、進んでいく。人間性を切り取る太宰治の作品はどんどん読みたい。
あれれ?太宰クン。こんなに多彩だったとは。「人間失格」しか読んでいなかったボクは、どうやらキミを誤解していたみたいだよ。幅広く知ってからなら「人間失格」の受け取り方にも変化がありそう。他にも色々読んでから読み返してみよう。
さとちん@灯れ松明の火@並読推進委員会
走れメロスを書くキッカケになったエピソードをもし良かったらネットで検索してみて下さい♪(笑)。ところで私は大宰治は学生時代に結構いくつか読んでいて、ある日『斜陽』を読んで『あぁ大宰さんは作家だったのね(笑)』と思った記憶があります(笑)。
ナイス!
-
10/16 22:08
走れメロスを書くキッカケになったエピソードをもし良かったらネットで検索してみて下さい♪(笑)。ところで私は大宰治は学生時代に結構いくつか読んでいて、ある日『斜陽』を読んで『あぁ大宰さんは作家だったのね(笑)』と思った記憶があります(笑)。
ナイス!
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10/16 22:08
教科書に出てきたのでもう一度読み返してみる。なんだろう、ただの熱い友情物語という認識で終わってはいけない気がする。太宰さんはメロスみたいになりたかったんだろうか。
中学生の時から読んでみたいと思っていました。正直、まだまだ難しくて、太宰の意思を汲み取り切れないのでは?と思います。もう少し大人になったら再読したいです。
『女生徒』の“朝は、意地悪。”“眼鏡は、お化け。”という表現がおもしろくて共感しやすかったな。たびたび繰り返される自問自答は、作者も生前経験したものなのか。『人間失格』に通じるものもあって、まさしく小さな遺書に感じられました。
いつも思うけどはっきり言うとへ?って感じだった。なんかやたら再会を喜び合って感動してるけど、もともとメロスがセリヌンティウスを人質にしなかったらよかったのでは…。もんもん。
そういえばどんな話だったかなと読んでみた。懐かしい。ただメロスが妹の挙式のために時間をくれという場面は、しっくりこない。果たして、感情だけで突っ走ることが勇者のすることだろうか。
暴君ディオニスの処刑日迄三日間竹馬の友セリヌンティウスとの約束を果たす為、妹の結婚式を終わらせ幾多の困難の中にも一度は自分に負けそうになりながらも友情を貫いて暴君の冷酷な心さえ溶かした勇者メロスの物語。
あ い し て る !!!!!!
心意気のある話でした。昔の日本人は、このような心があったのだろうなと思いました。(日本の話ではないけど)こんな気持ちのいい生き方をしたいです。
走れメロスの
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感想・レビュー:241件



















































