ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)
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ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編の感想・レビュー(2898)
「もっと消化して もっと浄化して しばらくは君と戯れよう 暗闇よ」(IN THE DARK/ポルノグラフィティ) この曲がずっと頭をめぐってた。
Hな場面でも読んでる側がエロく感じないのが凄い。叔父さんの教えてくれたコツいつかやってみたい。プールで全てを理解した瞬間が印象的だった。読んでいる私も目の前の霧が晴れた様な感覚を味わうことが出来た。
渡辺が直子を失うように岡田は久美子を失う。第1部の羊を巡る冒険風とはうってかわって、第2部はノルウェイの森な雰囲気だった。それにしても村上春樹の表現力の豊かさと独特さがこの本では特に感じられた。物語自体も、クレタやメイが離れて行ったり、久美子の秘密に近づいてたり、岡田自身が崩壊してきたり、展開を見せてきてるので第3部に期待!全ての人がどんな結末を迎えるのか楽しみ。
第1部に続けて。染み込むようなリアリティに塗れて、突拍子もないような話も当然のように入り込んでくる。けれども、あらゆる表現や出来事が、何を示唆し、どのような暗喩を孕んでいるのか、明確な理解はできない。本質は煙に巻いたように曖昧で、あえて直截的な避けて表現を避けているのかもしれない。それでも物語の深みへ潜り、目を凝らすうちに、読み手自身もオカダトオルになっていく。ねじまき鳥を通して、村上春樹は私たちに何を伝えようとしているのか。第3部が楽しみ。
とりあえず第2部しっかり読ませていただきました。もう完全に岡田亨に同化してどっぶり村上ワールドに入り込んで危険な状態です。綿谷ノボルは僕の一番の敵です。そしていなくなったクミコさんの別れの手紙に泣いてしまった自分がいます。完全な喪失感と胸のいたみと切なさを味わいました。ただそれでもクミコを恨まない主人公には驚きました。まあ、戦いはこれからなんでしょう。井戸に綴じ込まれても狂わず騒がずの我らが岡田君なのです。このままクレタという魅力的な女性とクレタ島で逃避行のように暮らすという選択肢も捨てていざ戦いへ…。
「良いことは小さい声でしか語られない」に納得。主人公はついに客観的に出来事をとらえ始めた。三部ではどんな意味付けがなされるのか、またなされないのか楽しみになる。と感想を書いてると偶然いまクレタ島がテレビで映っているという奇跡。完全に村上ワールドに引き込まれた気分。
面白かったのは、綿谷ノボルが、人を全面的に信じるということに対して、《なかなかできることじゃない》と言ったことです。彼が言うと納得。笑)印象的な場面は、《クミコの不在がもたらしているものは、ただクミコの姿がないという単純な事実だけだった》というところ。それが日常だなと思った。
前からきいていて知っていたし、文庫本の終わりの方を見れば分かるが、本作の単行本(文庫版ではない)は「第1部」と「第2部」が平成6年の4月に刊行され、「第3部」が平成7年の8月に刊行されている。つまり、その間には1年と4か月ものタイム・ラグがある。これをどう捉えるかで、この第2部への評価は大きく変わると思う。もし僕が平成6年の4月に、第3部の存在を知らずにこれを読んでいたら、「第2部」で終わりだと思っていたら、この巻の中盤以降の窮屈な印象は拭えなかっただろう。いずれにせよ、第3部を楽しみに読もうと思う。
不思議な雰囲気で読ませられた第2部。この感じが村上春樹なのかと思う。でも物語は難解でわたしが誰か語られたくらいであとは何一つ解決していない。
第二部。泥棒カササギ編より面白かった。井戸っていう、梯子か何かをかけないと、落ちたら絶対に出てこれない、死ぬしかないような、どこか非現実的なものが、意外と身近に(というか生活に密着して)普通に存在していることを考えると、なんだか不思議な感じがする。
自己の深層心理と徹底的に向き合った第二部。小説としては、ここで希望を匂わせる形で完結させのも全然アリなラストシーンだけども。はてさて三部はどんな結末だったけか…
はわわ。まだ二巻だけど感想残そう。最後の章でびっくりしてしまった。なぜ気付かなかったんだ、わたし…!っていうのと、ああ、終わっちゃうのかあ、っていうのと両方。 こういうのはみんなの永遠のテーマなのかなと思う。今までの自分を捨てて、新しくなりたい。でもそんなの、簡単に捨てられない。事はいたってシンプルなのに、気付けない。自分を大事にすると同時に、誰かを大事にしたいと思ってる人がたくさんいる。それって、両方いっぺんに叶うかなあ。とか、そういうのぜんぶ。第3部、買いに行こう。
わたしは下品な島で、下品な猿の荷担を少なからずしていると思うが、けっして綿谷ノボルのサイドにはいない。あくまでもオカダトオルくんの側の人間だ。それに、深い井戸の中で、壁を抜けることもできないまま、未だに佇んでいるみたいな気がする。
上中下ではなく、第1〜3部とわけてあるだけあってこの巻では冒頭から大きく事態が動く。クミコの言動はそういう伏線かー!という感じ。あとは相変わらず、現実と夢とが入り混じったような展開が続く。最後の方の、「良いニュースが小さな声で語られた」時のカチンとはまった感がいい。
何とか2部まで終了したが、全体に内容が巧妙過ぎるのか、自分の理解力がないのか、イマイチ馴染めず・・・ 叔父の言う”たっぷりと何かに時間をかけることが一番洗練された復讐なんだ”とういのが印象的だった。
正直にいえばよくわからない。でも主人公の回想や登場人物たちの言葉が何か自分にも関係のあることのような気がして読むのをやめられなかった。読みおわった時は不思議なイメージや言葉が頭の中で洪水のようになっていて、その中で主人公と一緒に少しだけ成長したような錯覚におちいった。でもそれと同時に自分は自分と(そしてその奥の他人)と向き合わなければ成長できないという漠然とした気持ちもあった。三部まで読むとまたちがった感想を持つのかもしれない。とりあえず今の感想として書いておこうと思う。
人生に与えられるヒントは小さいのかもしれないと思わせる。夢の中で起こる出来事が現実と同じ、それ以上の重要度を持たせるように描ける、これが筆の力なのでしょうか... 女性像はあくまで考えていることは正体不明の巫女、女神、現象、そんな感じがします
ねじを巻く意味は見つかりそうだけど、ねじの意味がまだ見つかりそうにない。もしかしたら、見逃してしまっているだけかもしれないが。
不安な話だけど、ぬるいプールに浮かんでいるようなもしくは重くも軽くもなく肌触りがいい毛布にくるまれているような気分になるね。それにしてもねじまき鳥というネーミングが悔しくなるくらい気に入った。笠原メイはもう出てこないのかな。あの人の考え方がすき。
ううむ。どうということのないそれでいてリアルなできごとが次から次へと。ついつい先を読んでしまう。オカダくん、ストーリーの中でちゃんと成長してるな~。最終編が楽しみ。
短くしようと思えばいくらでも短くなりそうな話だなぁ…それが村上さんの書く文章の特徴でもあるのだろうけど…。ようやく思考回路が追い付いた、というか回りだした感じ。
すごくよかった。第2部で面白さが一気に増したと思う。涙が出た。モヤモヤした表現しにくい気持ちを、なんでこんなに上手に丁寧に書けるんだろう。第2部で気づいたのは、他の村上作品と比べて、ファンタジー?感より、リアルなストーリーが土台になってること。クミコの手紙が切ない。第3部もすぐ読まなきゃ。
自分が本当の自分だとか自分じゃないとか、でも本当の自分ってなんだろう。そっちの世界とこっちの世界はゼリーみたいな壁でできているんだぜ、と。
よくできていると思うのだけれどハルキの中ではピンと来ない。井戸の比喩は彼の中での重要なキーワードであることは間違いないが。
僕には何か致命的な死角がある。僕は何かを見逃している。あの謎の女はクミコだったのだ。少しずつ繋がってきたような気もするけれど、またそこから謎が生まれるような‥。ゆっくりゆっくりどこに向かって進んでいるのか‥気になります。
第1部で痛みの追体験をさせられ、第2部では乖離の追体験をさせられた。あまりに巧妙だったので、はじめ、蹴られても殴られても、気付かなかった。夢の中で皮が剥かれるのを見てようやく、どうもおかしい、札幌にいた時のような共感の力が欠如してしまった、と気付く。──第1部、第2部は、まさに第1、第2の加納クレタと対応している。ならば第3部では、「新しい出発」の追体験をさせてもらえる?と、いいのだけど。 続きがたのしみ。
うーん、注文したスパゲッティカルボナーラとマルゲリータが食べようとしたらきつねうどんといなりに変わっていたような、ミステリアスな展開(ちょっと村上風のつもりw)。謎の女の正体だけは予想通りだったので少しニンマリした。
ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編の
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