君が僕を 2 (ガガガ文庫)
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君が僕を 2巻の感想・レビュー(116)
クセ者な継母と言葉と表情とだけで交渉を試みる主人公のやり取りがスリリングで非常に面白かった。他者と他者とのコミュニケーションの物語なんだろうか。とにかくこの巻はすさまじく面白い。
私と同じ日本語を話しているはずなのに、微妙に理解できない会話。理解できない単語は何一つ使ってないのに。ヒロインと主人公のラストの会話は衝撃的。 この話はどうなるのか……主人公の現在時間に、ヒロインは?
素晴らしいなあ。展開とかキャラとかよりも、地の文が素晴らしい。おばさんの回想形式という突飛なものを遥かに超えた内容だった。こんなものを世に出すガガガからは離れられん。未だに主人公の両親がなぜヒロインを危険視しているのか腑に落ちない所があるが、続刊も是非読みたい。
正しい恋愛小説、と呼びたい小説。上質な恋愛小説です。れのあの造形が最初気に入らなかったが、最後まで読むと納得……というある種の「どんでんがえし」は前作と同じ。今回は、多分最後まで読めば共感できるだろう、と思って読んだ分、安心して読めたがスリルは少なかったか。
もやもやしてて、つかみどころがなくて、でもわかった気になる、そんな読了感が好きです。「私のどこが好き?」って、物語ではよくみかけるセリフなのになぁ…百合の皮を被った、とんでもないおはなし。
なに考えてんのかわかんない登場人物が増えて読むのがさらに楽しくなった。回想の形で過去の友人の語りを妄想してるけど、汎用性高すぎて驚いた。
まるで騙し絵でも見ているような。そう思わせるのは、昔語りであること。そして、なによりも縁という存在が、現在の視点において、読者をあざ笑うかのような登場の仕方をするからだろう。パズルのピースは今だばらばら。作者がどのような物語という絵を完成させるのか、最後まで付き合いたい。
「馬が合わない継母」というヒリヒリするような要素の登場にも関わらず、どこか歪ながらも奇妙に居心地のいい雰囲気、時折顔をのぞかせるヒヤリとするような描写や台詞などが、妙に僕の心を掴んで離さない。
恵まれさんはサークラの気質十分ですね。割と一巻が投げっぱなしと思って読んできたがここにきて一気に不穏な予感が出てきて面白くなってきました。
れのあさんかわいーなー。中里さんの作品は、一見しただけじゃ分からない、カテゴライズできないキャラが魅力。この先の彼女が楽しみ。今回は真名の出番少なかったけど、最後でそんな不満もふっ飛びました
キャラの立ち位置がやや明確化したのに、この内容の不安定感。うん、面白かった。1巻に比べると文章的にも感覚的にも遥かに好み。れのあというキャラと東尋坊のインパクトが強くて、真名との絡みが物足りなかった。次巻があるのなら是非ともその辺を深く広くお願いしたい。あとできればハッピーエンドで。できればNGワードその1も。
前作で完結していたのに続刊と聞いて嫌な予感がしていましたが、予想通りとも裏切られたとも言えます。一つ一つの言葉や相手の思考を考察し、思考実験を繰り返しているような感触の君が僕を。今回は捻くれ者だけど幾分解り易い方が出て来てくれたので、話の筋も明快で非常にテンポよく読めました。そして巧くまとまったなぁ、という所で嫌な展開。おかげで前作を引き継ぎつつ今作としても引き締まった印象に好感。次巻(もしあれば)にも期待!
これは素敵な女の子ですね。ラスト、ああ、こう返したか。これはもう、こんなことされたら惚れるしかないよって思ってしまう。サブタイトル「私のどこが好き?」が、最初から最後までずっと鳴り続けてすこし耳鳴り。それを上手に落としてくれる真名にただただ、脱帽。1に比べても構成が巧いのか語り口の転換がスムーズで読みやすさが増した。相変わらずどこで捻転起こすかわからない文章ではあるけれどそれも慣れると妙に愉快。
百合百合した甘い雰囲気を楽しむ話、ではない。ちょっとエキセントリックだけど現実にある日常の中で相手の本質に迫る事の意味を考えさせられるコミュニケーションの物語。しかも自分のあり方を前提にするが故に発生するディスコミュニケーションの物語が必然的に発生してしまうのがまた良い。過去(子供)を現在(大人)から俯瞰しているプロローグ・エピローグがあるので、ディスコミュニケーションのまま終わる未来は何となく見えてるのだけど、それでも主人公のじたばたする様子を眺めていたくなる魅力がある作品。
まず前作からそのまま続いていることに驚いた。続編だから当然なのだが、あそこからそのまま続くとは。喉元に突き付けた刃をそのまま押し進めるように。容赦も躊躇も無く、時間が過ぎていくように。前作は最果てへ至り、今回は境界でゆらぐ。次回は越境するのか。……いや女の子がじたばたする喜劇なんですけどね。
正直このレベルまで相手を慮った人付き合いをしたことがないので、とっても新鮮。最後のオチにははっとした。縁という緩衝材がなくなる次巻も楽しみ。
無数の答え。単純なようで一番答えにくい言葉。必ず相手のことを考えて答えてしまう。それは当たり前のことなのだろうけれど、でもそれは自分の考えた答えに他ならない。うん、何を言ってるのかさっぱりわからなくなってくる。そして真名のことは未だに理解できない。まあ、前巻に比べれば随分とマシだけれど。評価不能
れのあはつかみどころがないけれど、それでも真名よりはわかりやすい人物。れのあを出すことで、真名の得体の知れなさがますます浮かび上がってくる感じ。次なる問いは、そのまま真名と淳子の関係にも繋がってくるはず。いったい彼女たちはどう答えるのか……?
「私のどこが好き?」 繰り返される問に答えることは、難しい。 本当に好きでも、本当は嫌いでも。 「二十二年前」の回想であるが故に、物語は予定調和のような気配を漂わせて、ゆっくりと終着駅に向かっていく。 次なる問は、「将来なにになりたい?」。 貴方はなんと答えますか?
れのあははぐらかしながらもどこか「わかる」部分がある。でも真名は捉えることができそうにない。22年の歳月を経た視点から語られることで当時の未熟さかな。個人的には解説本とかほしい。
「22年前の回想としての『君が僕を』」と「リアルタイム偶像劇としての『君が僕を』」の2層からなる「喜劇」の物語。リアルタイムで22年前の今を生きる淳子と、22年前の過去を振り返る淳子の異なる2つの視点が混在し、前者の「言葉」が噛みあわないディスコミュニケーションとしての反=百合の物語を、後者のテクストが突き刺すように意味を繋ぎ通していく。あまりにも鋭利なナイフのような鋭さに戦慄し、同時に過去の今を生きる淳子が未来へと目をむけることで熱を帯びていく情欲の百合物語に色々な意味で圧倒されたシリーズの2巻でした。
始めはれのあがウザいだけだったけど読んでたら徐々に分かってきた様な。真名が本当にわからない。それこそがこの作品の中心だとも思う。哲学分も濃すぎず、かといって薄っぺらい訳でもなく絶妙でよかった。
君が僕を 2巻の
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感想・レビュー:45件














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