始祖鳥記 (小学館文庫)

始祖鳥記 (小学館文庫)
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小説
時代
飯嶋和一

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始祖鳥記の感想・レビュー(120)

評判が良かった黄金旅風がいまいち合わなかったのですが、これは面白かった。もう少しエピソードの重み付けや濃淡を調整した方がよりまとまりは出るように思えましたが、充分に楽しめました。

第2部に入ったときは驚きましたが、頑張って読み進めていくうちになるほど!な展開になっていきました。主人公もいいですが、脇の人物たちが魅力的で印象深いです。NHKの大河ドラマで戦国武将などばかりでなく、こういう市井の人々が登場する話をやってもいいのにな。と思いました。

熱が伝わる作品。構成などに多少の難はあれど、一気読みの面白さ。ロジスティクスの力とか技術、業の物悲しさとか、そして意志とか、その伝播とか。物語として一番盛り上がったのはなんだかんだで二部でしたが、ラストの爽快感は某作品よりも遥かに上。空と海と、贅沢な小説です。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/30

話が次々飛ぶ感じで少しついていくのに苦労してしまった、けれど、この文字の量で圧倒する勢いもそれはそれでなかなか。空飛ぶパートより、塩売りの商売戦略で大勝負をかけるパートを面白く感じた。

雷電本紀がこれを書くために書かれたというのが大いに納得させられる傑作だった。描写に力がこもっていて、登場人物と同じ道を走り同じ船に乗りまわりで風が吹いてる感覚さえする。すごい。しかも出てくる人々のありようも身に起こる出来事もおもしろすぎてのめり込んだ。一番好きなのは主人公が一番最後に凧を作る場面。展開までおもしろい。近年読んだものの中で1番。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/25

鳥繋がりで。面白い!んだけど時間かかった〜w 時代劇なせいか、漢字が多く、大分苦労した。(カタカナが少ないせい?)第二部に入ってグングンのめり込める。ずっと第二部の物語でも文句ないレベル。登場人物は女性も含め、全員が(何かしら共感できる部分を持った)好漢ばかり。タイプの違いも、しっかり描きわけられており、混乱もない。難を言えば、サブキャラが魅力的過ぎて主人公に主人公たるオーラが、今ひとつ足りなかったので、作品全体としてのまとまりが欠けてしまっているように感じた。この人の本、もう少し読んでみよう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/20

すごくおもしろかったんだけど、難しい言葉が多くて&漢字が異様に多くて読むのに時間がかかった。。江戸の言葉をもっと覚えればスムーズに読めるかも。7割程度しか理解できなかった。

an
すごくよかった。江戸中期1780年頃の交易の流れ、江戸城下で流通している塩についても勉強になることしきり。素朴であるけれども雄大なサクセスストーリーでこの作家のほかの本も読まなきゃ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/11

時代背景の説明が綿密でとても勉強になる。江戸の塩問屋も現代にも形を変えて存在しているんだろう。こんな熱い奴がいるなんて、なんだかやる気が出てきた。疑問…現在の商人が不動産を持つようになったのはなんでだろう、いつからだろう。調べてみる。

いやぁ、濃い物語でした。それを支えるのは魅力溢れるキャラたち。序盤の弟から始まり塩問屋・幼馴染の船頭・・・etc。そして、なによりも空を飛ぶことに憑かれる幸吉の想いの強さに打たれる。これはよくある「男のロマン」とかいう陳腐なモノとはちょっと違う。あえて喩えるなら風車に突進したドン・キホーテか。平凡な我が身と比べて羨ましくもあり、痛々しくもある。ま、ぶっちゃけ周りの者は堪んないよね、こういうのがいるとw
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 05/08

問答無用。

面白かったけど、なんだろう、少し話の進めかたが強引と言うか乱暴というか、正直そんな印象を持ってしまった。「神無き月十番目の夜」以来にこの作者の作品を読んだが、どちらが先に書かれたのかは判らないが、同じ作者の小説とは思えなかった(正直、本作の方が多少稚拙でくどいかな)結構映像化に向きそうな話なのだが、映画化とかはされてはいないのかな?
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/14

第一部で登場した絵師の卯之助はどうなったのでしょう?主人公・幸吉が空を飛んだその後の話が知りたかったけれど、史実として不明ならば書けないか・・。残念。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 12/14
annex 
江戸時代後期、日本で初めて凧(ハングライダー)で空を飛んだ浮田幸吉の生涯をもとに書かれたストーリー。第二部で幸吉の話と打って変って江戸の塩商人と廻船乗りの話になって、どう幸吉の話と結びつけるのか先が見えなかったが、人の縁や心意気がより合わさって見事に着地した。ただ個人的には幸吉の人生よりも、第二部で塩問屋・巴屋の生き方とそれに伴う商人たちの自由経済への取り組みの方に感動してしまい、焦点がぼやけた感じを受けてしまったのが惜しかったかな。
ナイス!ナイス! - 12/17 10:32


江戸時代後期、日本で初めて凧(ハングライダー)で空を飛んだ浮田幸吉の生涯をもとに書かれたストーリー。第二部で幸吉の話と打って変って江戸の塩商人と廻船乗りの話になって、どう幸吉の話と結びつけるのか先が見えなかったが、人の縁や心意気がより合わさって見事に着地した。ただ個人的には幸吉の人生よりも、第二部で塩問屋・巴屋の生き方とそれに伴う商人たちの自由経済への取り組みの方に感動してしまい、焦点がぼやけた感じを受けてしまったのが惜しかったかな。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(8) - 12/14
静祐 
ふぇねらさん、ありがとうございます。確かに体力要りますね^^;雷電と神無き、探してみよう~。
ナイス!ナイス! - 12/15 09:22

静祐 
modern_hamlet9さん、ありがとうございます^^こちらも探してみま~す。
ナイス!ナイス! - 12/15 09:23


飯嶋さんの本は雷電本紀に続いて2冊目になるのですが、この本も時代考証が素晴らしく,読んでいて当時の生活の様子や習慣がしのばれます。心の琴線にふれる文章にはやられました。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/17

読んでいる最中はただかっこよく痛快な登場人物達を楽しんでいたけど、本を閉じた途端に、自分を振り返り情けなく感じてしまった。図書館で借りた本ですが、購入して怠惰な自分に渇を入れる為に、幾度も読み返すつもりです!こんな気持ちになったのは「竜馬がゆく」以来だな…ミステリー好きで、滅多に時代小説は読みませんが、読んでみて良かったと思えた本でした
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/18

UN
日本で初めて空を飛んだとされる浮田幸吉の物語。一種のパラグライダーである。江戸末期の経済史とも海運史とも、徳川幕府の末路とも読めて、全編、興味深く、面白い。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/13

大空を飛ぶことを夢見て生涯をかけた男の物語。時は凶作、飢饉、疫病と厄災が続き、悪政により餓死するのは民百姓ばかりの江戸の時代。そんな時代の民衆の希望が、幸吉の空を飛びたい夢と交錯して、読み出したら止まらない見事な物語になっている。中盤、幼なじみの弁財船の船頭の源太郎と行徳の塩作りの伊兵衛の純粋な熱き思いが出会う物語にも感動です。見事な一冊でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/05

主人公である幸吉よりも塩商人たちのくだりの方に思い入れが強いです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/12

★★★☆☆江戸後期、空を飛ぶことに憑かれた「鳥人幸吉」と、幸吉に影響を受け、公儀の悪習慣に対抗していく、気骨溢れる商人や廻船乗り達の話。まあ面白いし、グッと引き込まれる部分もあるのだが、全体的に堅い文章の羅列で読むのに難儀した。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/23

Sho
ディテールまでみっしり濃厚。岡山人の進取の気性も垣間見える。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/20

武力だけで何も作り出さない武士ではなく、実りを紡ぎだす町民にスポットが当たっているのが良いですね。「八浜まで行ける。良い羽をつければ児島湾も越えられる」そんな純粋な気持ちが罪深いと大罪にされてしまう世の中なんて。好きなことを夢中になって何が悪いと言いたい。それでも、その噂が人々の気持ちを動かし、町民たちの商業の寡占、独占を打ち崩したときは感動しました。考証がピカイチですね、飯塚さんすごいです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/22

図書館で借りた本だったが、読後どうしても手元に置きたくなり購入した。何度読んでも胸が熱くなる、飯嶋和一の著作の中で最も好きな作品。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/09

才覚も気概もある男たちの浪漫。久しぶりに手元に置いておきたい本に出会いました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/16

「昔は海の外側に未知の世界が広がっていて、そういう意味ではちゃんと伸びしろがあったんだよなあ」なんていうのがただの言い訳に過ぎなくて、当時の人間にとっても海の外側なんて「出て行くのがばかげている戯言」だったんだなあ、とつくづく思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/07

ただ、空を飛びたかったのではなく、どこかへ行きたかったのか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 09/09

「帆を買う」「塩が来た」 短い一言に何度も目頭も胸も熱くなった。反体制とか革命とか下克上とかいうのではない、もっと単純で生活に密着した強い信念を持った男たちに強く惹かれた。あえて言うなら2章が好み。*人が死んでも悲しくならない。なぜならそれも歴史の流れだから。この筆致は特別。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/04

再読。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/26

夢についての物語なんだけど、時代小説であるぶん完了形の切なさも漂うという。中盤はちょっと小川一水の技術職系SFを思い起こした。ふだん時代小説あんまり読まないのだけど、気に入りました。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/14

★★★★☆

第1章と第3章、第2章はそれぞれおもしろかったんだけど、この小説全体としてみるとまとまりがなかったような気が。幸吉は単に空を飛びたいと思っていただけなのに、「空を飛ぶ表具屋」の話を聞いた人々が勝手に誤解をしてどんどんと「為すべきこと」を達成していくのがおもしろい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/19

あ~男っていいなあ…
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 06/14

★★★★

★★★★鳥のように空を飛ぶ事に魅せられた一人の男。波乱万丈な生涯を上手く描いていると思う。脇を固める仲間達もかなり魅力的。時代物特有の読みにくさはあったけど『天晴れ』です。 
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/05

文は強く情景は美しく、人が生きている。そんな話。風羅坊のくだりにものすごく心を揺さぶられた。しっかり生き抜きながらも「ここではないどこか」を追い求める人たちが美しい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/14

商人としての矜持、権力に阿ることのないカッコ良さ。惚れ惚れとしたと同時に、その燃焼しつくした姿に思わず涙してしまいました。傑作だと思います。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/10

体制におもねることもなく、反体制に与するわけでもなく、決して群れることのない男。体制も反体制もこの人には何ら意味をなさない。一つところには決して落ち着けない、そんな、何物にも縛られることのない魂の自由さ。空を飛びたいだけの思いを抱いて、色んなしがらみを振り棄てて己の思いだけに忠実であろうとする姿には、「そんなの無理…」と思いつつも心惹かれてしまいます。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/13

空を飛ぶ、ということが怪異でしかなかった時代に空を飛んでみせることが、いろんな人にいろんな思いを抱かせる。 めちゃくちゃ面白かった!
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/05

おいおい、江戸時代にハンググライダーを作っていた奴がいたの?いいね~、男のロマン。2003年ベスト2位
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/16

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始祖鳥記の 評価:72 感想・レビュー:43
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