ぼくたちが聖書について知りたかったこと

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ぼくたちが聖書について知りたかったことの感想・レビュー(58)

こういう方向から「聖書」や「ユダヤ教・キリスト教」に踏み込んだ本は読んだことがなかったので、非常に新鮮で面白かった。ヘブライ語には時制がない、なんていうしょっぱなの話題を筆頭に、これまでの自分の「キリスト教」に対する思い込みを気持ちよく裏切られていく感じ。「原罪」の解釈も腑に落ちる。終盤のユダをめぐる解釈なんかは、グノーシス派との絡みを含めて、読んだばかりのボルヘスとリンクしていて興味深かった。しかし、確かにこのタイトルはちょっとミスリーディングかも(笑)。

読み始めていきなり脳がクロックアップする感じで非常に痛快だった(その分、終盤はややダレたような気もするが)。『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』に通じる要素があるような気がする。これまで何度か読んでいるのは四福音書だけなので、『使徒行伝』や『~への手紙』も読んでみたくなった(福音書読み直しも含めて)。ただ、他のレビューに散見するように、やや難しい内容なので、表題にある「ぼくたち」という柔らかい言葉で、初心者向きだと勘違いしない方がいい。

10/30:山川
10/26:えすに
10/25:sodapop
10/10:けい
初心者向けではないんですよね??^^ 面白かったんですが、堅苦しすぎてちょっとしんどかったところもあります…^^; もう少し聖書について別の本を読んでから改めて挑戦するのもいいかもしれません^^

09/14:stak60
知識の前提条件が高いところに設定されている為、この対談を読む前に読んでおかなければならない本は山ほどある。少なくとも『ふしぎなキリスト教』程度では話にならない感じ。二度目の読書となる今回もまた、碩学の門をくぐるに到らなかったわけだが、釣果がないわけではない。例えば旧訳・新訳に対する続編、外典の存在と位置付け。異説・矛盾、あるいは誤訳の変遷とその受容などがそれである。再三再四の読書に値する名著。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/09

08/27:azuki
07/26:けん太
07/20:
06/19:Tochi
03/14:いなお
02/09:oyu
作家と聖書学者の対談。聖書(特に旧約)とその背景を平易な言葉で解説する好著。

01/16:どらみ
01/07:がぁ
01/02:ゆき
“宗教に強い関心を持ってきたが、その関心はついに哲学の範囲にとどまって信仰に到達しなかった”と池澤夏樹が述べているが、私の状況も非常に氏=“ぼく”に近い。宗教という知的システムに対する興味、強い関心。自分自身の内側に信仰としては育むことができない、これは現時点ではどうしようもないのだけれど、ならせめて知りたい、知識として獲得したい、という欲求(欲望?)にぴたりと合致して、満たしてくれた。古代ヘブライ語には時制がないというところから紹介されるヘブライズム、その時間軸の捉え方はまったく未知のもの。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/25

12/09:田楽狭間
11/22:Choloepus
11/05:oquana
10/17:たにこ
田川建三の著作も当然一緒に読むべき。

「聖書について知りたい!」と思わず衝動買いしてしまったのだけど、難しくってわからない所が多かった。聖書について、というタイトルの割には聖書よりもユダヤ人についての話が多かったように思う。聖書からユダヤ人・ユダヤ教について考えるというのが主題に据えられているように思われた。旧約聖書が読みたくなった。

聖書と聞いて、キリスト教について書かれているものとばかり思っていたら、どちらかといえばユダヤ教ユダヤ人について紙幅が割かれていた。ユダヤのメンタリティーをほんの少し垣間見たような気分。それに、ユダヤ教からキリスト教へと別れ派生していった過程だとか、そこから見えてくる両者の違いだとか、興味深かった。ただ、聴き手である池澤さんに既に十分な知識・教養があるというのが、結構なハードルになってしまっていて、ゼロからの私には理解が追いつかないところが多かった。勉強してからまた読めばもっと入ってくるものがあるのかも
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/27

07/10:cymbal
難しい!もっと勉強して○年後再読。池澤夏樹氏の「素人」とはレベル違います・・・。「ヘブライ語には過去形がない」、「裏切り者ユダとユダヤ人という名前は偶然の一致」、「中世のマラーノ=隠れユダヤ人」、「ユダヤ教では人は生きるべくして造られた(それで病人や障害者は嫌われていた)」、「エデンの園には木が2本」、「ユダの裏切りが無ければキリスト教は成立しない」そして、「処女マリアではなく、おとめマリア」思わずえっ??となってしまう視点と知識ばかりで、議論全く付いていけず。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/03

05/23:しまうま
難しいけど面白い。だいぶん頭を使った。

海外文学をより良く楽しむ為の副読本として、寝る前にちびちびと少しずつ読んできたけれど、タイトルの『ぼくたちが…』に、僕は含まれていなかった。それと言うのも、てっきり全くの初心者に寄り添った、入門書と勘違いしていた事にある。「てかキリストってホンマに居たんスか?」というようなレベルの人間には、バビロン捕囚もグノーシス主義も宇宙の言葉に等しい。碩学の門を前にして、その門の叩き方すら分からず立ち往生。何度も読み直して、何とかそれをくぐれる位になれたらなと。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/30

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の違いついて、無知な自分にも判りやすく対談形式で書いてあり、一ページ一ページが触れたことのない知識の連続でショックをうけた。

03/26:*藤紫*
03/17:tmk910
03/08:京極書店
10年ばかり、とぎれとぎれながらも教会に通ったことがあり、ごく普通の人よりは多少聖書についての知識がある私にとっても、ちょっと難しかったけれど、おもしろかった。古代ヘブライ語に時制がなかったことや子音がないことなどは、今回はじめて知ったことだ。私たちがふだん目にする聖書は、あくまでも日本語に訳された聖書であって、もともとの言葉で読んでいるわけではないのだという認識は、海外の小説を読むときと同じくらい必要なのだと思う。ユダヤ教とキリスト教の違いなどもおもしろかった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/28

斜め読みしちゃいましたが、知らない事ばかりで「なるほど~!」と勉強になりました。

aki
作家の池澤夏樹と聖書学者の秋吉輝雄との聖書に関する問答。どちらかというと、ユダヤ教、つまり旧約聖書のほうに力点が置かれている。「広く、浅く」なので「エデンの園の蛇」の問題など、もうちょっと突っ込んで欲しいところも。最後に、池澤は「生物学に話を限れば、種はまず変わるのです。突然変異でまず変わる。その結果が環境との関係において有利であれば、変わった結果は残る」とダーウインの進化論を聖書に適用したそうにするが、ダーウィニズムを宗教にあてはめたら、いかんよ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/27

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