女ともだち
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女ともだちの感想・レビュー(226)
何人かの作家さんがテーマにそったお話を書いている本が好きで見つけると読んでます。初めて読む作家さんの作品が自分の好みだったり、意外な一面が見えたりと発見があるから。読みやすくて一気に読めちゃいました。角田光代さんのお話が好きでした。
帯に書かれてあった江國さんのコメントが好き。「5人の作家それぞれの、鉛筆のとがらせかたと、その濃淡。女たちの、可憐さとかげり。あちこちに息づく彼女たちの生に、どきりとします。」
「誰かと出逢い、託し、委ね、すべてを握られ、尽くしていく、あらたな人生。わたしにも実戦できるような気がしたし、いいひとだったと思うけれど。でも、彼のために、わたしは自分を変えることはできず、彼では、わたしを変えることができなかった」わかるなぁ。変えられないもの。
5編とも女ともだちのお話。(当たり前・笑) もう1つの縛りは派遣社員。帯にもどこにもそうは書かれていなかったけど、どのお話もその2つを軸に話が進んでた。身近に派遣の友だちはいないので、新鮮な気持ちで読み進めたなぁ。どのお話もまずまずだったかな。1番好きだったのは川上さんの「エイコちゃんのしっぽ」。栗田有起さんのも面白かった。ただ“2回に1回”というのがちょっとひっかかったけど。
唯野さんの『握られたくて』の主人公が、自分と結構かぶっていて親近感でした。派遣で働いたことがないから派遣女子の気持ちはわからないけど、みんなたくましく生きてるんだなぁと思いました。
どの主人公もよく働いて「派遣」の立場をわきまえている様子、派遣というのはそんな立場なのだろうか?でも真面目に働くことは良いことです。角田光代「海まであとどのくらい?」が一番よかった。
女ともだちと派遣会社の物語。角田さんが1番良かった。女ともだちってやっぱりいいなぁって改めて。今の居場所は仮じゃないんだなって思った。楽しく読めた。
派遣社員が共通項のアンソロジーでした。『オテル モル』で栗田さんのファンになったので楽しみでした。読んで、やはりこの文体好きだなぁと改めて思ったので、他作品も積極的に読もうと思いました。角田さんの話は、角田さん独特の雰囲気といいますかピリリとしたものがありつつも暖かいイメージのある話でした。井上さんは初めて読んだのですが、蒟蒻を叩く姿の滑稽さが想像すると怖いです。唯野さんも初でしたが、穴子食べたくなりました。川上さんは「価値観が違っても、合う人は、合うという言葉が印象に残りました。」
★★★☆☆井上荒野さん、川上弘美さん以外は初めて読む作家さん。井上さんの蒟蒻の話は圧倒される恐さがある、強烈。角田光代さんの「海まであとどれくらい?」は爽やか。五年の歳月や温度差も、いつの間にか越えてしまってる。表題を代表する作品だと思う。
“女ともだち”の他に“派遣社員”が共通項?と思われるアンソロジー。 五つの作品の中では角田さんの「海まであとどのくらい?」が良かったです。ラストシーンの、海まで五人がてれてれ歩く雰囲気が好きでした。あと印象に残っているのは、井上さんの「野江さんと蒟蒻」と唯野さんの「握られたくて」。 唯野さんは多分初読みの作家さんなので、他の作品にもちょっと興味がわきました。こういう出会いがあるからアンソロジーって楽しいんですよね。
こんにゃくの話は女ともだちというテーマとどう沿うのかわからんかった…派遣ではあったけど。語り主の男とこんにゃく女が『トモダチ』ってことかいな。お互いの認識に微妙なずれがあります、的な。
最近ともだちのあり方についてのコラムを読んだ。幼いとき同じものを持ち、同じ行動をして…というのが友達(チャム)のような気がしていたが、今はそれぞれ違う個性を尊重して、違う考えを面白く思う(ピア)。まさしくピアな友達同志が詰まったお話。そんなあれこれ考えず、ふわっとした関係も。助け助けられ、この先楽しい時間を増やしていけたらいいなと思う。よろしく〜女ともだち!
女性、いや、いつまでも 女の子な 女性らしい作品。ちょっぴり まどろっこしい関係も ああ わかる、よ。わかる。と共感してしまった、ああ。川上さんの作品がすき、
軽く読めたが、内容もなかなかおもしろい。井上さんは、初読みの作者さんでしたが、一番おもしろかった。別の作品も手にとってみようと思う。
"女友達"というよりは"派遣社員"をモチーフとしたアンソロジー。このテのアンソロジーでダントツに上手いのはやっぱり角田さん。テーマに忠実で、且つ、限られた文量の中にきっちりドラマを押し込んでくる力量に舌を巻く。井上さんの作品も良かった。薄気味悪い女を描くのが上手。他の方々の作品にはちょっと物足りなさを感じた。自分に派遣経験が無いからか、主人公たちのいかにも腰掛け然とした仕事ぶりに、職場のバイトちゃんたちを思い、なんかモヤモヤしてしまった。すっかりお局な自分にしょぼん。
20後半から30代前半女子が考える事のお話。 派遣女子・未婚既婚・将来・若さを失いつつある・ 居場所。たまにこういう小説読みたくなる、今日この頃、懐かしく思う30代半ばだからか。
女性作家5人による短篇作品集。共通テーマは派遣女子?年齢の違う女性同士に友情が芽生えるのって職場以外なさそうだよね。短い中でも各作家の個性が出てると思います。
派遣社員の女性、そして友情。どれも短く読みやすかった。人気のある女性作家陣が書いてるだけにまとまりはあったように感じます。栗田さんの短編が一番気に入りました。20代の女性に読んでほしいなあって思いました。
タイトルに惹かれた。 五人の女流作家の短編というのも 魅力的だった。 やっぱり女友達大事だよねぇ、と 思わせてくれる話ばかりだった。 角田さんと井上さん以外の 三人は初めて読んだが、 個性的で良かった。 井上弘美さんの「エイコちゃんのしっぽ」 は何とも不思議な感覚になったけれど 主人公の気持ちが自分のことのように 感じられるくらい近い感性で読めた。 いろいろなカタチの女友達があるのだ。 私の場合もまた他にはない関係が たくさんある。
角田光代-昔の仕事仲間の伊豆(?)の新居を訪ねていく話。井上荒野-蒟蒻の炒め煮を野江さんが作りにくる。栗田有起-ひとみさんがかっこいい。唯野未歩子-お刺身が食べられないなんて共感できない。川上弘美-短編すぎてなんだかもったいない。/ やっぱり自分は短編集は苦手なことが多いな。この中では栗田さんの話が好きだった。それぞれもっと長い話で読みたい
5人の女流作家による短編集。「派遣の女性」の友情というのが、キーワードみたい。やはり、蒟蒻にまつわる話が、一番好きでした。
角田さん、川上さんはさすがの安定感。井上さんは長編を読んだことがなくてあんまり印象無かったけどやっぱりうまいなと。栗田さん、唯野さんはお初でしたが、面白かった。「派遣社員」が共通テーマで、その脆い地位が象徴する20~30代の女性の人生に対するあせりやあきらめが悲壮感なくさらっと読めてけど印象深いアンソロジイ。この5人の取り合わせイイですね。
派遣社員として働く女子が主人公のアンソロジー。だが、井上荒野の「野江さんと蒟蒻」だけは異色だった。夏彦の婚約者とともだちなのか、と思ったが、そうでもないようだ。蒟蒻の炒め煮を作るために、ズタボロに叩き抜かれた蒟蒻が哀しい。
女ともだちの
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