小太郎の左腕
小太郎の左腕を追加
小太郎の左腕の感想・レビュー(1169)
のぼうもそうだったけど、時代小説<エンタメ小説ですね。話は面白いんだけど、最近の大河ドラマを見てるような印象で、純粋に時代物!って気があんまりしないのが不思議。現代人の考えと比較して〜という書き方だからかなぁ。半右衛門が小太郎を喰っちゃってますね。この時代の男の生きざまなどが上手く描かれていて楽しいけど、もっと中身を凝縮した短篇でも良かったかも。
城を守るため、自分の信念を貫くため、奔走する男たちの生きざまがとても素敵でした。相手のことを認めさえすれば、自分の立場を悪くしようとも約束を貫く気概。勝ちさえすればいいっていうんでなく、相手のことも重んじるところも、和田さんの書く武人たち、かっこいいなぁ〜。
なんとも爽やかで男らしいエンタメ系戦国小説。キャラクター、舞台建て、ストーリー、どれも魅力的で映像的にイメージしやすく、スルスル読める。一方で、戦国の初期の武将達の流動的な立場や種子島銃の扱いなどはリアルに描かれ、それがまたキャラクター達に魅力を与えている。面白かった!
伝来当初、種子島と呼ばれた鉄砲。腰まで伸びた篷髪に幼児の瞳・人並み以下に扱われる小太郎が左構えの種子島手にする時、神の技持つ狙撃手が戦場に現れる。火縄銃の玉込めから発射までの仕組みが書かれている小説は初めてかも。大の字になった半右衛門と風車。『のぼうの城』以来ですが、映像が浮かぶような描写とエンタメ性の高さは健在ですね。読み易さ抜群の反面、物足りなさも。ざっくり削って短編にするか、もしくはさらに書き込んで人物にも物語にも深み欲しかったと思う私は欲張りです(汗)→続く
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(4)
- 01/28
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
おぉ~!文庫フリークさんも前田慶次に痺れましたか!お仲間発見で嬉しいです♪文庫フリークさんがおっしゃるように隆慶一郎さんがお亡くなりになったのはホント惜しまれます。。。もっと色んな人にスポットを当てた話を、もっともっと読んでみたかったです!(涙)
ナイス!
-
01/29 00:35
おぉ~!文庫フリークさんも前田慶次に痺れましたか!お仲間発見で嬉しいです♪文庫フリークさんがおっしゃるように隆慶一郎さんがお亡くなりになったのはホント惜しまれます。。。もっと色んな人にスポットを当てた話を、もっともっと読んでみたかったです!(涙)
ナイス!
-
01/29 00:35
のぼうの城が面白くて、興味があって読みました。一気に読んでしまったけど、のぼうの城の方が個人的にはおもしろいと思いました。少し残念です。しかし、半右衛門の考え方は、見習いたいと思った。
『戦国の世』ならではの漢気は、カラリと潔くも どこか哀しい。それは、その輝きが常に死と背中合わせだからなのだろうか。敵対する戸沢家と児玉家が誇る豪傑、林半右衛門と花房喜兵衛。武者振りの良さと実力と、二心なき真っ直ぐな心根でもって互いを認め合う2人。怒涛の展開を見せる戦の中で、彼らの生き様はなんと切なく鮮やかなのだろう。そして幼子の瞳を持ったまま、銃を持つ左手に神の技を宿した少年・小太郎。彼の異質さもまた・・・・。淡々と読んでいたつもりなのだけれど、 ラストに風車がでてくる場面が今も頭から離れない。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 01/26
半右衛門は戦が強いだけでなく、判断力にも優れた良い武将だった。 大勢の命を救うために一人の命を犠牲にすることは正義か?という問題に実際に遭遇してしまった場合どうしたらいいのか? 自分でも半右衛門の判断をするだろうと思った。 戦国武将の明るい性格でとても気持ちよく読むことができた。
男は、武士は、卑怯なことをしてはならない。たとえ目的を果たすために唯一の手段であっても。そして、それを間違えたら、命がけでやり直す。忘れないようにしたい。のぼう…には及ばないな。
戦国時代の戦とは、ただの殺し合いなどではなく、そこには緊張感や感動、一体感まであったんですね。 戦のシーンがとても臨場感あふれていて、読みながらハラハラしていました!! 坊殿かっこよかったなぁ。 戦国時代では坊殿のような、「まさに戦国の男」系男子がもてた、って書いてあったね。前流行った「草食系男子」達には生きづらい時代だったんだろうなぁ・・・・・
ストーリーはそれなりに面白かったし、登場人物も魅力的な人が多かったのだが、途中で繰り返される「この時代の男と現代人との違い」についての説明文がくどすぎるように感じた。
大変面白かったです。 小太郎の左腕というタイトル通り、小太郎という少年の左腕の技に翻弄される武士の話です。 この作者の本はのぼうの城以来ですが、忍者の描写が山田風太郎には及ばないですが痛覚がない設定とか、本当に良かったです。 この本を読んでいたら、山田風太郎の忍法帳シリーズをなんか読みたくなりました。 (本の感想とは程遠いですが。)
次の雇い主になるかもしれない相手に「宣伝」する、伊賀忍者に笑った(笑)。舞台は、なんとなく甲斐とか、関東のほうを想像してたんだけど、西のほうだったのね。右利き用の銃を、左利きの人が使うとどうなるか……とか、いろいろ勉強になりました。半衛門の人物像が、とてもユニークで……楽しかった!^^
爽快感があるものの、物語の深みとしてはやや物足りない1冊。武将としての役割と、己の生き様との間で苦悩していく大人たちと、純粋であるが故に利用され、傷つきながらも、神の左腕を使っていく小太郎の切なさが交差する、重いテーマが内包されているのはわかるのだけれど、快男児ばかりだからか、ライトな書き方だからか、盛り上がりにやや欠ける。実際、こんな天才狙撃手がいたら、相当やっかいだっただろうなあ、とは思うのだけれど・・・
林半右衛門と花房喜兵衛がカッコ良い。ただ、小太郎がやさしいから云々という要蔵の理屈は腑に落ちない。最後もなんだかな~。「のぼお」が面白かったので期待値が高かったのでしょうか。★3
歴史フィクション小説としては、時代背景や、武士の思想などよく組み込まれており、とても読みやすいものであった。だが、「のぼう」などと比べてしまうと劣ってしまうのは、フィクションゆえであろう。
この人の描く歴史小説の魅力は、「勧善懲悪」ならぬ「勧善跳躍」にあると思う。敵にも味方にも粋で魅力的な登場人物が必ずいて、最終的にどちらが勝つか負けるかよりも、「男としてどう生きるか?」の方が遥かに重要なテーマに思えてくる…そんな爽快感があるのだ。もちろん、エンターテインメントとして面白いのは大前提。時代的背景や当時の農民たちの暮らしぶりなど、リアルな要素をうまくストーリーに組み込みながら、『水戸黄門』や『忠臣蔵』にも負けない安定感のある歴史ドラマを紡ぎだす。その狙撃力、まさに神技です。
だが、その時にはもう小太郎の姿は消え去っていた。のぼうの城ほどの感情の動きはなく。ライトな時代ものは一回読めば十分だなと感じたのが正直なとこです。のぼうの城は安直に感情移入できるキャラの分かりやすさ、良さがあったが、こちらはなく。小太郎も半兵衛もなんの思い入れのないキャラだったなー。忍者や玄太もただ死ぬための人物だと感じた。作者さんの今後に期待したいです。のぼう様みたいなキャラをもう一度。
フィクションの歴史物は苦手なのですが、本書は面白く読みました。のぼうの城と同じく、ダメ人間に見える人物があるとき目覚める、という物語を上手に書いてあります。いつのまにか引き込まれます。 武将の弱い心に着目してる点もいいですね~。
息つく暇もなく読み終えた。無垢な優しさに溢れた小太郎、小太郎に出会い、優しさの真意を知った半右衛門。2人は己の信じる道を生きて、そしてやり遂げた。図書、喜兵衛、三十郎、玄太、鈴。多くを語らずしっかりと成すべき事を成そうとするこの時代の、真っ直ぐで痛快な生き方が詰め込まれた物語だった。
図書に焦点を当てると人間模様が複雑になって面白そう。最後があっけないけど流れからいってそんなモノなのか。長編でも良いくらい、この作家さんは設定がいつも面白い。
初めて読む作家さん。今まで読んできた時代物は江戸時代を舞台にした話ばっかりだったことが判明。なので戦国時代で熱くてごつい武士がたくさん登場する話は新鮮でした。それにしてもこの話の主人公は小太郎になるのかなぁ。キャラ的には半右衛門が強烈でした。その生き様というか、豪快さというか…なんともかっこいいですね。その半右衛門に振り回される形で運命が変わってしまう小太郎も切ない。あと、最後の風車にはちょっと泣きそうになってしまいました。
★どうも、どうしても入りこめず途中で読むのをあきらめました。なにもかも唐突すぎた。みなさんの感想を読んで読まなくて正解だったかも。と思いました。
読みやすい!!だーっと流れる景色も壮大で素敵だと思います。和田さんの書かれる武将って皆がかっこいいので読んでいて気持ちが良いです。歴史物に疎い人間にはとんでもなくありがいたい作家さんだと思います。
要蔵が小太郎に左利きの鉄砲を撃たせない理由を半右衛門に語る場面に感動しました。なにを言っているのか、意味がわからないと思いつつも読み進めていくと、最後に納得せざるを得ない理由がドンと出てくるのです。要蔵を言い包められる言葉が全く出てきません。正直やられた気分になりました。
初めての作家さんです。 手軽に読める歴史小説といった感じでしょうか? 歴史小説は、わりと長いの多いですから、読みはじめるに勇気がいるんです(笑) その点この本は、1冊でさくっと終わってるので、とっても読みやすかったです。 ただ、この時代のかっこいい男の生きざまを描いてるようなのですが、あちこち説明がはいるので、解説書を読みながら小説読んでるような、不思議な感じではいりこみにくかったのが少し残念かな。
戦国時代、勢力図を拡大し続ける戸沢家、児玉家の両雄は、もはや開戦を避けられない状態に。両陣営の侍大将である、林半右衛門に花房喜兵衛の侍が持つ信念をもとに戦いをする姿が心地よい。両陣営の命運を握ることになる少年・小太郎。不本意ながら種子島の腕が神業というだけで 戦の道具となってしまった。切ない。和田さんの本の中では、あまり読後感が良くなかった。
戦に勝つ為ならば、時には嘘も必要になってくるのかなぁ、と。何事にも正直に受け答えする姿はとても好感が持てました。半右衛門と小太郎の関係は、きっと、「正直に受け答え」することで成り立っていたのかなぁ、と思いました。
初、和田竜さん。戦国時代を生きる生粋の武士達が、天賦の才を持った少年小太郎に運命を翻弄されていく本作。 読んでいて胸が熱くなるシーンもあったけど、なんだか全体的に薄っぺらい印象。小太郎自身をもっと描いてほしかった。 最後小太郎は、自分自身から目を背け逃げてしまった気がする。たしかに銃を捨てるのも選択の一つだと思うけれど、神の左手も自分自身と受け止めそれをどう生かし、どう生きていくかを導きだしてほしかった。自分の為でも仇討ちの為でもなく、『誰かの為に』左手を揮う小太郎がみたかった…残念!
だいぶ前になるけど、のぼうにハマった時に続けて読みました。 無駄にカッコいい戦国時代の男たちの、無駄にカッコいい物語。最後は大団円を迎えてハッピーエンド…ではなかったですが、清々しい悲しさを感じました。小太郎はこれからどう生きて行くんだろう…。 そして半右衛門と喜兵衛の関係が羨ましい!!(>w<)
戦国の世にある少年が舞い降りた。少年は無垢な優しさと比類なき鉄砲の才を持っており、天使にも悪魔にもなれる可能性を秘めていた。祖父は少年を天使に育てようとしていたが、少年自信は人並みの人になることを望んでいた。しかし、運命は少年を戦地へと赴かせ、悪魔に変える。しかし、そこで痛みを、自分を知ったことにより、少年は天使の羽も悪魔の羽ももぎ取られてしまう。そうして、望みどおり人並みの人として生きることになった少年だが、果たしてそれは幸福だったのか、不幸だったのか。たぶん、それは、これから少年が歩く道次第だろう。
小太郎がなかなか出てこない。。。感情や行動の間にいちいち説明文章が入りかえって読みづらい。忍びの国がよかっただけに少々不発。盛り上がりどころも判らず残念。戦国時代に伊賀の忍び。熱さと涙が足りないかな。
小太郎の左腕の
%
感想・レビュー:457件














































