のぼうの城
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のぼうの城の感想・レビュー(2996)
流石ベストセラー。小気味よく、通読できました。滑り出しから、攻め手の秀吉、三成、吉継、正家の性格を上手くあぶり出しており、守り手諸氏の描写も鮮やかです。そして、何と言っても、のぼう様こと、忍城代となる成田長親です。暗愚なのか、大将の器なのか、さっぱり分かりませんが、結果は寄せ手を蹴散らし、戦後の講和でも功を成します。 忍城を巡る攻防や、三成、吉継の関係を読めたことには満足です。ラノベの定義は知りませんが、楽しめる作品でしょう。
石田三成率いる2万vs農民含めた2千で城に立てこもる。あまりにダイナミックな物語と個性的な登場人物だったので、フィクションだと思ってたら、実話だそうでビックリ!戦国時代ってすごいのね。 誰がどう見ても負け戦なのになぜかイケイケな忍城の面々は、百姓に至るまでキャラたちまくりで、めちゃくちゃ面白かった(笑)。
マカロニ時代劇と言ったらやはり著者に失礼であろうか?しかしこれは取っ付き易いという褒め言葉である。時代/歴史小説は時代背景や登場人の昔風の語りに慣れるまでは読みづらく、若い読者層には敬遠され勝ちである。歴史小説入門と言って私が先ず思い付くのは司馬遼太郎『竜馬がゆく』だ。頗る面白いだけでなく、第一級の青春大河小説でもあるが、如何せん全八巻と長く気軽には手が出せない。時代小説の様な歴史小説。つまり歴史は小説より奇なりの物語。二万三千騎対三千騎の「忍の浮き城」攻防戦。ファンタジーだと思ったら歴史的事実であった。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 02/12
面白かった。戦国時代ものなのに主人公が"豪腕な武将"ではなく"無能なでくのぼう"という奇抜さが良かった。人に好かれるという能力だけで武将に勝つ爽快感やばいです。結局のぼう様は愚者なのか策士なのか…と考えされてる時点で私も丹波のように長親の魅力にはまってるのか〜
ヤバい!!おっとりしているし、凄い能力は無いけれど人に好かれる才をもつのぼう様…そしてラストは少し悲しいの(><);
テンポよく読める。時代小説独特の読みにくさがあまりなくていい。これがデビュー作とは。長親が唯一どんな人間なのかわからなくて、下巻でどんな風に見えてくるのか、楽しみ。
のぼうってどういう意味なんやろう…と結構気になっていましたが、まさかでくのぼうだとは思いませんでしたw長親の人柄に心底惹かれます。浮き城がどんなものだったのか、見てみたくなりました。
ストーリーとしては項羽と劉邦のミニマム版といったところだろうか。登場人物のキャラクターが皆デフォルメされていて、ラノベ感覚でさくさく読める。語り口も軽いので、シリアスなシーンでも重くなりすぎない。爽やかな歴史小説。
のぼう様とよばれる成田長親がとても親しみを感じた。引き込まれる内容で、一気に読んでしまった。甲斐姫が好きでたまらないのに、本人にその気持ちをはっきり伝えないところが、彼らしい。
天下統一を目指す秀吉は関東の北条攻めにあたり石田光成に北条家の支城、忍城攻めを命じる。忍城の城代成田長親はでくのぼうを略して「のぼう様」と領民から呼ばれていた
史実でわかっていることを、それぞれの人物らしさ満載で書かれていて、面白かった。 のぼう様だけが、結局、どんな人か謎のところが、楽しい。
戦国版ハムレット、といえば語弊がありますが…長親が、愚者なのか賢者なのか、途中まで分からない。その分、期待が脹らみました。史実をもとにして、登場人物たちが生き生きと魅力的に描かれていて、久しぶりに本をめくりながら、胸が高鳴りました。よい物語でした。
歴史モノを読むにあたって前知識があると良いのはどの小説もそうで難しく感じ敬遠しがちになるが、この小説は歴史モノの敷居を下げいてると思うので詳しくなくてもそこそこ読めた。かといって読みやすかったわけではないが。のぼう様より甲斐姫が印象的だった。
話としては面白いんだけど、提示する情報の取捨選択や場面の繋ぎに失敗してる感じがする…と思ったらデビュー作で納得。長編5作くらい書いて文章こなれてきてからが楽しみだ。一方、人物像は文句なし。敵も味方も皆、個性的で動く理由がスッと飲み込めて読んでて気持ちよかった。器の読めない長親、彼に苛つく丹波、剛の者和泉、愛すべき三成ストッパー吉継はもちろん、徹底的に小者として描かれる正家までもが憎めない。中でも靭負が一番印象的だったなぁ。ただの生意気くんかと思いきや、戦中の活躍も甲斐姫との遣り取りも素晴らしかった。
埼玉の行田近くの城。小田原城などの立派な城でないけど、広い田園風景の中での歴史を知ってほしい。これを機会に訪れて欲しい。
こんなに時間がかかるとは思いませんでした。読みながら なんでかな~なんでかな~って読んでました。 違和感のもとはキャラ設定と忍城の会話かな。。ジャンプの闘いモノみたい。今までの私は 漆黒の鎧で真紅の槍 黒い魔人ってだけで惚れてしまうんだが 読んでる間中 なんで惚れないんだろ~なぜだぁって。結局 おもしろくなかったんだね。
石田治部が水攻めに失敗した忍城攻防戦。立ち向かうは成田長親、通称でくのぼうの、のぼう様。関東武士の心映えの生きた痛快なストーリーが面白い。しかし、人の言うことなんて聞かない我の強いキャラが魅力。石田治部、大谷刑部の敵方はもちろん、正木丹羽、柴崎和泉、酒井靱負に甲斐姫様。漢は物分かりが悪いくらいで良いのだよ
既読。【秀吉の軍勢が唯一、落とせない城、武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった。】 前半の方が若干読みづらかったけど、事が動くのと同時に引き込まれ度もアップ。のぼう様はただの木偶の坊じゃないぞ。途中からはぐいぐい引き込まれて、スッキリ読み終えた。上に立つ人がこういうタイプもまぁ、アリだな。周りの気苦労がちょい多めだろうけど(笑)
天才的かつ完璧、寡黙な三成にすごいけど人間らしくなくて面白みがないというイメージを勝手に持っていたが、のぼう様とのやりとりで三成は人間だった!とまた勝手に若干の感動をおぼえた・・。
浅学のため、この主人公の存在は初めて知った。無能すぎて周囲が助けずにはいられない人物、たしかにいますね。有能で他人に批判的な人物よりも好感が持てるのは、同感です。
歴史には詳しくないけれど、これは抜群に面白い。合戦の様子はアクション映画さながらの迫力があるし、登場人物の心理描写もなかなか。丹波の、槍をくるっと回すとこが好きです。
歴史が苦手で歴史小説も読む気がしないで敬遠がちなのだが、表紙の絵がインパクト強くて気になっていた。思い切って手にとってみたが、やっぱり背景知らないから(←歴史の授業取っただろうが)読みにくい。でも長親はいいキャラクターでこういうのがあの時代に実際にいたのかと思うと面白かった。脚色もあるだろうが、話の筋としては爽やかな感じもして歴史苦手な私でも面白いところはちゃんと面白かった。少しは日本の歴史に触れられたかな。
男の将器と間の抜けた言葉。のぼう様と丹波のやりとりが特に気に入った。「惚れてんだよな、姫に」長親の考えや気持ちは丹波を悩ませるけれども、丹波が長親の良き理解者であることは間違いない。
読み始めは全くのらなかったものの、のぼう様が登場してからは一気に読み進めてしまった。戦国好きにはたまらないマイナーでロマンたっぷりの美しい話。
戦国時代の武将たちの敵味方関係についての知識が薄かったので、初めのほうは人物関係を把握するのに少し苦労した。後半、三成 対 忍がメインなってからは、ただ合戦を楽しめばよく、一気に読めて面白かった。戦国時代、力によってどこまでものし上がれる可能性があった時、一人ひとりがそれぞれの考えに従って前に向かっていく様子はすがすがしいと思った。歴史敵には誰が勝ったのかがもちろん重要だけど、多くの物語が残された通り、戦の中にはそれぞれの人間たちのドラマがあったんだろうなぁと改めて考えた。
面白くて、さくっと読めてしまった。それぞれのキャラがたってていいなぁ。ただ、ちょっと浅い感じがした。途中に入る説明みたいなのは現実に引き戻される感じがしたので、いらなかったかな。
おもしろかった。登場人物全部が濃いぞ!猛者共を締め上げてしまう姫が好きだー!せっかくのユニークな方々が、話の流れでさらりとしか触れられず終わっちゃったのは残念かな。
三成方にちょこちょこ見たことのある名前が出てくる程度で、忍城水攻めの顛末とかまったく知らなかった。ので、作中に現代視点の注釈が入ってるのは何だか蛇足な気が。戦略もの好きなので、2万を相手に2千5百で攻防戦というだけでテンション上がるし、良いキャラが揃ってておもしろかった。映画のキャストは確認してないけど、これは小説止まりが吉な気がする。
痛快です! 5万の兵で攻めてくる石田三成の軍勢相手に、年寄りや子供など農民を含め、僅か3千人で数日間持ちこたえた忍城攻防戦を描いた時代小説。のぼう様の掴みどころのない愛すべきキャラクタと周りを固める個性的な武将たちが生き生きと描かれており、映像が浮かぶようでした。のぼう様流とも言える人心掌握術が見事。 最後に、どちらかといえば、嫌いだった石田三成を少し見直したい気分になりました。
戦に勢いがついてからは、一気読みでした。成田家老の面々や甲斐姫、上方の諸将もさることながら、成田長親のキャラが本当によかった。ああ、だから皆ついていこうと思えるんだなあ、と実感できる人物像でした。板東武士の底意地を見せてもらいました。
一気読みでした。面白いので、もう少しボリュームが欲しかった。あと、戦記物は略図でいいので地図が欲しいところ。文庫にはついてるのかなぁ。
最初、とっつきにくく苦労しましたが、戦の場面からは一気に読めました。キャラクターが生き生きとして、個性的で楽しかったです。ユキエが好きだなぁ。
登場人物が皆魅力的!丹波とのぼうのやりとりには笑ってしまうし、一人一人が生き生きとしていて素敵でした。のぼうさまが決意してからはスラスラ読めた。掴みどころがなくて愛される人だな〜。結末が清々しくて楽しかった
のぼうの城の
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