万寿子さんの庭
万寿子さんの庭を追加
万寿子さんの庭の感想・レビュー(149)
本屋さんで表紙を見て読みたくなった本。面白かった。後半は重い部分が多々あるけれども、それ以上に楽しい。最後まで楽しかった。人は老いて死ぬまで、元気に生きていかないとダメなんだ。万寿子さんは、旦那さんが亡くなって一人だったけれども、最後は幸せだったんだろうと思える。面白かったけれども、心に残るし、本の内容を忘れてはいけない話だと思う。 京子さん、これから前を向いて、人の目もまっすぐに見て生きていけるだろう。
庭ってタイトルと西の魔女みたく老人と暮らす話なのかなと期待して読んだが、微妙だった。少なくとももう少し庭の描写は欲しかったような。
切ない部分もあったけど総じて面白かった。黒野伸一さんの本に出てくる登場人物たちは皆色んな意味でイキイキしているので読んでいて心地良かったです。万寿子さんと京子ちゃんの関係は素敵だな…。
憎たらしい万寿子さんと、対等する斜視を気にする京子ちゃん。途中までは年の離れた不思議な友人関係に羨ましくもほほえましくもなったけど、やはり来るのね、この時期が。切なくもあり、京子ちゃんが前向きに成長する姿が嬉しくもある。
「引越し先のアパートの隣に住んでいたのはとんでもない婆さんだった」的な紹介文を目にして、なんだかずっと読みたかった本。一気読みしてしまいました。たぶんあり得ないシチュエーションと思うけど、老婆と20歳の女の子の友情は羨ましかったし、節度を越えない恋愛事情も心地よかった。まっとうな女の子の、まっとうな物語で、主人公の前には前途が広がっていて。いろんな思いを胸にしまった万寿子さんの目線で語られたら、これはどういう物語になったのかな。
表紙カバーイラストに惹かれて読んだ作品。ずっとずっと少女のような万寿子さんがとっても可愛かった。人との出会いや繋がり、日々の些細な出来事の積み重ねについて改めて考えさせられた。
万寿子さんがとてもチャーミングで魅力的でした。最初は京子と同じく「なんなんだ、この人は」と思ったけど(笑)
人と対等に付き合うのって、案外難しいのかもしれません。京子と万寿子さんは本当に友達になれたんだなぁ…。
最後は悲しいけれど、読み終えた後はぐっと顔を上げて表紙のような青空を見たくなりました。
全体的に丁寧な小説で、まったりと楽しむことができました。読後は表紙の絵のような、天気のいい昼下がりのような気分を味わえました。前半で斜視に関する主人公の回想シーンがあったのですが、個人的には一番印象に残っています。主人公の心情がありありと浮かんできて、息を潜めて読んでしまいました。後半の展開も、万寿子さんに対し上から目線でも下から目線でもなく、主人公の目線で上手く描いており、いたずらに感動を誘うものではなかったので、好感が持てました。
歳の離れた2人の友情が素敵だっただけに後半は悲しい。同年代との関わりと高齢の方との関わりとで違う点は、別離が近い事。それを心のどこかに置いておかなきゃいけない事。表紙の花と青空が素敵。
認知症と向き合ったことがなかったので、難しい問題ですね。高齢者はこうあるべきだという形にとらわれない万寿子さんの行動がある意味、輝いています。あまり、行動的で社交的とはいえない京子さんですが、万寿子との接し方が素晴らしかった。
老いのひとつの形。せめて年齢を越えた魂が触れ合う友情を育めたことが幸せだった。楽しく読み始めたが、考えさせられ、心に残る話だった。
すごく読みやすかったけれど、後半になるにつれて読みやすさに反して内容が重くなっていき、ラストはとても切なくなりました。自分にもふりかかるであろう介護の現実を考えずにはいられない作品です。
さらっと読めました。読後感も悪くないですが、介護のあたりの部分がつらく、主題よりそっちで気が重くなってしまうかも。現実に介護をしている方々の大変さをおもうとつらい。土いじりがしたくなる。
新年一冊目の本にしては、心重くなる一冊だった。全くの他人である人間が見返りなしに、徐々に壊れていく人の世話をしたりできるものかと綺麗すぎる内容に思えてしまった。父の意向で在宅介護をしている祖母がいる。もぅ16年…母は疲れきっている。父も疲れきっているが、気持ちが許さないらしく、正月も預ける事を敢えて拒否し続けているそうだ。正月は人も多くなり、家の雰囲気も変わる事を感じるのか、興奮して今も大声で歌い続けている。現実はそんなに都合よく簡単に終らない…新年早々、ひねた感想だったかな。
『老い』とは残酷だな。万寿子さんが万寿子さんである時間が どんどん短くなって…やがて別れ。私だったら京子みたいに出来ないと思う。逃げ出してしまうと思う。頑張った京子が貰った万寿子さんからの手紙が泣けた。
寝る前に読みだしたらやめられなくて夜更かししてしまいました。自分の顔にコンプレックスを持っている主人公と孤独を持っている万寿子さん。二人のおとこの人にも好かれているけれど何となくすれ違う心です。年齢に関係なく一人の人として友達になった二人だからこその甘えや我儘がうらやましいかぎりです。きっと天国でもまだかなあと待っているでしょうね。新しい生き方も見つける事が出来て良かったです。ただ、私的にはパリに住めるのだったらなんて思って読んでました。下心が行けませんね。読んだ後に表紙がまぶしいです。
20歳の京子が引越してきたアパートのご近所さん78歳万寿子さんとのお話。テーマはすごく良くて、久しぶりに本を読んで涙したのだけど、私はもっと心理描写が深く描いてある本が好きなので、何だか勿体無いとも感じました。
心がじんわりと温まる。そして、花や土や雨のにおいと万寿子さんのしわしわだけど柔らかいだろう肌の質感がリアルに感じられ、とても大切でいとおしいものに思えた。
二人の関係は現実的には中々ないのかもしれないけど、そうだったら歳をとるのも良いなぁと思わせる。軽目な本なのでサラサラ読みたい時にオススメ。
憧憬と反発、親しみと不可解、罪悪感と罪ほろぼし。主人公が万寿子さんに抱いた感情が小さい波のように伝わってきて、読んでる間は少し苦しかった気がします。人と向き合って、感情をむき出しにすることで自分を掴むことができる。そういう風に信じさせてくれるお話でした。
後半、泣けた。母を思い、姑を思い、父を思い・・・。誰も好きで年老いていくわけじゃないものね。自分には受け止められるだろうか。京子ちゃんのその後の物語が読みたい。
祖母の晩年を思い出して、切なくなった。喧嘩もしたけど、やっぱり大好きだった。そんな祖母が壊れていくのが哀しかったことを思い出して辛くなった。
万寿子さんの手紙を読んで泣いた。黒野さんのお話は、笑いがあって楽しく面白い。でも、このお話については、初めから万寿子さんについての哀しい予感があって、楽しく読みつつもずっと淡く切なさも感じていました。キレイに終わったけど、なんか物足りない。第2弾はどうですか?京子の恋愛話を是非読んでみたい。せっかく色々と変化があったのに…「これから」がとても気になる変化。このまま終わっちゃうのは勿体ない。あと、表紙がとても綺麗で好き。
万寿子さんの庭の
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感想・レビュー:46件














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