ねじ式 (小学館文庫)
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ねじ式の感想・レビュー(223)
沢山の漫画家に影響を与えた作品ということで読んでみたがよくわからなかった。散文的な感じでストーリーを構築する気がないものまでチラホラあったが、甘美な雰囲気や絵柄なわけでもないのであまり価値を感じない。彼のフォロワーたちの方が余程面白くて読み甲斐のある漫画を描いてると思った。教養がなくて貧乏で性格のねじ曲がったキャラの暗い話なんて読みたくない。『ある無名作家』は面白かった。
表題作がまるでつげの代表作みたいになってるけど、若い頃の体験を元にしたらしき作品も土臭くていい。『ある無名作家』は、昔から夢を追ってばかりで自分を見ない人っているもんだなと変なところで感心したり。
みっしり描きこまれた画面が匂う昭和初期の空気が堪らんです。 そういや、ねじ式の映画も面白かった。 ついでに、赤い花と沼をごっちゃにして覚えてたw
筒井さんの『漂流』に表題作が書いてあったからずっと読もうと思ってた。とはいっても、つげ作品はこれが初めてではないのだけども。これってシュール・リアリズムっていうのかな。夢のなかのもやもやを漫画にした感じ。つげ作品ってどれも小説に出来ないなって思いながら読んだ。すごく面白かった。お気に入りは表題作のほかに『ヨシボーの犯罪』とか『ゲンセンカン主人』。
ベストという感じでもないし初期から後期まで収録されているし、よく分からないラインナップ。「長八の宿」は初めて読んだのだが味のある紀行モノで今の自分に一番しっくりきた。
日本ってほんの数十年前まで、ものすごく貧乏だったんだなあとしみじみ思いつつ。のどかな気持ちにさせられる話もあるんだけど、やはり読後に残るのは所謂「鬱な話」。至る所に闇が潜んでいて、やっと掴んだ光も温もりもすぐにかすめ取られてしまう救いのなさ。「ある無明作家」ラストで主人公の顔が影になって見えないのが本当に恐くて、彼が闇に取り込まれないことを祈った。
家人がこれを読んで「村上春樹みたい」と言ったので、何年かぶり、何度目かの再読。そうかなあ、って感じなんだけど、改めて読み返すと、これはマンガというよりは文学だ。書かれた年代を考えると、やっぱりマンガが芸術の壁を破った記念碑的作品だと言っていいと思う。
正直シュール過ぎてよくわからなかった。でも作中に流れる重たい、土臭い空気は好きだと思う。また読み返すと印象も変わるのかな。「ヨシボーの犯罪」が一番好きです。
少年、すごく好き。まさに底辺といった人々の生活を描いている話でも、なんでこんなに面白いと思わせられるのだろう。あまりにも有名すぎるねじ式は必読か。
感想を言葉にするのが難しい。有無を言わせぬオチが最後の一コマが私は好きだ。お気に入りは山椒魚。しかし全編読むたびに印象が変わりそうなので、これからも読みます。
『貧困旅行記』を読もうと思ってその前に表題作をよんでみようと思い読了。旅行先で見聞きしたことをモデルにした作品はまぁわかるとしてメメクラゲとかもうなんだかわからない。話のねらいどこというかおとしどこもよくわからない。なんというか、コメントが難しい。
「ねじ式」や「ゲンセンカン主人」のようなシュールな作品もよいが、「大場電気鍍金工業所」、「少年」、「ある無名作家」などの、鬱屈した私小説的作品や、あるいはそれを寓話仕立てにした「山椒魚」あたりに、より心魅かれた。文学的な漫画というわけでは決してなく、文学では出来ないことをやってのけた漫画。
こどものときは、押し入れの中とか半開きの戸とかおばあちゃんちの古い人形とか暗い自転車置き場とかなんかそういうのにびくびくしてたな、って思い出した。
「ねじ式」を初めて読んだときに衝撃を受けない人など居るのだろうか?とはいえ、いちばん好きなのは「長八の宿」です。エッチとはどういう意味なんだろう?
底知れぬ迫力がある・・・うーん。その正体は何なんだろうか?作者の人生からにじみ出るものなのだろうか?そういう部分は確かにあるはずだ。温室育ちの自分からしたら住む世界が違う。生きるために自らを殺して生きているキャラクターたち。2年間も家賃を滞納して、便所に閉じ込められたなんて、今の日本じゃ(少なくとも私の周りでは)あり得ない話だ。たまらない。でもそういう話だからこそ何か、言いようのない迫力が作品に備わっているのだろう。こういう作品は、今の日本では生まれえないものではないだろうか?裕福になりすぎたこの国では。
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感想・レビュー:49件














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