TESORO―オノ・ナツメ初期短編集1998・2008 (IKKI COMICS)
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TESORO―オノ・ナツメ初期短編集1998・2008の感想・レビュー(377)
初期短編集。いろんな人が次々に出てきて、仲良くやっているお話たち。老眼鏡に対する愛情は、同人誌に掲載していた頃からだったみたい。イタリアがどこかに入っている話が多い。日本人が逆に新鮮に感じられる。最後の方にはイラスト集も。クマの絵がかわいい。
「もやし夫婦」と「お弁当にまつわる3つの短編」が特に好きですね。一つ一つの話を読む度にオノ・ナツメ先生の話の『好き』が増えていきます。初期から一番新しいのまで変わらずに心温かくなる話を描けるのは作者の力量を思い知らされます。オノ・ナツメ先生の作品に出会えたことは大きな財産になりました。
寒空の下、夫婦仲を見せつけるためにパフェをほおばる、もやし夫婦。「二人一緒で心あたたか」の絵手紙がほほえましい。お父さんの手作り弁当、こんなに優しいお父さんがいればこの子の将来は大丈夫、がんばって・・・。息子が老眼鏡をかける歳になったと気づき、想い出が通り過ぎていく・・・切ないけど、本当に優しくて愛おしい人達ばかり。
一話読むごとに「あ、これ一番好きだわ」と思う話が続く一冊。なんだろな、客は選ぶんだろうけど、コレが好きって言う人は必ずいて、必ずいるからこんな話をこれからも描いて欲しいって思う一冊。少なくとも僕はこのテイストの漫画を、この著者が描いた漫画を、読みたいと思った
ほっこりしたくなったので再読。お弁当話とPADREが好きだなぁ。この人の絵は描き込むよりもざっくりした線が魅力だと思う。絵本チックな絵で見せる大人のストーリー。暖かかったり切なかったり、見守る目はとても優しい。
「もやし夫婦」が好きだなー。一緒に散歩してパフェを食べる夫婦可愛い!言い方は強気だけど、妻を気遣ってる夫の言動も素敵。他の作品も、読んだあとの余韻が良い。切なかったり、ほっと心が温かくなったり…短編だけど、主人公たちの日常のほんの一部の話なんだろうな…と物語の背景を感じられるのは流石、オノ・ナツメさん!だと思った。
『オノ・ナツメ』は若いころから『オノ・ナツメ』だったんだなぁ・・・とひとしきり感心。自分の絵が確立されていて描きたいものがハッキリしていて・・・ただひと言『末恐ろしい』と云わせてください。
絵が独特。こういう絵で「そこそこ売れてる」となると、他に美点があるのだろうと読み始めてると、まずそのコマ割り、吹き出し配置の妙に感動させられる。上手く流すように読ませる工夫が出来ている。もちろん止めたい部分では止めるというメリハリも利かせている。 マンガの基本だけど、結構この辺をおろそかにするひとも居るので、忠実にやれているというのが素晴らしい。
絵自体が独特で大変可愛い。それが相まって不思議な世界観を作るなぁとしみじみ読みました。食べ物や食事の描写がとても多く非常に親近感と憧れを抱かせてくれます。
間の取り方、デフォルメされたシンプルなキャラクターに表情を描き出す力…眼福です。可愛らしい絵で作り出された世界は、ほのぼのした癒しだけではなく、切なさも一緒に感じさせてくれます。『Tesoro(宝物、大切な物・人)』の題名通り、何かを大切に思うときの優しさが伝わってくる一冊でした。
絵からもふとしたふきだしからも明るい言葉だったり、染み入る言葉だったり…ほんわかした中にも何かを考えさせてくれるようなそんなすばらしい短篇集でした。
何気ない日常の話なのに、なんだかほっこりして優しい気持ちにしてくれる。表情も豊かで読み返すたびにいろんな解釈がとれそうだなぁ。全ていいけれど、特にお弁当にまつわる短編の子供編にはジーンときちゃった…。親子の愛があったかい。あとオノさんの漫画にでてくる食べ物はいつもおいしそうで、読むと絶対何か食べたくなるね
コマ割りのウマさ。表情の捉え方。描かずに表現されている情報の多さにドキドキします。憐憫を下品にならずに描くのは大変なことなので、読み返す度にすごいなあと思います。あと、登場人物がなにか食べてるシーンがとても上手です。
中身はなんでもない日常の話だけれど、読めば読むほどじんわり味が出る話ばかりで、読後はほっこりした気持ちになります。眼鏡紳士はもちろんですが、秋さんやもやし夫婦の旦那様のような、ちょっと素直になれない男性を描かれるのも凄く上手な方だと思います。
私もお弁当の2話目が大好きです。「senza titolo #1」は先に逝く息子が老眼鏡をかけているのを見て父親がポツリと言った台詞…息子との想い出が一瞬にして父親の頭の中に浮かんでは消えて行ったんだろうなぁと思わる一コマです。ここにも老眼鏡に対する愛が見えるところがまたオノ・ナツメさんらしいです。
大好きな1冊です。こんなに暖かくなれる短編集なんてあるかな?なんてベタ褒めするくらい好き。お弁当の2話目は最高で、切ないけど本当に暖かくなれる。もやし夫婦も好きだし。やっぱりオノ・ナツメさんは何回も読んでこそ、もっともっと引き込まれちゃうものを書くんだなぁ。なんて実感しました。ぜひぜひ。もう5,6回読んでます(笑)
どれもこれもさらっとしてるのに深く、何度も読み返して唸ってしまうような味わいがある話ばかり。巻末のカットのおしゃれなところがもうたまりません。すごいなー、この人の線。あととにかく食べ物がおいしそう…!
TESORO―オノ・ナツメ初期短編集1998・2008の
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感想・レビュー:70件





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