失われた町

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失われた町の感想・レビュー(655)

人が何かを失うということ、誰かを失うということ。抗えない何かによって失われた後も、日常は続き生きていかなければならない。そして、不可能を可能にするために、生き続ける人達がいて、人は生き続けることができたのでしょう。  エンタメと純文学の間・・・なるほど。心に残りました。

初の三崎亜記でしたが…読んで数ページで早くも「こんなすごい作家さんがいたのか!」という驚きと高揚感でほぼ一気読みでした。「町」が意識を持っていて住む人々を消滅させてしまう、なんて設定どうやって思いつくのか。それを阻止しようとする人々の苦しみや、残された人々の悲しみ、それでも希望を持って前に進もうと踏ん張る人間の強さを本当に面白く描いていてとても惹きこまれた。ラストまで読めば、冒頭のプロローグが必ず読み返したくなり、最初に読んだプロローグの印象ががらりと変わって一層面白いものになること間違いなし!
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/29

理不尽に突然消滅する町とその住人、大事な人を失った人々、町からの見えない汚染と戦う管理局、消滅した町と関わりのある人への偏見・差別。設定としては、もろフィクションだしファンタジックな雰囲気だが、前半部分を読んでいる段階ではどこか福島原発の放射能によって、誰もいなくなった町の風景が浮かんできてしまった。見えない放射能の恐怖に避難指示によって町から追われる人々、荒れていく町。それでも後半に行くにしたがって、それでも強く生きていくたくさんの登場人物に「ほっ」としたのでありました。

突然、町が消滅する。それをとどめるためそれぞれの理由で管理局に勤める人々
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/25

数年振りに再読。コロヨシと世界観が一緒のようだ(時間軸は違うかもしれないが)。他の作品は読んだことがないけれど、もしかして全作品共通の世界観で描かれてたりするのかな?
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(1) - 01/21
風の真/復興祈念
コロヨシ2巻がでる模様
ナイス!ナイス! - 01/21 18:31


まず、本のカバーを外すと一瞬にして、町が失う仕組みになっているのが面白いです。プロローグとエピローグが逆になっているのにも関わらず、エピローグであまりネタバレしてないのが面白いです。内容は今現在この国にある様々な問題をうつしてるような気がするような事。ボランティアについて考え直すきっかけになる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/30

とにかく先へ先へと読ませてくれる一冊だった。読み進めていくうちに話の全貌が分かってきて、ラストを読んでからもう一度最初の部分を読み直しちゃった。リアリティがすごくあるけど、やはりファンタジーなんだろうな。切ないというか、ちょっと虚しい話だった。え、続編?あるの??(もう気になりすぎてる)
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/22

まったくあわなかった・・・。SFが苦手な自分のせいです。多分悪くない本なのだと思います。機会があればもう一度読みなおしたい作品で、ある。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/09

30年ごとに町が理不尽に理由もわからず失われる。遅ればせながら、これは今の時期、読むのがつらい人がいるだろうな。現実になってしまったSF。喪失感も明日への戦いも、そしていわれのない差別までもそのままに。しかし、三崎亜記の小説に共通の、とてもリアルな感覚というのは、テーマが本来「この世」のものに根ざしているから、というだけでは説明できないような気がする。まるで実際見てきたような。いや、ラヴクラフトには劣るけどさ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/04

不思議な物語である。SFの要素、感動の要素。そして恐怖の要素。町は人から何もかも奪ってしまうのに、喪失感だけは残す。それは残された者にとっては、町からの残酷でサディスティックな悪意ある行為。スティーブン・キングに書かせたら完全にホラーになってしまうであろう。町の恐怖もさることながら、得体の知れない事象への恐れからくる人々の差別が恐ろしい。恐怖を恐怖で終わらせる事なく、戦いと再生を描けているのは、素晴らしいと思う。時系列が解りにくいけど、読み終わったら一番最初に戻って読むと、話が繋がってスッキリしますよ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/24

町が30年おきに消滅するという、独特な前提となる世界観。その前提の中で織り成す人間模様。プロローグを最初読んだときはさっぱりわからなかったけど、最後にプロローグをもう一度読むと希望をもって読み終えることができた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/08

三崎亜記はアンソロジーで読んだだけで単行本は初めてかな?なんだろう…この喪失感は。虚構世界の話なのに何だかやけにリアル。抗えない大きな力に支配されていて、そこからは抜け出せない…。町が失われる謎は解けないけど、話が進むにつれて登場人物が繋がっていくのが良かった。装丁も凝っていて好き。ただ図書館本だからカバーが外せない…。2011/503
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/07

読み始めた時、どうして、どうしてと、あまりの理不尽さに怒りさえ感じた。でも、町の消失によって、傷ついた人達が手に手をとって集まり、その輪は次第に大きくなって、町の消滅に立ち向かう。次の消滅が食い止められなくても、いつかは絶対食い止める。そんな強い意志を感じさせられた。読み終わったあと、私も前向きになれた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/29

私好きだなあこの話。この人のたまに出てくる過剰にセンチメンタルな所が割と苦手なのだけれど、これはそこを余りある静かな感動が上まった感じ。映像化したのを見てみたい(アニメではなく)。図書館で借りたのでカバーが取り外せなかったのが残念。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/19

【図書館】今まで読んだ三崎作品で一番良かったし、胸にくる作品だった。大地震・原発事故という未曾有の国難に見舞われている今の日本、被災地の人々、自衛隊、原発事故作業員の「明日へと望みを繋ぐ」姿と重なる。3・11がなければ、あるいはそれ以前に読んでいれば、ただのファンタジーと思えたのだろうけど。町の消滅で大切な人を失った者、町の消滅と戦う者…それぞれの想い、人生がやがて一つの大きな物語に紡がれていく様を読むのは心地良かった。いつもの三崎さんの不条理不思議系テイストに、新たなエッセンスが加わっている。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(2) - 07/18
みかん
最初の「プロローグ、そしてエピローグ」部分は、よく分からない世界観・用語に圧倒されたが、最後の「エピローグ、そしてプロローグ」まで読んでから再度読み直したら、なるほどなあと思った。作りが巧いなあ。
ナイス!ナイス! - 07/18 23:37

みかん
切ないんだけど、優しく気高い物語。そして、励まされる物語。登場人物では特に、白瀬桂子さんが好き。
ナイス!ナイス! - 07/18 23:40


不思議な世界と時間が前後に交錯して、難しく感じる部分がありましたが、現実にあるようなこととして世界に入り込めました。現実世界の話よりリアルに感じます…
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/18

続く

町の人々が消えるというどう考えてもありえないことにすんなり入って行ける話だった。三崎さんの作品にはこの手のものが多い気がする。一般の人が知らない特殊な能力を持った人や特別な役職の人たちが多く登場し、その存在に憧れるとともに、現実に一般庶民でしかない私はちょっと嫉妬してしまう。そういう微妙なところに三崎さんの物語の面白みがあるのかも。読み終えた後に、私たち人間には想像も出来ないような自然現象はたくさんあって、それらを恐れつつも受け入れて共存していかなければならないな、というような気持ちにさせられる。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 06/10

ファンタジックな要素があるにもかかわらず、事実よりリアルな小説。どうしても設定を福島と重ねて見てしまう。被災されたかたがたが心の平穏を取り戻せる日が一日でも早く来ますように。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/31

大森望氏の不思議の扉から三崎亜記さんを知って。切なくて強く優しいお話です。個人的に短編形式で伏線ガンガンなのが好きなので好み。町に取り込まれた人達は今はどこにいるのかというと、きっと由佳や和宏や残された人達の内なる町で今日も笑ってるんだろうなあ、と思いました。続編もあるとの事。読んでみたいな。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/29

「特別汚染対象者」(…風評被害)「電力調整日」(…計画停電)「失われた人々を悲しむのは禁止」(…がんばろう、信じてるを執拗に繰り返すメディア)とか、今回の震災を想起させる状況設定が多すぎます。でも、これもそうだと信じます。潤の残した言葉。「これはエピローグであり、プロローグだ」ってやつ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/06

「月ヶ瀬の町はなせ失われなければならなかったんでしょうか」「理由もなく失われる命というのも、この理不尽な世界にはそんざいするんだよ」茜の言葉には随分とえぐられました。読み進めるのがつらかったけど、最後まで読みました。読み進めるごとに人物同士のつながりが次々に明らかになり、そこにかえって引き込まれておりました。そうか、結局人と人とのつながりなんだ、なんてきれいめの落ちが心の中でついた次第。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/04

実は読んでいる途中です。読み終わっていません。でも、思わず書き込みしてしまいました。つらい。つらすぎる。読むのに、すごいエネルギーを使う。考えさせられて、止まらない。同じところを何度も行ったり来たりしている。ここには、福島や、宮城や、岩手で起こっていることと同じようなことが起こっている。被災者には、これは読めない。つらすぎる。そうでない方々、読んでください。読み直してください。そして、想像してください。これはフィクションであるにもかかわらず、ドキュメンタリーや報道にはない、現実が、書いてあります。感じて。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(3) - 04/29
ラグエル@灯れ松明の火@同時並行読書推進委員長
コメントありがとうございます。そうですよね。意識してしまっているからでしょう。今、自分のアンテナが明らかに変になっています。喚くような書き込みをしたことを、少し恥ずかしく思います。
ナイス!ナイス! - 04/29 01:32

dateiro
コメントありがとうございます。初めてコメントいただいたので嬉しかったです。私は図書館本かつ少し前に読んだのですが、相関図も震災のことも含めてもう一度読んでみようと思います。 小説は人の心をうつすといいますが、今読むときっと違うものが見える気がしますから。
ナイス!ナイス! - 05/21 21:50


設定が分からず「ん?」と思いつつ読み進めると、それまで意味の分からなかった言葉の説明を交えるかのようにエピソードが交差していくのが凄い。町が、人が失われるということ。設定自体はファンタジーなのだけれど、不条理さはまさに「今」を描いている。胸に刺さる言葉の数々。私も精一杯日々を生きなくてはと、改めて思った。今読めてよかった本。装丁もとてもいい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/22

喪失の痛みと再生がテーマのSF。世界観は面白いけど、複雑な設定が背景にみっしり蠢いているわりに物語上で明示されるのはごく一部なのでモヤモヤ…。設定を一から十まで説明するのは野暮だと思うけど、これはいくらなんでも謎めき過ぎのような…。と不満も残るが、作品全体の透明感や時系列の最後をプロローグにもってくる構成は素直に良いなぁと感じた。作品全体の静かに張りつめた雰囲気が傑作映画『ガタカ』の雰囲気にも似ていて美しい。考えてみると雰囲気だけじゃなく内容的にも重なる部分が多いかも。

続編を読む前に、と再読。大規模災害の爪痕も生々しい今、読みながら色々な思いがよぎって、辛いものがあった。物語としては面白いのだけれど。設定が凝っていて用語も独特だったりして、理解が付いていけないところもあるが、それとて作り上げられた異世界を感じさせ、引き込まれる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/28

すごいファンタジー!すごい発想!でも、なんかごちゃごちゃ難しくて私には理解しづらかった…(≡Д≡;)。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 03/22

三崎さんの本は発想がステキだ
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 03/12

ノスタルジックな雰囲気、静かな文体で語られる「失われた町」をめぐる物語。町が意思を持っているという設定以外はあまりファンタジー要素がない。そのため、一番普通の人を扱っていると思える第一章が、かえって「少しだけ普通じゃない世界」という作者の作風に最も合っていてよかった。6章、7章は由佳の人物設定に共感できず、イマイチ。4章はSF的設定も含めて一番よくまとまっていた。統監と園田さんは謎の人のまま。エピローグのせいで、余計「え、これで終わり?」と中途半端に放り出された感じだった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/12

4.0点 独特の世界観のファンタジー なんともノスタルジック
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/22

帯のコピーが気になって手に取った本。 描かれている日常風景は、まったく今と同じなのに、世界観ば全くのファンタジー。世界観を構成するものや、ファンタジー的あり得なさ、が複雑なので、読み進めるのに少し骨が折れた。 でも、先が気になって仕方なく読んでしまう。特に後半に惹きつけられた感じがしました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/18

見えない恐怖に抗えない悔しさ。焦燥感・喪失感から気を逸らす事ができない苦しい現状。どぅ思われようと、僅かな希望をも手放したりはしない。「義務でも責任でもなく何の為になんて愚問、自分がそれをやりたいかどうかが大事なんじゃん」
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 02/17
No9071@灯れ松明の火(-人-) 
不慮の事故、突然の暴力、イジメ・・・大切な人が消えてしまう、自分が消えてしまう。そんな今の世界、抗うことのできない不条理は同じに感じる。
ナイス!ナイス! - 02/18 09:27


町から住民が消える世界で、それによって何かを失った人たちの話。僕の好きな類のファンタジーです。SFかと聞かれれば、返答に困る。細かい世界観はしっかり読んで補完しないとワケが分からなくなるかもしれない。愛とか人の絆だとかについて熱く語られています。個人的にはエピソード4がかなりグッと来る。エピソード7は物語的に必要であるのは分かるのだけれど、どうも取って付けたような感じがして微妙。あと、園田さんの正体が未だに分からない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/08

この世界では“町”が意思を持ち、30年に1度町から住民が消失する。消失によって親しい人を失った人々の、悲しみと闘いの物語です。独特の設定のオンパレードで、飲み込むのが大変な部分もありましたが、章が進むごとに物語に引き込まれていきました。消失をきっかけに様々な道を選んだ人々が、傷つき、慰めあい、そして共に消失に立ち向かっていく姿には、胸を打たれますね。多くの人々の涙と思いを込めて、人から人へ託されていく希望。結果は分からないけれど、きっとこの希望は次に繋がっていく。そう信じたくなるラストです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/31

意思を持ち、そこにいる人々を消滅させる『町』となんらかの形で消滅と関わり、それを防ごうとする人達の物語。細部が全体を形作るタイプの小説。面白かった!特に白瀬さんのエピソードが1番好きです。感情的に揺れる主観部分と冷徹に見られがちな客観部分の対比がいいです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/30

町が住人とともに消滅する。う~ん、理解できん。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/24

これはSFというジャンルなのかな?どうも現実世界を基盤にした別世界の話ってのが苦手なようで、私には合いませんでした。説明からイメージが浮かびづらく、流すようにして読んでしまいました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/13

EM
何か伝えたいことがあるのは判るんだけど、私にはピンと来ませんでした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/06

となり町戦争より好きな話
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/04

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失われた町の 評価:70 感想・レビュー:229
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