初恋温泉
初恋温泉を追加
初恋温泉の感想・レビュー(305)
いずれも吉田修一ならではの奥行きのある物語/「初恋温泉」日常の裏側という表現を配した導入部が見事/「白雪温泉」 脇役夫婦とは言い得て妙。冷たさ、寂しさ、静寂といった演出により、ほっこり感が一層引き立つ物語。単発だった頃(古い!)の東芝日曜劇場で見てみたい/「ためらいの湯」男女両極の罪悪感という磁場が保つ危ういバランス。男女を結びつける力学の一つではある。最後の場面、袋小路の隘路の暗示が見事/「風来温泉」男と女の幸せの形の違い。同床異夢/「純情温泉」真希のセリフに女の意思を感じる。健二の無邪気さが際立つ。
短編集。各短編で異なった温泉が舞台となっている。共通するのは男女のカップルの存在があること。悩みも関係もそれぞれある。各話を読み終えると後味がちょっと悪かったり、物足りない気持ちが残ることもあるが、それ込みでこの作品なのかもしれない。温泉までは私(作者さん)が描くのでその後の話は読者の方々が物語を紡いで下さい、といった感じでいろいろと想像させる作品。
幸せなふたりだったり、別れ話の途中だったり様々だけど、一緒に温泉に行くなんてやっぱりただならぬ仲だよなぁと思ったり。純情温泉のふたりが初々しくてかわいいです
温泉を舞台にした5つの短編集。「幸せなときだけをいくらつないでも、幸せとは限らないのよ」表題作の妻のセリフが印象的。妻に認めてもらいたくて、がむしゃらに働き誰もが羨む生活を手に入れたはずなのに…格好悪い部分も見せてほしかったという妻。率直に想いを伝えあえていればどこかで修復できたのではないか…しかし時間は巻き戻せない。最後の『純情温泉』のカップルがかわいかった。いつまでもこんな気持ちでいられたら素敵。
温泉と恋愛を絡めて進んでいく恋愛短編集。恋愛のドキドキ・モヤモヤした気分が、温泉のしっとりした雰囲気と合っていた。恋愛もいいけど、温泉にも行きたいなぁ。特に「純情温泉」が一番好きなお話です。他は夫婦の気持ちのもつれとか、終わり方が微妙な感じがしたけど、すべてをひっくるめて考えると、この高校生カップルが一番素敵だなと思う。黒川温泉は本当にいい所なので、舞台になったのも嬉しい!温泉街も素敵だし、湯巡りも楽しいし。また黒川温泉行きたいな〜。
それぞれのカップルがそれぞれの悩みや日常の問題を抱えている。正面から向き合うか、避けて通るかは人それぞれだ。人里離れた温泉がふと気づかせてくれるのかもしれないし、ちょっと切なくもあった。 最後に温泉に行ったのっていつだったろうか。少なくとも10年は温泉に行ったことがないような気がする。ぷらーっと行ってみようかなと思わせる小説だった。
温泉を訪れた男女の5編のお話。5編の男女に何か繋がりがあるのかな?と思いましたが、そういうお話ではありませんでした。
吉田さん初めて読みました。サラリとして読みやすかったです。
読み終わったら温泉に行きたくなりました。
初の吉田修一作品。「初恋が実ると噂の温泉」読む前から勝手にそう思い込んでいましたが、実際はまるで違いました。温泉宿に宿泊しに来た男女の短編集です。5編ありますが、最後の『純情温泉』だけは良かったです。高校生カップルのホンワカした雰囲気が微笑ましかったです。他の4編は疲れている大人達の話なので感情移入が出来ませんでした。文章は読みやすかった。
温泉に訪れるいろんな男女の物語。ありがちな話もあるけど、丁寧に描かれているのが良い。表題作は男女の気持ちのすれ違いが切ない。純情温泉は微笑ましくて良かった。このままイイ男になってほしいなぁ。
最後の光が見えない話が多かったので、純情温泉はほんわかしました。真希のセリフ、すごくわかる。女の子が一途に想える時期には、男の子は色恋に興味もないんですよね。
読みやすいし、全体の流れもいいとは思うのですが、各話の締め方が好みではないかな。先を想像してしまい、悶々とする。
温泉って良いですね。ホッこり温まり、美味しいお料理を食べ、美しい自然に触れ、そして好きな女と情を交わす。 人生が巻き戻せるなら、もっともっと温泉に行きたいな。 純情温泉のような温泉行きがあったら、俺の人生もまた別のものになったかも、なんてね。
タイトルに惹かれて借りちゃいました。初恋温泉・・・なんかちょっと照れちゃうタイトルだと思いません?温泉って日常とは違う場所。心も体も癒す場所?壊れかけた関係を修復する薬湯のような場所?いろんなことを考える場所でもあるみたい。吉田さんの人間ウォッチングぶりの筆運びがいいなぁ。「純情温泉」がゆるゆる~っとしていていいなぁ。こいつしかいない・・・って心に決めている純情ぶりがサイコー!!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 04/30
「でも、24時間も一緒にいたら、楽しいばかりじゃないよ。喧嘩だってするんだよ」「…だったら、1人の女と、12時間イチャついて、12時間喧嘩するよ」…きゅん(笑)温泉宿に訪れる様々な男女。襖の向こうの男女の話も見たかったな。それにしても最後の台詞にきゅんとしすぎて、他の内容吹っ飛ぶかと思った。吉田さんGood job!
温泉宿での男女のお話。まさに十人十色、いろいろな事情や思いがあるものですね。純情温泉は自身の高校時代を思い出しひとり赤面。一番印象深かったのは保険の営業マン。何か苦しかった。
再読。「純情温泉」のイメージが強くて、温泉を舞台にした甘酸っぱい短編集という記憶だったのに、再読したら違ってた。「初恋温泉」の奥さんの気持ちは理解できるような気がする。でも、やっぱり「純情温泉」がかわいくてイイなぁ。
いろいろな温泉旅行の話の短編集。「初恋温泉」「白雪温泉」が面白かったです。とても読みやすく吉田作家の作品は面白いですね。不倫をテーマにしたものや、ベタな話もあったが、そのほかは新鮮で気持ちよく読むことが出来ました。
様々な男女の温泉をテーマにした恋の話。すんなり文章が頭に入ってきたという印象だった。すぐに読めてしまった。不倫や後味の悪いもの、ほのぼのしたもの。一口に温泉での恋物語といってもたくさんあるんだなと感じた。いろんな立場の人間の温泉での生活を覗いたみたいなイメージでどれも面白く読めたと思う。私は白雪温泉が一番よかったな、と。
どの話も良いんだけど、最後の高校生カップルがやっぱり良い!男の子が彼女にすぐ抱きつくのを想像したらかわいくて笑ってしまった。最後に名言も出てくるし。ピュアで新鮮な感じを見るのは明るい気持ちになる。温泉に浸かりたくなりました。
浮気とか離婚とかの夫婦の話は中途半端な終わり方で好きじゃないなぁ。でも純情温泉で最後はさわやかに終わったのがよかった。白雪温泉のカップルが好きです。温泉好きだから設定はおもしろかった!
「初恋温泉、白雪温泉、ためらいの湯、風来温泉、純情温泉」温泉をテーマにした短編集全5話。 ある日突然妻から離婚を切り出された「初恋温泉」は、離婚を切り出した奥さんの気持ちが何となく分かる気がします。恋人同士ならこの状態でもいいのかもしれませんが、夫婦となればこれは辛いかも。旦那さんには何の為の夫婦か、ということをもう一度よく考えて欲しい。奥さんの最後の一言が痛烈でした。高校生カップルが温泉に行く「純情温泉」は、なんでわざわざ温泉まで来るのよ、という彼女の言葉にちょっとドキっとしました。★★★
初恋温泉の
%
感想・レビュー:83件









































