蛇にピアス
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蛇にピアスの感想・レビュー(1485)
これって芥川賞ですかね?個人的には直木賞じゃないかなって思うんですが?
川上未映子の後に読んだので余計にわかりやすいわぁ、と思いながら読んだ。淡々とした文章の中に突然浮かび上がってる性器の直接的な表現。普段見慣れている表記なのにちょっとえぐいなと思った。映画の方が先だったんですが、バックスタイルでセックスしている所しか思い出せない(シバとアマが)
初めのアマとの蛇舌の作り方の会話で一回読むのをやめ、舌にピアスを刺すとこでもう一度止め、あまりイメージしないようにパパっと読み切った。落ち着いてから再読して、やっと理解できた。ルイがアマとシバさんに求めているものは別のもので、シバさんはどんなに変わっても、アマの代わりにはなれないんだろうな
最初っから舌を割るだの粘膜ピアスだのとかっ飛ばしすぎな描写に「付いていけるのかなあ」と心配になった。登場人物は誰も彼もダースモールみたいなヤバイ風貌みたいだし、こりゃヤベェとしか思えなかった。しかし、読み進めていく内に、そういったアブノーマルな行為は表面的には大した意味を持たないのではないか、登場人物は皆フツーの純朴な人々なのではないか、そう思えてきた。ところで、ルイはアマと同じ末路を辿る気がしてならない。
ルイ…もっと若いのかと思ったので吃驚。あとシバってルイに恋してるようで違うような気がしました…。依存て怖いけど抜け出せないよね。あぁ、、ピアスをあけた時を思い出してしまった(笑)
自分の体に痛みを与えることでしか生を実感できないルイ。身体改造をするのは、そこに感覚を生み出して自分の存在を確固たるものにするためだと思う。ピアスの太さが数字で表されていて、私にとってはなんだか抽象的なものに思えて新鮮。想像するだけでも鳥肌が立ってしまうような痛々しいシーンが沢山あるけれど、そんな中でルイやアマの気持ちが繊細に描写されている。五感を刺激される小説だった。
私から私が見ることのできるモノへの所有。なんでも飲み込みたいと欲する蛇。飲み込むためなら飲み込むことのできる身体を用意する。シンボリックな身体性。ゲイかどうか、誰に殺されたかはこの際どうでもいいような気がします。この作品のテーマを突き詰めると結局根本的な解決はないと思うけど、主人公も当時の作者も結構若いし、若いっていいなー、ということかしら。
すばる文学賞、芥川賞を受賞した金原ひとみさんの『蛇にピアス』。身体改造にはまっていく若者を描いた小説。最初は携帯小説かと思うような文体なのだが最後まで読むとこの作品の恐ろしさが分かる。自分の解釈ではシバさんがアマを殺したんじゃないかな。と勝手に思っています。
面白く読めた。が、どうも最近読書の神様と間合いが取れない。主人公の女の名前がごく親しい女友達と同じだった。いやんなるよね。前にも似たようなことが起こったけれど、その時はその人と登場人物がわりあいマッチしていたからよかった。しかーし今回は駄目だ。卑猥で下劣な男たちが主人公の名を呼ぶたび、頭の中ではその友達の顔をした人間が返事をする。……一応ストーリイに集中することはできたが、変な意味で記憶に残る作品になってしまった。まあ作品としては素晴しいですが。これを批判する人の言いたいことは判るが、頭が古いよ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/05
ピアス痛そう。痛いのこわい。
なんとなく図書室で手に取って読んだのですが、独特な世界観に引き込まれ一気に読んでしまいました。ところどころ、心が痛かったです。
『若さ』があるよね。迷いがないっていうか。 図書館で借りて一気に読んだ。こういう世界感、好きだなあ。 でも、痛い。そこがまた堪らなく惹き付けられる。 ルイ、アマ、シバの関係がとてつもなく微妙です!!
痛いのは舌に突き刺すピアスではなくて、主人公の彼女の心情。若いときってこういう痛さを感じることがあるよなと、妙に納得して読んだ本。
普通にアングラ。こんなんでも芥川賞取れるんねえ。文章の表現的には好き、っていうか読みやすい。けどそこまで携帯小説感はないと私は思う。痛いの好きな私はこの話も割と好き。
重い話だけど20歳位の女性が書くとすんなりと一気に読める。最新のは判らないけど、自分は金原さんの大抵の作品が一気に読めるんだな。
ピアスやタトゥーの記述が実際とは少し異なっているが、重くなり読む人を選びがちになるテーマを大衆向けに軽くあっさりと書けるのは、例えケータイ小説と呼ばれようが悪くはない、と思う。個人的には重くこってりとした表現が好みなので好きになれなかった。
今更ながら読んだ。「アッシュベイビー」がダメだったのでおそるおそる。でもこっちは大丈夫だった。文章のリズムと表現がいい。最初の頃にでてくる言葉がちょっとひっかかるけど後半はそれがすっかり影を潜めるし。「マザーズ」が読みたい。
芥川賞受賞作。アルコール、セックス、刺青、暴力と若者のアンダーグラウンドな要素が満載。読んでて気持ちのいい感じではないけど、不思議と一気読みさせる力はあるのかと。若者の世界観は分かりにくい。
多分話題になったときに読んでたら全く想像できなかっただろうけど、大人になった今なら受け入れられる。こういうめんどくさい話嫌いじゃないなー
あえて苦手なジャンルを読んでみようと思って手に取った。痛々しい話だった。やはり苦手、というのが最終的な感想。主人公に共感しずらかった。
初めて金原ひとみの作品を読みました。読みやすかったので1時間くらいで読了。内容はちょっと露骨と言うか過激。嫌いな世界観ではないです。十代特有の生死感が描かれていて面白く読めました。結局一体誰にアマが殺されたのか解らずじまいなのがモヤモヤ。
すぐ読めてしまった。読みながら、痛々しい。まっすぐだと思った。村上龍の解説読んで納得した。ルイの気持ちはわからなかったが、ルイ本人にもわからなかった、というより表現できなかったんだと思う。「携帯小説」という感想もあるが、普通の人が軽く書いてこのような表現力を発揮できるだろうか。題材が、携帯小説にありそうなだけ。
中学の時、パラパラと読んだけどあの時の自分には過激すぎてまともに読めなかった。でも、成人になった今、読んだ後「10代の頃は死を美化しつつも生きることに懸命だった」よなーと思った。だらけて生きている今の自分に痺れがくる小説だった。
一日で読み終わってしまった。比較的短い話であり、ルイの一人称で進められる物語は、分かりやすくて読みやすい。ルイにとってのピアスとは、単なる装飾具ではなく、社会というものへの反発・嫌悪の証として描かれている。刺青も同様である。そのピアスを太くすることにやっきとなり、加速するにつれて、身を滅ぼしてゆく。なぜ、ルイは社会から逃れたかったのだろうか。誰もが持ちうる世界に対する負の感情が、 アマのスプリットタンに刺激されてしまっただけなのだろうか。アマと出会えて幸せだったのだろうか。果たして…
「携帯小説みたい」という感想が多いが、どうもしっくりこない。軽いのは全部その言葉にまとめてしまえば済むのだろうか。中学の時に初読。高校の時に再読。大学に入って他の金原作品を読んでみての今回。この作品のどこが文学的なのか訊かれると返事に困ってしまうが、この処女作以後の彼女の成長(というと上から目線かもしれないが、いい言葉が見つからない)ぶりは凄まじい。「え?金原?あのかるーい小説の人でしょ?」という先入観を持ってしまうのはあまりにももったいないように思う。この軽さは、読者に行間を想像させる意味もあるのでは。
蛇にピアスの
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