光の帝国 常野物語 (常野物語)
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光の帝国 常野物語の感想・レビュー(410)
常野(とこの)物語第一集。いきなり引き込まれる「大きな引き出し」の《しまう》《響く》能力。「オセロゲーム」の《裏返す》能力。予知能力を始め、異能力持ちながら[権力を持たず、群れず、常に在野の存在であれ]とする常野一族。「その都度違うキャラクターで」描かれる短編集のため、正直戸惑いました。登場人物がリンクしているので、メモを取りつつ展開が楽しみな次巻へ。タイトルからの勝手な連想で、一族の故郷は『遠野物語』の世界のように感じてしまいます。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/12
不思議な能力を持った常野の人々の不思議なお話。それぞれ面白く、その後が気になります。話に繋がりがありそうだけど、組み立て始めたばかりのパズルみたいと思ったら、これ、シリーズ物の第1作なのですね。続編でピースが繋がっていくのかな。楽しみです。
作者のあとがきに「手持ちのカードを使いまくる総力戦になってしまった」とあるけれど、そうだろうなぁと納得できるくらい密度の濃い短編集だった。ひとつとしてハズレがない。ばらばらに書いたものを本にまとめるにあたって並べ変えたんだろうな、とてっきり思っていたらそれも違うし。元々この順番で雑誌に掲載したんですね。恩田陸さんこそ、春田家とは別の意味で「大きな引き出し」の持ち主だとおもう。
うーん。何かおこりそうで起こらない、薄味な幻想小説?この人は短編が苦手なのかな。長編のプロットを読んでいるようで、小説として面白みに欠けました。残念ですが。
先に『蒲公英草紙』を読んでしまっていたのであちゃーと思いながら、でもこれはこれで…と読んでいたがそれどころではなかった。連作短編集とあるがどれも読みごたえがある短くて長い物語たちでした。恩田さんを教えてくれた友人に多謝!
描かれ方も時代も違う沢山の短編によって『常野』という大きな物語を紡いでいる本。昔読んだときは整理しきれなくて続きを読むに至らなかったけど、再度読んで常野の人々が今後どうなるのかとても気になる。是非続きを読みたいと思う。
特殊な能力を持った人たちの短篇集なんだけど、その人達の性格はごく普通の考え方を持っています。こういう人たち、実は何処かにいるんじゃないだろうか?って思っちゃいました。
読みごたえあった。こういうの好きだなぁ。
穏やかで、知的で、権力への志向を持たずにひっそりと生きる人々。時を超えてよみがえる風景。彼らが生かされている場所と帰るべきところは?あなたのまわりにも彼らはいる。不思議な能力を持つ一族の物語。不思議な話がいっぱい
様々な特殊能力を授かりながらそれを隠してひっそりと暮らす「常野」一族をめぐる連作短編集。「超能力者vs社会」は度々書かれてきたが、グローバリゼーション進展下の異文化対立と読めば今日的なテーマ。時の権力が敵役の「光の帝国」は分かるが、「オセロ・ゲーム」「草取り」で一族が相対する得体の知れない怪物は何なんだろう? 本書では明らかにされていないが後の物語への伏線か? 常野の人たちが背負う大きな使命みたいなものを感じる。
う~ん、おもしろかった。それぞれ短編としても十分面白かったが、全体で常野の人々の歴史や物語がつながっていて、読み応えがありました。恩田作品はどちらかというとミステリー中心で読んできたのですが、各ストリーに含まれたちょっとした不思議にも、十分満足。また、人物ではツル先生の長く生きた故の、寂しさや切なさ・・・悲しみがなんとも心に響きました。でも、最後に「ミサキ」に出会えて良かったと思います。「常野」シリーズがあるようなので、ぜひ読みたいです。
「裏返す」話と、最後の美咲の話が良かった。あと、「しまう」っていう表現の仕方が素敵だなぁと思った。分教場の話は読んでてつらいけど引き込まれる。抽象的な描写が多すぎるとちょっとキャパオーバーしてしまう私。常野のことを知るための1作目というかんじがした。
『常野』シリーズ一作目。不思議な力を持つ一族・『常野』…遠耳、長寿、記憶…。都市伝説や百物語を聞いているように次々と。いつの間にか魅せられ、引き込まれている。不思議な物語であるけれど、不気味ではなくほっこりと心が温まるような気がする。「『常野』は常に在野であれという意味」そんな一族の物語だからだかな。
最初、名前が重々しくてつまらなそうな感じだったので遠慮していたが、内容は全然違った。まさに「食わず嫌い」ならぬ「読まず嫌い」だったな。すごく面白かった。「しまう」とか「虫干し」、「裏返す」などと言った常野のルール的なものがあるようだが、読んでいくうちに漠然とだが分かっていくので面白い。そしてこの本は短編集の長編(?)のような、言うなら辻村深月の「ロードムービー」に構成が少し似ていたのですぐに好きになった。他の常野物語もこれから読もうと思う。
『読書会』を読んでいて、無性に読みたくなったので再読しました。何度読んでも泣けてしまう。素晴らしい作品ですね。『六番目の小夜子』で恩田陸さんを知り、『三月は深き紅の淵を』で好きになり、この作品で完全にはまりました。今日に至るまで、変わりません。すべての作品を読んでいますが、やはりこの頃の作品にしかない恩田テイストと言っていいものがありますね。
常野一族にまつわる短編集。常ならぬ能力ゆえに、迫害されたり国家に利用されそうになったり。でも、一族がお互いを気遣い、思いやっている。私には特殊能力は無いけれど、少しずつでも世の中の歪みに気付いた人が集まりはじめ、力を出し始めたらステキだな。
小説。『常野』という一族をテーマにした連作短編、なんだけど……ちょっととっちらかった印象がありますね。元々別々のアイディアを一つにまとめた、というのもあるんでしょうが。ちなみに今作が初恩田陸だったのですが、コンパクトかつ薄味だったので、もう少しインパクトのある作品を探してみようかな、と思いました。面白かったとは思うのだけれど。
短編集に見えてそうではない、その位置づけが良いなあと思いました。やさしくてかなしくて少しだけこわくてあたたかい。常野の人たちのお話は普段気付かずに通り過ぎて忘れてしまうような感情だったり景色を思い出させてくれるような気がします。何度も何度も読みましたがやっぱりだいすき!
住んでいる場所も名字も生き方も違う常野一族の根底に「常野」という揺るがぬ絆を感じた。最期のみさきとツル先生の邂逅に感動、もう一度会えてよかった。
恩田さんの話は個人的に当たり外れが大きいので、ちょっと警戒しつつ読む。しかし、これは目出度く当たりの方だった。2話からは肩の力を抜き“少し不思議”なほのぼの連作を楽しんでいたならば…表題作。読んでいる間じゅう苦しくて苦しくて堪らなかった。「歴史の時間」や「黒い塔」も、淡々とした文章なのに迫力があり、重苦しさに圧倒された。それでも、最後まで読んだ後は出逢えて良かった、とほっこりできる素敵な短編集だった。
連作短編。連作小説好きなのですごく面白かった。個人的にはオセロ・ゲームが良かった。シリーズ化してるみたいなので他のも読もう。
最近の恩田さんの小説に比べると非常に分かりやすい。「常野」という特殊能力を持った一族の賢く謙虚に生きる様子を描いた短編集。純粋に楽しく読みました。
こんな雰囲気大好きだー!「大きな引き出し」「二つの茶碗」「達磨山への道」「オセロ・ゲーム」「手紙」「光の帝国」「歴史の時間」「草取り」「黒い塔」「国道を降りて…」の話が詰まってる。光の帝国と黒い塔に感動した!つる先生をはじめ、多くの常野の人々の短編集。
光の帝国 常野物語の
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