永遠の出口
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永遠の出口の感想・レビュー(531)
学校の課題図書で読むことになった本ですが、読めてよかった!特に今読めてよかったです。これから将来のことを考えないといけない、しっかりしなきゃ、って心配になってくる時期に読むとたくさんヒントをもらえる気がします。1章ごとに1歳ずつ成長していくのも好きだし(ちょっとずつ読み返せるので)、最後が高校卒業で終わるのもよかったです!素敵な男の子がたくさん出てきますが、わたしの1番は元道くん!トリもかなり好きです。紀子ちゃんみたいに充実した(?してないときもあるけど)生活を送りたいです。
歳を重ねて行き、行き着く先は?出逢いが人を育てていく。その出逢いは人に限らず、物であり、風景であり、想いであり・・・。
いい本だった。具体的にどうとは言えないがこの本には引き寄せられてしまった。一気に読了。紀子の成長が自分の時を思い出させて、そうそうそうだったと共感できる部分も多かった。 『永遠の、限りないものに憧れる。 でも、限りあるものほど、いとおしく思える。』 うん・・そうやんね!
初めの辺りで「こういう話の感じ、好きだな」と思って読んでいましたが、意外に波乱がありました。非行に走ったり、両親の離婚危機があったり、自分の予想とは異なる話の展開でした。ですが、読み終えるとやっぱり初めと同じ感想でした。ドラマチックな人生にも思えますが、皆それぞれそうなのかも。少し、学生時代の自分を振り返ってしまいました。保田くんの最後の告白で、何故か涙が出ました。
最初は短編集だと思ったほど、各章の完成度が高かった!読んでいくうちに、連作短編→長編だったのかと気づきました。紀子が悩むたびに、「こういう風に悩んでたなー」と懐かしくなりました。当時はどうしようもなく痛くて暗かったことも、永遠には続かないのだと歳をとって分かるんですよね。
第二章の黒い魔法とコッペパンがよかった。冬眠から覚めたトリはすごくかっこよくて本当に魔法が使えるのだと思えた。白い魔法が。第八章の恋では、保田君への重い様子が痛々しくて見てられなかった。でも、別れてしばらくして再会した時の態度にすごく成長を感じられてホッとした。
女の子から女子、そして女性へと成長しついく感じが、なんともですね。読書にも通りすぎてきた時間をうまく表現されていて、この描写感は森絵都さんワールドなんでしょうね。
今18歳の私は、自分の人生をそのまま読んでいるような気持ちになった。主人公と同じく進路未定組の私は、思わず「紀子はどうするの?私はどうすればいいの?」と主人公に訊きたくなった。最後に「どんな結末もありえたのだ」「躓いても笑えるようになった」と書いてあるのを読んで、躓くのが怖くて未来がなにも見えない今の状態もいつかは終わるのか、と少しほっとした。
主人公がグレていくあたりはあまり好きじゃないけど、「時の雨」あたりからこの物語が好きになってきた。景子が「妹にいじわる言う姉」というだけだった最初の印象が、この章を読んで変わった。あまり詳しくは描かれてないけど、紀子同様、景子も色んな経験を積んで、成長していったんだろうな。
風に舞い上がるビニールシートが強烈だったので この本を図書館で借りて読みました。 一人の少女が成長していく物語です。 そうそう・・あの頃は色んなことを考え悩み喜び・・友情に恋愛、家族・・共感できる場面が沢山でてきて懐かしい感情を思い起こしました。
主人公の出会いと別れを繰り返して大人になっていく過程での随所に描かれる心境に共感。自分もこんな風に少しづつ成長してこれたのかなと、みんな同じように生きてるんだなと、、、思えました。
第五章は波乱に満ちているのだか、大人か考える「子供」の的外れっぷりが面白く、また、リアルで好きだった。/そういえば、あの頃自分もこういう事考えてた!と感じることが多い作品だった。/お父さんについては最初苛々したが、だんだんかわいくみえてきた。
私も、この物語に出てくる学校生活を終えたので、読んでる間に、出てくる年齢ごとの、自分自身のあの頃の気持ちとか生活とかを思い出せたりして読んでいて楽しかったなと思います。面白かったし、いい話だと思います。なんせ、きれいな思い出だけの学生時代を描いているのではなく、私も思ってたと思うような嫉妬とか不安とかグレだとか、そういうのが書かれてたし、他人の学生時代を読むことで知れたみたいな、こんな生活もあるんだなとか、私の学生時代とは違う(笑)とか思いながら最後まですーっと読めました。
取り立ててメッセージ性を感じられない文章の中にいろいろと道徳的でない出来事があり、大半に顔をしかめながら読んだ。けれど、清々しい読後感が不思議だ。森絵都の作品は、「DIVE!」と本作しか未だ知らない。他も読んでみよう。
主人公の女の子の小学生から高校卒業までを描いた話です。あるなぁと感じる部分も沢山出てきました。好きな作家の一人です。
【図書館】森さんの本はこれで2冊目です。子ども時代と言う、コロコロ変わっていく気持ちの変化を描くのが上手く、思わず「あーあるある!」と頷きながら、自分の昔と重ねつつさくさく読めました。アルバイト話なんて…なんだかリアルで…(笑)小学生から始まり、高校時代までですが、ぜひ社会人になってから読んでいただきたい1冊です!
何だか甘酸っぱい!誰もが通る時期を描いているから共感出来る箇所もたくさんあったし、登場人物の気持ちになって心情を描くのが上手だなと思った。ただ時系列にそって進むだけじゃ面白くないけれど、所々にユーモアがたっぷりつまっていて、とても面白く読めた。
昔感じてたちょっといじわるな気持ちがそのまま書かれていて、ああこんなことあったよ!と思った。一方通行になっちゃう恋愛って、解決方法がうまく見つからないし、人に指摘もしづらいんだよね・・・。
日常的なことがたんたんと書かれていて、エッセイを読んでいるかのようでした。 家族旅行の話が、どう転んでも家族なのだな、と感じられて好きです。
優しげな雰囲気の話でした。一人の女性の小学生時代から大人になるまでの話が描かれていました。日常的な話が繊細に描かれていて、『あぁ、幼いころってこんなこと感じてたなぁ』って懐かしく感じました。主人公が成長していく様も見れて、興味深かったです。
大事件が起きるわけでも、ハラハラする展開でもないんだけど、心にじんわりと染み渡る素敵な小説でした!特に「時の雨」の話が良かった。危うく泣きそうになりました。
☆☆☆★★ 人間味のあるトークに、調味料の効いた表現力が印象的でした。読み終えて感心したことは、主人公が近所にいそうな飾らない普通の人として表現出来ていた事です。ある章で懐かしさを覚えたり、ある章で自分の青春とシンクロしたりと、久しぶりに自分の過去を振り返りました。ラストのエピローグは秀逸です。この作家はやっぱり好きだなー
とても面白くて一気に読めた。少し年代が違うせいもあって、それはないなーと感じるところもあったけど「あの頃」の心情や心の変化が見事に表現されていて参りました。小学生時代の話も素敵だったけれど高校時代の失恋話にズキズキした。
紀子が成長する紆余曲折を描いた作品。保田くんとの話にキュンとするものがあった。初めて森絵都の作品を読んだが、なんとも柔らかくふんわりとした物語を書くのだと思った。顕著にみれたのは、子供のころの、なんとも形容しがたい気持ちの表しかた。「忘れているようで、忘れていない。うまく説明はできないんだけど、なんというか、こう…。」―それがなんなのかは今も説明はつかない、もとより思春期のそれはいつまでも説明のつかないものなのだろう。 ただそれを想起させることに作品の魅力があるのだと思う。好きな作品でした。
小学生時代の話が特に好き。コッペパンの話とか。自分の昔に思いを馳せたくなる。森絵都作品は中学以来に読んだ。やっぱり面白いんだなぁ。
普通の女の子・紀子の小学生から高校生までの成長。
大人に近づくに連れ失っていった感情。「永遠」という言葉の意味や、小学生と中学生の間で揺れる心、枝道に走ったり、親友と語ったり、高校生になって初めてできた恋人との思い出。
所々自分と重なるところがあったけれど、読み終わってすぐにラストを忘れてしまうくらいの普通さ。
生真面目な、地味で目立たない小学生だった紀子。中学へ入学し、ふとしたきっかけで大人が決めた枠をはみ出し。また潮が引くように、普通の女の子の生活を取り戻し。高校では恋をして失恋もして。進路に悩み、爽やかな卒業を迎え・・・愚かしいような、いじらしいような、馬鹿馬鹿しいような・・・そんな女の子の胸の内を、森絵都は今でも持ち続けているのか?と、思うほど色鮮やかに子どもから少女、大人の入口までが映し出されてる。私の記憶と心の奥の小さな傷跡に、ジンジンしてくる。ウレシ痛痒い小説でした。森絵都、上手いなあ。
中学のとき読書感想文に書きました。当時は、思春期で共感できる部分が多かったように思うし、地球も太陽系も全部、いずれ飲み込まれて、そう考えたら永遠に続くものなんて何一つないのかも、みたいなこと書かれたくだりが妙に印象深かった。永遠なんてない、そう悟って、若いうちはそれを受け入れたくなくて現実に失望して、生きること、今の儚さを知って、そうやってみんなちょっぴり大人になるんじゃないかなぁ。。。
えっ、何これ。良い本すぎるでしょ!軽い気持ちで読み始めたのに、どんどんぐいぐいはまっていった。計算し尽くされてるのだろうか?この限りなく完璧に近い配置感。言葉ひとつひとつの存在感。初めて、この著者の作品を読みましたが、児童文学の枠こえすぎでしょコレ。奥が深いって言っちゃうとまたなんか違うんだけど、あーうまく言語化できなくて悔しい。永遠ってなんぞや?ってなってしまった時にオススメしたい本。この作品に、ありがとう。
なんてことはない普通の子…の成長の話。所々に共感できる部分や、そりゃないでしょうと思う部分があり、自分と重ねて過去を振り返りながら、読んでしまった。エピローグでうまくまとめたなぁという感じ。P99の12〜17行目の文章が頭に残る。
大人になってからのエピローグは蛇足とまではいわないけども大人の読者には言わずもがなという気がしました。狭い世界しか知らないがための、子供特有の友達との微妙な駆け引き、時に残酷に突きつけられる現実とか大人の事情。高校時代までがとてもリアルに描写されていたので、そのまま「未来は未知数」な状態で終わってもよかったのでは。
紀子が学生生活を送った昭和の親子関係、交友関係が懐かしく心地よかった。携帯のない時代、彼との電話の会話なんて親に筒抜けで。私も家族で過ごすクリスマスを虚しく思った頃があったなぁ。いつからでも再スタートができるよというメッセージに勇気づけられた。
永遠の出口の
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