紫式部の欲望
紫式部の欲望を追加
紫式部の欲望の感想・レビュー(108)
当時の女性文化人である紫式部の源氏物語をライバル清少納言と対比させながら色んな切り口から読み解いたもの。何度も源氏物語に挑戦し、その都度敢え無く敗退している自分にも分かり易かった。 もう一度だけ、もう一度だけチャレンジしてみようかなとふと思った。(これじゃ出家したい!と言いながら結局出家しない源氏と同じか。。。)
源氏物語を紫式部の心理から読み取る…新たな方向から平安の世界を眺めることができました♪酒井さんならではの解釈に、おかしみを感じたり“なるほど~“と思ったり…。紫式部もいろんな気持ちを抱えながら、筆を手にしてたんだろうなぁ☆
女は書いて発散する・・とは千年以上前から実践されていたのね。おそらく、それほど渇望したわけではないキャリア(宮仕え)と男(道長)を手にしたけれど、彼女の本当の"居場所"は紙の上だったんでしょう、な。酒井解釈、相変わらず冴えてます。
彼女の解釈ではあるけれど、ふむふむと納得することが多かった。紫式部も(今より窮屈な世界で生きていた)ただの1人の女だったんだなとすごく身近に感じられた。
紫式部、源氏物語について本当に色々な見方があるのだなぁと思いました。酒井さんの考えのように紫式部の欲望が物語に表れているのだとしたら、源氏の酷い女性の扱い方も広い目で見ることができそうです。
平成の世になってここまで自分を分析されるとは、紫式部もびっくりでしょう。 古典でも惜しみなく酒井さんのチェックは入ります。初めて紫式部に共感を覚えて源氏物語を原典で読みたくなりました。 でもこういう恋愛遍歴の物語って、もう少し年を取って自分に油っ気が抜けて読 みたいような。 紫式部に共感は覚えるけど、光源氏には男前なだけで、男性のダメな所(行動においても、思考にしても、マザコンな所も)が全て凝縮されたようなんですけど!
平安時代の日記とかって、何でこうエロなの?と赤くなったり青くなったりするけど、そうか、これは小説という手法を借りた紫式部の欲望の書だったのか。確かに自由がない平安の上流女性たちは、あんなことしたい、こんなことされたい、こうだったらいいのにな、なんてムラムラしていたんだろうな・・・ 自由がありすぎる我々は、煮えたぎるものが徐々に減っているなあ。
女の欲望、即ち秘めた望み。同性としてうんうんと共感できる部分が多々あり、それを洗いざらい曝してしまう酒井さんが恐ろしくもあった。――人は何故物語を創るのか。読んでいて非常に気になってきた。明確な答えなんてないんだろうけど。
これまでにいくつか源氏物語に挑戦した、瀬戸内訳も買ってみた。でも全然読破できなかった。その理由の一つ(あくまで一つとしても)が判った。私はこんな話は全然興味ない。面白くないんだ。それが良くわかっただけでも収穫だった。
読みやすく、面白かった。源氏物語から紫式部の欲望を読み取ったエッセイだった。紫式部は相当陰湿な人物だったようだ。だからこそ源氏物語のような長編の名作が書けたのだろうが。
軽く、あっさり、サラサラッと読めちゃった。もうちょっとがっつり「欲望」を書いてくれたらよかったのに。あと、これやると途端に敷居が高くなるでしょうが、個人的にはやっぱり『源氏』本文の引用が欲しいなぁ。それがないと、登場人物たちの人となりとか紫式部の思い入れなんかが、著者の思い込みであるように見えてしまうのよ。「紫式部の本音を探る」という同趣向のエッセイには、橋本治の『源氏供養』という傑作があるので、私としてはこれは読まなくてもよかった本だった。
踊るらいぶらりあん@SR推進委員
でもやっぱ、田辺聖子の『文車日記』『小町盛衰抄』のような古典啓蒙エッセイには五歩も六歩も及ばず、残念な仕上がり。初心者にはいいのかもしれませんが、かなり物足りないです。
ナイス!
-
09/06 12:33
でもやっぱ、田辺聖子の『文車日記』『小町盛衰抄』のような古典啓蒙エッセイには五歩も六歩も及ばず、残念な仕上がり。初心者にはいいのかもしれませんが、かなり物足りないです。
ナイス!
-
09/06 12:33
同じような傾向の「金閣寺の燃やし方」のほうが腑に落ちる感がありました。が、けっこう正直に自分の欲望とからめて書いているので好感がもてます。
昔読んだ本には「清少納言はあけっぴろげで裏がなく、紫式部は腹黒」のような事が書かれてあり、その後読んだ本には「清少納言が勝ち気で、紫式部は控え目」と書かれていました。今回この本を読んで、人間の心模様を書くには、多少腹黒じゃないと無理だなあ〜としみじみ思った次第です。藤原道長は「俺がモデルでしょ、次早く書いてネ」と言ったとか。宇治十帖は紫式部の作品か否か、未完か否か、今も神秘で満ちあふれていますね。
「はじめに」が秀逸。源氏物語はあたかも史実のように語られるけれど、あれって紫式部という人が書いたフィクションなんだよね。そして物語には作者の願望が反映されてるって訳で、とすると紫式部ってこんな人だよね、というイジワルな視点が酒井さんならでは。考察はするどいし、光源氏へのつっこみも痛快。高校時代に「源氏物語の登場人物になるなら誰がいいか」で盛り上がれなかった、ちょっと冷めた可愛くない女子高生だった方こそ楽しめる本だと思います。私のように。
文句無しにおもしろい!誰もが知っている『源氏物語』でも詳しく内容を知っている人はそんなにいないはず、『源氏物語』の入門書として最適です。
酒井さんが初期の頃から繰り返し取り上げる、女のちょっと黒い欲望を、千年前の紫式部に見い出すエッセイ。強引なところもあるけど、源氏をこんな切り口で料理するのは彼女ならでは。原文を読破したのはさすが。
源氏物語原文を読んでみようかなという気になった。ちょっとだけ。
図書館。ぶっちゃけるなら、『枕草子REMIX』のほうが面白かったです(^^;;。目の付け所は面白いし、やりたいこと書きたいこともよくわかる。『源氏物語』への興味も抱かせるし、初心者にも優しい。なのに、なんか隔靴掻痒な感が拭いされませんでした。惜しいなぁ。
私が年をとったせいでしょうか?この作者独特の語り口(キャリアウーマンのみなさん、みたいな)に違和感を感じました。内容はおもしろかったです。
「源氏物語」をよく知らなかった時、これはすごい高尚な本だと思っていた。でも少しずつ内容がわかるにつれ、読むのは古文で難しいけど、内容は光源氏がHしまくってる話。と理解してしまった(極端?)たくさんの女性が出てきて、それぞれにキャラがしっかりしていて、当時の女性の悩みが千年たっても色あせないで描かれていると思う。そして「源氏」の中にたくされた紫式部の想いを考えると、彼女の押さえに抑えたいろんな感情がそこかしこで物語になって昇華されていったのだなとかんじ、紫式部さんが少し身近な女性に思えてきた。
古典文学の最高峰も、ここまで自分に引きつけて読んでしまう楽しみ方もあるのね!と教えてくれた本。源氏物語がまるで昼メロか韓流ドラマになってしまうけど、難しそうでと遠巻きにしているよりは、こんな読み方で親しんだほうが勝ちかも。
あの「源氏物語」もこういう視点で読めば現代にも通じるもんだなぁ・・・。小学生か中学生の頃に読んだけどさっぱりわからなかった。いや、わかる方がおかしいというか(笑)酒井さんのように原文で、なんていうのはとてもとても無理なので、とりあえず「あさきゆめみし」でも読み返してみようかと。
「源氏物語」といえば敷居の高い古典の最高峰。と思い込んでいたけれど、平安の世の娯楽の限られた人々の間ではさしずめハーレクインや、はたまたオバサマのハートをがっちりつかんで離さない韓流ドラマのようなものだったのかも。と思うと意外に身近なものにも感じられます。紫式部さんは結構妄想癖のある、オトメな人。かといって友達になるなら…なんて考えられない、やはり輝ける巨匠なのです。
長い時間をかけて原文で54巻を読み切った上で書かれたこの本。解釈の内容自体はオーソドックスだと思いましたが、何と言っても、紫式部がどんな気持ちでこの長い物語を書いたのかという視点がおもしろい。しかもそれが、紫式部の内向的で粘着質でくらーい性格をよく表していて、よくぞ言ってくれました、ってかんじ。
15-25 皆様、源氏物語あくまで小説ですからそのおつもりで。光様は強姦魔?対源氏カールズ性的姉妹達は決断実行力抜群、全てサッサト出家!出家志向の源氏は真際まで優柔不断!★「この世をば我が世とぞ思ふ望月のかけたることもなしと思えば」道長の世 ★「水鳥を水の上とやよそに見むわれも浮きたる世を過ぐしつつ」貴族♀の葛藤。天皇家の裏話 強姦和姦の達人 女の一生女の願望 女の葛藤♂貴族の夜の手続き 源氏物語の真意は、作者自身の「欲望」を描くことだった。モテ男を不幸にしたい頭がいいと思われたい、全く新しい古典解説書
紫式部が自分の欲望を『光源氏』という物語に投影したという視点での考察。「女ならこんなシチュエーションがグッと来るよね」という恋愛パターンを半ば無理矢理な論旨で展開。物語のあらすじと人間関係はわかっていた方がおもしろいです。私は「宇治十帖」を覚えていないので、着いていけなくなりました。
和泉式部が陽性であけすけに綴るのに比べ紫式部は内にこもって陰湿で二人ともプライドも高く教養も高い。酒井順子が語る源氏物語は解説などにも多く書かれていることが多くなるほどというものはなかったがまだ読んだことのない人が源氏物語の内容を知りたいと思った時ダイジェストになるとは思う。 わたしだったら光源氏みたいな自分大好きの男はいやだ。
紫式部の欲望の
%
感想・レビュー:51件
















































