左岸
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左岸の感想・レビュー(495)
好き嫌いは分かれるが、その場の空気感が臨場感をもってピリピリと伝わってくる久々読みごたえのある本でした。
人間見た目だけで判断してはいけないなって改めて思いました。一生懸命全力でぶつかって生きていても、なかなか運命には逆らえない人生もある。結局、人は一人で生まれてきて、一人でもがき、そして一人で死んでいくんだよな~ってしみじみ思いました。話の内容は違うけど昔見たロマン・ポランスキーの「テス」を思い出しました。
きっとご近所のおばちゃん達は井戸端会議で「やっぱり地味に堅とう生きんと寺内さんちみたいになるとよ~。お付き合い?とんでもなか~!」って言われてるんだろうな・・・・。でも、皆もがきながら、一生懸命生きている。超然と上を向いて・・・。登場人物にあまりにも寄り添いすぎて、今も茉莉とさきが同じ空の下に生きている気がする。好き嫌いは分かれると思うが、描写が繊細でその場の空気感がピリピリ伝わって来る感じは久々な感じ。
長かった!!でも読んでよかった。1人の女性の人生を一緒に進む感じでした。人生ってわからないな。 左岸もあることをここのレビューで知ったので、読んでみようかと思います(*ノ∀`*)
長かったー。女性として恋多き茉莉に共感できるところもあり、わからないところもあり。家族や親しい人を失うという経験はまだないけれど、いつかは経験するんだよな、としみじみです。それにしても、恋が始まった瞬間と終わる瞬間がわかった場面は切なかったな(;;)
帯に、「私、あばずれかな。」というせりふがあったけど、あばずれというより、ふしだらかな、と思ってしまった。江國さんの作品は他もそうだけど、簡単に寝てしまい過ぎ。そこにいつもついていけない。文章は好きだし、理解できるところもあるけど。右岸を今日図書館で借りてきた。楽しみ。
再読。理解するには『右岸』を読むべきなのだろうけれど、いまなお未読で気になる箇所はあるもののあまり読む気になれない。超能力とかそういう話は苦手なんだよなあ。しかし『左岸』だけ読んでもおもしろい。茉莉の波瀾万丈な人生。結果はどうあれ恋に落ちてここまで奔放に生きれることはある意味羨ましい。そして、九みたいな幼なじみがいること。ちょっと長くは感じるけど最後までちゃんと読ませてくれた。欲を言えば、江國香織ひとりの世界で、こんな感じで一人の生涯を描いてほしいなあ。
右岸を先に読んだので「この後こういう風に進み、」と言うのを描きながら読んだので右岸よりさくさくと読めた。誰と生きようが、何をして生きようが、ひとって、いつまでも一人ぼっちなのだろうな、そう思う。誰かに支えられて生きている事は事実なのだけど。
一人の女性の話。右岸よりは読みやすかったし、同じ女性同士だから馴染みやすい。これだけ愛に生きれたらある意味幸せなのかな‥女の幸せについて考えてしまう本でした。
辻仁成の「右岸」では九目線で、「左岸」では茉莉目線で話が進む。右岸はかなり超能力など非日常な感じでしたが、左岸はそうゆう要素は少なくて茉莉のこれまでがじっくりと描かれていました。恋おおき茉莉の考え方などはあまり共感できなくて、こんな風に年をとっていくのは寂しいなぁ…。
茉莉は恋多き人でした。茉莉の周りにいてくれた人たちが少しずついなくなったり、離れたりしていく様が少し寂しさを感じた。やっと読み終えたという感じです。
左岸→右岸の順で読みました。長かった!「読んだぞ」という気になりました。物語の舞台は福岡、東京、パリ。福岡は地元なので、方言も問題なく読みました。主人公は男性がいないと生きていけない女性なのですが…私にはちょっと理解できず。 右岸から読んだ方が分かりやすかったかも。
右岸のちょっとぶっ飛んだ話と対照的に、わりと普通の話だったかんじ。江国さんのゆったりした語り口調が健在。あまりに移り気なところは共感できなかったかなあ。
茉莉の人生は、普通に聞いたらただの恋に落ちやすい女性の一生だと思うんですが、江國さんの文章・表現で、茉莉の淋しさと幸せについ感情移入してしまいます。
読んでも読んでも表面をなぞっているだけのように、物語が入って来ない。厳しい現実の前にはこのふうわりとした地に足のついていない茉莉の話を集中して読めなかった。
隣同士の家に生まれた九と茉莉。こちらは茉莉側のお話で九側のお話は『右岸』(辻仁成) 当然『右岸』とは登場人物や出来事が一部被っていますが、茉莉の半生に九は表立ってはあまり関わっていないような・・。 なので、『右岸』を先に読んだ私には『これから起こること』がわかってしまっているのが少し残念だったかも。
今までの作品と繋がっているようで、生活の艶かしさと匂いを感じた作品。またいつか読みなおしたいけれど、今の自分には消化しきれないと感じた。だけれどやっぱり彼女の作品はひとめで見分けがつくとも思う。
★★★初読、処分◆。江國香織にしてはなんか生々しいというか・・・貧乏くさい設定だな。地に足のついて無い感じは相変わらずだけど川崎のボロアパートの同棲からガソリンスタンドの嫁・・・。と思ったら突然パリで世界的画家のミューズってwww とか思ってたら辻仁成とのコラボ作とな。ラストにむけて、 何がこう、ってわけじゃないけど、人生の立場の変化、 ステージの移り変わりが実感として理解できる年齢で読むとくるものがあるよね。
辻仁成の「右岸」より良かったけど、単体では小説として成立しない。それも含めてコラボということなんだろうけど、なんかもったいない気がしたなぁ。普通に書いた方が良かったような気がしてならない。
辻さんの右岸より少しだけ先行して読みました。(どちらかを先に読むか、同時に並行して読むか迷いましたが…)まさに岸のこちらとあちら。決して近くなく、でも遠くない繊細なストーリーが良い余韻をもたらしました。その反面主人公の人生は壮絶で。そのギャップの旨味がまさに江國ワールドでした。
「冷静と情熱の間」からもう何年経ったんだろう。若々しさだとか、瑞々しさだとかはなくなってしまったけど、根底に流れるものはきっと変わらないんだろう。常に蚊帳の外から物事を見る癖というか、意識がついてしまったと思う。全ての物事は順調に流れている。その流れをこの作品から感じることができトと思う。遠いところだと感じるのは、自分も遠いところにいるということなのだ。「冷静と情熱」では終わりはなかった。この作品は、終わってしまったと思う。
不変なるもの。志津夫のこの台詞がとても印象的だった。近しい人の死を乗り越えて生きていく茉莉の人生は、傍目からだと苦労人の人生に映るかもしれない。けれど、「死」はわたしも、そして誰もが経験せざるを得ないことで、左岸は私が今まで出会った本の中で最も不変なる物語だと言ってもいいかもしれない。重厚感のある物語と江國さんの軽くて自由な文章がマリアージュした奥深い作品でした。
茉莉の人生・・・楽しく賑やかな時があったり・・・一人寂しくなったり・・・。なんか考えさせられた。九の事に関しては、あまり詳しく語られていないので早く「右岸」を読みたくなります。「右岸」を読んだ後に感じる「左岸」の感想が今から楽しみ♪
左岸の
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