ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)
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ワセダ三畳青春記の感想・レビュー(335)
それは君の美学か?/ だから、二匹がかりでやったのよ/ キングギドラとは三人が同時にこたつに足を突っ込んで寝ることをさす/ 努力より結果よ/ おれの心の中にあるベルリンの壁が壊れた とか言ってましたよ/ プールへ行ってクロールで泳いでいると、息継ぎの度にあなたの顔が浮かぶ
大学時代って今思い返すとなんであんなにゆるーい日々だったんだろう。時間も無限にあるように思えた。しかし、著者の高野氏の生活は、普通の大学生活よりもさらにマイペースで、その生活は10年以上の長きに及んだ。老後だの将来設計だのを考えずに20代を過ごせた時代は、今思うと存在したことさえ不思議だ。
久しぶりに再読。やっぱり面白い♪早稲田正門から徒歩5分の木造アパート「野々村荘」で繰り広げられる、ものすご-く個性が濃い面々との青春期。物語終盤、著者が野々村荘から出て行くんだけど、そのくだりがすごく好き。しかしなんでだろ、タイトルに「ワセダ」「三畳」と付くだけで「青春記」という言葉が爽やかさから遠く感じるのは…。
読んでいて幸せになれる本。高野さんの作品は、これからも読んでみたい。 面白いだけでなく、むむむ、と思わせる文章もあるのがよい。 「仏師はな、仏像を彫るんじゃないっていうんだ。木のなかに埋まっている仏像を彫りだすっていうんだ。三味線も同じだ」 「あなたの書く文章はすごく「粋」よ」
「なにか面白い本貸して!」って言われた時にどんな人にでも自信をもって貸せる本。最初くすくす笑わせて、終盤ちょっとズシリとして、最後は爽やかに「あーいい本だった」って読み終えれる、そんな素敵な本。
いいねぇ~。まさに青春記。自分の青春が懐かしく、底抜けに青春を謳歌している野々村荘の面々がうらやましく。 最後の初恋物語はこれまたまぶしくて良かった。その辺の恋愛小説よりずっとぐっときたよ。viva野々村荘
まるで森見さんの書く大学生のようなお話で、ケラケラ笑いながら読みました。でもこれって、自伝的小説なのですよね?そうだとしたら、何とバカバカしく、何と自由で、何と生き生きとしているんだろう!自由すぎてちょっと怖いところはあるけれど、気の赴くままに突き進んでいる姿はどこか羨ましい気もします。気の置けない仲間たちとのバカ騒ぎは、確かに「青春期」。でも、キノコの実験は、さすがにやばいと思いますけどね。始まりがあれば終わりもある三畳の生活。ちょっぴり寂しさも感じつつ、爽やかな終わりだったのではないでしょうか。
本から臭いが感じられるエッセイ。おかしな住居におかしな人間。まーいい大人がこれだけ出来たっていうのがちょっと羨ましい。この時代に生きていても自分には出来なかっただろうなー。
家賃1万2千円のワセダのぼろアパート・野々村荘で過ごした日々を描いた青春物語。ただタイトルに惹かれて手に取ったんですが、エッセイだったんですね。エッセイはあまり読まないけれど、これはエッセイっぽくなくって楽しかったー。痛快な気分でどんどんページを捲り、あちこちで爆笑してしまいました。人体実験とか・・・怖いしヒドイ!(笑)結婚式はああも力説されると「確かに・・・」と頷き、小学生のようにプールに通う理由には苦笑い。これこそ青春!って感じでとっても面白かったです
思ってたよりはるかに面白かった。自分の学生時期と高野さんが野々村荘にいた終盤がかぶってて、どこかですれ違ったかも...なんて思ってしまった。良くも悪くも早稲田らしすぎる生活で、便利なツールは何もないけど、かけがえのないザ・モラトリアムを満喫していて清々しい。もっと読んでいたかった。
友達に何かおもしろい本はないかと言われ、貸そうと思い再読。
何度読んでも、吹き出しそうになるし、共感できるし、六章の胸に突き抜ける爽やかさがたまらない。
無人島に一冊持って行くとしたらやっぱりこれです!
前半半分の野々村荘の住人とのエピソードが、ブログ読むみたいで笑えました。後半もおもしろいんだけど、筆者が自らの怠惰な生活に疑問を抱き、徐々にお利口になっていくのが普通過ぎて「ふ~ん。そうなっちゃうのね。」って感じでした。
下宿ものとして椎名誠氏の名著『哀愁の町に霧が降るのだ』と双璧をなすといって過言ではない。椎名氏の住んだ「克美荘」総武線小岩駅下車徒歩7、8分、家賃5500円、六畳一間。高野秀行氏の住む「野々村荘」早稲田大学正門徒歩5分、家賃1万2千円、三畳一間。ちなみに私が学生時代住んだのは「さゆり荘」、神戸商科大学正門徒歩10分、家賃8千円、三畳一間。パンの耳をかじりながら、酒盛りだけは欠かさなかった。ボロは着ててもココロの錦。生まれ変わったら早稲田に入って探検部入部か京大に入って青龍会入会と固くココロに誓う私である。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 10/23
寮生活ものを読んだ流れで。なんですか、この素敵な終わり方は!ちょっと裏切られた気分(笑)。でも変わるとしたらきっかけはこれしかないかな。そこに限らず全体的にワセダ生活をうらやましく感じた。自分が、この濃密過ぎる生活に適応できるかと言われるとおそらく無理だけど。途中で元やんちゃに諭される場面があり、そこで高野氏が昔は真面目でこんなじゃなかったと述べている。この本では最初から諭される側なのだけど、どこからこうなってしまったのか非常に気になる。合間合間に出てくる既刊の探検記もぜひ読みたくなりました。
どんな馬鹿なことでも大真面目に真剣に取り組むのが青春です。学校のプールをシャンプー持参でシャワー代わりに使っていた日々を思い出します。本の後半はペーソスを感じます、これも青春。
思わずふふふと笑っちゃう。高野さんは、自分のことを"普通の人"だって言ってた。普通じゃなくしてたのは、野々村荘とそこに関わるみなさんだったのかも。私も野々村荘のような場所に出会いたい!
読みやすい。面白い。野々村荘で過ごした作者の人間性と生活力に憧れる。天気のいい日にでも、この本をジーンズのケツポケットに忍ばせ、ワセダを散歩しようか。
今日も俺は真人間からドロップアウトでだらだらしてたーみたいなエッセイだけど、実際は全然違うので面白い。そこらの社会人なんかよりうんと働いてるはずなのに、高野さんは!この人ですら、自分のことこんな風に意気地なしみたく思ってるんだな。彼女がこれまた素敵な人そうなのですが。今はどうしてるんだろ。
いいなあ、大学に戻りたくなってしまった。アパートの三畳間を駆け抜けた青春人模様。最後、恋してアパートを離れる決意をするところは心がほっとしてしまった。すてきな1冊。
早稲田大学から徒歩5分の位置にあるアパート、野々村荘で暮らした10年程を描いた青春エッセイ。三畳で家賃1万2千円と激安のアパートでの暮らしなんだけど、時代が90年代というのが信じられない。住人や大家のおばちゃんのエピソードの数々が楽しい。三味線と占いで稼ごうとする話は面白かったし、最後はちょっぴり切ない。野々村荘(仮名)は、2007年の段階で高野さんが訪問していて、その時点でおばちゃんも健在だったそう。近くに住んでいるので、探して行ってみたいなあ。
たくさんの奇想天外なエピソードが可笑しかった。後半はホロリとさせられる。肩肘張らず,楽に読むことができた。
冒険ものとはまた違う面白さがあります。高野さんのヴァイタリティの原点がここにあるのではないかと疑ってしまうほど、奇妙なけれどもかけがえのない体験をします。一読の価値がありますね。
こいつは面白い!著者の自伝的エッセイではあるがなんと物語がある事か。しかも最後がまたなんとも良い。今の御堅い学生さん達も読んでみるべきだな。
三畳、風呂なし、共同トイレ。早稲田探検部の巣窟「野々村荘」。10年も経つと朋友たちはすっかり社会人。たまに遊びにきては「お前は自由でいいなあ」なんておだてられ、まんざらでもない高野氏。しかしながら翌朝、ネクタイを締めた友の背中を見送るときの心境は・・・わかるなあ。
高野さんは冒険エッセイだけじゃなく普通のエッセイも上手いなぁ。正直冒険系より優先度下げてたけど、異国トーキョーもよもっかな
同じ時期に同じ場所で青春時代を過ごしました。私の友人にも下宿住まいがいました(確か四畳半)。バブル絶頂期でしたが、確かに違う世界がありました。
京都が四畳半ならばワセダは三畳だ。 辺境ライターが描く実録ワセダ三畳物語。 黒髪の乙女は登場しない…と、思ったら最後に登場したー。 大家さんのおばあちゃんラブです。
名門早稲田大学に程近い野々村荘。このおんぼろアパートには、なぜだか(一部の)人々をひきつけてやまない不思議な魅力が溢れている。本書はそこに住んでいた阿呆大学生たちと過剰なユニークさを持ち合わせた人々の愉快で怠惰な日常を綴った記録である。これが青春記というだけあって、ただ面白いだけじゃなしに何ともせつないのだ。とりわけ著者がいかに「野々村コンプレックス」を克服し、人生の新たな一歩を踏み出したのかというところでは思わず涙してしまったと同時にとても勇気づけられた。私にとって今出逢えてよかったと心底思えた一冊。
三畳間、風呂なし便所共用、家賃月一万二千円。部屋は常時開放で、海外遠征から帰ってくると見知らぬ誰かが自分の部屋に住みついている――貧乏が奇行を生むのか奇行ゆえに貧乏に陥るのか、全方位に弾け飛ぶアナーキズムに目がくらむばかりでした。住人も奇怪ですが、管理人の「おばちゃん」の度量も底なしです。住人以外にも三味線修行で紹介された師匠のように強烈な人ばかり出てきますが、あとがきの第一声が「まだまだ話したりない」……探検部員の探検先は地上の秘境だけにとどまらないことがよくわかりました。
『第1回酒飲み書店員大賞受賞』に興味を持ってしまい購入。前半から中盤にかけてはホントに面白かった。野々村荘の非常に個性的な住民も面白いけど、特に大家のおばちゃんがいい!後半はちょっと切なくなってきました。時代は離れているけど椎名誠さんの『哀愁の町に霧が降るのだ』の克美荘を思い出す。高野さんの他の作品も読んでみたいと思いました。
電車の中で読んでたら、思わず声出して笑いそうになってしまいました。野々村壮コンプレックスにまで陥った彼を決別させたものは… 現代離れした生活を送っている彼も、男だったんですね。
ワセダ三畳青春記の
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感想・レビュー:115件













































