ネバーランド (集英社文庫)
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ネバーランドの感想・レビュー(2504)
舞台が伝統ある男子校の寮…ということで飛びつきました。あとがきで筆者が「トーマの心臓」やる予定だったがほのぼのしたものになってしまった…と書いてありましたが、主人公の少年らの過去は十分壮絶だったと思います。
男四人の青春物。 四人とも過去に一悶着あったのにグレたりしてないのが奇跡。 誰でも言いたくない事の一つや二つはあるもので、 本音が言える関係って良いなと思う。 10年後の彼らはきっと素敵な大人になってるだろう。
予想以上の面白さ。なんか先が気になって一気読み。全体の雰囲気は明るいとは言えないけど、友情と青春がつまってるような感じ。寮生活ってどうなんだろうな…。
無難な距離感で付き合う人間は誰でものほほんと生きているように見える。穏やかに、当たり障りなく。が、この高校生達4人は冬休みの寮に残って共同生活をすることによって急激に距離が縮まり、それぞれの抱える闇をさらけ出すことになるわけで。でもそれがなかったら彼らは「友人」にはなり得なかったような気がする。人と関わる事は時に痛みを伴い苦いものを飲みくだすような事もあるけれど、だからこそ学生時代は切なくて痛くて、でもキラキラと輝いていて温かい思い出になるんだろうなと思う。素敵な作品だった。多分大好きな作品になると思う。
一気に読んでしまいました。
(寮というある意味特殊ではあるけれど)
日常をすごしている場なのに皆が帰省して静かになると異空間になってしまう感じがありありと感じられて楽しかったです。
もう二度と戻らないとても大切な瞬間がギュっと凝縮されたお話です。
まさに青春(というには重い内容が盛り沢山ですが…)であり大人になった時にふと思い出す大切な記憶だと思います。
中身には全く関係ないけれど美国の
「雪が降っている状態を最初に『しんしんと』と表現した奴は誰だろう。これほどぴったりの描写を思い付いた奴
恩田陸さんの作品は三作目。趣のある男性寮で四人の同級生が一週間過ごす。学生ならではの悩みや葛藤なんかが良くえがかれてると思います。個々に家族や過去に色々なトラウマがあり、それを語り合えることの出来る友達に出会える事出来て幸せだと思う。最後の年賀はがきがみんなの元に届くところが凄く好きでした。その時にしかしか出来ない大切な時間が丁寧にえがかれていて、良い作品でした。
再読ですが、恩田陸初期作品で大好きな作品です。男子寮の一冬の物語ですが、恩田陸のエッセンスが詰まっていました。7日間といった切り取られた時間を共有する男子生徒たちの心の秘密、青春の葛藤、家庭でのいざこざへの反逆と諦め、そんな心持がこちらに伝わってくる小説でありました。各々の秘密がめくれてくる様子がたまらなくやるせない気持ちになりました。やや未熟な小説ではあるけれど、そこがまた魅力にもなっていると言う不思議な青春小説です。
冬休み、寮に残った男子四人。七日間の青春グラフィティー。・・のはずが、四人共抱えてるもの重いですね。晩のドンチャン騒ぎの後に語られるのは四人が抱える問題・過去。でも、なんだか後味爽やか。皆度合いは違っても何かあるからこそ、互いのことを受け入れられるんだなと思った。こんな青春にも、少し憧れる。
伝統がある男子校の寮「松籟館」。ここに冬休みを迎え多くが帰省する中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。そこでの7日間を描く青春グラフィティ。■再読。恩田さんの作品で1番好きな作品。何十回と読んでいるが、いつでも、ホッとさせてくれる物語。中学生の頃にでも読んでおきたかった作品です。僕は、彼らの青春、好きです。
恩田陸さんの作品は、重たいイメージがあったので敬遠していました。「夜のピクニック」がまさにそうでした。本作も、確かに面白かったのですが、やはり重たい。国内屈指の進学校の学生寮で、帰省せずに冬休みを過ごす4人の男子高校生を描く長編。しかし、高校2年生で毎晩酒盛りに煙草かい!大人過ぎ、そして4人ともがそれぞれ訳ありとは・・・
初めての恩田陸さんの作品。四人の独特な世界に引き寄せられました。読んでいるページがとまらないとまらない…(笑)再び四人が揃ったら、という続編があればいいのにと思う。そしてひとつ質問。これって高校生のお話なのか大学生のお話なのかいったいどっちですか?
『夜のピクニック』っぽい爽やかな感じかな??と思って読んだけど、 ちょっとイメージと違ってました。 でも、相変わらず、高校生の眩しい感じとかさわやか(すぎる?)感じとか ちょっと、あの頃に戻りたいと思わせられました。 実際には、こんなに重たいものを抱えている人ってそうはいないんだろうけど、全員自分の同級生?っぽく感じることができました。
麦の海や蛇行する川ほどどろどろしていないけどみんな何かを抱えてる男の子達の話。恩田陸にしてはスパンと直球で来るような話。ページをめくればいつでもそこにネバーランドがあって何度でも読み返したい。
「夜のピクニック」みたいな感じを期待して読んだけど、予想外にドロドロした内容。設定はすごく良いし、最初の告白が始まったあたりは引き込まれたけど、あまり好きになれませんでした。
やっぱり恩田陸の学園ものはいい。ちょうど読んだ時季が物語の設定と重なって、なんだか情景が浮かぶようだった。『蛇行する川のほとり』の男の子バージョンのような感じで、閉塞された空間の中で登場人物の告白により物語が進んでいく。4人の抱える過去が壮絶すぎてリアリティーには欠けたけど、4人がみんな個性的で魅力的。統の過去の話がメインかと思いきや咬ませ犬くらいのものになって驚いた。
四人の少年たちが年末の学生寮で一人ずつ自分の秘密に一つ嘘を交えて「告白」していく話なのだが、この設定が後半では有って無いようなものになってしまっていて、設定が気に入っていた自分としては残念だった。恩田作品の中ではどちらかというと肌に合わないほうであった。
お気に入り。恩田さんの学園ものが無性に読みたくなって、久しぶりに再読。やっぱり、恩田さんは閉鎖的な空間を描くのが本当に上手いと思う。冬休みの男子校の寮という設定だけでもたまらないのに、日常の些細なできごとも魅力的。買い出し、酒盛り、罰ゲームをかけたゲーム、写真を撮りながらの大掃除、わいわいしながら書く年賀状。緊張感の走るシーンもいいけれど、何気ない日常の描写がたまらなく好き。
なんか、那州雪絵の「ここはグリーンウッド」を思い出したり。読みながら、少年達と一緒にドキッとしたり、ワクワクしたりと、とても楽しみました。
12月24日に読み始めて、25日には25日、26日には26日の話を読んで、臨場感(?)を味わう…というのをやりたいのに、ついつい最後まで読んじゃう。今回は3日しかもたなかった。
肌に合わなかった。結局男子高校生が各自のトラウマを語るだけ。あの短期間でどうやってそんな信頼が産まれたのかがまともに描かれていなかったり、激怒させてもすぐに和解したり、キャラクタとしても奇妙。美国がかろうじて共感可能だったけれど、それでもあんな解りやすいトラウマを都合よく付けなくても良いような。「大人は解ってくれない」みたいなことを描きたかったんだろうけれど、なんだろう。キャラクタの行動が完成されすぎているのが気持ち悪いのかも。
始めて恩田陸の作品を読んだけど、これは面白い!!サクサクと読めてすぐに読み終えてしまった。自分の悩みをみんなで共有していくかんじが羨ましい。男の子っていいな、と思える作品。
それぞれが抱える悩みがヘビー過ぎるけど、その悩みを打ち明ける事で、苦手だったり、あんまり良く思ってなかった関係が変化して、最終的にはかけがえのない存在になって行く。恩田陸さん書く友情っていいなぁ。
内容はヘビーなのに、読後は爽やかな気分になる不思議な小説。それぞれに問題を抱えた高校生が、クリスマスイブから年明けまで寮で一緒にすごすお話で、わりと速いスピードで読めた。自らのことや、他人のことについて暴露していく展開にワクワクさせられたからだと思う。面白かった!!
4年ぶりぐらいに再読。改めて読んで、本当にトーマの心臓を踏襲しているなと思った。美国がユーリ、岩槻がトーマ。しかし少年愛方面を深めず、全く新しい物語を創りあげていて流石だなあと思った。1人1人のエピソードは暗く重いけれど 流れる空気は柔らかくて楽しんで読むことが出来た。
恩田さんの小説の中でも好きな作品。最後はうるっときました。ちょっと大人なスタンドバイミー。この4人の関係性は女では絶対ありえないから、羨ましいと思った。卒業して彼らはだんだん疎遠になっていくんだろうけど、あの出来事で絆は永遠なんだなと確信した。光浩は素敵な大人の男になるんだろうな〜統も大物になりそうな予感。
恩田さんなら、まずこれをすすめる。それぞれにかかえているものを告白していく中で、深まっていく関係。なんかいいなあ。青春で括っていいのかは疑問だけれど。
青春!定番な恋愛ではなく、それぞれ影を背負った主人公たちが、孤独な寮生活のなかで本音・真実をさらけ出していく。登場人物が少ないので、それぞれのエピソードが描かれてキャラ立ちしていてよかった。大学4年かつ年末に読んだので、感情移入しやすかった。それぞれの過去のエピソードが、もう少し異質でもよかったなぁ。みんなイケメンすぎるだろw
恩田陸の二冊目。友情がメインの物語。四人でいて微妙なバランスを保ちながら数日を過していく。夜のゲームからの告白はあの特別な時間だからできるのであって、それぞれ日々の顔のしたには別の顔があるのが伝わってくる。1番印象的だったのは統との別れがすごくあっさりと書かれていた所。大切なのは数日間の間に育まれたものであって別れでは無いように思えた。
再読。女には決して入り込むことに出来ない、ある意味羨ましい世界を垣間見れたような気分になれる、お気に入りの一冊。ほんの数日間なのに。子供が大人へ変貌をとげるのって…ほんの少しのきっかけなんだなぁ~と。それぞれが背負った重い荷物を軽々(イメージ的にね)と脱ぎ捨てて歩んでいくようなラストがとても好き。いいなぁ…青春だぁ。
寮に居残る四人の個性がいい感じに際立っていて、お互いをつぶしてない。美国は両親いないし、寛司は離婚間際の夫婦の子。光浩は妾の子。統は通学組だけど母親はいない。告白のターンが楽しみで、ついついやめられなかった。個人的に光浩が一番かわいかった。あと統。
4人ともがそれぞれ悩みをかかえていて、告白することにより気が楽になっているように思う。私にこれほどの悩みはないが、それでも小さな悩みは誰でも持っているし、それを話すことで今まで以上の信頼関係を得ることができる。また、私は4人の性格がバラバラだが皆誠実で好きだ。私も友達とは、こんなふうに真剣に向き合って信頼していきたい。本当にこんな関係の深い友達がいるなんてすばらしい。しかし高校生なのに酒に煙草は…驚いた。実におもしろい。
どろどろ家族関係なのに、こんなに恥ずかしいほどさわやかになってしまうのが恩田さんらしいと思う。トーマの心臓を目指したというのも納得だけれど、日本の寮ではなかなかあの雰囲気は出なさそうだなあ。一章一章の引きの上手さとか、重層構造になった謎の提示の仕方とか、すごいなあ、と思う。
清々しい読後感。夜のピクニック系。といっても中身のエピソードひとつひとつは結構えげつないけど‥過ぎ去りし高校時代、しかも寮生活、みたいなノスタルジーがフィルタになっているのか。。
ネバーランドの
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