金のゆりかご (集英社文庫)
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金のゆりかごの感想・レビュー(463)
幼児の脳に刺激を与えて天才を創り出すという設定が気になって読み始めた。途中、脳の進化の話が難しいけど面白いなと思いつつ進んだが、後半急に登場人物の思惑が絡み合ってドロドロしたあげく、尻切れトンボな感じがして残念。登場人物の感情が描かれていなくて気になる部分も結構あったし、肝心なところで話を動かしているのがいつも基樹なのも気になった。ネタバレだけど篤志、物理の論文が書けなくても、人の行動を先読みしたあの巧妙な計画が一人で立てられるなら、それはやっぱり天才なんだと思うけど…
終盤はどんでん返しの連続で、驚きの真犯人。心臓に関わる真相を知った後、真犯人がしゃべりだした後の守についての描写が何も無かったのが残念。
天才は凡人よりも価値があるのか。人間は多様で、同じヒトという種族のなかで幅広い価値の差があるのか。その論理で優劣がつけられるのか。ナチスのユダヤ狩りを思い出した。人間ってバランスが大事だけど、ついつい二元論に陥りがち。就活で学歴偏重が叩かれる。面接で一切学歴は聞かないし、就活生の方でも言わないでという企業もあった。学歴が全てじゃないのはわかる。でも、東大に入った努力は評価しないけど、部活で全国大会にいった努力は評価する。これは極端の極みなんじゃ。とかいろいろ主題について考えることは多かった。
長すぎてちょっと読むのに疲れてしまった。登場人物が多くて話も次々枝分かれして、結末に期待したけどなんだかすっきりしない。主人公の奥さんは何も知らないままでいいの?とか思ってしまった。あまりヒットではなかったかな。
面白かった…のだが、主人公が周りの情報(偽情報)に翻弄され過ぎて、その度に展開が二転三転するのが読んでいて考え物だった。この段階で、主人公は本当に天才と呼ばれていたのかと疑問を抱き、GC理論を疑ってしまう。マッドサイエンティストな近松の存在で、どれだけの人の人生が狂ってしまったのか考えると、無理やり天才にさせられるよりも、普通で平穏無事な人生を送りたい。この作品では、天才の指標として数学に偏っていたが、私は天才とは『インスピレーシヨン』や『人を感動させる才能』に秀でている人のような気がします。
真犯人はおまえやったんかー!!と思わず読み進めて行くうちにつっこんでしまいました。それぐらい先がころころ変わっていくお話。天才達のお話かと思ったのですが、意外と普通の人たちについて考えさせられるお話でした。
子供を持った人なら一度は考えるテーマです。でも自分の子供は平凡な中高生になり、その時期はとうに過ぎてしまったので傍観的に読めました。 基樹の超人的推理力や、守の弟の演技力には脱帽ですね。 どんでん返しが多いのは主人公らの推理が外れたからであり、主人公らはみんな天才脳ではなかったということですね。
天才にあこがれ、天才を生み出すことに取り付かれた一人の男性。近松先生さえいなければすべては始まらなかったのに。事件に関わった人たちみんなが気の毒に思えてならない。動き出すまでが長く、どんでん返しのどんでん返しは情報量が多すぎて目がまわってしまった。天才かどうかで人間の価値は決まってしまうのか?同じように頭の良い人ばかりじゃ、世の中おもしろくないだろうな。私は天才より秀才になりたい(笑)
どんでん返しのどんでん返し。でも、途中でなんとなく真犯人の見当はついた…。 人の価値って何なのか?そもそも価値って必要なのか? ある種の狂気に支配された者にとっては当たり前の考えなのだろうと思うけど、共感はできないし、共感できない自分にほっとしています。…あ。。。なんかまとまりないですね^^;
基樹はなんでそんなに色々わかるの?天才だから?
盛りだくさん過ぎて、ストーリーがよく解らなくなる。結論が気になるから読み進むんだけど…面白いわけではない。
人の命の価値は、何によって決まるのか。登場人物がそれぞれに葛藤していく物語で、私が最も共感できたのは、自分が生み、育てた子供の命が重いと見る母親の気持ちだ。「人間」が社会的な存在であるとするなら、その価値は相対的なものであり、「他者にとっての私の存在価値」ということになるから、赤の他人の命と比べて、肉親やよく見知った人間の命に重きを置くのは仕方がない。それ以外の外的な要因に答えを見つけようとすると、ここに出てきた何人かの人物のように、バランスを欠いてしまうのかなと思った。
東野圭吾「鳥人計画」を彷彿とさせる内容だった。意味合いは違うが「才能の育成」をテーマにしているせいか。心理畑の人間としては、脳力開発が成功しているか否かを明らかにしていないあたりに、いい加減なことを書いていないと好感を持てる。後半のどんでん返しは鮮やかでいいのだが一読して理解するにはちょっと情報量が多すぎて、多分全貌は理解できてない。筆者のせいにするか自分の理解力のせいにするかは置いておいて。空恐ろしく絶望的なエピローグはとても好き。そしてこの手の話に付き物だが、近松先生さえ存在しなければ世界は平和なのに
ダメでした。書店の平積み&オビに騙されました。各登場人物は妙に癖があり過ぎのくせに魅力が乏しく、しかも肝心の主人公は「押しが弱いくせに引くことを知らない」という困った性格です。 とにかく読み進めるのが苦痛で、何度も投げ出したくなりました。 一番の問題点は、作者の「天才」に対する認識・考え方の古さではないでしょうか。「高度な数学問題が解ける」とか、基本的に理数系の強い子供達がイロイロ出てくるんですが、なんだかそれって昭和で流行った天才像やん!って思いましたよ。
天才を作り出す研究、というテーマのせいでしょうか登場人物の動きがはっきりしてますね。なんかちょっと、ん、と引っかかる点は伏線だったり・・・で結局天才は作り出せるのや否や、は、お預けですって。それとも自然と現れるから天才なんだろうか?
金のゆりかご、意外だがつまんない終わり方だったなあ。そんなにどんでん返ししなくても十分面白いのに。SFを無理やり推理小説にした結果か?
どんでん返しが何度もあると、そのたびに話を整理するために一旦物語を読み進めるのが止まってしまう。ようは話についていけてないだけだが、読む勢いが削がれるので少し終盤は興ざめだった。
ミステリとしての構成は、王道。しかし真相に至った時に、スッキリと騙されて楽しかったという感覚はない。知能が優れているか否か…いや、天才であるか否かで人間の価値は優劣が決まるのか?気持ちの悪い問いだ。気持ちは悪いが、優劣をつけてしまうことはあるかもしれない。それが正しいことか否かは置いておくとしても。
長い。文体は読みやすく、すんなりと入ってくる。ただ、どんでん返しも度を過ぎると、理解を放棄してしまうもんなんだな。人物を出し過ぎてるんじゃなかろうか。著者は結局、何を残したかったんだろう。
最初の方、なんだかあまり読み進まなくて断念しようかと思うくらい、私には難しかったけど、中盤の事件が起きてからは一気に読み進められた。ただ、終盤話が二転三転するのに自分の頭がついていかなかった…。結局秀人くんはどうなったんだろうと疑問に残った。
これは…! なんとやら… うーん。まあ面白い。この真相には凄く驚かされたが、少なくともお勧めではない。前作の方がうまくまとまっていた。 真相を考えると、秀人が不憫になってくる。梓にはめられただけかよ。しかも、はめられ方がとても可哀想。しかしそれにしても、みんな、人が死ぬ直前だというのに、無粋なことをやっていること。
0歳の娘がいるので、この本の内容についてはかなり考えさせられた。人の優劣は知能によって上下があるのか?ふたつの命、賢いほうが大切に扱われるべきなのか?私も双子の子供がいたらどうするんだろう…。ちょうど臨月から読んで、出産を経験して病院で読み終えたので、娘の顔をみて色々考えてしまった。でも、どんでん返しが多すぎたかも?!もっとストレートに問題を扱ってほしかったなぁ。
主人公は、天才を作り出すためのシステムを作った研究者の息子で、彼自身もそのシステムで育てられた過去を持つ。一方、そのシステムのせいで、脳に障害を受けたのではないかと疑われる4人の子供を追うジャーナリストが彼に近づいてきて・・・。そのさなか起きる殺人事件。犯人は誰か。動機は何か。ラストに二転三転するどんでん返しとシステムに関する説明にちょっとついていけなかった。
天才を作り出すための「金のゆりかご」を巡る物語。ちょいと長め。どんでん返しを仕掛けるためとはいえ、やっぱりちょい長め。。。誰がどうで誰がこうで、で、こんがらかって、登場人物も何人か置いてけぼりで描写が消えて。。。なので、こんがらかったどんでん返しは、置いておいて、高次元理解の脳の可能性や早期教育についてを読後の余韻で堪能。
二転三転して何が真実で悪役が誰なのかよくわからなくなった。理論とかをそれっぽく語るシーンが多いし、断片的なエピソードも多いし素直にストーリーにはいれなかった。
後半100ページぐらいは一気に読めた。真相に迫るところは、どんでん返しがあって、最後は以外だった。中盤、何をしたいのかよくわからなくて、言い回しがまどろっこしくて、難しかった。秀人はなんだったんだ?
金のゆりかごの
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