ゆめこ縮緬 (集英社文庫)
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ゆめこ縮緬の感想・レビュー(47)
02/07:カナ
01/01:camelletgo
05/02:緋茉莉
03/31:quiki
ねっとりと絡みつくように。歪んだ珍品の真珠のように美しい文章で綴られた、微熱をはらんだ息まで感じるような暗い物語。どれかひとつと選ぶには、どれもが同じくらいに禍々しい愛と情熱で煮えている。観念して味わう事をお勧め。
過日、古本屋にて購入。美本で見つけた時はうれしかったなぁ。本日読了。皆川氏の小説は絢爛という文字が本当によく似合う。美しいが、それが過剰であり、更に毒を含んでいる。そして私は危険性を承知でそのなかになんの装備も無しに飛び込む。いつまでも余韻が体内に残る。読書体験としては最高だが、日常にも影響が出るのは少し厄介。にしても青火童女の魅力といったら!
☆6 自然と生死の境界が曖昧になっていて、幻想的な作品集だった。幽霊があまりにも自然体で現れているから怪奇は感じられないが、哀しみや美しさを際立たせる要素となっていた。やっぱり少女や艶女の描写が見事で、妖しいエロスを感じさせる魅惑的な女に惹きつけられた。『影つづれ』『胡蝶塚』が特に好みで、最後の一言の、不気味であっちに引き込まれそうな毒と愛を含んだ響きが素晴らしい。
10/11:反る
08/07:いさく
07/27:oyu
いくつもの夢現が微かに響き合い、そしてすべて灰になる ああ、境目が溶けていく… 「作品精華」で読んだものもあったけれど、こちらでまとめて読めてよかった
夜がもっと暗く、現世と黄泉の境がもっと曖昧な時代。おどろおどろしい妖怪や化け物が登場するわけではないのに、冷たい毒の流れにゾクリと致します。髪の毛が一本ずつ絡みついてくるような心地が、気が付いてみれば快感。小説世界に浸る楽しみを久しぶりに味わいました。短編集ですが、一話ずつゆっくりと堪能するのをお勧め。
04/05:さたかかひり
10/26:O2
全てではないが季節は夏、だと思う。美しい描写に酔っているうちに深い闇にひきこまれる。夏の川沿いの陽射し、広がる一面の芒の原、夕暮れに浮かぶ泰山木の白い花びら、昼間でも冷やりとする床はきしみ、奥の部屋から人形達がこっちを見ている。耽美、と言葉にすると簡単だけれど。実にいい。
10/01:ぺこ
08/05:okinu
ぴんと糸をはった緊張感を保ちつつぞわりぞわりとたちのぼる狂気にすっぽり絡めとられる甘美を堪能。収録の短編はどれも、妖しという水に浸されつつもやがて霧粒となり昇華する見事なまでのめくれ感があり、さすがさすがの皆川ワールドに放心ふらふら。秀逸な「文月の使者」から始まり、桔梗、胡蝶花(シャガ)、鉋(カンナ)などの花々が現実と物語との距離をとりはらってくれます。是非、この季節に読むことをオススメします。なんといっても、冒頭一文「指は、あげましたよ」!!!ですからっ。
冒頭の「文月の使者」から一気に異界に惹き込まれる。闇から生まれ、終わりの来ないような冥く、妖しい幻想的な物語の数々が、最後の章で瞬く間に灰になってしまう潔さ。皆川さんの美学に惚れ惚れする。
夢と現実、そして記憶のあわいに漂い、蠱惑的な物語に魅了される皆川博子の本。 八篇の幻想短編を収録。 中でも特に冒頭の「文月の使者」に心乱された。 ゆるりと流れる河にはさまれた中洲、そこにある煙草屋で、 彼岸と此岸、魔物と生者と亡者が交錯する。 虚実が二重螺旋のように絡まり 、彼岸の扉がぱっくりと口をあける。なまめかしさに圧倒され、後に愛おしさと悲しさが残った。この著者の作品の中でも、一番好きな一冊。 収録作品は 文月の使者 影つづれ 桔梗闇 花溶け 玉虫抄 胡蝶塚 青火童女 ゆめこ縮緬
06/25:ことり
06/23:こなつ
04/30:nonsugar
短い物語ばかりなのにさらさら読めず、読了するまで随分時間がかかった。現在と過去、現実と幻影が溶け混じり、爛熟したような幻想小説集。彼岸を思わせる中洲、病院、絵描きの男、舞踊家の女、ばあや、西條八十の詩集、奇妙に符合し交差する物語に心が昂った。八編どれもよかった中でも、「影つづれ」「玉虫抄」「青火童女」に目眩を覚える。
◎なんやろ。めっちゃ好きやわ。言葉を産むことが出来ん。そやから好きを連打しよる事にするわ。好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き
久々の再読。現なのか夢なのか。登場人物のみならず読者をも巻き込んで幻惑させる優美な毒に満ち満ちた皆川ワールド全開の作品集。冒頭の此岸と彼岸の狭間にあるかのような中洲の物語から一気に物語世界に惹き込まれる。耽美と官能が滴る物語に酔わされ心揺さぶられる。大満足。好き好き。
どの話も好きなのだが、文月の使者が一番好きかなあ。でも選べない。暗いのに色鮮やかなどくどくしさが全体から漂っているような雰囲気で夢を見ている気分になる。怖いんだけど後味は決して悪くない。この短編集やっぱすごく好き。まあ皆川さんがお書きになった文章全部好きなんだけど。
09/30:ダフネ
08/23:susu
05/26:ふみ
11/18:ichico
11/10:冬薔薇
ゆめこ縮緬の
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感想・レビュー:22件














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