夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
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夏と花火と私の死体の感想・レビュー(4791)
乙一さんは読み始めると止まらなくなって一気に読めるから好きです。内容は怖いのに描写は淡々として無駄がなく、表現は軽いけど丁寧。程よい中二性。簡単なようでいてなかなか書けないよこんな話。
初乙一さんの作品です。表題作『夏と花火と私の死体』まさかの視点で楽しかったです。ホラーだけどそこまで怖くなくすらすら読めてよかった。でも、実際にあんな最後があるとしたらゾッとします。物語自体は終わっているけれど……。
表題作、すごいぞ……!死体目線で書いているのに、殺された主人公の恨みや無念とかが無くって、物語の展開にスイスイついていける。というか、兄妹を応援したくなってしまう。まさかあの人が!? という驚愕のラストでした。ある意味ハッピーエンドなのかな?
読んでいくうちに自分が死体になった気がしました。落ち込んだ時に別世界に軽くトリップしてすぐ戻ってこれるような作品。ちょっと乙一雑貨店でものぞいてみようかしらという気軽さで読んでください。
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!「おれは小説を読んでいると思っていたがそれは漫画だった」な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…(以下略)ポルナレフの台詞を思わず呟いてしまう、弥生ちゃんの兄の健君を好きと告白した為弥生ちゃんに殺されたわたし=五月の死体を隠す4日間を五月の死体の視点から語られる『夏と花火と私の死体』、決して奥様と旦那様の部屋を覗いてはいけないと言われている清音が見たのは奥様と思っていた蒲団に横たわる人形だった…現実と幻覚の『優子』の2篇を収録。
末恐ろしい兄妹達。このまま罪は闇に葬られるのでしょうか。現実の世界でも、未解決の事件のかげて、健君等のように涼しく笑う人達がいるのだとすると、吐き気がします。…それくらいリアルな表現。緑さんの白いワンピースが怖い。
近頃、とてもハートフルな暖かい想いの方向に心が染みているのに、いきなり死をドライに表現している作品に出くわしてしまって、無条件に吐き気がするような気持ちの悪さを感じてしまった。“ホラー小説”と分類するなら、なるほど、そんな感性がとても恐ろしい。
死体目線の話はこれまでもあったのでしょうが、やはり、そここそがこの話を引き立てている。 違う目線ならば大した話ではないしね。
表題作は、死体目線で話が進められていてとてもおもしろかった。 意外な結末にも驚いた。自分の死体のことをテレビをみているかのような感じで進められていて 死体という設定?を忘れそうになった。 二番目の「優子」はすこしよくわかんなかったけど、、 でも最終的には自分なりに解釈。 すごく悲しい話だとおもった。
殺されてからもタイトル通り「私の死体」の死体目線で話が進んでいくのにびっくり!それも他人ごとのように淡々と進んでいくのが不思議な感じがしました。でも、2番目の「優子」の方がすらすら読めるかなって感じがします。
死体になった私の目線で物語が進んでいくけど淡々としているのが不気味。何度目かの再読だけど健くんと緑さんやっぱり怖いなぁー乙一にはまったきっかけの本だけど…表題作より「優子」のほうが好み
タイトルの『夏と花火と私の死体』の"私の死体"という通り、死んだ女の子の視点から描かれている。そしてその女の子が、他人事のように俯瞰から事件について淡々と語っている。衝撃的で面白い。さらに、描写がとにかく上手い。
乙一さんのデビュー作です。 16歳でこういう小説を書けるのは、すごいです! 上手く説明ができないですが、どんどん”変”になっていくと感じました。 健くんと弥生ちゃんは、普通の小学生ではなく、気味悪かったです。 この作品は、怖くないけど、じわじわと気味悪くなります。 最後は、こういう展開になると思わなかったです。 もう一つの物語の「優子」は、謎がわかったら、悲しい気持ちになりました。
途中まで読んだけどだめだーーー。肌に合わなかった。いや、面白かったしページをめくる手が進んだのも事実なんだけど、死体とか…さ…。もろ死体が出てきて、なんというかグロかった。それでも読めたのはグロがただ単にグロいのではなく、「わたし」の目線を通すことによって悲しみファンタジーグロ(何が言いたい)になっていたからだと思う。もう少し純粋だったあの頃の自分ならば、この作品はどんぴしゃに面白かっただろう……自分も俗にまみれたということだな…。好きな人はきっとものすごく好きな物語だと思います。
乙一さんデビュー作。当時16歳だったそうな。表題作+1話の短編二話。一通り著作を一読した方には少し物足りないだろう。さらっと読了できるので乙さん完全読破の方は是非っ!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/21
粗筋はまぁ、あれとして…。「描写」ですよね、特筆すべきは。冒頭から素敵。《神様を祭ったお宮には濃い緑色の木々が生い茂り、砂利の地面に日陰を落とす。》説明的でないし、まず音読したくなる文章ですよね。美しくて。 《暑いのを我慢してタオルケットに潜り込んでいた弥生ちゃんは、泣き声のような声で言った。汗で前髪が額にこびりついている。》この一文だけでもいろんな要素が詰まっていて、僕の洞察力ではきっとポロポロ落としていると思う。16歳の作品と知らずに読みたかったなぁと思うが、16歳だから読んでみたいと思ったのだから
私は健くんが恐ろしかった。殺せるような武器さえあればかみなりじいさんだって殺していただろうからだ。何よりあの状況を楽しんでいる所に恐ろしさを覚えた。対照的に弥生ちゃんは自分の過ちを誰かにばれてしまうのではないかと常に怯え、愛しい健くんに助けを求めていた。視点である死体である五月ちゃんが被害者の気持ちで彼らを見つめるのではなく達観したような高い目線から見つめているのが印象的だった。
死体の視点っていうのが珍しくて新鮮な気持ちでした。 死体の隠し方はやはり子供なんだなぁと思うと はらはらしてた気持ちもほっとします。 見つかりそうで見つからない、スリル満点で手に汗握りました。 緑さんが個人的に好きでした。 この本を書いたとき作家は16歳だというからびっくり! 同い年なので尊敬してしまいますw
表題作の「夏と花火…」は衝撃的。読み手の斬新な設定。解説では当時16才の乙一が書いた作品と知り、その頃に書かれたと思えない演出のうまさに驚いた。また、感想や裏表紙の紹介文など、作品による情報を入れずに読むと、更に楽しめる意味が分る。前回読んだ「GOTH」なんかまさにそうだ。あたりハズレもあるかもしれないが、乙一の作品は予備知識なしで読むほうが楽しみが増える気がする。
乙一デビュー作 乙一と言ったら丁寧な心理描写ってイメージだけどこの作品にはそれは感じなかった そういう意味では新しい本に成長を感じる 話自体はおもしろかったけど言っちゃえば無駄に長い これくらいならもうちょっと短くても良いかなと感じた
乙一のデビュー作品。単純に面白くなかった。ただ、十六歳で書いたという点では確かに凄い。それぐらいしか良い点が見当たらなかった。
「夏と花火」は、随所でいやいやアリエナイwwと思った。でも、難しい事書いてなくて「パッ」と読めちゃったから好き。心の葛藤とか悩みとか「いけない事なんじゃないか?」とか少しは迷えよ健。「優子」はミステリやホラーお得意の「幻覚」オチ。結局かよっていう。
今の私と同い年(?)の作品だそうで…。私にはあまり身近ではない描写だったので想像するのが難しかったけど、そこがよかったのかなと後から感じた。この作家さんのもう少し大人になって作られた作品を読んでみたい!◎
乙一を読むならやっぱりここからかなと。風景の描写が上手いなと思います。繊細でくどさを感じない書き方はイメージがわきやすく、いかにも夏、という感じが前に出ていて夏好きの人間にはたまりません。森に入った時の景色の変化や匂い、蝉時雨諸々の描写が特に気に入っています。健の無邪気な恐ろしさもなかなかにツボ。意外なラストには驚きを隠せません。「優子」のオチは容易に想像できるなと思いながら読んでいたら真逆の方向を行きました。満足です。
表題作と「優子」という作品の2作品。表題作はとにかく違和感が素晴らしかった!兎に角いい意味でツッコミ所が多い。しかも恐らく作者は意識的に書いている。ちょっと具体的に言うと五月ちゃんの語り口だ。オイオイそんな普通のこと考えるだったらなんでこういう風に思わないんだよ!みたいな感じ。あとは物事に対するリアクションがおかしい人がいる。とにかく読んでて怖いというか気持ち悪い。それがまたとてもイイ!というおかしな話し。「優子」も良かった。何だ予想通りじゃんと思わせといてのどんでん返しは秀逸だった。あまり作者を知らない
殺された本人が語ってるんだけど、全然悲しさとか悔しさとか憎しみとかがなく、淡々と進むんだよねぇ。なんだか不思議。健と緑が怖すぎ(((((((・・;)
夏と花火と私の死体の
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感想・レビュー:870件
















































