終末のフール (集英社文庫)
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終末のフールの感想・レビュー(6924)
短編集?だったので、ちょっとした待ち時間などにサクサク読める。ミステリーではないのでいつもの「うわ、ここでこうなるのか!」っていうのはあまりなかったけれどそれでも井坂さんの面白さは十分味わえた。個人的には籠城のビール、冬眠のガール、演劇のオールが好み。
あと数年で世界が滅びる中で進むそれぞれの日常。暴動が起きたり、身内が亡くなったり、悲惨な出来事が起こっているわけなんだけど、そのわりに皆どこか冷静かつ、妙な軽快さがあるのは伊坂さんならではなのかなぁ。そういうとこが好きです。冬眠のガールが特に◎優越感に鈍い彼女、すてきです。
震災のことが頭を過る。すごく絶望的なはずなのに何だかほんわかしていて変な感じ。実際この状況に陥ったら、こんなに楽観視できるわけないじゃん、って思ってはしまうけど、最終的にはこうなれたらいいなと思う
後8年で地球は滅びます。と言われたらどうするだろうか?恋人や夫婦で読んでどうするかと語り合うといいと思います。アルマゲドンや2012などと違い最期は巴投げでおわってます。(^^;;
終末のフール、太陽のシール、籠城のビール、冬眠のガール、鋼鉄のウール、天体のヨール、演劇のオール、深海のポール・・・目次を見て、ハライチの漫才ネタかと思った(笑) いつもの伊坂ワールドのように各々の話で登場人物が微妙に重なっていて面白い。最後の「深海のポール」はちょっとウルっときちゃいました (T_T)
家族や日常を失った後も、最後の日まで生きていたいと思える強さや希望を見つけられるか。混乱し、絶望し、破壊しているか。どちらの生き方へも繋がる自分を静かに指摘されたような気分です。
各話タイトルを見て、ハライチの漫才を思い出したよw設定に惹かれて読んでみたけど、エグくない!し、淡々と進む世界を見てジワジワ温かくなった!寿命決められてたら、誰にも遠慮せず腹を括ってやりたいことやれるのかもなぁ…。
初伊坂作品。らしい作品と聞いたが、ふーんこんなものか、と言う感じ。タイトルを並べた目次、なんだかいやらしい(笑)他の作品を読むかは微妙。
短編集だったので、読みやすかったです。ちょこちょこ再登場キャラが出てきて、伊坂ワールドを十分に堪能できたと思います。自分の人生が残り少ない時、冷静になれる人がより長生きするんだなぁ、と考えさせられた作品です。
Terry Knoll
ナイスを頂き有難うございます。 これがはじめて呼んだ伊坂作品。最後に登場人物がリンクするとはさすがです。核戦争後、放射能汚染がひろがり人類滅亡の時を迎える「渚にて」はお奨めです。
ナイス!
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02/08 22:38
ナイスを頂き有難うございます。 これがはじめて呼んだ伊坂作品。最後に登場人物がリンクするとはさすがです。核戦争後、放射能汚染がひろがり人類滅亡の時を迎える「渚にて」はお奨めです。
ナイス!
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02/08 22:38
いつもは一気に読むけどこの本は小休止いれながら読んでいたせいで登場人物が再登場したときなかなか思い出せないあほっぷり発揮(笑)どのお話に出てくる登場人物もすごく魅力的。演劇のオール、籠城のビール、深海のポールが特にいい!
八年後に地球に小惑星が追突して世界が終わる。そう決まった時人々はどう生きるのか?それぞれの人の生き方を書いた全八話の短編集。人間「死」を感じる事で「生」を強く意識できるもんなんだと感じた。人間いつかは死ぬ。ただ今の日常ではそれを実感できる事は少なく時間は無限にあると錯覚しやすい。そのためダラダラと毎日を無駄な過ごし方をしてしまう。人間いつかは死ぬのなら何故生きるんだろう?いつか死ぬ時の為に毎日の一分一秒までを楽しく生きるってのが自分の答えだった。必死に生きる。そう感じさせてくれた作品だった。
後半にかけての登場人物の絡み合いは、流石は伊坂作品だと思いました。小惑星衝突の事実が判明し、自分の人生が残り少ないとしたら、どのようになってしまうのか。その人が本来持っている本能や欲望など、根幹にあるものが発露してしまうのではないだろうか。悪の道に走る者、世を儚み自殺してしまう者。根幹にあるものが、悪なのか善なのか試されているような気もします。泥臭くても良いから、最後は「良い人生だったね」と言って終わりたい。
**ネタバレ**小惑星の地球衝突が分かった以降の一般市民視点で物語が始まる。『絶対的な死』を前にした人々の心理や日常生活、人間関係といったミクロな視点の物語。しかし、それだけ重い話にも関わらずさらっとした読後感。それでて、いざ小惑星の衝突と理解した途端『生きる価値を失う様な人生、日常』を過ごしていた"今現在の生き方"に警鐘を鳴らしていると考えさせる内容。また、『太陽のシール』の様に現時点で最大限の幸福や価値を見出す努力をする普通で、当たり前に強い夫婦が良かった。極限状態の人間ドラマにご関心のある方にお勧め
終末を前にした、町の人たちのそれぞれのお話。 いつものミステリ仕立てではないので、物足りない感じはあったけど、 ボクシングの話や、夫婦の話、家族の話など、魅力ある人物が多かった。
3年後、小惑星が衝突 地球は滅亡する。
公表直後のパニックが収まり、人々はどのように最後のときを迎えようかと考え始める。
仙台の団地を舞台にした連作集。
結婚10年にして子供を授かった夫婦。先輩ボクサーに憧れジムで練習を続ける少年、自殺した父親が残した3000冊の蔵書を全部読み、初めて恋人を作ろうとする女性。
洪水がから逃げる為に屋上にやぐらをつくる老人。
レンタルビデオ屋を続けるサッカー好きな男性など。
同じ団地の住民達が係わり合いながら、ゆっくりとした時間の流れの中で話は進みます。
毎度まいど、それぞれの話のリンクのさせ方がすごい。あと登場人物、みんな一度しゃべってみたい。と思うくらい魅力的で興味深い人いっぱい。死ってのは深いテーマやなぁ。ほんと、誰か生きてくのに参ってる人に、なんで自殺しちゃいけないのって聞かれたら、なんて答えよう。とかそんなん考える。
世界の終末が見えているはずなのに、これは絶望の物語ではない。人生は必ず終わりが来てしまう。だから、何でもない「今」この一瞬が私たちにとってかけがえのないものであり、それを決して忘れてはならないのだ。そして、人との関わりが生み出す小さな希望や温かさも。この本の中で、わたしの心に強く刻み込まれた言葉たち。「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」「できることをやるしかないですから」
あと3年。死を前にして、自分は、どのタイプなのだろうか。果たして。いつまでも生きているって勝手に思い込んでいた自分に、この残り3年で終末という話は、今を無駄に生きないでしっかり生きていこうと考えさせられた話でした。
大好きな伊坂さんの作品にも関わらず、あらすじの一文だけを読んで「SF小説はちょっと…」としばらく敬遠してた作品。でも一話目を読んで「もっと早く読めば良かった」と激しく後悔しました。三年後の終末に向かって、それぞれやり遺したことを達成しようとする人々。和解、出産、殺人などその内容は様々だけど、そのひとつひとつに心優しい人々の葛藤があって、誰かを思いやる心があって、どんな状況でも助け合って生きてる姿がとても素敵でした。またしばらくしたら読み返したいな〜と思いました。
"地球滅亡へのカウントダウン"を題材とした物語。てっきり、「どうしよう?!どうする?!」な、バタバタハラハラ、緊迫感溢れる物語なのかと思っていたら、ゆったりしていて、心が温かくなる物語ばかりで、良かったです。"絶望的"でないから、そう感じたんだろうなぁ。
重要なのはあと三年で世界が終わるということではない。例えそこに絶望しかなくても、今をどう生きるかだ。でも普段の私たちにとっては、生きることなんて当たり前で。ただ無為に過ごしているだけだ。命の終わりを意識しなければ、今自分がどう生きるかも分からないままで。全ての終わりを受容したとき、ありのままの本当の自分で穏やかに過ごせるのだろう。なにをのん気な、と言われようと。この物語の中で人々は皆、それぞれ自分の人生に納得しているから。それは不幸なことではない。
三年後に世界が終わるという世界観。終末を三年後に迎える人のそれぞれの日常が描かれていた。開き直っているように見えるほど皆前向きで温かな気持ちになれた
世界の終末というとんでもなく大きな恐怖と不安の中に、なんとあたたかでゆったりとした話を持ってこられるんだろう、と感心してしまった。しかも、それらは日常をただのんべんだらりと暮らしている僕たちに、何かを、何かに対する気付きを与えてくれる。何度も読み返すことで、この本に秘められた力にいくらでも感化されそう。大切な本の一つになった。
おもしろい。終わる世界で日常を見つけた主人公達の短編集。読後感は絶望でも希望でもないノスタルジーに近い感覚なのかなあ。
隕石の軌道が変わるのはあり得ないことだけれどこの作品にはそれに違和感を感じさせない人を引き込むリアリティーが存在する。残りの時間を生きる人たちの生きることに対する強さを感じて心にじわりと暖かい感情が滲んだ。作中の「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?あなたの今の生き方はどれくらい長く生きるつもりの生き方なんですか?」という言葉が物凄く印象的だった。
隕石衝突を発表したばかりの混乱した時期ではなく、 また隕石衝突間近でもない、小康状態の時期だったのがよかった。 混乱が落ち着いて、3年後をどう受け入れていくか。。。 苗場さんのセリフで、ハッとした。
8年後に世界が滅ぶという中で、残りの人生をどう過ごすか、を描いた連作短編集。明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?ふむふむ、考えさせられる。
題材はかなり大きな地球消滅の話なんだけど、小説に流れている雰囲気はとてもゆったりしていると感じました。
終末のフールの
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感想・レビュー:1476件














































