スクープ (集英社文庫)
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スクープの感想・レビュー(179)
布施ってのが主人公なんだけど、こいつがとにかく凄い。どんな場所でも自然に振る舞い、場の空気に溶け込むことができる。そしてその場の人たちと繋がっていき、情報を収集する。で、その情報を活用して、知り合いの刑事に情報提供し、スクープをものにしていくんだけど、、、、あまりにも上手くいきすぎな感じかな。自分たちの追いかけるのは人間なんだと、布施のスタンスはとてもかっこいい。心に秘めた熱さをもとに。でもね、同じような展開が7編続くから、少し食傷気味に。さらっと読める楽しい作品なんだけどね。
布施ちゃんの雰囲気はSTの青山に受け継がれているような気がする。それにしてもクラブで7万のボトルを入れられる給料って一体…。遊軍記者って儲かるの?バブル時代の話だから?
「ヘッドライン」を先に読んでから、その前にあたるこの本を知って読んでみた。布施の印象が大分違うなぁ。まあ書かれた時代もかなり違うようですが。「ヘッドライン」はちょっとひっぱりすぎな印象だったので、これくらいの短い話のほうが面白かった。
「ヘッドライン」を読むために予習として読んだ。今作では主人公は刑事ではなく、放送局のはぐれ記者。みんなにモテモテでちょっとかっこよすぎ。いろんな裏社会に首を突っ込んでいきます。追いかけるのはスクープじゃなくて、人間なのだ、というのは主人公の言。楽しい短編集です。
先に続編(?)のヘッドラインを読んでしまいましたが、こちらが先なら随分と印象が変ったんだろうな、と思います。布施のキャラは魅力的ですが、短編で7つ続くとちょっとお腹いっぱいかなと。もちろん、今野作品らしく安心してサクッと読めるし、十分に楽しませていただいたんですが。
今野さんが今の様に注目する前の作品ですね。布施はちょっと出来過ぎじゃないでしょうか。いくつもの事件が出てくるので、ひとつ一つが簡単に解決してしまうのもどうかなと思った。早い展開で無駄がなく面白い事は面白かったんですが。
ストーリーはいつもの通り無駄なくわかりやすい。無理な仕掛けをせずに、淡々と事件が解決するのが気持ち良い。今野氏は、キャラクター作りが本当に巧い。特に主人公の布施はとても魅力的であり、他のレギュラーメンバーも説明的な文章など全然ないのに、会話と行動でキャラを立てている。7つの事件それぞれが面白く、布施の事件の裏の「人」に対する思いやりなど、彼の魅力に惹き込まれた。第6章で「もてるのは貴方ですよ〜」と言いたくなった(笑)
ほどよく入り組んだ物語に、あまり悩まず飽きず、さくっと読める作品。(いーいラインをなぞるんだなぁ。しつこくないし)
そのうえ主人公布施のキャラクタがなんともいえず魅力的。昼行灯のようでいて、その実、しっかりと強い芯を抱えた男。女性は好きなキャラかも。
ややご都合主義的なところはあるけれど、さくさくと軽快に事件が解決して気持ちいい。布施と黒田、いいコンビだなぁ。鳩村ディレクターはちょっとかわいそうにも思えるけど、いいキャラ。全編通して、不思議な布施の魅力が引き立ってます。あぁ面白かった。
テレビ局報道番組の遊軍記者を主人公にした業界小説っていうのでしょうか。主人公は一見不真面目でフラフラした男だが、実は優れた洞察力と行動力、そして憎まれないキャラクターをもっている。ちょっとご都合主義なところもありますが、飄々とした主人公の会話がおもしろい。
報道番組記者である布施京一と、捜査一課で犯罪捜査担当の黒田祐介が持ちつ持たれつの関係でスクープと犯罪を追う。一見遊び人風で、誰とでもすぐに打ち解ける性格の布施はTBNのニュース番組付けの遊軍記者であるが、その取材法は単独で行う。スクープをものにするため黒田刑事部長を利用し、黒田も布施の情報から犯人を検挙する。といった、ありそうでなさそうなコンビの活躍を描く作品。
知る限りでは最もクールな主人公。筋の通った冷徹さではなく、脱力した低温。なのに人好きのするかっこよさ。そのうえ、滑稽さも漂う。続編はないのかな?
初今野敏。夜遊び好きの?報道番組の遊軍記者が主人公の連作短編集でした。途中までは淡々とした感じですが、最終話はよかった。「みんな、人間なんて見てやしないよ。新聞もテレビも…。」では、それを視ている我々は?
2009/2/21 ジュンク堂三宮本店にて購入 2010/1/5~1/7 TV局の遊軍記者布施京一を主人公にした短編集。アウトロー的でありながらどこか憎めない魅力的なキャラ設定ではあるが、今野氏ならでは、という感じでもない。面白いことは面白いのだが。
★★★ もうじき発売の小説すばるで続編『ヘッドライン』が始まるということで、どんなもんか読んでみた。今年発売とはいえ例によって改題された古い作品で、短編ということもあって荒削りな感が否めない。少なくとも解説の関口苑生さんがベタぼめするほどではない。
今野さんの作品の中で一番軽くてやる気なさげな感じ(笑)短編集なので頭休めにさらっと読めちゃう。主人公はちゃらちゃらやってて命だって危ういときが何度もあるけどいつもぎりぎりで救われていてヒーロー戦隊もののよう(笑)主人公が可愛い女の子でなければ助ける方もかっこいいやつではないけど。でも嘘でもいいから視聴率さえ稼げればというマスコミよりはいいかな。
7編からなる短編連作。これは結構面白かったです。テレビ局の遊軍記者って設定もなかなか新鮮で、素人の探偵ごっこという私の一番嫌いなミステリーものとは一線を画していました。
まぁそれでも、主人公は武道家でもなく武器を携えてる訳じゃないんで、毎度都合のいいところで警察がご用ご用って出てくるのもどうかと思うけどさ(^^);
スクープをいくつも飛ばすことには、運も必要だし努力ももちろん必要だし。記者という職業には縁がないため、マジックのようにスクープにありつくように描写される布施記者の素晴らしさよりも、職務案内をされたような気がしてしまう。黒田刑事との信頼関係は良かった。
『スクープですよ』改題。短篇集。今までいろんな今野敏さんの作品を読んできましたが、主人公の布施は珍しく始終やる気なさげな主人公でした。しかし仕事に対する姿勢に一本筋が通ってるのはいかにも今野作品の主人公です。文句は言いながら最後には必ず布施を助けにいく黒田刑事もよい
★★★☆☆ 全7話。どれも短いストーリーの中で主人公に都合の良いように展開、あぶない場面には必ず助っ人が、ということで期待していた今野ワールドではなかった。
スクープの
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