はるがいったら (集英社文庫)
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はるがいったらの感想・レビュー(401)
「タイニー・タイニー・ハッピー」を読んで以来飛鳥井さんにはまっており、今回もウキウキした気持ちでこの本の表紙を捲り読み始めました。やっぱ飛鳥井さんの本は素敵で、読めば読むほどはまっていき一気に読み終えました。チョイ役だけど大切な役の小川くんいいですねー!
両親が離婚して、離れて暮らす姉弟と姉弟が子供の頃から大切に育てていた老犬ハルとの物語。とても引き込まれたお話で、かなり号泣してしまいました。私も犬を飼っているし、登場人物のそれぞれに共感できるところや、こういう考えの人っているよなぁ…と思い、何だか身近に感じた物語でした。
すごく惹きつけられて一気に読みました。園の完璧主義は理解出来ないことはない。あれほど厳しくすることは出来ないですが・・・人に対しての優越感、意識しなくても感じてる時あるよなぁーと共感したり。
久しぶりに出会った、好きだと思える本に。受け入れたふりをしてごまかしてしまう行の気持ち、やりたいことをキチンと持っている友達に対する感情。園をきらいになってほっとする彼女の気持ち。すごくよくわかる。それ以外にも全体を通して「あぁ、わかるな」って共感できる部分がすごく多かった。
「タニハピ」読んだ後に、別な作品も読みたくなり手に取りました。 とにかく、流れるように進む登場人物たちの生活と気持ち。。。 自分の持った考え方なんかを飼い犬「ハル」の死を経て、少し変えてみる。そんな自分も有りだな~って感じる。そんな変化が、気持ちいい。 飛鳥井さんのもっと読みたくなった^^
新たな作家さんを発掘したいなーと思ってるところに、帯にすばる新人賞とったどー、と書いてある本だったし、表紙の絵につられて購入。 さらさらさらさらと読み進めました。 あー、なんか、あるあるー、と園に感情移入しながら読んだ。 昔、飼ってた犬の最期を看取ったことを思い出してほろりとした。 この作家さんの他の作品もよんでみようかな。
再読。登場人物の気持ちがわかり、皆、私と似ているって思ってしまう。行の受け流すときの気持ちや園の人間観察をして自己嫌悪するところとか。ついファッションチェックしちゃうところとかそしてそれに対していちいち評価しちゃうところとか、わかるわー。自分からイライラして他人のこと見下しちゃうところとか本当にね。かなしいも苦しいもさみしいも楽しいも嬉しいも全部詰まったとても好きな作品です。
昔飼っていた犬のことを思い出した。園と行の離れて暮らす姉弟とそのまわりの人達の話。すごい出来事があるわけじゃなく淡々と進んでいくけど共感できるところが沢山あって良かった。はるがいってからの話の続きも読みたいと思った
タイニータイニーハッピーを読んで購入。素晴らしい本でした。表紙もすごいイメージ通りだったけど、それよりもタイトルがとてもいい。最初の方読んでてタイトルの意味が分かってからは一気に読んだ。久しぶりに本で泣いた。
なんと受験の待ち時間に読了(笑)園も行も大好き。二人とも自分で言ってるほどひどい人間じゃないよ。むしろとっても素敵な人間だよ。
飛鳥井さん、二作目。うん、今回読んでこの人の書くもの好きだなって確信したかもしれない。物語として大きな事件があるわけでなし、ちょっと特殊ではあるかもしれないけど、どこかにはありそうな日常の物語。何が面白かったのか…と考えると難しいんだけど、あえてあげるなら、飛鳥井さんがいかにも小説に出てきそうないい人でも悪い人でもなくていいとこもあれば嫌なところもある、どこかの小説の主人公たちみたいに何かの理屈に沿って生きてない矛盾だらけの「普通の人」を描くのが上手いからかな、と思う。…なんとなくだけど。
春が来てから読みたかった!暖かい。解放された気分。喉越し(?)のいい物語とでもいいましょうか。フッと薫って、ストンと落ちる。折り返しまで印象に残らず、途中から少し昏い闇が堕ちてきて、あぁ、なんかやだな、と沈みそうになるところを、光の釣竿で春の草原に一気に引き揚げて貰うような(いずむ語全開)。そういう意味では「はるがいったら」というよりは、「はるがきたなら」であり「はるがきたから」であり。飛鳥井さん、ボクは大好きだ!!人間の心の美しさを信じてる人だと思う。登場人物がホントにステキ。自分を少し、好きになれる。
行と園、危うさを感じさせながらもしっかりと生きている。強さを感じられる作品でした。最後は泣くんじゃないかと思ってたけど、さらっと読めてしまって。あとは、作品に出てくる人物達のその後が気になってモヤモヤ感が…その気持ちが混じってなのか、なんて表現したらいいのか分からない不思議な感情です。
飛鳥井作品2冊目。タニハピの後に読みました。少し複雑な人間関係だけど、普通といえば普通。そんな姉と弟の日常の出来事を描いていますが、登場人物の感情がとてもわかるし共感できる部分も感じるし、とにかく素敵で温かい気持ちになりました。再読するだろーなー
タニハピに続き、二冊目。日常の何気ない描写が、ぐいぐい引き込まれる感じでやっぱり巧い(&同世代なので、すごいなーと思う)。 園、恭二、行、なっちゃん、忍、隣の小川君、園の同僚とか、キャラがすごい具体的に思い浮かべることができた。 特に園と同僚とのやり取りとかが、ひりひりする感じで、園とはスタイルは正反対な自分は、園みたいな人に冷静にファッションチェックとかされていると思うと怖いと思いつつ、別の分野では冷たい視線やら表情を浮かべちゃってるかもしれないので、自分も見返さないとと思った。
飛鳥井さんの作品としてはこれが最初になるようです。タニハピでもそうだったけれど、キャラクターが皆魅力的。行と園の姉弟も、それを取り巻く家族や友人たちもみずみずしい表現で生き生きと書かれている。この人は人物を書くのが巧いなぁ。老犬ハルが出て来たので泣かせにかかっているのかと思ったけれど、感傷的ではなくさらっと書ききっていて読後は爽やかな気分になれました。かなりいい作品だと思います。
新刊当時気になりながら買わずにいたら、結果タニハピから戻る形で読了。飛鳥井さんは人が抱えている小さなトゲのようなものを書くのが本当に上手な方だなあ。それでいて嫌な気持ちや後味の悪さがなくて、でもキレイキレイな話にもおさめず。姉弟も二人を囲む人たちもちゃんといくつもの側面を持たせ複層的な味わいになっているからか。タニハピもそうなんだけど、よくある話に思わせてそれだけではない何かが残る。薄味なのに味わいが深い上質のスープを味わっているようなキモチ。
園 と 行 二人ともキレイな心で、純粋によみすすみました。次の展開も気になるけど、それぞれ人物の個性と、はる、とても穏やかな、話でした。、
北上次郎が、飛鳥井千砂は『タニハピ』と『アシンメトリー』と『はるがいったら』の三冊を押さえておけ(ば十分)と書いていたので三冊目としてこれを読んだ訳だが、北上氏の言に納得した。個人的にはこれも『アシンメトリー』並みに好き。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/11
飛鳥井先生の本は2冊目、この先生の書く女性は凄く芯があってすっきりとした人が多くて好き。それぞれが、重い悩みや過去があっても最後まで嫌悪感が湧かずにすっと読め、どこか暖かさを感じる。人物描写が綺麗な作家さんだと思う
本屋でなんとなく手に取り気になったので後日購入。著者の飛鳥井さんの作品は初めて。話自体は特別珍しい訳ではないですが、はっきり形に出来ない思いとか葛藤とか分かりやすい文章で表現されている。行と園を通してそれぞれの年代の心の成長がとても爽やかで良い時間を過ごせた。個人的には園に感情移入した。綺麗な別れかたが出来て良かった。
飛鳥井先生3冊目。なっちゃんと行はどうなるんだ?沙織さんの天然ってやっぱ確信犯だったんじゃ?などなど、気になるところが満載でした。なんとなく、先生の描く女性像が見えてきた。アシンメトリーの紗雪となっちゃん、紗雪じゃないほうの子と園、てな感じで。なっちゃんと紗雪を足して2で割ったら北ちゃん(←勝手な解釈)。やっぱ、好きになっちゃうのってなっちゃんとか北ちゃんなんだよなぁ。話云々よりも、先生の描く女性像が楽しい。だから好き。
「行」と「園」、二人の姉弟のそれぞれの危うさが日常の中に綺麗に書かれている。でもそれは心が疼くほどには危うく感じず、あくまで優しく書かれている。犬のハルの介護も二人の心情にうまく絡んでいてハルが二人にとって大切な存在だったのだと感じられた。ほっこりしながらも危うさと成長、色々なものを感じられてとても良い物語でした。
両親の離婚の為、離れて暮らす姉弟と二人を結び付ける老犬ハルの話。ハルの介護を淡々とこなす「行」と、完璧主義の姉「園」を取り巻く人間模様が、なんとも、切なく、痛々しく、危うく描かれていて、思いの外、掘り出し物だった。病院の屋上の場面が好き。行と義兄、幼馴染みのやり取りがいい。人を型にはめたらダメだよなぁとあらためて思わされた。園は、共通項(ずぼらでスタイル悪いが)があり過ぎて、同族嫌悪というか、こちらまで痛くなる。仄々した雰囲気なのにチクチクする作品。嫌いじゃない。
自分の性格が、園+なつみ÷2という感じなので、共感できる部分がたくさん。人と違う感性や、固い考え方をまるごと受け入れてくれる行のような存在って、ホントに大切なんだよなぁ。。
タイニー、アシンメトリーと読んで3作目の飛鳥井作品だったけど、どれとも違う新鮮な面白さだった。キャラクターは相変わらず活き活きしてるし、犬のお話は結構あるけど要介護犬って設定は私には初めてだったし、話に引き込まれて仕事のお昼休みと通勤の間であっという間に読んでしまった。最後の何となく前向きに終わるのもほっこりしてよかった。
動物を最後まで責任を持って飼うということを、真剣に考えさせられる本でした。 二人の姉弟の性格のちがいと周囲との関わりに暖かいものを感じる本でした。
本当に仲のいい姉弟ですね。羨ましいですよ。ハルは良い姉弟に拾ってもらって、最後まで世話をしてもらって幸せでしたよね。犬が年を重ねるごとに、あんな事やこんな事をしてあげたいと思いますよね。うちの愛犬(14歳ですが…)も長い生きしてほしいと願っています
強く記憶に残ってるのは、行が屋上で宮本さんと話していた場面。行の考えに対して確かにその通りだよなぁと納得してしまった。「普通」ってなんだろう。難しい…。 またいつか再読したいと思う小説でした。
園がほとんど無意識に手を洗ってしまった、その動きが、ものすごく理解できた。私は園とは真逆に近い、自堕落娘だけれども。めぐみ嬢の存在や、恭司の(なぜか憎めはしないのだけれど)身勝手さや、家族のもたらす微かな不協和音…何だかチクチクとイヤな棘が心に残るのに、ハルの死と菜の花が全部洗い流してくれた。
このお話の題名が読む前と呼んだ後では全然違って見える。離れて暮らしている姉弟のあったかいような切ない話。読後はもう終わってしまったというちょっと残念な気持ちになった。読んでよかったです。
題名の語感に惹かれて。 わたしも姉と二人兄弟だけども、とりあえずねーちゃんがこれくらい美人だったらいいなと思う(笑)。家を出て以来、家族とうまく接することができていないので、離れてもこんないい関係を保っているこの家族にちょっと憧れる。もちろん、ハルも含めて。
はるがいったらの
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