愛がいない部屋 (集英社文庫)
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愛がいない部屋の感想・レビュー(505)
『どんなに暗く悪いときでも、永遠に続くことはない。それは幸せのときが続かないのと同じである』/『膿も血も痛みも全部一回外にだすの。それをやらなくちゃ、なにも始まらない』/『あなたは終わったと思っているけど、まだなにも終わっちゃいないのよ。だって、あなたは自分のことをかわいそうに思っているだけで、なにも自分で始めていないんだから』
あるマンションでのお話。落ち葉焚きが印象的だったが、最後に落とされた感があった。全体的に明るい物語ではなく、読む時期が早かったかな~と思った。
神楽坂って行ったこと無いので、道玄坂みたいな所を想像をしてたけど、ストリートビューで見たらちょっと印象が違ったw人生いろいろ、恋愛のカタチも色々って事で、自分の固定観念は捨てた方がよさそうかなと思った。
神楽坂のタワーマンションを舞台に様々な人間模様が描かれています。どの話も、この後どうなるんだろう?と思わずにはいられないところで終わっていて、そこもいいですね。身近やもしかしたら自分自身にもありそうな話ばかりなので、すっと入り込めました。特に、ひとりで暮らすマンションを買う35歳の女性の話に共感し切ない気持ちになってしまいまいました。このマンションが違う場所だったらまた違った登場人物になるんだろうな…。
1ポンドの悲しみに続いて読みました◎今回は神楽坂の高層マンションの住民の連作短編集。やはりこの方のは読みやすい◎しかし今回のは 少し悲しかったり淋しかったりする愛のお話たち。愛って何だろうね、、
スローグッドバイのイメージがあったけど、打って代わってビターな恋愛短編集でした。タイトルからしてそう。言葉を借りてしまうと、ハッピーエンドでない方が、後々まで彼女らのことが気になってしまうものです。
仕事、結婚、恋愛。きっと誰だって何かしらで選択誤ったな、人生失敗したなって感じてるはず。だからきっと誰だってこの作品から重たい空気を感じるはず。神楽坂の同じマンションに住む、そんなちょっとうまく行っていない人達のお話。
「魔法の寝室」を読むと、やっぱり最終関門はセックスの相性なのかなって。セックスがすべてじゃないとは言っても、セックスが上手くいかないと男女の関係も上手くはいかない。それと中年女性は性欲が強いのは本当みたいだ。やはりセフレを作られてしまうのは仕方のないことか。
女である私としてはすごく苦しくなった。 いろんな愛の形があると思うけど、こういうのに触れることで自分はこうあろう、相手にはこうであってほしい、と思いが自然と湧き上がってきた。
石田さんはどのジャンルの話を読んでも、いまの上辺をきれいに塗って角を揃えて売りさばいている社会を描いていると思う。そしてそれを買う人間はその美しさに追いつくことができず、より他人と関わることなく孤独になっていくのだ、と言っているよう。がんじがらめになっている人々を描く少しかなしい10のお話。「ホームシアター」動かずに自分のことだけを考えている人間は、結局自分を憎むようになる。
再読。神楽坂の高層マンションに住む方々の連作短編集。それぞれに心に乾きや騙しているものがある。いろんな愛の形がある。読んでる時は色々思うのだけれど、なぜか残らない。最後の表題作は背中を押される作品だった。
こんな素敵な短編集はそうそうないのでは。 短編独特の終わり方の気持ち悪さが絶妙。巻末の解説までいい。愛の中身を問わず、全てを愛で括ろう…愛が免罪符…共感。
初の石田衣良。10のストーリーそれぞれに、どこかセンチメンタルな気持ちになったのは梅雨の季節に読んだからかもしれません。でも雨が似合う、そんな本。これを機にほかの作品も読んでみようかな。
再読。読むもんないから。神楽坂にある高層マンションを軸の変わった連続短編集。やっぱこのあたりの石田衣良さんの言葉の運び方とか物語の勧め方好き。
はじめての石田衣良。読みやすい。恋愛ってこんなもんなのかなーとしみじみ思った。ハッピーエンドでもなくバッドエンドない感じ。暗い感じの話も多いが光が見える‥そんな感じもした。
まず、カバーの写真にやられました(笑)それはいいとして。作者の家にまつわるインテリアに関するこだわりが随所にみえます、好き嫌いはおいておいて。また、夫婦や恋人だけでなく、親子を中心にした話など、幅広く書かれているので読んでいて飽きない。
短編集。すべての話は、神楽坂の高層マンションが舞台。ビターな感じの話が多い。ちょっと暗めかもしれない。だが、気分悪くバッドエンドという感覚には陥らなかった。なぜなんだろう。スタートする余地がある話もあれば、漠然とした寂しさを感じる話もある。「暗い」という言葉だけでは終わらない深みがあるように感じた。あと、解説もなかなか興味深いです。
神楽坂の高層マンションを舞台にした恋愛小説短編集。ちょっと切ない話が多い。登場人物もいろいろで、なかなか割りきれない関係も多いんだけど、読みごたえがある。やっぱり短編集は一気読みするより、一つずつゆっくり読んだ方がいいな。
『同じマンション』に住む様々な人を描いた短編集。1つ1つが短くって、サクッと読めたかな。やっぱり石田さんの文章は上品です。全体的に物悲しいと言うか、ハッピーエンドには1つ足りない。せやけど、足りないものの中に、登場人物の未来や希望がかくれんぼしてて、少し嬉しい気分にもなる。
このシリーズって連続で何冊も読む気になれないんだけど、なぜか色んな読書の合間に一話一話ゆっくりと挟んでいくように読みたくなってしまう。2作目はまだ年齢的に俺が読むには早かったと反省したにも関わらず、ふと思い出して三作目も読んでしまった不思議な本。シリーズ三冊の中では一番良かった。もう少し長編で!って思った話がいくつかありました。ただ…ただ…石田衣良さんにどーしても伝えたい!【ステディ】って言葉に凄く違和感があります。シリーズ通して連呼されてるけど…それさえなければもっと感情移入出来るのに…;;
よくもまぁこんな恋愛短編小説集を書けるなあと。前2作とはまた色の違う、ビターな短編集。東京に何百とあるマンションの一室には今も様々な形で、愛に苦しむ人がいるのだろうな、と思います。
石田氏の作品で短編集は初めてだったので購入。読み終わったあと、もやもやした気持ちになった。切ないというより、救われない。タイトルでもある『愛がいない部屋』が自分は1番好きだった。咲おばあさんと主人公の娘が実は知り合いだったというラストから涙腺が弛みそうになった。助け合いって良い。
愛って何だろう。『愛』って言葉でいろいろくくったらいけないんだ。実際はもっといろいろな感情が渦巻いているんだから。ハッピーエンドもそうじゃないお話も、なにかすっきりしないのは人間の感情がとても複雑だからかな。
『スローグッドバイ』『1ポンドの悲しみ』につながる恋愛短編集という位置付けなんですね。しかし毛色がかなり違うのでそう意識せずに読み終わってしまいましたが、作者あとがきによればコンセプトが違ったわけですね。前二作も好きですが、これもこれで気に入りました。偶然にもその順番で読んできたからそういう感想に至っているのかもしれませんが。各話登場人物間の接点が徹底的に排除されているのにはどんな狙いがあるのだろう?自分の洞察力or観察力が弱いだけ?
色々な愛のお話短編集。ハッピーエンドばかりでないのがいいです。何を持ってハッピーエンドとするかは読み手次第だと思うのですが、おそらく十中八九の人が口を揃えてそうだとは言わないでしょう。少しさみしい感じのする でも暗いお話ではないです。むしろしんみり、じんわりかな。タイトルの『愛がいない部屋』は わたしはハッピーエンドとしますが、皆さんはどうでしょうか?
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