悩む力 (集英社新書 444C)
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悩む力の感想・レビュー(1285)
何のために働くのか、の章は面白かった。宝くじがあたれば仕事を辞めたい、とはよく聞くセリフ。「お金があれば、人は本当に働かないか」というのは言いえて妙。働く理由は、家族でなく社会的な他者から与えられるアテンション(ねぎらいのまなざしを向ける)、その仕事がやりがいがあるとか、夢の実現のためとかは次の段階。そう思えば、出勤前にため息つく回数も少しは減るか?
この本を読んでよかった。人は「働く」ことに限らず、社会の中で、自分の存在を認められたい。人から見捨てられたり、誰からも顧みられないことが一番辛い。他者を承認することは、自分を曲げることではなく、自分が相手を承認することで、自分も相手に承認される。中途半端にせず、まじめに悩みぬく。そこに自分なりの何らかの解答があると信じている。
さらっと読み流し。姜さんが自分のために書いたまとめを読ませてもらってるような感覚。漱石の作品知識ががっつり入ってればもう少し楽しめたかも?ぜんぜん啓発系ではないのね。
漱石を中心に引用し、現代を生きるためには、悩み、そして他社から承認され、相互承認することが必要だ、と説いた本。悩むのは悪くない、というキーワード。
寄る辺なしの現代を濃くいきぬく為に、まじめに悩む力が必要とされている。氾濫する情報に広く浅く身を任せるのでなく、きちんと身の丈にそってものごとを知悉することが大事なのだ。この本を読んで、ウェーバーや夏目漱石、そしてニーチェを読まなければならない、と思った。
良識的な意見であると思う。ただ、まじめな考えだからこそでなのだろう、独創性はあまり感じられなかった。漱石の人生と作品を例に、生に付随する悩みを解釈する試みは面白かった。『こころ』は単純なわりに冗長に思えていたのだけど、著者の解釈のおかげで見方が変わった。私も『三四郎』は現代的だと思う。個人的には村上春樹の作品に近いものを感じる。マックス・ウェーバーについてあまり割かれていないのが惜しい。
ウェーバーはぜんぜん知らないし、漱石もきちんと読み返したいな、と思った。若人向けの本かと思えば最後少し違った感じ。働くことについてがよかった。気になった用語は「ブリコラージュ」
二人に共通点があるにはあるが、生まれた時代を重ねなければ、マックス・ウェーバーに合わせられる作者は数十冊出していれば一杯いそうな気がするけど。そうゆう意味ではこじ付けな部分もあるが、プラス姜さんの見方で、ためになる部分もある。悩みを中心とした考察の本ではあるが、人生哲学の本のと言った方がシックリくるかも。結論を一言で言えば「人生は承認」ってことなのかな。
■悩む力■偉人、夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱。♪みーんな悩んで大きくなった♪●変化を求めながら、変化しないものをも求める●自分の城を築こうとする者は必ず破綻する●信じる者は救われる●社会の中で生きていいという実感を持つためには、やはり働くしかない●人の心は刻々とうつろう●人間的な悩みを、人間的に悩むことが、生きていることの証▶明るく悩もうヽ(^。^)丿
夏目漱石とウェーバーから、カネ・宗教・恋愛などの魔術から逃れた「悩む力」を引き出す。生きる意味を喪失した近代・現代人が、漱石流に「まじめに」悩み抜くことなくスピリチュアルなものや新興宗教など魔術をヨスガとするのは頂けない。しかし、それらが「まじめ」な悩みを経て信じられたものであれば問題はない。姜さんがいずれ製作指揮をとるミュージカル映画に大いに期待している。私もいつ声が掛かってもいいように歌と踊りの練習をしておこう。
小説家である夏目漱石と社会学者であるマックスウェーバーを比較・対比しながらの展開は新鮮だった。テレビなどで見る作者は「硬い」「真面目」という印象だった。しかし、最終章では映画の構想やハーレーの話が出てきて、以外だったが親近感が湧いた。夏目漱石を読んでみようと思った。
毒にも薬にもならない感じ。悩むのは悪いことではない、大いに真面目に悩めという主張。きっと、読み手によって感想やこの本に対する解釈は大きく割れるのだろうな。。。こうしろ、ああしろと言うのではない、受け手の自由度が高い本。
華やかなりしイメージだった21世紀、しかしその実態は、明日の見えない索漠としたものである。本書は100年前の世紀末から新世紀を生き、現在の私たちの状況を炭鉱のカナリアよろしく予見していた、夏目漱石とマックス=ウェーバーの思想を手がかりに、今を生きるヒントを提示するものである。 2人とも、文明の発達、社会の合理化によって、流動し孤立する「個」の姿について、精神疾患に罹るほど悩み抜いた人物である。彼らの懊悩が驚くほど現在の私たちのそれと共通しているのは、さすがの慧眼というべきか。
自我・知性のナイーブな問題について、漱石やウェーバーの名著を引き合いに出しながら、ひたむきにかつ達観気味に語る。共鳴せざるをえないのは、自分がまだ青いからか。大いに結構。
社会人になりたてで、仕事をしていて、色々不安に感じ悩むことがあります。でも、偉人があれだけ悩んでいたんだと思うと、気が楽になる一冊です。本書を読み、「人が働く」ことの意義を考え、確かにその通りだなと思いました。底にあるものは「社会の中で、自分の存在を認められる」。私も働いてる際、そんな気持ちがあります。
少し違った方向の自己啓発という感じで、著者らしくて面白いです。漱石とウェーバーをヒントに近代への洞察を得て、金や愛など悩みの源泉に穏やかな語り口で迫り、真面目に悩むこと、悩みを経て他者と相互承認することの意味を説く。通常の自己啓発と真逆なのは、社会への眼差しを失っていないことと暗い立派さ、苦悩する真面目さへの暖かい感覚があることですね。姜さんのキャラクターともぴったり合っていて、漱石とウェーバーへの入門的な本にもなっています
自由によって不安定化した僕たちには、相互に認識し合って生きていくしかない。そして相手を認識するには、自分を認めないといけない。つまり悩まなくちゃいけない。ということらしい。
ホームレスが仕事をもらい云々の箇所が印象に残る。そのエピソードから著者が出した考えは 働くということは「社会の中で、自分の存在を認められる」というもの。偉人達と絡めながら、様々なカテゴリに言及している。悩める個人が読むと、どこか必ず心にひっかかるのではないか。生き方本というよりはヒントの提示。そのヒントからより考え、より悩めと訴えてくるような気がしてならない。
いろんなところでおすすめされていたこの本。ウェーバーはタイトルしか知らんし、漱石もあんま読んでないわたしにはすっきりわからないところもあった。しかし、綺麗に理解できて「こんなふうに物事を見たらいいんやな」と思えるところがたくさん。特に、働くことの意味について述べられた箇所が面白かった!
漱石やウェーバー読みたくなった。前に山田五郎さんがWBSで「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」推薦してたし、ウェーバー読んだ方が良いと思いつつ、とりあえず漱石から読もう。
今苦しんでいる人が読んだら、少し安堵できるんじゃないかと思う、優しい本。漱石の副読本としても面白い。学生時代、漱石があまり好きではなかったんだけれど、それは他者に目を向ける余裕がない自己中だったからかなぁ、とやや反省。漱石、読み直します。
Amazonのレヴューにあまりにも酷いものが多いので、「どんなんだろ?」と思って読んでみたけど、漱石とウェーバーの著作を引用、解釈、解説しつつ文章を綴っていて、読みやすい平易な中に、姜さんの悩みの遍歴?が誠実に伝わってきて、好感を持った。特に、自分も漱石の『それから』が好きな作品なので、より読み易かったのではないかと思う。酷いレヴューを書いた人の中には、漱石をほとんど読んだコトがない人が多いんじゃないかしらん…(´・_・`)
CYDな魏武帝
自分は漱石もウェーバも読んでいなかったので、正直?なところがありました。ですが、それ以外のところは共感できたり、そういう考え方もあるのかなって思いました。ひどいレビューを書いてる人はあれですよ、あれ(自粛します(笑))ようは嫌いなんですよ。
ナイス!
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08/30 20:56
自分は漱石もウェーバも読んでいなかったので、正直?なところがありました。ですが、それ以外のところは共感できたり、そういう考え方もあるのかなって思いました。ひどいレビューを書いてる人はあれですよ、あれ(自粛します(笑))ようは嫌いなんですよ。
ナイス!
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08/30 20:56
neko_the_cat
コメント、ありがとうございました。僕は漱石の小説は殆ど読んだつもりですが、ウェーバーの本は一冊も読んだことがないです...ということで、これからウェーバーの著作を読んだり、人となりをもっと知るようになれば、姜さんが『悩む力』で伝えたかったことが更に分かるようになるかもしれませんね。時間が許せば僕も漱石の小説や講演集をもう一周してみたいものです。読書から得られるものは、自分の状態や環境、成長ごとに変わって行くと思うので、お互いそれを楽しめたらいいですね。
ナイス!
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08/30 22:12
コメント、ありがとうございました。僕は漱石の小説は殆ど読んだつもりですが、ウェーバーの本は一冊も読んだことがないです...ということで、これからウェーバーの著作を読んだり、人となりをもっと知るようになれば、姜さんが『悩む力』で伝えたかったことが更に分かるようになるかもしれませんね。時間が許せば僕も漱石の小説や講演集をもう一周してみたいものです。読書から得られるものは、自分の状態や環境、成長ごとに変わって行くと思うので、お互いそれを楽しめたらいいですね。
ナイス!
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08/30 22:12
在日の人なのに日本を愛していることがよくわかりました。非常に高度な内容なのに、わかりやすい言葉で現代を語ってくれてますね。いや、それにしても私自身の夏目漱石の読み方が浅いです。もっと読まなければ。
漱石とウェーバーの話が良く出てきて、馴染みの無い自分にはちょっと分からなかった。ただ6章からなんとなく筆者が言ってることを理解できた。
この本を手にとる人は生きるうえで何らかの悩みを抱えてる人だと思うけど、お金や仕事や愛や老いについて、どう考えればよいのかたくさんヒントをもらった気がします。生き方に確信が持てるまで悩めっていうのは酷だとは思うけど、この本読んで少し気持ちが軽くなりました。
(他の誰でもなく)自分らしく生きたい。けれど、現実の壁を目の前にすると、なかなかこの一歩が踏み出せない。こんな自分が嫌で認めたくなくて、本当の気持ちから目をそらしてしまう。「本当の自分?理想的な生き方だよね。でも現実はそんなに甘くないよ」という周りの声に流されて、心に蓋をする。そんな人に対して、著者は「答えは見つからないけれど、自分が行ける所まで行くしかないんだ。表面的に生きているだけでは、豊かなものは何も得られないよ」と応援のメッセージを贈ってくれています。
武蔵野大学の講演会が、超満員で、入り口付近で田って聞いてました。悩み続けるまじめさだけでなく、最後は、横着者(楽天的に)になれという作品、この作品で、救われた人、たくさんいると思います。読後感としては、すっきり、爽快感はないかな
漱石とウェーバーについて詳しく知ったりしてから読まないと話が入ってきにくい。 知性と知識については、情報が多い今と、そうではなかった昔とで大きな差があり、知識という言葉自体は不変だけど、その中身がかなり変わっていることを考えさせられた。
悩む力の
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感想・レビュー:339件















































