夜のみだらな鳥 (ラテンアメリカの文学 (11))

夜のみだらな鳥 (ラテンアメリカの文学 (11))
ドノソ,鼓 直
463ページ

読書したみんなとコメント・感想(4)

11/10:司書つかさ司書つかさ 文章は主人公の独白なんだけど、それがわかっていてさえ、「いつ」「どこ」で「誰」が「誰」と「誰」を話しているのか混乱してくる。“信用できない語り手”なんだろうけど、その視点も存在も意識も信用できず、妄想なのか現実なのか、作中作に過ぎないのか、時間も空間も無意味な屋敷と修道院を舞台にして、さらに独白さえも時間と空間を無視する。また変身譚でもあり、顔の交換、破壊によって、時間と空間を無視できる普遍的な語り手となる。そして、顔が覆われたとき物語も終了する。グロテスクな文章と内容で酔えただけでも、一読の価値あり。 ナイス! コメントする(0)
10/28:某
07/23:
05/17:rinakkorinakko どこまでも繰り返される悪夢、悪夢…の円環の中で、何度も味わわされる偽りの覚醒とめまい――。徐々に人格が崩壊し、仮面を取り替えるように姿さえも変えていく語り手ウンベルト・ペニャローサ。彼の使う一人称はときに別人の内にまで入り込み、その姿は…奇跡の赤ん坊や、そしてインブンチェ(生後半年の赤児をさらい、洞窟のなかで怪物に変えるという妖怪)にさえ変貌していく。 ナイス! コメントする(0)

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